2013年、年末のご挨拶。
気が付けば年の瀬が迫っております。今年も1年、たいへんお世話になりました。来る年も、工場直販オーダースーツSADAを、よろしくお願いいたします。
多くのことがあった1年でした。
オーダースーツSADAとしましては、今年が記念すべき90周年の節目の年でした。服飾雑貨卸から、羅紗問屋、縫製業、アパレル、そして小売業と、業態を柔軟に時代に合わせつつ、長きにわたり世に貢献し続けて来ることができました。この会社を必要として下さった多くの方々に感謝しつつ、創業した曾祖父・定三のこと、満州から生還した祖父・茂司のこと、中国進出に奮闘した父のことなどに、思いを馳せることの多い年となりました。
工場直販オーダースーツSADAは90周年を迎えることが出来ました!
店舗数も9月にオープンした渋谷ショールームで20店舗を超え、工場のある北京にも海外1号店を出店しました。おかげ様で、現在は工場キャパの30%程度は自社で埋められる様になりました。より充実した生地在庫をリスクするため、より効率の良い稼働をするためにも、工場キャパの半分程度を自社で埋められる様になれればと考えています。
スポーツチームとの関係も、今年より初めての野球チームである千葉ロッテマリーンズさんに公式オーダースーツをご提供し、多くのファンの方にもお仕立ていただきました。クライマックスシリーズにも進出していただき、日本一の夢を見させていただきました。またJリーグでは、初のJ1制覇経験のあるチームである名古屋グランパスさん、今年からJ2に昇格したV・ファーレン長崎さんに公式オーダースーツをご提供することになり、合計10チームを支援することになりました。V・ファーレン長崎さんがJ1昇格プレーオフに進出して下さり、J2昇格初年度のJ1昇格という偉業まであと一歩と迫って下さいました。柏レイソルさんはナビスコ杯を制して下さり、これで3年連続タイトルを奪取して下さっております。
必要とされ、公式オーダースーツをご提供するチームが増えるにつれ、その提供コストの総額が無視できない規模になって参りました。体型に特徴が強いため特にオーダースーツを必要とするプロスポーツ選手の方々に、オーダースーツをご提供するのはオーダースーツメーカーである弊社のミッションと信じつつも、多くのステークスホールダーへの貢献とのバランスに頭を悩ませ続けた1年でもありました。
昨年10月に社長に就任しましたが、今年に入ってから新体制の構築作業を開始しました。1年間様々なことを行って参りましたが、組織の若返りも進み、今後、十分に戦って行けるだけの体制が作れたのではないかと思っています。
個人的に一番印象に残っているのは、従業員のアイデアで自社オーダースーツをPRするために、世界遺産になった富士山にSADAのオーダースーツで登頂したことと、そのことが何と日刊工業新聞に取り上げられたことでしょうか^^
ビジネススーツで富士登山!オーダースーツSADA社長の挑戦!
新たな年を迎えるにあたって、「オーダースーツの着心地と楽しさで、日本のビジネスシーンを明るく元気にする」という弊社の理念実現を、改めて強く思います。来年も工場直販オーダースーツSADAを、よろしくお願いいたします。