他界した父を偲んで。
他界した父を偲んで。
私が生まれた時のお宮参りの写真が出て来ました。
向かって左から父、母、祖母、曾祖母、祖父。
祖父も父も婿養子の佐田家に生まれた、3代ぶりに直系の男子が私。
私が生まれた時、祖父と父は神田の会社から首都高を飛ばして、杉並の病院を目指したそうです。
そして、急ぎ過ぎてスピード違反で警察に捕まりました。
「うちに男の子が生まれたんです!」と2人で興奮気味に警官に話したところ、「それは、おめでとうございます!安全に急いで下さい!」と見逃してくれたと父は笑って話してくれました。
良い時代だったんですね。
そして、この話は、私の自尊心のベースになってくれたと思っています。
自分は、そんなに望まれて生まれて来たのかと。
この写真のうち、私以外は、皆、あちらに行ってしまいました。
私も、いつかそちらに行きますので、また、思い出話を聴かせて下さい。