メンズコーデにおすすめのジャケットとは?ビジネスからプライベートまで幅広く活躍するジャケットをご紹介します!のアイキャッチ画像
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メンズコーデにおすすめのジャケットとは?ビジネスからプライベートまで幅広く活躍するジャケットをご紹介します!

この記事ではジャケットの選び方や着こなしについて解説します。ジャケットはビジネスシーンからプライベートまで幅広く活躍するアイテムです。ビジネスシーンにおいてはスーツよりもカジュアルに、プライベートではきちんと感を演出してくれます。ファッションとして洗練されているだけでなく、季節の変わり目の寒暖差が激しい時期でも着用することにより温度調整をすることもできます。ジャケットを選ぶ際のサイズ感や合わせるべき小物などについて学ぶことにより、普段着ているジャケットも全く違う印象を演出することもでき着こなしの幅も広がります。

ジャケットは、ビジネスシーンからプライベートまで使う機会が多いもの。ただ、毎日のように着ているとパターンが決まってしまい、おもしろみに欠けてくることがありますよね。こうしたマンネリ感は、ほんの少しの工夫でスッキリ解消。あなたの印象をグッとオシャレに変えるジャケットの着こなしテクニックを紹介します。

ジャケットの役割

まずはじめに、シーンを問わずに活躍するジャケットの役割を今一度確認していきましょう。

1,温度調整

シャツやカットソー1枚では寒いような時期でも、ジャケットを1枚羽織ればしっかりと暖かさを確保することができます。また、少しずつ寒さが深まってくる時期や暖かさが増してくる時期などには、着脱で温度調整をすることが可能です。

2,1枚でビシッと決まる

ビジネスシーンにおけるオフィスカジュアルや、プライベートでのパーティー、お洒落なディナーなど、スーツではなくてもきちんとした装いが求められる場においてジャケットは着こなしをビシッとまとめてくれます。

特に襟付きのテーラードジャケットはスーツの上着のようなデザインで、これを羽織ることできちんと感を演出することができます。

春夏の暖かい時期には半袖の上に着用すれば、アウターとしての役割も果たします。

3,コーディネートの幅が広がる

ジャケットはさまざまなコーディネートと組み合わせやすい服であることから、着用するインナーやボトムスによって着こなしの幅を広げることができます。

襟付きシャツを合わせればかっちりした印象に、ウールやニットのカットソーを合わせればカジュアルな印象になります。

また、色の組み合わせや柄の組み合わせによって見た目も大きく変わってきます。

TPOや季節に合わせてピッタリのものを選びましょう。

ジャケットの選び方

続いては、ジャケットを選ぶ際に注目しておきたいポイントをご紹介していきましょう。

1,サイズ感

スーツ選びにおいてもサイズ感は非常に重要なポイントとして挙げられますが、ジャケットの場合も同様です。

大きすぎたり窮屈なものを選ぶのではなく、自分の体型に合ったジャストサイズのものが一番きれいに着こなすことができます。具体的にサイズを選ぶときのポイントを挙げていきましょう。

①肩幅

ジャケットは肩できると言われるくらい、サイズ感によって見栄えを左右するポイントとなります。

肩幅の適正サイズは、羽織ったときに指が1本入る程度となります。また、背中にしわが入っていないのがちょうどよい状態です。

大きいと、ダボついた野暮ったい印象になってしまいますし、小さいと窮屈で肩が張って着ていると疲れてしまいます。

②着丈

ヒップが隠れるか隠れないか程度がジャケットの着丈のちょうどよい長さです。

ヒップが完全に隠れてしまう長さは野暮ったさやジャケットに着られている感が出てしまいます。一方、短いとカジュアルな印象が強くなったり、子供っぽい着こなしとなってしまいます。

スーツの上着と比べるとジャケット単体で販売されているものは着丈がやや短めに作られています。

③身幅

ジャケットのボタンを留めた状態でこぶしが1つ入るくらいがちょうどよいサイズです。

近年は細身のデザインが流行していますが、かといってこぶし1個も入らないくらいピッタリサイズは体型に合っていないと言えます。身幅に限らず、適正サイズをあらかじめ理解したうえでサイズ感を選ぶことが重要になります。

④袖丈

腕を下ろしたときに手のくるぶしくらいに袖口が当たるくらいの長さがジャストです。

中に襟付きの長袖シャツを着用している場合には、ジャケットの袖口から1~2センチ程度出ているくらいがちょうどよいバランスとなります。

特にXSサイズなどの小さいサイズにこだわりたい方は小さいサイズ専門メンズブランドのRetroPics.さんがお勧めです

2,デザイン

女性の場合は、ノーカラージャケットなども良く着られていますが、メンズジャケットの定番と言えばテーラードジャケットです。

基本的なデザインはスーツの上着と同じであり、オンオフ問わずに使える万能アイテムとなっています。

合わせるインナーやボトムスや小物次第で自分らしいコーディネートを楽しむことができます。

テーラードジャケットは、襟の形が特徴であり、定番はノッチドラペルと呼ばれる中央に切り込みが入ったものです。

その他に、下襟の剣先が上に向かって尖っているピークドラペルというデザインは、もともとは、タキシードやモーニングなどのフォーマルウエアに使用されていたものでしたが、近年はカジュアルスーツにも採用されるようになりました。

お洒落で華やかな雰囲気を演出することができます。

ラペル以外には、ボタンの数や配置(シングル、ダブル)によっても見た目の印象が変わってきます。

シンプルでありながら、細部にこだわることで自分らしいコーディネートを楽しむことができるところが、テーラードジャケットの魅力だと言えるでしょう。

3,色

ジャケットを選ぶ際におすすめなのが、ネイビー、グレー、黒、ベージュです。

中でもダークカラーのものは、他のアイテムと合わせやすいためコーディネートを考えやすく、初心者の方でも安心して挑戦することができます。

明るい色味のジャケットを選ぶ場合に気を付けたいのが、TPOと季節感です。

ややカジュアルな印象になってしまうということと、明るい色味は選ぶものによっては秋冬には向かないものもあるために、注意が必要です。

お洒落に着こなしたいという方におすすめのボトムスの組み合わせは、暗い×明るいを意識することです。

たとえば、ジャケットがダークカラーであれば、明るい色味のスラックスを合わせることでメリハリのあるコーディネートとなります。

逆にライトカラーのジャケットを選ぶなら、スラックスに暗めの色味を合わせてみましょう。

4,柄

ジャケットのおすすめ柄は無地です。

コーディネートを考えやすく、またシーンを選ばずに着用することができる万能柄です。

まずは無地を揃えておけば間違いないといえます。

無地以外のジャケットに挑戦したいという場合におすすめなのがチェックやストライプ柄です。これらはスーツの定番柄であることから、イメージしやすいのではないでしょうか?

柄物を選ぶ場合には、ダークカラーに合わせることで使い勝手が良くなります。

柄に合わせるのに色の主張が強いものだと派手になりすぎる可能性があります。

また、柄自体も控えめなものを選ぶことで、その他のアイテムとの組み合わせが考えやすいため、これらのポイントを押さえながら柄物に挑戦してみましょう。

スーツをジャケットとして代用することは可能?

ここまでジャケットの特徴や選び方などについてご紹介してきましたが、スーツの上着をジャケットとして活用することは可能なのでしょうか?そもそも、スーツの上着とジャケットにはどのような違いがあるのでしょうか?

1,素材

スーツの場合、光沢やツヤ感があるのが特徴です。一方で、ジャケットはコットンやリネンなどカジュアルな印象の強い素材が多くなっています。また、ストレッチの効いた感動的にします!着心地の良いものが多いというのも特徴です。

スーツならではの質感は、上下セットアップで着用するからこそいきるのであって、ジャケットを単品で使用するとなると、他のアイテムになじまず浮いてしまうという可能性があります。

2,着丈

先にも少し取り上げましたが、スーツとジャケットを比較すると、着丈が長いのがスーツ、短いのがジャケットです。カジュアルに着こなすジャケットは着丈が短めのものが多いです。

3,肩パット

スーツの場合、肩パットが入っていて型崩れを防ぎ、綺麗な立体感のあるフォルムが特徴です。一方、ジャケットは肩パットなしのカジュアルなデザインとなっています。

肩パットの有無は、見た目の印象が大きく変わります。ビジネスシーンできちんとした着こなしをするうえでは重要な役割を担う肩パットですが、カジュアルシーンでは堅苦しい印象になってしまいます。

ジャケットをおしゃれに着こなすには

続いては、ジャケットをよりおしゃれに洗練された着こなしにするためにおすすめしたいテクニックをご紹介していきます。

カラーバーを使って立体的なVゾーンに

ビジネスシーンでジャケットを着るときは、Vゾーンに気を配ることも忘れてはいけません。簡単にオシャレな首元をつくるには、カラーバー(カラーピン、カラークリップ)が便利です。

カラーバーとは、左右のシャツの襟に取り付けてネクタイの結び目を持ち上げるもので、ネクタイの結び目を強調し、より立体的でメリハリのある印象になります。スーツ発祥の地といわれる英国では、ごく一般的なアイテムであるカラーバー。ここ数年の英国ブームで、手頃なものが増えてきました。シンプルなものからデザイン性の高いものまでさまざまにありますので、TPOやコーディネートに合わせてピッタリのものを選びましょう。

チーフの2枚挿しで胸元を華やかに

チーフは、ジャケットの胸元を彩る定番アイテムです。挿すことで、華やかさとおしゃれ度がぐっとアップします。

これを2枚一緒に使うというおしゃれ上級者テクニックがあります。

2枚使いは、さらに華やかな印象になりますよ。カラーコーディネートに自信がない場合は、同系色のチーフを使うのがおすすめです。シルクやコットン素材のものをクラッシュドスタイルやパフドクラッシュを組み合わせて挿せば、派手になりすぎないセンスのいいオシャレ感を出すことができます。

柄に関しては、無地×柄の組み合わせが柄をしっかりと引き立てることができておすすめです。

カフスボタンを胸元に?

胸元の演出には、ラペルホール(フラワーホール)を活用する方法もあります。一般的にはラペルピンを挿しますが、デザインやつくりによってはカフスリングを使うのもいいですよ。金属系やウッド系のものもいいですが、ラバー系素材のものも使いやすいでしょう。カフスリングを袖口に使う機会が少ない方は、胸元を飾るアイテムとして活用してみてはいかがですか?

袖口の折り返しでラフな印象をアピール

休日にジャケットを着こなしたい場合は、袖口を折り返すのがオススメ。ボタンを一つだけはずして一折りするだけで、カジュアルシーンにぴったりのラフな印象になります。シャツの袖口を一緒に折ってもいいですね。ジャケットの袖をボタンで開閉できる本切羽(ほんせっぱ)だけの小技なので、仕立てのよさとオシャレ感をアピールできます。

ボタンを変えるだけでジャケットの印象が変化

ボタンはジャケットの雰囲気を左右する大切なアイテムです。水牛やナット、メタル、貝といった素材だけでなく、大きさやデザインによってもジャケット全体の印象を変化させます。最近はボタン専門店が続々と誕生しているので、ジャケットに合ったボタンがきっと見つかりますよ。

以上、ビジネスシーンにもカジュアルシーンにも使える、万能アイテムであるジャケットについて特集してきましたがいかがだったでしょうか?

選ぶ色柄、またコーディネート次第で印象を大きく変化させることができるのがジャケットの魅力だといえます。

デザインや着こなし、価格もさまざまに取り揃っています。

シーンに合った工夫で、ぜひオシャレに着こなしてください!

ジャケットは着こなし方で、ビジネスからプライベートまで様々なシーンを格上げすることができる万能アイテムです。色や柄の選択、コーディネートの工夫によって、着こなしの幅は無限に広がります。今回紹介したジャケットの選び方や着こなしテクニックを取り入れることで、あなたのスタイルをさらに洗練させ、毎日のファッションを楽しむことができるでしょう。シーンを選ばずに使えるジャケットを、ぜひおしゃれに活用してください。

穂谷 優之