カジュアルなメンズファッションとは?ビジネススーツとジャケットの6つの違いや着こなしを徹底解説!
社会人が身につける定番のスーツ。最近ではビジネスカジュアルを許容している職場も増え、ジャケットを取り入れたコーディネートも人気です。また、クールビズの影響もありスーツの上着を着る機会が減り、スーツのスラックスだけが使えなくなった経験がある方も多いのではないでしょうか。そんな時に、カジュアルなシーンで重宝するジャケットを持っておくと、便利です。着こなし方を知っておけば、さまざまな場面で活躍してくれます。そもそもスーツと同じくらい人気なスタイルですが、スーツとジャケットとの違いを答えられますか?違いとしては、素材、着丈、パンツ、ポケット、肩パット、使用シーンの6つのポイントに分けられます。そこで今回は、ビジネススーツとジャケットの気になる6つの違いやおすすめの着こなし方を紹介します。ジャケットはただのピンチヒッターではありません。うまく使い分けることでよりスーツスタイルを楽しむことができるため、ぜひ参考にしてみてください。
- ジャケット
スーツとジャケットって同じもの?
スーツとジャケットの違いを把握する前に、それぞれスーツ、ジャケットと呼ばれるようになった経緯を理解しておくことが大切です。
もともとはスーツもジャケットも同じものだった
実は、スーツ上着とジャケットは元々同じものでした。スーツの上着はテーラードジャケットといわれることがあります。しかし、スーツとほとんど同じ形のジャケットは、より気軽に着られることを目指してカジュアル向きに進化を始めたのです。スーツとは異なる生地を使うようになり、さらに色や形もカジュアルに変化していきました。その結果、スーツの上着とは区別する必要が生じてきたのです。
カジュアルなジャケットとスーツの上着を区別するために呼び名が変わった
カジュアルなジャケットで、スーツとほとんど同じ形のものがテーラードジャケットと呼ばれるようになり定着しました。カジュアルなジャケットをテーラードジャケットと呼ぶようになると、スーツの上着をテーラードジャケットと呼ぶことは混乱の原因になります。実務上、区別する必要が生じました。そこで、スーツの上着はスーツと呼ばれるようになったというのが経緯です。ただし、アメリカやイギリスなどの英語圏の国ではスーツとジャケットを区別せずに、どちらもテーラードジャケットと呼んでいます。カジュアルジャケットについては、スポーツジャケットと呼んで区別する方法をとるようになりました。
基本のビジネススーツの特徴とは
スーツの一番の用途はビジネス。ビジネススーツとしての特徴を見ていきましょう。
ビジネススーツのスタイル
ビジネススーツのスタイルは以下の3つに分けられます。
- シングルスーツ
- ダブルスーツ
- スリーピーススーツ
シングルスーツはよく見る一般的なスーツスタイルです。ダブルスーツはボタンが縦2列に並んだ、よりフォーマルな印象のスーツスタイル。スリーピーススタイルは、「上着、ベスト、パンツ」の3つで構成されるスーツ。スーツが3種類に分かれているのに対して、ジャケットは基本的に「シングルスーツの上着」に近いデザインです。
ビジネススーツの色
ビジネススーツの色は基本的に以下の4色です。
- ネイビー
- ブラウン
- グレー
- ブラック
これ以外のものもありますが、ビジネスでは相手に不快な印象を与えないこれらの色が基本。柄についても、ストライプや派手でないチェックが一般的です。またブラックスーツの多くは、喪服のような地味なイメージにならないよう「シャドーストライプ」などの派手すぎない柄が施されています。これに対してジャケットはこの色・柄に枠にとらわれない、よりファッション性の高いデザインが特徴でしょう。
スーツとジャケットの違いは?
スーツとジャケットの違いを理解するうえでは、以下の6つのポイントに注目するとよいでしょう。
- 素材
- 着丈
- パンツ
- ポケット
- 肩パッド
- 使用シーン
スーツとジャケットの特徴を抑えましょう。
【スーツとジャケットの違い1】素材
1つ目の違いは、素材です。大雑把な見分け方としては、ツヤの有無を見る方法が効果的です。
スーツに使用される生地はツヤのある「ウーステッド」
スーツの主な産地としてあげられるのが、イギリスとイタリアです。次いで日本も代表的な産地といわれています。イギリス産の生地の特徴は、英国羊毛を使っているためハリコシがしっかりとあり、耐久性があります。また、色合いが落ち着いていることから世界から人気が高い生地です。イタリア産の生地の特徴は、しっかりとした光沢と生地にしなやかさがあります。イギリス産とは異なり、色合いが鮮やかで主張が強い傾向にあります。最後に日本産の生地の特徴は、イギリス産の生地に似たハリコシや耐久性がありながら、他の生地に比べて、リーズナブルな価格で手にすることができる点です。ちなみに日本の代表的な産地は尾州です。スーツに使用される生地はウーステッドと呼ばれています。スーツ以外に使用されることがほとんどないということが特徴です。ビジネススーツは素材が薄いことが多く、表面がツヤツヤしています。もちろん、ビジネススーツの中にはツヤがほとんどないものもありますし、ジャケットにもツヤがあるものもあります。しかし、ほとんどの場合は、このツヤの違いを見分けるだけでスーツかジャケットかを判断できるでしょう。
ジャケットに使用される生地はツヤのない「綿」「麻」「ツイード」など
ジャケットはカジュアルな素材を使う傾向があることです。カジュアルのテーラードジャケットの代表的な素材としては綿や麻、ツイードやフランネルなどがあげられます。いずれも起毛素材ですので、ツヤツヤして見えることはありません。また、スーツで使用されることが多いウールでも、シルクや麻との混紡タイプであればカジュアルジャケットとして使われています。
素材だけでの判断は難しい!
スーツとジャケットを見分ける方法として、素材に注目する方法は有効です。しかし、万能ではないことも知っておきましょう。例えば、ウール100%の素材で作られているものは絶対にスーツというわけではなく、テーラージャケットとして使えるものも存在します。最終的に判断は柄や雰囲気を含めて判断することがポイントです。
スーツ 素材】超カンタン生地選び!スーツ生地をシーズン別で素材解説
スーツを作りたいと考えているのであれば、生地や素材にこだわってみましょう。選ぶ生地によって、季節に適しているモノや、より着心地良く着こなすことが可能になります。スーツスタイルをより楽しむために、ポイントを紹介します。
【スーツとジャケットの違い2】着丈
スーツとジャケットの違いに関するポイントの2つ目は、着丈の長さです。着丈は、襟から裾までの長さを表します。スーツとジャケットは形が非常に似通っていますが、着丈に関しては微妙な違いが存在します。
ジャケットは丈が短め
ジャケットの場合は、着てみると「丈が短めだな」と感じる状態になります。お尻が全部隠れない程度の着丈であることが特徴です。着丈が短くなってお尻が半分出るぐらいになると、軽快な雰囲気を出しやすくなります。軽快な雰囲気はすなわちカジュアルな印象に直結しますね。
スーツはジャケットより長い
一方、スーツの着丈はジャケットよりも長めに作られています。スーツの場合は、上着を着た状態であればお尻まで隠れることが特徴です。スーツはビジネスシーンで着用されることがほとんどですので、お尻まで隠れることでフォーマルな雰囲気を演出できます。
ジャケットはスーツより2~3cm短い
同じサイズの上着の場合、具体的には、ジャケットの方がスーツよりも着丈を2~3センチメートル短くデザインするのが一般的だといわれています。ジャケットがあえて着丈を短くデザインしている理由は、与える印象を変えるためです。スーツがビジネスシーンで多用されるのとは対照的に、ジャケットはカジュアルなシーンで使用されることが多いため、軽やかなイメージになるように着丈を短くしているのです。スーツかジャケットか判断がつかないときは、羽織って着丈を確認してみると簡単に見分けられます。
【スーツとジャケットの違い3】パンツ
スーツ・ジャケットの違いの3つ目は、パンツがセットかどうかです。
上下セット販売されているのがスーツ
スーツは、上下がセットで販売されているのが一般的です。パンツが2本付く、上着だけ購入できる場合があるなど、変則的な販売方法もありますが、基本的には上下セットになっているものをスーツといいます。
ジャケットは上着のみで売られている
一方、ジャケットは上着のみで販売されています。こちらも、ジャケットとパンツをセットで販売するなどの例外は見られますが、基本的にはジャケットは上着だけで販売しているのが一般的です。
「セットアップ」はスーツとジャケットの中間
また、セットアップと呼ばれるものもありますので注意が必要です。セットアップは「上下揃いの服」という意味があります。そのため、ジャケットであっても、同じ素材を使ったパンツをセットで販売するセットアップもありえます。こういったものは、スーツとジャケットの中間に相当するものだといえるでしょう。
セットアップの上着はジャケットとほぼ同義!
セットアップで販売されているものの多くは、ラフでカジュアルな雰囲気の服です。そのため、セットアップの上着はジャケットとして利用できます。最終的には、すでにご紹介した素材の違いや着丈の長短も含めて判断することになりますが、上着だけの単体で販売されているものはジャケット、上下セットで販売されているものはスーツと理解しておけば、ほとんどの場合、問題ありません。
【スーツとジャケットの違い4】ポケット
スーツとジャケットの違いの4つ目は、ポケットです。スーツの上着やジャケットには、胸の部分や両サイドの部分にポケットがついているのが一般的です。ポケットがあること自体は同じですが、そのポケットの状態などに違いがあります。
胸ポケットの作り方が違う
一つ目の違いは胸ポケットの作り方です。スーツは表面の生地に切れ込みを入れてポケットがついているのに対して、ジャケットはポケットが外側から縫い付けられています。ジャケットの胸ポケットは破損しやすいので実用性はほとんどありません。ジャケットの場合のポケットは、デザインの一部として機能している点が特徴ですね。
両サイドのポケットの上蓋有無が違う
もう1つの違いは、ポケットの上蓋があるかどうかです。スーツの場合、両サイドのポケットには上蓋が付いているのが一般的です。上蓋があることで、「ポケットに雨やホコリを入れない」というマナーを守れます。一方、ジャケットの両サイドにあるポケットには、上蓋がないものが多いです。上蓋がないほうがよりカジュアルな印象になるため、ジャケットには上蓋が施されていないケースが多いといわれています。
ジャケットのポケットはデザインのためについている!
ポケットの違いに注意することでも、ジャケットとスーツの上着は区別できるということを知っておくとよいでしょう。ジャケットのポケットは、デザインだけのためについており、使えないようになっているものも珍しくありません。とはいえ、スーツの両サイドのポケットは何も入れないのが通例です。これは、ポケットの中の重みでスーツが型崩れをしないようにするため。使えるようにこそなっていても、現在ではスーツのポケットはほぼ「飾り」の意味を持ちます。スーツのポケットも、実用性ではなくデザインで選んでいきたいですね。
スーツのポケットはどう使うのが正解?種類や必要性、マナーについて解説!
スーツにはさまざまなポケットがあり、財布などの必需品を入れている方も多いでしょう。しかし、スーツのポケットは物を入れることを考慮したものではありません。この記事ではポケットの使いこなしやマナーについて解説します。
【スーツとジャケットの違い5】肩パット
スーツとジャケットの違いを見分ける5つ目のポイントは、肩パットです。肩パットとは、上着を着た状態で両肩が盛り上がるように見せるために肩の部分に入れられているパットのことです。
パットが入ると立体的で見た目が大きく変わる
肩パットが入ることにより、胸を張った印象を作り出し、美しい立体的なシルエットを実現する効果が期待できます。パットが入っていない上着とは、見た目に大きな違いが生じますね。スーツとジャケットは、それぞれの目的に合わせて肩パットの有無を変えています。
スーツは肩パットが入って立体的に
仕立て屋が作るテーラードスーツには、伝統的に肩パットが使用されていました。肩パットを入れることで立体的なフォルムに仕上げることが一般的だったからです。そのため、その名残があるスーツには肩パットが入っています。
ジャケットは肩パットがなくカジュアルに
一方、ジャケットは、肩パットが入っていないものが主流です。肩パットを入れないことによって堅苦しさがとれ、気楽に着られるようになることと、シルエットもカジュアルな雰囲気になることが理由だといわれています。
ただし、それぞれ例外もある
肩パットをあえて入れないスーツや肩パットを入れてあるジャケットもあります。肩パットが入っていないスーツの名称は、「アンコンストラクテッドスーツ」です。「肩パットで立体的な構造を作らない」という意味があります。このタイプのスーツの上着は、ある程度カジュアルな場所でも着ることができるでしょう。
【スーツとジャケットの違い6】使用シーン
スーツとジャケットを区別する違いの6つ目は、使用シーンの違いです。スーツとジャケットでは、どんなときに着用するかに大きな違いがあります。
スーツは公式な場所で着るフォーマルな服装!
一般的には、スーツは公式な場所で着ることが多い服装です。ビジネスではスーツ着用が基本になります。スタートアップ企業などの場合、スーツは堅苦しいということでスーツを着用しないことも多いですが、伝統的にビジネスの場ではスーツを着ることがマナーだという傾向があります。また、冠婚葬祭や公式行事などではスーツを着るのが一般的です。かっちりした印象のスーツを着用しておけば、相手に失礼にならないということで、冠婚葬祭や公式行事ではスーツが着用されています。ただし、ドレスコードで正装が指定された場合は、ブラックスーツではなくモーニングや燕尾服を着るようにしましょう。
ジャケットは基本的にプライベートで着用する
ジャケットの使用シーンの中心は、プライベートになります。普段着として利用することが多いです。カジュアルな雰囲気が出せるだけでなく、着心地も楽だというメリットがあります。また、カジュアルなパーティーでもジャケットを着用することがあります。仲間内の気楽なパーティーなどでは、ジャケットを1着持っていれば重宝するでしょう。大人の男性であれば、使用シーンでしっかりスーツとジャケットを使い分けたいものです。
ジャケットはファッション性が高い!
ジャケットは非常にファッション性が高く、根本的にスーツとは違うものです。スーツの目的は、ビジネスなどの雰囲気に合ったかっちりした見た目を演出すること。ジャケットの一番の目的は、あくまで「オシャレ」です。スーツの上着はワイシャツ、スーツのパンツ、ネクタイ、ベルト、革靴と合わせるのが基本ですが、ジャケットはそうではありません。スーツの型にはまらない、全く別次元のファッションを可能とします。これを前提に考えれば、ジャケットをどこで着ればいいかイメージできますね。
スーツの上をジャケットとして使うのはあり?
ジャケットは持っていないが、スーツは持っているという場合、スーツの上着をジャケットとして使用してもよいのではないかと考えている人もいるでしょう。ジャケットの用意がなく、カジュアルなパーティーの招待を受けた場合は、とりあえずスーツの上着で間に合わせようという気持ちになるのは無理もありません。
スーツのデザインによっては上着をジャケットの代わりにできる
普段スーツを着用していると、スラックスが汚れてしまったり、傷んでしまい、先にスラックスだけがダメになってしまった経験がある方は多いです。残ってしまったスーツの上着をジャケットとして使用できるかどうかは、そのスーツのデザインによります。スーツにもさまざまなタイプがあります。カジュアル向きのデザインスーツであるモードスーツであれば、上着をジャケットの代わりにするということも可能でしょう。カジュアルの雰囲気を保つことができれば流用可能です。
一般的なデザインのスーツの上着をジャケットにするのは避けた方がいい
一方で、一般的なデザインのスーツは、堅苦しい印象になってしまい、不自然なスーツスタイルになってしまいます。そのため、カジュアルな雰囲気の場にはそぐわない可能性が高いです。基本的には、スーツの上着をジャケットとして使用するのはおすすめできません。避けたほうがよいでしょう。カジュアルな場で上着を着る機会が多い人は、スーツの上着を使いまわすのではなく、カジュアルな色味や柄のジャケットを合わせることで自然と馴染むスーツスタイルに仕上げることができます。
ジャケットスタイルの選び方
幅広いシーンで着用したい場合には、清潔感が重要です。
自分の体形にフィットしたスーツを選び、自信を演出することができれば、相手にいい印象を与えることが期待できます。ここでは、万能に使えるジャケットの選び方について解説します。
ジャケットの選び方①色
ビジネスシーンでも着用を想定している場合には、定番カラーであるネイビーやグレーを選ぶのがおすすめです。
ネイビーは着用するだけで、上品かつ知的で何よりも清潔感がある印象を与えることができます。大事な取引先との約束がある場合には、誠実さを演出できるため、好まれるカラーの一つです。高級なスーツやジャケットを準備する必要はありませんが、いかにも安っぽい服装をしているとマイナスな印象を与えてしまいます。まずは、ジャケットのカラーに気を配ってみましょう。
グレーは、スタイリッシュで落ち着いた印象を与えることができます。この人にならお願いしたいと信頼できる営業マンを演出できるので、ここぞという時には持っておきたいジャケットカラーのひとつといえます。また営業マンは、無地よりも控えめなストライプ柄がスマートで好印象を与えられるので、柄もチェックしてみてください。
ジャケットの選び方②サイズ
営業先で好印象を与えるためには、自分の体型にあったスーツを着こなすことが大切です。まずジャケットのサイズに関しては、大き過ぎてぶかぶかなサイズにならないように注意してください。だらしなく、ルーズな印象を与えてしまいます。
反対に小さすぎると、窮屈で動きづらいなど、機能面としてもスーツの良さを発揮することができません。自分に合ったサイズを見つけるためにも、必ず試着して大きさが合っているのか確認するようにしましょう。
基本的には、ジャケットを羽織ったときにワイシャツの後ろ襟の部分が1〜1.5cmほど見えるくらいが理想とされています。
また袖丈に関しても、腕を下に伸ばした際にワイシャツの袖が約1.5cm覗く程度の長さがよく、着丈はお尻がギリギリ隠れるくらいの長さが目安です。
パンツについては、ウエストに指が一本分入るくらいのゆとりを持たせるようにし、裾はかかとから1〜2cmの長さが良いとされています。
ぜひ参考にしてみてください。
ジャケットの着こなし方って?
ジャケットは、カジュアルなシーンで重宝する上着ですので、着こなし方を知っておけば、さまざまな場面で活躍してくれます。ジャケットの着こなしのポイントは、コーディネートです。おしゃれに着こなすための主なコーディネートを5つご紹介します。
ジャケットコーデ1:中にニットシャツを着る
1つ目は、中にニットシャツを着るジャケットコーディネートです。例えば、ダークカラーのジャケットに同系色のニットを組み合わせると、カジュアルな雰囲気に加えて少しフォーマル寄りの雰囲気を出すことができます。また、インナーとしてきれいめなサマーニットを組み合わせれば、大人っぽい雰囲気でシックに仕上げることができるので、おすすめです。
ジャケットコーデ2:インナーをTシャツにする
2つ目は、インナーをTシャツにするコーディネートです。きれいな雰囲気のジャケットに白のTシャツを合わせると、ジャケットが引き立ち、スマートなコーディネートが完成します。雰囲気を変えて、ボーダーのTシャツを合わせるとカジュアルさが増し、アクセントが生まれます。特に暑い時期の組み合わせとしてTシャツは重宝するので、綺麗めかつシンプルにまとめたい方には、おすすめです。
ジャケットコーデ3:スラックスと合わせる
3つ目は、スラックスと合わせるコーディネートです。スラックスはフォーマルやビジネスのシーンでしか使えないというわけではありません。ジャケットとスラックスを合わせると、立派な私服になります。「ビジネスカジュアル」のオフィスで使うのも良いでしょう。
ジャケットコーデ4:チノパンと合わせる
4つ目は、チノパンとジャケットを合わせたコーディネートです。ベージュやマスタード色のチノパンに、ダークグレーや濃いネイビーなど、落ち着きのある暗めのジャケットを合わせることで、カジュアルな中にも紳士的な雰囲気を演出できます。チノパンは気楽ではきやすく、比較的動きやすい作りになっているので普段着としても適しています。普段のファッションスタイルとしてチノパンを履いている人は、ジャケットを合わせるだけで締まります。こちらも、ビジネスカジュアルに流用できるコーデといえます。
ジャケットコーデ5:デニムパンツと合わせる
5つ目は、デニムパンツと合わせるコーディネートです。ジャケットならではのしっかりした印象とデニムのカジュアルな感じがよくマッチします。ただし、デニム自体は非常にカジュアルなイメージを抱かれるため、会社によってはデニムパンツの着用が禁止されている可能性もあります。着用シーンには注意し、就業規則を事前に確認したうえで、試すようにしましょう。他の着こなしについては「少しの工夫があなたの印象を変える!ビジネス&カジュアルのジャケット着こなし術」の記事でも紹介しています。ぜひ参考にしてみてくださいね!
商談の時に合わせるアイテム
ジャケットばかりに目がいきがちですが、実は合わせるアイテムによって相手に与える印象が大きく変わります。ワイシャツとネクタイをピックアップして気を付けたいポイントやおすすめのアイテムをチェックしましょう。
ジャケットとワイシャツ
ワイシャツは、スーツやジャケットスタイルの中でも上半身部分に位置しているため、特に気を遣って適切なアイテムを選べるようになっておく必要があります。
ジャケットを脱ぐシチュエーションがなさそうだから、なんでもいいやと言う考え方はしないでください。大事な取引先との商談時だからこそ、抜け目なく完璧なスーツスタイルで臨みましょう。
まず、清潔なワイシャツを着用してください。
シミやヨゴレはもちろんのこと、シワのない清潔なワイシャツを選ぶようにしましょう。
綺麗なワイシャツを着こなすことで、相手への信頼感を高めることができます。
そして、派手なワイシャツは避けて、できる限りシンプルなワイシャツを選びましょう。
商談の場でおしゃれさをアピールする必要はありません。どちらかというと控えめで上品な印象の方が好まれるため、シンプルなワイシャツを1着は持っておきましょう。
ジャケットとネクタイ
ビジネスシーンでのネクタイでおすすめしたいのが、ブルー系です。情熱を感じさせたい場合には赤、誠実さや爽やかさを演出したい場合には青など、その日の取引相手との相性などを加味して、使い分けられるといいでしょう。
ネクタイの色だけでなく、選ぶ柄によってもイメージが異なります。例えば、ストライプ柄は、柄の中でも定番で爽やかさや知的、勤勉でクールな印象を与えることができます。ネクタイの柄としても不動の人気で、敷居の高い冠婚葬祭からカジュアルなシーンまで幅広く活躍してくれます。ストライプ柄といっても種類があり、ラインの太さや濃さによって印象が大きく変わるのが特徴です。控えめなストライプとしては、シャドーストライプやピンストライプがおすすめです。シャドーストライプとは、目で見ると無地に見えてしまうような主張し過ぎない控えめなデザインです。ピンストライプは、細かく小さい点が連続してストライプになっているのが特徴です。どちらもシンプルで派手過ぎないため、誠実でスマートな印象を与えたい場合には、検討してみてはいかがでしょうか。
スーツは上着無しでも大丈夫?クールビズにおすすめのスタイルや上着の持ち運び方をご紹介します!
スーツの上着は、移動や時期によって必要ないと感じます。しかし、上着を着ることは基本的なマナーです。今回は、スーツの上着なしでも仕事はできるのかについて解説します。
レディースはメンズと異なる!
レディースの場合は、スーツとジャケットの考え方が少し異なります。その点についても解説していきましょう。
レディースはスーツとジャケットの境界があいまい
レディースの場合、普段着にもスーツの上着や、ボウタイブラウスなどのフォーマルなアイテムが取り入れられています。こうした女性のニーズに合わせいろいろなシーンで兼用できるスーツや、上下それぞれ単品で使えるスーツの商品が多くリリースされているのです。そのため、レディースにはスーツとジャケットを細かく区別する要素がなくなってきています。上着だけで販売されていてもスーツ、セットアップで販売されているものもスーツと呼ぶことがあるでしょう。そもそも、レディースの場合は上着を総称してジャケットと呼ぶ傾向があります。「ジャケット」と一概に言われても、いろいろな種類のものを指すことは把握しておきたいですね!
レディースで普段着としてジャケットを着回すなら?
レディースで普段着としてジャケットを着回すなら、よりカジュアルに見える「ワンボタン」や「ノーカラー」のデザインのものがおすすめです。それぞれの特徴について簡単に触れていきます。
「ワンボタン」のジャケットとは?
ワンボタンのジャケットとは、その名の通りフロントのボタンがひとつだけのジャケットです。ボタンがひとつしかないことで、腰のラインが強調され、くびれのあるオシャレなスタイルにまとまります。カジュアル感が強いので、普段着として着回すのに適しているでしょう。
「ノーカラー」のジャケットとは?
レディースの場合、襟のないデザインのジャケットが多く流通しています。これが「ノーカラー」です。ノーカラーのジャケットは、首元が非常にスッキリし軽快なイメージに。軽快なイメージはカジュアルな印象に直結しますね。さらに細分化すると首のラインの形状により、丸い「ノーカラークルージャケット」とV字型の「Vカラージャケット」に分けられます。丸いほどやわらかで優しい雰囲気、V字に近いほど落ち着いた上品な雰囲気に近づくでしょう。普段着としては、こうしたノーカラージャケットがカジュアルでおすすめです!
流行の「カセット服」を活用しよう!
レディースの場合、「カセット服」と呼ばれる「同色かつ同素材で作られた服」が非常に多く販売しています。カセット服を組み合わせることで、入学式・卒業式のスタイルに対応したり、普段着として着こなしたり、ビジネスで着用したり…など、あらゆるシーンに対応できます。上下だけ合わせてセットアップとしての着用もOK。カセット服を販売するサービスを活用して、ファッショナブルに使いこなしつつ、コストも下げていきたいですね!
スーツとジャケットは似て非なるもの!
スーツとジャケットの形状はとても似ています。しかし、細かい部分を見ていくと肩パットやポケット、素材などに違いがあるため、混同しないように注意しましょう。また、使用シーンにも大きな違いがあります。スーツを着るべきシーンでジャケットを着てしまうと浮いてしまうことになりかねません。また、カジュアルな場所でスーツを着ていると周りの雰囲気とマッチせず、居心地が悪い時間を過ごすことになってしまうでしょう。スーツとジャケットは似て非なるものですので、しっかり使い分けることがポイントです。
高級スーツが選ばれる理由とは?メリット、デメリットを解説して魅力に迫ります!!
高級スーツはその名の通り値段が高いスーツです。近年は非常にリーズナブルな既製品のスーツも多く販売されている中でもなお、人気が衰えない高級スーツの魅力に迫っていきます。
いかがでしたでしょうか。今回は気になるスーツとジャケットの違いについて、6つのポイントと社会人として恥をかかないために、スーツとジャケットのメリットやスーツの上をジャケットとして使うのはありなのかなど、気になる着用の仕方などを紹介してきました。スーツとジャケットの違う点はさまざまですが、ポイントは「デザイン」や「着用シーン」です。ほとんどの人が想像するスーツの上着を「テーラードジャケット」と呼び、フォーマルなシーンで大活躍してくれます。そして、カジュアルな上着を「ジャケット」と呼び、ビジネスとプライベート問わず、コーディネートの幅が広い特徴があります。この二つの違いを覚えておくと使い分けが可能です。スーツやジャケットを着用する際は、シーンに適したコーディネートを意識すると、おしゃれ上級者として他と差をつけられます。誠実で知的なコーディネートを目指したい方は、オーダースーツも検討してみてはいかがでしょうか。オーダースーツSADAでは、専門のスタッフがしっかりサポートするため、フルオーダーの楽しさ、快適さ、フィット感はもちろんのこと、着回しの相談や着こなしに関しての些細なお悩みにも親身にお答え致します。オーダースーツSADAでその魅力を体験してみてはいかがでしょう。