メンズパーティースーツの選び方や着方を紹介!迷ったときはぜひ参考にのアイキャッチ画像
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メンズパーティースーツの選び方や着方を紹介!迷ったときはぜひ参考に

パーティーに着て行く服、何を選んだらいいか分からない…」「そもそもドレスコードってなに?」とお悩みでしょうか?結婚式などの2次会に呼ばれたり、オシャレなレストランでの会食に初めて呼ばれた際、どんな服装をしていけば良いのか見当がつきませんよね。とはいえ社会人や大人の男性として、マナーを守らない着こなしで悪い印象を与えるのは避けたいところ。
ではパーティーに合わせた服装はどのようにして選ぶとよいのでしょうか?
一般的に、パーティーに参加する際やレストランで食事をする場合は「ドレスコード」が設けられています。事前にドレスコードを確認し、会場の雰囲気を損なわないよう、ドレスコードに沿った服装をするのが重要です。ドレスコードには正装を求める内容が書かれていたり、あるいはカジュアルな服装で来るように書かれていたりします。場合によってはジーンズなどの正装とは言い難いスタイルで参加するように求められることも。ただしドレスコードに合わせる際、「フォーマル」や「セミフォーマル」「インフォーマル」の格式の違いを押さえておかないと、場の雰囲気にそぐわないスタイルになってしまうことも。
今回はそれらの格式の違いを含めた、パーティースーツの選び方を解説します。

結婚式の2次会や交流会などのパーティーに参加する場合、どんな服装で参加すればよいか悩む人は多いでしょう。

パーティーに合わせて適切にスーツを選ぶ方法を理解して、マナーを守り、大人の男性としてしっかり着こなすことが大切です。
そこで、ドレスコードに沿った男性のパーティースーツの選び方や着こなしのポイントなどについて解説します。

ドレスコードって一体何?

パーティーに参加する場合やレストランで食事をする場合などには、ドレスコードを必ず確認する必要があります。パーティーによっては、ドレスコードが設けられており、そのコードに沿った服装で参加することがマナーです。また、結婚式の披露宴や豪華客船によるクルーズなどでもドレスコード指定は珍しくありません。

ドレスコードとは、「参加する服装に関するルール」のことだと理解すればよいでしょう。

ドレスコードが設けられる目的は、会場の雰囲気を損なわないようにするためだといわれています。事前に情報共有を行って服装の傾向を合わせることで、参加者がお互い気持ちよくパーティーを楽しめるようにするための知恵ともいえます。

ルールの内容は、パーティーなどのタイプによってさまざまです。場所や時間帯に応じたルールが指定されます。ドレスコードは、どんな雰囲気のパーティーか想像がつかない、どんな服装の人が多いのかわからないという参加予定者にとって、貴重な情報源です。
ドレスコードに従って服装を選べば、パーティー会場でほかの人と違う服装をしていることで浮くという状況を回避できます。

また、ドレスコードというと、堅苦しい正装の着用を求められるものだと思っている人もいるかもしれません。ドレスコードというと、パーティーの案内状に正装と書かれている印象が強いからでしょう。

しかし、それは誤解です。

ドレスコードで指定される服装は必ずしも正装だけでなく、スマートなカジュアルが指定されることもあります。広い意味では、レストランの短パン・ノーネクタイ禁止というのもドレスコードにあたります。

格式高いドレスコードは大きく3つに分類されます。「普段出席するパーティでは、比較的カジュアルな装いが多い」という方も、参考に覚えておけばどこかで役立つでしょう。ここでは、結婚式に参列する際のドレスコードを、格式が高い順に説明いたします。

もっとも格式高いのは正礼装。結婚式で正礼装といえばモーニングコートや燕尾服を示し、新郎と新郎新婦の父が着る服装となります。両者の違いは着る時間。昼間に開催される式ならモーニングコートを、夕方(17時〜18時以降が目安)から夜に行われる式なら燕尾服を着用すると良いでしょう。ちなみにカジュアルなレストランで結婚式を挙げる場合、新郎新婦の父であったも準礼装(後述)を着る場合もあります。ただしいずれにしても両家で格式を揃えるようにしましょう。揃っていないと、服装の格式において上下関係が生まれてしまい、不自然になります。

ちなみに結婚式が和装の場合、正礼装は紋付き羽織袴になります。

次に格式高いのは準礼装。結婚式で準礼装といえばタキシードやディレクターズスーツを示し、新郎新婦にとって大切な人が着る服装になります。たとえば、会社の上司や親しい友人、もちろん新郎新婦の親族も対象になります。

3番目に格式が高いのは略礼装。結婚式で略礼装といえばブラックスーツやダークスーツを示し、一般参列者が着る服装になります。

なお、結婚式には2次会から参加する方もいるでしょう。2次会だけの参加なら、式よりカジュアルなスタイルで参加しても問題ありません。ただ、式に参加して2次会にも参加する方は準礼装、あるいは略礼装で参加します。そのような方と比べた時に著しく品のない服装はやめておきましょう(反対に2次会のみ参加する場合の準礼装は不自然です)。

パーティーのドレスコードの基本

男性については、スーツまたはジャケットを着用することが一般的なドレスコードです。
レセプションパーティーなどのビジネスの場でもプライベートでも、パーティーに参加する機会が訪れる可能性はあります。

特別なパーティーなどではなく、一般的なシーンでは、ドレスコードの指定がなくても、ビジネスであればスーツ、プライベートであればジャケットを着用しておけばマナー違反になる心配はほとんどありません。

しかし、ドレスコードが指定されている場合は、基本的にはそのルールに従うことがマナーですので守る必要があります。ドレスコードにはあえて書かれていませんが、清潔な服を身に着けることはもちろん、ヘアスタイルや爪の手入れなども含めて、全体として清潔感がある印象にまとめることも大切です。

また、ドレスコードの指定があるかどうかを見逃さないようにすることが重要です。パーティーのタイプによっては、ジーンズ着用をドレスコードとしている場合もあります。そういったパーティーにスーツを着ていくと浮いてしまいます。「とりあえず何でもスーツで対応する」という姿勢は思わぬ失敗を招くおそれがあります。招待状などに記載されているドレスコードの確認を怠らないようにしましょう。

場所の雰囲気をチェックしておく

パーティーの会場は照明や壁、椅子やテーブルまで雰囲気が統一されているケースが多いため、外観や内装で雰囲気を確認することが可能です。

カジュアルで柔らかな雰囲気なのか、ブラックやダーク系で統一されたシックな雰囲気なのか、サイトの写真などから感じるテーマカラーなどを参考にしてみましょう。

どんな会か考える

パーティーの種類と目的を考えます。

友人の結婚式と2次会、海外ウェディングの帰国後パーティー、自分がホストとなるイベント、会社関係のパーティー、記念式典、祝賀会、表彰など、基本的には、お祝いのイベントであることに注目しましょう。

パーティーシーンでは、祝われる側である主催者が一番華やかであることが自然だと言えます。

そのためゲストとして参加する場合は、主役であるホストが着用する可能性のある色柄や極端に明るい色、派手な色は避けるのがマナーとされています。

主催者や集まる人々との関係性

クリスマスパーティーや結婚式の2次会など、主催者と参加者が親しい場合のパーティーは、着こなしの自由度は高くなります。

パーティーの主催者が会社の取締役や上司、または、部下の結婚式に上司として招かれている場合などは、格式高めのドレスコードやコーディネートが安心です。

自分の立場が主賓や主催者側に近いのか、ゲスト側に属するのかなどもコーディネートの参考になるため、迷った時は店舗スタッフに伝えて相談してみましょう。

シーン別のパーティースーツ

パーティーと一口に言ってもシーンはさまざま。ここではフォーマル、セミフォーマル、インフォーマル、スマートカジュアルにわけてパーティースーツを紹介いたします。

フォーマルなパーティースーツ

ドレスコードの種類には、正装と呼ばれるタイプがあります。

正装は、フォーマルと記載されている場合もありますし、正礼装と表現されていることもあります。最もフォーマルなドレスコードです。

このドレスコードが指定される場合は限られていますので、あまりお目にかかることはありませんが、格式が高い結婚式や結婚パーティーなどで指定されることがあります。

正装が指定された場合は、モーニングコートや燕尾服を着用して出席することが必要です。かつては、モーニングコートは準正装とされていた時期もあります。しかし、燕尾服を着用する人が減少してきたため、現代においてはモーニングコートも正装扱いです。

モーニングコートは、1800年代初頭にヨーロッパで生まれました。モーニングコートの上着は黒で、グレーやアイボリーのスラックスを合わせるのが基本のスタイルとされています。
紳士が馬にまたがるときに邪魔にならないように、前の裾の部分が大きく斜めにカットされていることが特徴です。
モーニングコートを着用した場合は、パンツについてはベルトではなくサスペンダーを使用するようにしましょう。
また、タイについては、シルバーかグレーが一般的です。さらに、上着と同じ生地のシングルベストかダブルベストを組み合わせるとよりフォーマルな印象を出せます。

燕尾服は、公式晩餐会などに出席する場合に着用することが多いです。招待状にフォーマルでホワイトタイと指定されている場合は、燕尾服を着て参加するのが基本となります。
前側のボタンをかけずに着用して、シャツやベスト、蝶ネクタイ、カフス、サスペンダー・ポケットチーフなどはホワイトで統一するのが一般的です。

モーニングコートや燕尾服を自前で揃えておくことは、使用頻度から考えると大変だという人もいるでしょう。そういった人は、レンタルを活用することをおすすめします。

セミフォーマルなパーティースーツ

準礼装というドレスコードもあります。準礼装は、正装に次ぐ格式の高さがある服装で、別名はセミフォーマルです。

ドレスコードで準礼装が指定された場合の服装で代表的なものは、「タキシード」と「ディレクターズスーツ」があげられます。

パーティーの招待状にドレスコードの指定がない場合は、準礼装のタキシードかディレクターズスーツを着用していけば問題ないでしょう。

タキシードは、イギリスではディナージャケット、フランスではスモーキングジャケットなどと呼ばれています。通常のブラックスーツとは違い、襟の部分に光沢がある布があしらわれていることが特徴です。

襟の形は、ピークドラペル、もしくはショールカラーのものが主流となっています。招待状に「ブラックタイ」とあったら、タキシード着用が基本です。

一般的に、ディレクターズスーツは結婚式・披露宴で新郎や新婦の父親など招待側が来賓に対して敬意を表するために着用します。また、主賓、上司など上席にあたる人も着用します。ディレクターとは、重役のことです。

格調高いスーツで、基本のコーディネートは、黒やダークグレーのノーベントジャケット、グレーのベスト、コール地でシングル仕上げの縞模様のスラックスを合わせます。
シューズはストレートチップ、もしくはプレーントゥを選ぶとよいでしょう。

余裕があればタキシードを購入して準備しておくのがベストですが、レンタルでの対応も選択肢の1つだといえます。

タキシードを着る場合、ビジネススーツとは異なるアイテムを使用する場合があります。

まずシャツについて述べます。シャツは一般的なレギュラーカラーでも問題ありませんが、ウイングカラーの方が良いかもしれません。ウイングカラーとは襟の先が小さく折り返してあるシャツで、蝶ネクタイをつけることを考えると白無地のウイングカラーがよいかもしれません。また、ウイングカラーの中には胸元にプリーツが入ったものもあります。男性にとってプリーツ入りのシャツを着る機会は、少なくともビジネスシーンではないでしょう。しかし、タキシードを着る場合はプリーツ入りのウイングカラーを着ると、熟れている印象になります。

カマーバンドは、スーツのアイテムとしては珍しいもの。カマーバンドとはヒダのある太くて腹巻きのような形をしたベルトのことです。以前はタキシードを着る際、国際的に着用をもとめられていましたが、近年では省略可能となっています。色のついたカマーバンドもありますが、タキシードに合うのはやはり黒でしょう。タキシードならではのおしゃれを楽しみましょう。

インフォーマルなパーティースーツ

ドレスコードで最もポピュラーなタイプはインフォーマルです。

いわゆる正装でなくてもよいという意味で、インフォーマルのドレスコード指定があった場合は、ブラック系のスーツ、もしくはダーク系のスーツを着用して参加するのが一般的だとされています。

ブラックスーツは、一般的に昼夜を問いません。ほとんどの慶事・弔事での着用に適しています。また、結婚式や披露宴、各種式典及びパーティー・葬儀などでも着用することがあります。ブラックスーツやダークスーツは必ず1着は持っておきたいスーツです。

ブラックスーツとは、文字通り、黒を基調としたスタンダードなスーツのことです。無難な選択をしたい場合は、無地のシルバーネクタイを選ぶとよいでしょう。パーティーにふさわしいフォーマルな雰囲気を演出できます。

ダーク系のスーツは、フォーマルスーツと呼ばれることもあり、ダークグレーで無地が一般的です。ダーク系スーツは、インフォーマルのドレスコード指定パーティーだけでなくビジネスシーンでも使用できますので、応用範囲が広いといえます。

招待状に「平服」と記載されている場合は、ダーク系のスーツを着用して参加するのが無難でしょう。ベストを着用することで、よりフォーマルな印象にすることができます。

場面別インフォーマルの着こなし

【結婚式などの式典】

結婚式や授賞式など「式」の字があるイベントは、派手になりすぎない事がポイントです。

インフォーマル(略礼装)のドレスコードであれば、光沢のあるダーク系ネイビーかダークグレーの無地がベストです。

格式高めにしたい場合は無地のダークカラーを選びます。

一般的な式典であれば、ダークカラーの無地に近い薄い柄がおすすめです。

カジュアルな雰囲気の場合は、ミディアムカラーの柄物までが目安になります。

【会社関係の立食パーティー】

パーティーであっても、会社関係の立食パーティーのような場合は、落ち着いたビジネススーツが無難です。いつもより少し上質な生地のスーツや、ポケットチーフ、ネクタイで華やかさを添える程度にしましょう。

ドレスコードがセミフォーマルの場合は、基本形のスタイルでアレンジは加えずに着用します。

着こなしのポイント

【サイズ感】

パーティースーツは特にサイズ感がポイントです。

特別な日の装いとして華やかな着こなしをするには、体にピッタリと合わせて仕立てたスーツが安心です。

スーツは袖丈と着丈、裾丈の3カ所が適正な長さになっていないと、立ち姿のバランスが悪くなります。特に、袖丈や裾丈は目立つため、必ず体に合わせましょう。

スーツの袖丈は手くるぶしが丁度隠れる長さに合わせ、シャツは袖口から1㎝から1.5㎝見える長さにします。

裾丈は、パーティースーツではハーフクッションが基本です。

パーティーシーンに、短めの裾丈は避けましょう。

くるぶし丈のパンツはカジュアルな着こなしになるためです。

また、スーツの流行は数年前から、タイトなシルエットから標準的なシルエットへ変化しました。そのため程良いフィット感と、ナチュラルなシルエットが目安になります。

タイト過ぎるスーツは避けましょう。

【メンテナンスと清潔感】

スーツの手入れは万全にしておきます。着用日の何日か前に染みやシワ、ボタンの弛みやホツレが無いかをチェックします。

スーツスタイルの清潔感は非常に大事です。髭、髪、爪などの手入れも忘れずに済ませておきましょう。

当日は、着席時のヒップ周りや太腿周りのシワに注意します。着席後に体を椅子に深く沈めると、ヒップ周りや背中部分にシワが入るため避けます。スーツ着用時は着席時も姿勢よく紳士的に振る舞いましょう。

ジャケットの前ボタンは着席時に外し、起立時に留めます。

3ピーススーツの場合はベストがあるため、前ボタンを開けたまま着用することが可能です。

ベストにもアンボタンマナーがあります。ベストの一番下のボタンは外して着用しましょう。

スマートカジュアルでの服装

ドレスコードには、スマートカジュアルと呼ばれるものもあります。スマートカジュアルというドレスコードを見て、「何を着ていけばよいのだろう?」と迷ってしまう人もいるでしょう。

スマートカジュアルには明確な定義はないといわれています。「カジュアル」というのは軽装を意味する言葉です。それに「知性」「気の利いた」という意味を持つ「スマート」が付きますので、単なる軽装ではなく清潔感があり好感が持てるおしゃれな軽装が望まれることになります。

平服でもある程度かしこまった印象を出すことが求められているドレスコードです。スマートカジュアルが指定された場合は、ジャケットにパンツを合わせたカジュアルスタイルでパーティーに参加することが基本となります。

堅苦しい雰囲気を避けるために、パーティーでスマートカジュアルをドレスコードとして指定するケースが増えているといわれています。スマートカジュアルではなく、エレガントカジュアルと表記される場合もありますが、指定されている服装はスマートカジュアルとほぼ同じだと考えて問題ないでしょう。

ただし、パンツについては気を使う必要があります。一般的には、デニム素材はラフな印象を与えるとされていますので、デニムのパンツは避けたほうが無難です。スマートカジュアルとドレスコード指定があった場合に備えて、おしゃれなジャケットとパンツは購入しておいたほうがよさそうです。ジャケパンスタイルなら問題ありません。この場合ボトムスはチノパンにすると良いでしょう。

パーティー用のスーツの選び方

パーティースーツはインフォーマル(略礼装)のドレスコードの場合に着用できます。

生地の光沢

パーティースーツには光沢のある生地がおすすめです。

光沢のない生地で仕立てたスーツには、どことなくビジネススーツの雰囲気が漂うため避けた方が無難です。

一般的に光沢のある上質なスーツ生地の条件として、Super表記が挙げられます。

おすすめSuper表記は?

Super表記とは「生地に使用されているウール繊維の細さを示したもの」です。

パーティースーツにおすすめのSuper表記は、Super120’sからSuper150’sです。

ウールの中でも稀少な極細繊維を使用したSuper表記のある生地は、パーティースーツのための生地と呼べるほど美しい生地です。

生地の肌触りや柔らかさも格別です。

優雅な光沢は、着用時の動きにあわせて変化するため、独特の高級感と華やかさがあります。

Super150’s前後は繊細なウールを使用しているため強度が低く、ビジネスにはあまり向きません。しかし、華やかさや高級感、着心地の面では、パーティースーツにふさわしい生地と言えます。

パーティースーツにおすすめの色柄は?

パーティースーツにおすすめの色柄は、ネイビーの無地です。特に結婚式ではストライプなどの柄物より無地の方がよいとされています。

幅広く着用したい場合はミッドナイトブルーの無地がおすすめです。文字通り真夜中の空の色に例えられる深く濃いネイビーです。

以前は夜に着用されましたが、近年は昼の結婚式でも着用されます。

ダークカラーのミッドナイトブルーは、格式高めの結婚式から、カジュアルなレストランウェディングまで着用可能なオールマイティーなパーティースーツです。

ガーデンウェディングなどでお洒落に着こなしたい場合は、ミディアムカラーのネイビーやグレーでチェックやハウンドトゥースなどがおすすめです。

スーツはダーク系無地が格式高く、ライトカラーの柄物はカジュアルになります。

色が明るく、柄が強くなるほどカジュアルパーティー向きのスーツとなって、着用場面が限られることに注意しましょう。

仕立てがシルエットを決める

パーティースーツはサイズ感がピッタリであることが非常に重要です。

特に筋トレなどで胸周りや太腿周りが標準以上の場合は、シルエットが崩れやすくなるため、フルオーダーがおすすめになります。

また、肩幅や腕の長さ、胸の厚みや形は個人差が大きい部分です。

標準体型だと思っていても、身長に対して肩が広い、腕が長い、胸が厚いというケースは多々あります。一度、フルオーダーのフィット感を試してみてください。

パーティースーツは体に無理なくフィットし、シワや歪みが出ないように仕立てることで、完璧なシルエットになります。

レッドカーペットを歩く、海外の有名俳優は、どれほど鍛えていても美しいシルエットでタキシードを着こなしています。

スーツは本来、仕立て服であるため、体に合わないという問題は発生しません。

フルオーダーでしっかりと採寸し、オリジナル型紙を作ることで、美しく着こなすことが可能になります。

パーティースーツを着こなすには?

パーティーで着用するスーツはかっこよく着こなしたいものです。せっかくよいスーツを用意しても、着こなしが悪ければおしゃれに見せることはできません。かっこよく見せるポイントを把握して、おしゃれに見せる努力をすることが大切です。主なポイントは4つあります。 

ジャケットやパンツのサイズが合っているものを着用する

1つ目のポイントは、ジャケットやパンツのサイズが合っているものを着用することです。ダブダブのジャケットはスマートな印象からは程遠くなってしまいます。
また、サイズが小さいものを着用すると本人が窮屈なだけでなく、見ている人も違和感を覚えてしまうでしょう。できればパーティー用にオーダーで作っておくことをおすすめします。

適切なネクタイの長さを選ぶ

2つ目は、ネクタイの長さです。ネクタイの長さが短すぎると子供っぽい印象になってしまうことがデメリットです。
逆に、長すぎると滑稽な印象を与えることになります。

ネクタイは、ベルトに大剣が少しかかる程度の長さで着用することがポイントです。

ネクタイにディンプルを作る

3つ目は、ネクタイにディンプルを作ることです。ディンプルとは、結び目のへこみのことで、このへこみを作ってネクタイを結ぶとおしゃれな印象を出すことができます。ネクタイのディンプルは、めでたい場合においては作ることを推奨され、葬儀など不幸があった場合においては作ることを禁止されています。そのため、ディンプルのない結び方をしていると、中には不幸を思い浮かべる方もいるかもしれません。ネクタイのディンプル一つ取ってもTPOがあるのです。

足元にも気を配る

4つ目は、靴選びです。スーツだけでなく、靴も重要なアイテムになります。黒の靴を選ぶのがパーティースーツを着用する場合の基本です。

また、靴だけでなく靴下にも気を配りましょう。黒やグレー、ネイビーのいずれかの靴下を選ぶことをおすすめします。

ネクタイのおすすめ柄

①無地

無地のネクタイはソリッドタイと呼ばれます。

パーティーシーンでは、華やかな光沢のあるソリッドタイが定番です。

色はネイビーやボルドーなどが人気ですが、他の人と同じ色になる事を避けたい場合は、落ち着いた雰囲気になるダークグリーンもおすすめです。

②ドット

ドット柄は、ドットの大きさで格式が変わります。

1ミリドットはフォーマル感が高く、ドットが大きくなるほどカジュアル向きに変わります。小さなドットは上品で落ち着いた印象で、大きなドットはユニークで親しみやすい雰囲気になります。

③ペイズリー

クラシック回帰の影響から、ペイズリー柄の人気が復活しています。

ペイズリーは、小さな勾玉模様のものから全体的に緻密な柄を連ねたものまで種類が豊富です。

パーティースーツには、緻密な柄を合わせると高級感のある雰囲気になるためおすすめです。

ただ、ペイズリーは非常に個性的な柄。つける人を選ぶ柄であるため、着こなすのはやや大変かもしれません。パーティーだからと、普段できない柄のネクタイをつけたい気持ちはわかります。しかし、せっかく気合を入れてペイズリーのネクタイをつけていっても、自分に自信が持てずに居心地の悪い思いをしてしまってはもったいないもの。パーティーのような場所だからこそ、普段つけ慣れているソリッドタイやドットタイの方がよいという場合もあるでしょう。

親しみやすいカラーのボウタイ(蝶ネクタイ)

ボウタイ(蝶ネクタイ)は黒が最も格式高くシャープな印象になります。

パーティースーツでは、カラーのボウタイがおすすめです。

ボウタイを選ぶ時はポケットチーフとセットで選ぶと後々コーディネートに悩みません。

基本的には同系色の濃淡や、青と紫のような色の印象が近い類似色などを合わせます。

ボウタイは自分で結ぶタイプや、結び目が固定されたタイプなどがあります。

ネクタイ同様に、無地やドットが無難な柄になります。

カジュアルに合わせる場合は、チェックもお洒落です。

シャツ

シャツは格式高めにする場合は白に、通常のパーティーでは白からパステルカラーまでを合わせます。
ダークカラーシャツはカジュアルコーディネートになります。

パーティースーツには、カジュアルなボタンダウンシャツを避けます。

ワイドカラーやトレンドのタブカラーなどがおすすめです。

シルバー系アクセサリー

パーティーシーンでは、シルバー系のアクセサリーを1つ身に着けるだけでも、華やかになります。シルバーの光沢を上手く使いましょう。

●タイピン

気軽に使えるタイピンは、シンプルなシルバーのタイピンでも充分効果が期待できます。

ネクタイのノット(結び目)を軽く上に引き、ネクタイと胸の間に少し空間を作って留めましょう。胸元が立体的になることで華やかになります。

タイピンの位置はVゾーンの中心か少し上を目安にします。ベストがある場合はVゾーンが狭くなるため、タブカラーシャツでネクタイを立体的にすることで上手くまとまります。

●ネクタイリング

ネクタイに付けるアクセサリーです。ネクタイの結び目の下に付けるパターンと、ネクタイを結ばずに大剣と小剣をリングに通すパターンが選べます。

●ラペルピン

ジャケットのフラワーホールを利用して付けるアクセサリーです。ピンバッチのような構造で、簡単に付け外しが可能です。

●カフス

腕を曲げた時だけ見えるカフスは、お洒落度が高いアクセサリーです。飲み物を手にする機会が多いパーティーシーンでは、袖口のお洒落としておすすめです。

タキシードを着る場合、シャツの袖口に黒蝶貝のカフスボタンもよいでしょう。飲み物や食べ物を持つなど、パーティーでは腕を動かすシーンが多いもの。袖口から黒蝶貝のカフスボタンが見えると、さり気ないおしゃれを感じさせます。

パーティーシーンでは、カフスとタイピンがセットのデザインになっているものがドレッシーです。

チーフ

ポケットチーフはパーティースーツに欠かせないアイテムです。スーツの胸ポケットは、ポケットチーフを入れるために作られました。胸ポケットに華やかなチーフを挿すことで、パーティースーツ全体のバランスが整います。

特にネクタイ、チーフ、タイピンの3アイテムを使用する組み合わせは、バランスが良いと言われています。

胸元にアクセントが3つ揃うことで、視線を集める効果もあります。

ポケットチーフは、パフド、クラッシュドなどがおすすめです。

シューズ

カジュアルなパーティーシーンでは、お洒落に見えるブラックのダブルモンクストラップや、シングルモンクストラップシューズがおすすめです。

ドレスコードが高めの高級ホテルでは、紐靴の黒いストレートチップが無難です。

革靴の流行は、つま先が長いロングノーズから標準的なラウンドへ変化しました。

つま先の捨て寸は2㎝程度までのラウンドトゥがおすすめです。

他にも結婚式でタキシードを着る場合におすすめの靴がいくつかあります。

1つ目はオペラパンプス。ビジネスシーンでは履かない靴のため、馴染みがない人も多いでしょう。もとは名前の通りオペラを観劇するときに使用されていた靴。光沢のあるエナメル素材でできており、また、全体的に丸みのあるデザインのため、レディースシューズにも見えますが、れっきとしたメンズシューズです。形はローファーと似ていますが、格式高いシューズとなっています。

2つ目はエナメルシューズ。エナメルシューズとは、表面に光沢のあるエナメル素材でできた革靴のことをいい、靴の形としては内羽根式のプレーントゥやストレートチップがあります。もともとエナメルシューズは、男性が女性とダンスを踊る際、女性のドレスを汚さないように履かれていたもの。通常の革靴であれば、光沢を出すために靴墨を塗っていましたが、この靴墨が女性のドレスを汚してしまうのです。しかし、エナメルシューズは光沢があるため靴墨を使用する必要がなく、女性のドレスを汚さずにすむのです。

インパクト重視のパーティー用スーツ

個性的な柄の生地

親しい友人が集まるパーティーシーンでは、思い切りお洒落を楽しんでみましょう。

オーダーでは、個性的な色柄の生地も用意されています。

ブリティッシュスーツであれば、ネイビーやグレーのチェック、柄のコントラストが美しいハウンドトゥースも華やかです。

タータンチェックの一つであるブラックウォッチは、グリーンやブラックのラインが個性的で目を引きます。ダークカラーシャツにボウタイを合わせて、カジュアル感のあるコーディネートに合います。

注目カラーのブラウン

結婚式以外のパーティーシーンであれば、現在トレンドのブラウンスーツもお洒落です。

結婚式では、ブラウンは土色に似ていることから避けるべき色と言われていましたが、近年のビジネスやカジュアルでの流行の影響を受けて、着用する方も増えてきました。

ブラウンはこれまで避けられていた色であるため、着用場面に集まる人の年齢や価値観を考慮して慎重に選びましょう。

スーツの防寒対策はどうする?

パーティーシーンでスーツを着用するにあたり、防寒対策に悩む方も少なくないでしょう。スーツスタイルの防寒対策は、シルエットを損なわない範囲が目安になります。

インナー

保温効果がある機能性肌着などで防寒します。透けにくい肌着はベージュです。ブラックやダークカラーの肌着はスーツではNGです。また、素肌にワイシャツは日本では失礼になるため避けましょう。

コート

冬場にスーツだけでは寒々しい印象になるため、コートもパーティースーツの一部と考えましょう。おすすめはオンオフ兼用できるウール系チェスターコートです。カジュアル用に作られたオーバーサイズ(肩が落ちるサイズ)はNGのため、標準タイプを選びましょう。

コートの中にもフォーマル寄りのものと、カジュアル寄りのものがあります。トレンチコートやチェスターコートならパーティーに向きますが、ダウンコートやPコートはカジュアルな印象があり、あまりパーティーには向きません。コートもTPOに合わせたものを選べるよう、何着か持っておくと便利です。

マフラー

コートを着用する際には、マフラーが必要になります。襟への皮脂汚れが付かないように、スーツとコートの間にマフラーを着用します。太い血管がある首回りをマフラーで保温することで、体感温度もかなり変わります。
また、マフラーを合わせたコートスタイルは、冬の装いの基本スタイルとして非常にカッコ良いため、普段のカジュアルスタイルにも活用できます。

革手袋

革手袋は防寒対策としての効果は勿論ですが、マフラーとセットで合わせることで完璧な冬のスタイルになります。会場を後にする時もスタイリッシュに着こなしましょう。

「オーダースーツSADA」とは?

オーダースーツSADAは、仕立て服であるスーツを、型紙から作るフルオーダーです。

スーツは体を採寸することで、一人ひとり異なる袖丈や着丈、肩幅、胸周り、ウエストサイズを型紙に落とし込むことが可能になります。

フィットする美しいシルエットには、体の採寸が不可欠です。

オーダースーツSADAでは、経験豊富なスタッフが丁寧に採寸し、特別な日のスーツをお作りします。

パーティー用に使えるフォーマルスーツのオーダーにも対応しています。直接店舗に出向いて作るという方法はもちろん、ネットで注文することも可能です。商品企画から縫製・販売までを一貫して扱っているため、安心してオーダーできるというメリットがあります。

オーダースーツと聞くと、1着数十万円もするようなイメージがある方もいるかもしれません。しかし、オーダースーツSADAでは、高い品質を保ちながらも徹底的なコストカットにより、リーズナブルな価格を実現しています。その理由は生地の仕入れから販売(小売)まで、すべて自社で対応できるからです。

たとえば、生地の仕入れ、縫製、卸、小売とそれぞれ別の事業者が行っていたとします。それぞれの事業者が自社の利益を確保するため、4つのフェーズすべてに利益が加算されてしまいます。そうなると、消費者であるあなたの手に届く頃には、高額なスーツになってしまうのです。オーダースーツSADAでは、生地の仕入れから小売まですべて自社でまかなえるため、販売価格をおさえられるのです。

また、縫製においても徹底的なコストカットを行っています。採寸を行うのは専門的な教育を受けた店舗スタッフ。しかし、採寸した寸法をもとに図面化するのはCADという設計支援システムが自動で行います。そして、CAMという製造支援システムを使い、CADデータをもとに自動で裁断するのです。

このように徹底的に効率化することで、コストダウンを図っています。

ただ、その中でも効率化を進めない工程が採寸です。採寸はお客様の希望をお聞きする大切な工程。スーツに対する希望はもちろんのこと、スーツをどのような場面で着るのか、スーツを着てどのような気持ちを持ちたいのかなど、お客様の未来のことをお聞きする時間でもあります。
私たちはオーダースーツを通して、お客様に笑顔になってほしいと思っています。そのためには高品質と低価格を両立したうえで、決して効率化してはいけない工程を大切にしています。

パーティースーツはドレスコード次第!

パーティーに参加する場合は、パーティーそのものを楽しみたいでしょう。楽しむためには、パーティーに合った服装で参加することが大切です。

パーティーの招待状にドレスコードが指定されている場合は、その指定に従ってふさわしい服装で参加することで、パーティーをより楽しむことができるようになります。そのためにも、指定されているドレスコードでは、どんな服装を選択すべきかをしっかり理解しておくことが重要です。

ドレスコードには、正装、準礼装、セミフォーマル、スマートカジュアルなどさまざまな種類があります。それぞれどんな服装が該当するかを理解しておくことが、おしゃれな男性として見られる基本です。

ドレスコードによってふさわしい服装は変わってきますので、適切な服装が選べるように、ドレスコードに関する知識と指定された服装を準備しておくことを怠らないようにしましょう。

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パーティースーツの基本はドレスコードに合わせること。「なんでもスーツで対応する」のはNGですので、しっかり押さえておきましょう。ドレスコードで指定される主な種類は、燕尾服やモーニングコートを示す「フォーマル」やタキシードやディレクターズスーツを示す「セミフォーマル」ダーク系のスーツを示す「インフォーマル」の3種類。もっとも良く指定されるのはインフォーマルで、光沢のないブラックスーツを1着持っておけばたいてい対応できます。少し外しても良いシーンではダークグレーなどでもOK。この場合はビジネススーツをそのまま流用できます。またドレスコードで「スマートカジュアル」を指定されることもあるので、しっかり押さえておきましょう。スマートカジュアルは基本的にジャケットとパンツを合わせた「ジャケパンスタイル」のことを指しています。カジュアルだからといって、デニムなどのラフなパンツはNGです。スラックスやホワイトパンツなどの、カッチリ感のあるパンツを合わせましょう。フォーマル系のパーティースーツは、ジャストサイズに仕上がるオーダーで作るのがおすすめです。ぜひ当店「オーダースーツSADA」でパーティースーツを作ってみてくださいね。

大久保一雄