スーツの効果的な汗対策は?汗ジミができたときの落とし方も紹介のアイキャッチ画像
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スーツの効果的な汗対策は?汗ジミができたときの落とし方も紹介

夏でも毎日スーツを着る方にとって、汗対策は男性女性に関わらずとても大切なことです。ついつい汗を放置しているうちに、頑固な汗シミになり、臭いを発してしまうことがあるので注意しましょう。商談や接客などの場で、気になる臭いがある場合、相手に不快感を与えてしまったり不潔な印象となってしまうため、臭いが気になり始めたらすぐに対処する必要があります。

汗対策に効果的なのは、スーツの素材選びやインナーの着用などです。手軽に始められる対策が多いので、ぜひ実践してみてください。

この記事では、自宅でできる汗シミの落とし方や着用時の注意点、汗対策に向いているスーツの素材などを紹介します。

汗対策は入念に!

汗対策をきちんとしないとニオイの原因に?

夏場は何もしなくても汗をかくものですが、汗をかいたらその対策をきちんとしないとニオイの原因になってしまいます。

特に現代人の汗は臭いと言われています。その原因として、現代人の多くの人が運動不足といわれている点が挙げられます。実は汗というのは、かけばかくほど匂わない「いい汗」となりニオイにくいサラサラな汗となります。

逆に運動不足等で日頃から汗をかかないと脂っぽい臭いがする「悪い汗」をかきやすくなります。現代では日頃からエアコンが常についている様な環境下で、運動不足という傾向もあり汗をかきにくい環境となっているのです。

また、現代人はストレスが多いことでも加齢臭の様な「ストレス臭」と呼ばれるニオイを放ってしまうこともあるそうです。本来汗はサラサラでニオイがしないものですが、日頃汗をかくことが少なくなってしまったことやストレスの増加により汗腺の働きが弱くなり、臭い汗をかく原因となっているのです。

汗をかいてしまった時の対処法は?

汗をかいてしまった際に気をつけるポイントとしてはなるべくすぐに汗を拭き取るということです。

すぐにシャワーを浴びることができる環境であればシャワーで汗を流すのがいいですが、外出先や勤務時等すぐに汗を流せる状況にない場合は少し水で濡らしたタオルや、ボディシートで拭き取ることで汗の蒸発によるニオイを防ぐ効果が期待できます。ボディ用の消臭スプレー等も市販されているので、併せて活用してみるとより効果を得られるかもしれません。

ジャケットを脱ぐタイミングがあればなるべく風通しの良い場所でスーツを休ませてあげることもポイントです。その際、消臭スプレーや除菌スプレー等をかけておくことでより汗のニオイを予防することができます。

汗をかく前にできる対策は?

スーツは夏用を着用する

スーツには夏用スーツというものがあり、生地が薄めにできており風通しがいい作りとなっています。この時期はスーツ売り場に行けば大体夏用スーツが並んでいるのでまだ夏用スーツを持っていないという方は最低でも1着は持っておくことをおすすめします。

汗をかきやすい夏場はツーパンツ(ジャケット1枚に対しズボンが2枚)のものを選ぶとズボンを休ませながら着用することができるので、こちらもおすすめの選び方です。どんなスーツを選んでいいか分からないといった方や、生地にこだわりがある方はオーダースーツを試してみてください。幅広い生地の種類から選ぶことができ、あなたにあったスーツが作れます。

他にも汗をかく前にできる対策としては「制汗スプレー」を使用することで汗の量を多少なりとも減らすことができるでしょう。最近ではシートタイプのものもあるので着替える前にサッと体をふいた上でスーツに着替えることで制汗効果を得ることができます。首筋等、汗をかきやすい部分をさっと拭くだけでも何もしないより効果がありますので、心がけてみてください。

汗をかかない方法であらかじめ対策しておくことで、快適に過ごすことに繋がります。

実はこまめなケアが大切

スーツの素材、色で対策は可能ですが、結局のところ一番いい対策は”こまめなケア”。

女性がお化粧室に行くたびにメイク直しをするように汗ケアを習慣化するようにしましょう。

普段使いできる優秀アイテムを少しピックアップしてご紹介しますので参考にしてみてください。

パースピレックス(敏感肌用)

引用元:https://item.rakuten.co.jp/greenbasket

脇汗が止まると話題のパースピレックス。

主成分の塩化アルミニウムが汗腺内の水分に反応し、汗腺深部に角栓を作りフタをすることで発汗を物理的に抑制してくれる仕組みです。

敏感肌用は通常のものより、肌への刺激を予防する緩衝剤を配合しているため安心して使えます。

価格は購入サイトによって多少異なります。

アセッテナイ

引用元:https://www.amazon.co.jp

アセッテナイは全身に使える制汗クリーム。

汗の出口をブロックし、さらさらパウダーが肌表面を整えてくれます。

水分をしっかり拭き取った肌に使うと効果がより長く持続するのでしっかり汗を拭き取ってから使用しましょう。

アイテムがダメなら医療に頼りましょう

脇汗対策グッズは色々ありますが、それらの効果があまり感じられない方や、こまめなケアが面倒な方は、体質改善を目指してボトックスを取り入れるのがおすすめです。

たった5分で両脇の汗止めを完了し3〜4か月効果が持続するといわれています。

注射針を使用するため、ちくっとした痛みを伴いますが、効果は抜群です。

スーツ着用時の汗対策や着用する際に気を付けるポイント

スーツを着用している間の汗対策として有効な方法として、スーツそのものに汗をなるべく付けないようにするというものが挙げられます。他にも気を付けるべきポイントはいくつかあるので、特に夏はスーツを着る時から意識してみてください。

ワイシャツの中に冷感インナーを着る

スーツは、下に着ているワイシャツからにじみ出た汗によって、臭いやシミを発生させてしまいます。そのため、まずはワイシャツの中に冷感インナーや汗を吸水するインナーを着用し、外に汗が染み出ないようにしましょう。

夏場の暑い時期だと、インナーを着るせいで余計にスーツ内に汗をかくのではないかと考えがちですが、実際は違います。インナーを着ることで、汗をかいたとしてもワイシャツが身体に張り付きませんし、素材によっては表に臭いが出にくいのです。

インナーを選ぶ際は「通気性」「吸水性」「消臭性」の3点を意識しましょう。脇汗対策のために、ノースリーブではなくて半袖タイプのインナーを選ぶのもポイントです。上着だけでなくスラックスの汗対策として、ステテコやメンズレギンスも併用してください。

こまめに取り換えられるようインナーを複数用意する

いくら性能の良いインナーを着用していても、夏の暑さの度合いや動きの活発さによっては、汗だくになった状態で帰宅までつい放置しがちです。そこで、休憩時間に着替えられるようインナーを何枚か持ち歩くようにしてください。

小さく丸めたり、ジップロックに入れて薄くしたりできるので、元々薄手で伸縮性のあるインナーがおすすめです。

もし、着替える時間がない場合は、できるだけこまめに汗を拭くようにしましょう。お腹や背中までしっかりと汗を拭ければベストですが、難しい場合は首筋や脇など、手の届く範囲でも構いません。

ズボンの下に着るインナーで汗対策

先ほどワイシャツの下に着るインナーについて紹介しましたが、ズボンの下にインナーを着ることでズボンの肌への張り付きや、汗シミの対策ができます。ズボンの下に着るインナーはステテコやロングパンツが人気があります。ステテコやロングパンツと聞くとおじさんが着るイメージを持たれる方もいるかもしれませんが、最近ではデザインがオシャレなものや、生地が優れた通気性のいいアイテムが販売されているので、こちらも夏場は欠かせないアイテムとなっています。

夏タイプのスーツを着用する

スーツを夏のためだけに伸長するのはややお金がかかりますが、こまめな着替えやクリーニングのことを考えれば、夏用スーツの用意も効率的といえます。

夏用スーツの特徴は、サマーウールやリネンといった軽くて通気性の良い素材でできている点です。他にも、背中部分の裏地をなくす「背抜き加工」がされているものや、機能性スーツと謳われているものを購入するのが良いでしょう。

夏用スーツや夏の汗対策に適した製品ですが、春・秋でも予想より暑い日が続くこともありますので、想像よりも長い期間着られるスーツといえます。

毎日同じスーツを着回ししない

スーツを複数持っている方であれば、汗をかいたと思ったらすぐにクリーニングに出すようにし、次の日は別のスーツを着ましょう。汗シミは1日でできることは少なく、連日同じスーツを着続けることでできてしまうケースが多いのです。

1セットしかスーツを持っていない方は、汗対策や臭い対策としてだけでなく、客観的に見た時の清潔感や印象作りのために、せめてもう1セット購入しましょう。冬用スーツしか持っていない場合は、この機会に夏用スーツを購入し、気候に合わせてバランス良く着まわすことをおすすめします。

スーツの寿命は一般的に夏用だと3~4年程度、冬用だと4~5年程度といわれています。当然ですがスーツの着用頻度や保管方法によってスーツの寿命は変わってきます。

ツーパンツのスーツもありますので、着用頻度が高い方はツーパンツにすることでスーツに与えるダメージの軽減とコストパフォーマンスの向上につなげることができます。

女性はメイクにも気を付ける

女性の場合、汗をかく時期は脇汗対策のほかに、化粧崩れ対策も清潔感を保つうえでのポイントとなります。汗っかきで化粧が崩れがちだからと言って、化粧をしないというのはビジネスマナーとしていただけません。


化粧崩れがしづらい化粧品を選んだり、崩れにくいベースメイクの方法を試すなどして夏でもきちんとした身だしなみで過ごすことができるように工夫しましょう。

~夏の時期の汗対策~スーツ選びも大切

夏用スーツの選び方は?

夏用スーツの選び方として、スーツの仕立ての方法を知る必要があります。スーツの仕立ての仕方には「総裏地(ジャケットの背中の裏地が全てついている状態の仕立て)」と「背抜き(ジャケットの背中の裏地が抜いてある仕立て)」があり、夏用スーツでは主に背抜き仕様になっていることがほとんどです。

販売時期によっては夏でも秋冬用に総裏地のアイテムも販売されていることもありますので確認するようにしましょう。生地も暑さ対策には気をつける必要があります。
夏用スーツによく用いられる生地としましては「強撚ウール」と「モヘヤ」で、強撚ウールには吸放湿性やシャリ感のある肌触りが特徴で、モヘヤは断熱性、通気性が高いことから夏用スーツ向けの生地といえます。

また、オーダースーツだとデザインや生地も多く、豊富な選択肢から自由に選べる楽しさがあります。オーダースーツでは仕立て後のアフターフォローの体制も整っているので、長く着用したい方にはオーダースーツという選択がおすすめです。

夏にスーツを着る際の注意点

スーツの生地は水に弱いと言われているので、汗をかきやすい夏場のスーツの着用は消耗が激しいです。最近ではクールビズ等もあり、夏場はジャケットを着用しないこともありますがズボンは必ず着用することから、ジャケットよりもズボンの消耗の方が激しい傾向にあります。

対策としては同じスーツを毎日着用しないことや、ツーパンツスーツ(ジャケット1枚に対しズボンが2枚)も販売されているので、うまく着回すことで夏場のスーツの消耗対策ができます。
また、着用後はそのまま放置せずにハンガーにかけて風通しの良い場所で保管するのもポイントです。

夏用スーツの機能性

夏用スーツを選ぶ際のポイントに「機能性」があげられます。

  • 吸汗速乾性があるかどうか
  • ウォッシャブル機能があるかどうか

上記2点は必ず確認したほうがいいでしょう。吸汗速乾性があれば多少汗をかいても文字通りすぐに汗を吸って乾燥にも優れているため、汗シミになるのを防ぐことができます。

ウォッシャブル機能がついていればお手入れが簡単で、自宅でも気軽に洗うことができるので、汗をかきやすい夏場に必須の条件といえるのではないでしょうか?
自宅で洗うことでセンタープレスがなくなるのでは?と思われがちですが、最近のウォッシャブルスーツはセンタープレスがなくなりにくいのも特徴です。気になる場合は、洗濯ネットに入れて洗い、乾かしたあとに当て布をしてアイロンをあてることで簡単に復活させることができます。


このような機能性についてもオーダースーツでは生地の機能についても詳しく聞くことができるので、自身の希望を伝えることでおすすめの提案をしてもらえるというメリットがあります。詳しく知りたいことがある、こんな風にしたいという希望があればオーダースーツにすると間違いはないでしょう。

靴の汗(ニオイ)対策

靴に付く汗によるニオイに悩まされている方も多いのではないでしょうか?ここでは靴のニオイについて原因と対策を述べていきます。

なぜ靴にニオイが付くのか?

まず足のニオイの原因を考えましょう。

足のニオイの原因を一言で言うと”汗”です。

まず、足の汗により発生したニオイが靴下に蓄積されます。居酒屋や玄関で靴を脱いだ瞬間にするニオイは靴下からやってくるのです。

そして、靴下に蓄積されたニオイがやがて靴に移ります。

靴にニオイが付かないようにするには?

靴にニオイが付かないようにするために、2つの対策方法があります。

一つ目の対策は、そもそも足から発生するニオイを軽減することです。

足からニオイが発生するメカニズムは次のようになっています。

足にはエクリン線と呼ばれる汗腺(皮膚の表面に汗が出る線)があります。そのため、足から汗が出るのです。しかし、前述の通り汗そのものにニオイはありません。

汗が臭うのは菌が皮脂を食べて老廃物(イソ吉草酸)を出すからなのです。しかし、足の裏には皮脂を出す皮脂腺はありません。

実は皮脂は分泌された場所にとどまるのではなく、肌表面を移動して皮脂腺のない場所にも付着します。そのため、足裏にも皮脂が存在するのです。

足はニオイの溜まりやすい部分ですので、お風呂でしっかり洗いたくなるでしょう。しかし、足を洗いすぎると反対にニオイを強くしてしまうのです。

人間の肌は弱酸性です。しかし、ボディソープや石鹸はアルカリ性。

人の肌には常在菌として善玉菌と悪玉菌がいます。善玉菌は弱酸性の環境を好み、悪玉菌はアルカリ性の環境を好むのです。

皮脂そのものは私たちの努力ではなかなか減らないもの。しかし、足を洗いすぎて肌がアルカリ性になると、皮脂を分解してニオイを発生させる悪玉菌の活動が活発になるのです。

足を洗う場合はアミノ酸系やカルボン酸系のボディソープ、両界面活性剤が配合されたボディソープを使用しましょう。また、スポンジやタオルでゴシゴシこするのではなく、手を使って洗えば肌を傷つけずに済みます。

二つ目は消臭効果のある靴下を履くことです。

足で発生したニオイは靴下に蓄積されます。そのため、消臭効果のある靴下を履けばニオイの軽減が期待できます。

「消臭機能付き」と謳われている靴下にはさまざまな価格帯のものがあります。しかし、3足1,000円程度の靴下だとその効果は価格なりでしょう。少しでも消臭効果があれば、「消臭機能付き」という言葉に嘘はないためです。

期待する効果は1日(8時間〜12時間程度)履いてもニオイを発しないようなものではないでしょうか?

そこでオススメなのがデオルの「急速分解消臭靴下」です。単価は高めですが、ユーザーの満足度も高い靴下です。

引用元:https://www.amazon.co.jp

この靴下の素材はコットン。消臭機能を持たせた特殊な繊維のため、ニオイ物質が繊維に付くと反応して無臭化されます。しかも洗濯や日干しをすることで機能が復活します。

無臭化できるのは瞬間的にニオイ物質を分解するため。分解することによりニオイを発しない別の物質に変えてしまうようです。また、靴下に穴が空いても消臭効果がダウンしなかったり足が濡れて蒸れてもニオイがしなかったりと消臭効果の高さには定評があります。

今までどれだけ足のニオイ対策をしても希望の効果が得られなかった方は、一度試してみる価値があるかもしれません。

靴についたニオイを取るには?

靴についたニオイを取るには、10円玉(銅)やアルミホイル(アルミニウム)などの金属を使う方法があります。

ニオイを取る方法は簡単です。

10円玉なら5枚程度、アルミホイルなら靴の容積と同じ程度を靴の中に入れ、一晩置くだけです。アルミホイルはちぎって細長く丸めて靴の中に入れましょう。

中には10円玉(お金)をこのように使うことに抵抗のある方もいるかもしれません。

その場合は銅板などでも構いません。

もし、上記方法でもニオイが取れない場合は「重曹を使う方法」もあります。

重曹(粉末)を直接靴の中に入れて、同様に一晩置くのです。そうすると重曹の殺菌効果によりニオイを軽減する効果が期待できます。

また、靴はスーツと同様に1回(1日)履いたら休ませる必要があります。ローテーションを組めるように3〜4足の靴を持つことをオススメします。

靴を保管するときのニオイ対策

長期間靴を保管する場合には、上記とは別の対策が必要になります。

保管時に靴にカビを生えさせないことが大切なのです。

保管する前に靴表面のワックスを落として、汚れも落としましょう。そして、型崩れ防止のためにシューキーパーを入れて日干しします。

ただし、革に直射日光を当てるのは厳禁です。変色防止のため直射日光を避け、靴底にも空気が当たるように日陰に立てかけて1日〜3日干しましょう。

日干ししたら内側を除菌します。カット綿に消毒用エタノールを染み込ませて、つま先など奥の方まで内側を拭きます。内側にたまったホコリは足の皮脂を含んでいるため、しっかり拭くようにしましょう。

そして、消毒が終わったら除湿剤や乾燥剤と一緒に保管しましょう。

ふたたび履くときにはクリームを塗って革を柔らかくしましょう。革を柔らかくすると靴が長持ちします。

このとき、外側に乳化性クリームや油性クリームを塗るだけでなく、内側にもしっかりデリケートクリームを塗りましょう。

汗をかいた時に気をつけたいこと

こまめに汗を拭き取る。

どんなに気にしていても汗はかいてしまうものです。ここまで服装やインナーについて汗対策を紹介してきましたが、実際に汗をかいてしまった後に気をつけたいことについても紹介していきます。

汗をかいたまま、そのままびしょびしょの状態にしておくとスーツに汗が染み込み汗染みやニオイの原因となります。汗をかいた時はできるだけこまめに拭き取ることが大切です。

拭き取る際は市販の汗拭きシートややわらかい布、タオルタイプのハンカチ等で拭き取るのがいいでしょう。特に首筋は汗をかきやすくシミになりやすいのでこまめに拭くことを心がけてみてください。外出先では難しいかと思いますが、帰宅後はお湯で固くしぼったタオルでポンポンと叩くように拭くことで汗を抜くことができます。

それでも取れない場合や匂いが気になる際には匂い取りとしてスチームアイロンを使用して汗を飛ばすのも有効な手段です。

ウォッシャブルスーツならこまめに洗う

一般的なスーツの生地ではウールが使用されているため自宅で洗うことは難しいとされていますが、ウォッシャブルスーツは生地にウールとポリエステルの混紡が使用されていることが多いため自宅の洗濯機でも簡単に洗うことができ、シワにもなりにくいことから非常におすすめの機能といえます。

こまめに洗うことでスーツの汗シミの予防はもちろん、スーツを清潔に保つことができます。ウォッシャブル機能がない場合、費用はかかってしまいますが、定期的にクリーニングに出すことで汗シミ予防やスーツを清潔に保つことができます。

汗をかいた後の対処までの時間が早ければ早いほど効果的ですので、そのあたりも意識してみてください。

毎日同じスーツを着ない

夏場に限らずスーツは毎日着用せずに休ませることでスーツの寿命を長くすることが可能となります。

夏場は特に汗をかきやすいため、よりスーツにダメージを与えてしまいます。すぐに汗を拭き取れる状況にあればいいですが、移動中や商談中等で汗がしみこんでしまうケースも多々考えらるのでそんな時こそ固くしぼったタオル等で汗を拭き取り、風通しの良い場所で保管しスーツを休ませてあげることがポイントとなります。

頻繁にスーツを着用する方は連日同じスーツを着用しないためにもスーツは2着以上持っておくことで着回すことができますので、2着以上スーツを持っておくこともおすすめです。

また、スーツを2着以上持っていることで不意に汚れてしまった場合や、雨に濡れてしまった場合等の不足の事態にも対応することができますので、そういった意味でもスーツは2着以上保持することがおすすめと言えるでしょう。

汗ジミを落とす方法は?クリーニングでのシミ抜き

気を付けていても、汗ジミができてしまう時はあるものです。クリーニング店にスーツを持っていけば、汗をかいたポイントを重点的にシミ抜きしてくれます。汚れがひどくなる前に、プロにシミ抜きしてもらいましょう。

ドライクリーニングでは汗ジミは取れないので注意しよう

クリーニング店にシャツや洋服のクリーニングを出す際、主な洗い方は「ドライクリーニング」と呼ばれる方法です。ドライクリーニングとは、油由来の溶剤を使って衣類を洗う方法で、軽い皮脂や化粧汚れなどであればきれいに落とせます。

しかし、スーツに付着した頑固な汗ジミとなると話は別です。「汗抜き」とも呼ばれる汗の汚れに特化した方法でスーツのクリーニングを依頼しなければ、黄ばみや臭い、くっきりしたシミは消えません。汗抜きを行うには、通常のドライクリーニング時とは違う特別な溶剤を使用します。追加料金はかかりますが、結果的にスーツが良い状態で長持ちするので、ぜひ汗抜きを依頼しましょう。

汗シミを取ってもらう頻度

スーツをクリーニング店に出すなら、おおよそ1シーズンに1度が適した頻度です。汗シミを予防したいがために高頻度で汗抜き加工をし続けると、生地が傷んでしまって、スーツの型崩れや色落ちさえも招きかねません。

やりすぎは禁物ですが、夏場であれば2週間に1度程度のクリーニングをおすすめします。ウォッシャブルスーツであれば自宅でも洗えるのですが、よりしっかりとした汗シミ対策を行いたいなら、夏の間は2週間に1度クリーニング店にスーツを持っていきましょう。

汗シミを抜いたあとに抗菌加工をするのがおすすめ

クリーニング店によっては、さらに追加料金を支払うことで、汗シミができやすい衣類に抗菌加工を施してくれる場合があります。頻繁に着るスーツは、どうしても首元に汗により黄ばみができやすいため、対策をしていても汚れは溜まっていくでしょう。

汗による汚れは見た目が損なわれるだけでなく、生地の傷みや臭いの元にもなります。臭いが定着して摂れなくなってしまうこともあります。そのため、せっかくクリーニング店で汗抜きを行ってもらうなら、併せて抗菌も行ってみてください。

自宅で汗ジミを落とす事はできる?

汗シミを確実に落としたいならクリーニング店の利用が効果的ですが、こまめに汗抜きを依頼するとお金がかかってしまうのが難点です。

軽い汗ジミであれば、自宅でもセルフで落とせます。正しい情報に則ったシミ抜きを行い、スーツのコンディションを整えましょう。ここでは、スーツの扱いに慣れていない方でもできる汗シミの落とし方を紹介します。

まずはブラッシングを習慣づけよう

毎日着るスーツには、目に見えないほこりやゴミが付着しています。ほこりやゴミを放置していると、他の汚れも吸着しやすくなるため、ブラッシングでスーツの表面をきれいな状態にしておく習慣をつけてください。

ブラッシングに使用するエチケットブラシは100円ショップでも手に入るため、誰でも手軽にスーツのケアができます。

蒸しタオルや水タオルで汗を拭き取る

汗は付着したスーツを放置すると、濡れた部分に菌が繁殖してシミや黄ばみ、臭いの原因になります。暑い日に帰宅したら、まず蒸しタオルを作ってください。蒸しタオルの作り方は簡単で、熱めのお湯に浸して十分に温めたタオルを硬く絞るだけです。電子レンジを使っても作れますが、いずれにしても火傷に注意しましょう。

蒸しタオルができたら、汗がついた部分や汗をかきやすい部分を優しくポンポンと叩いてください。生地が傷むので、ゴシゴシと強く擦ってはいけません。

水タオルでも同じように汗シミ対策ができます。蒸しタオルと同じように、擦らずに軽く叩いて、汚れをタオルで吸い取るイメージで扱いましょう。ただ、蒸しタオルの方が汚れを取りやすいので、面倒でなければ蒸しタオルを作るようにしてください。

スチームアイロンを使えばより効率的に汗シミが取れる

汗による汚れを落とすポイントは、水蒸気です。蒸しタオルで汚れが落ちやすいのは、水蒸気による作用といえます。そのため、蒸しタオルで軽く拭いても取れなかった汗シミは、スチームアイロンを使って取るのがおすすめです。

蒸しタオルや濡れタオルで汗シミをある程度拭いたら、まずはしっかり乾燥させましょう。

早く乾かしたいと言って日差しにあてるのはよくありません。

日光による色褪せを防ぐために、陰干しがおすすめです。風通しのいいところで陰干しを済ませたら、スチームをまんべんなくスーツに当ててください。その上でさらに気になる点があれば、再度タオルを使って処置すると良いでしょう。

全ての工程が終わったら、再度陰干しをして、2~3日はスーツの生地を休ませてください。

スーツの素材とカラーで汗対策できる?

スーツは、作られている原料が大きく分けて2種類あり、それぞれに汗との相性があります。汗をかきやすい気候や汗っかきの体質なら、スーツ自体の素材を変えたり、汗が目立たないカラーを選んだりすると良いでしょう。ここでは、おすすめの素材とカラーを紹介します。

汗対策に向いているスーツの素材は天然繊維

スーツ含め衣類の材質は、「化学繊維」と「天然繊維」の2種類に分けられます。それぞれに該当する素材の一覧は以下の通りです。

⚫︎化学繊維の例

  • ポリエステル
  • ナイロン
  • アクリル など

⚫︎天然繊維の例

  • コットン
  • リネン
  • ウール など


天然繊維の方が吸収率が高いため、化学繊維のスーツより、天然繊維のスーツの方が雑菌が繁殖しにくい傾向があります。雑菌が増えると汗汚れや臭いの原因になるため、夏に着るスーツは天然繊維で、かつ通気性の良いものにしましょう。

汗が目立ちやすいグレーのスーツは避ける

汗を防ぎきるのは難しいことですので、せめて目立たないようスーツのカラーを選ぶこともポイントです。グレーのスーツは汗シミが目立ちやすいため、暑い季節や汗をかきやすい方には不向きといえます。

おすすめのカラーは、白やネイビー、黒です。

白は一般的な会社員であれば着づらい色かもしれないので、無難さがあるネイビーを選びましょう。黒も汗対策としてはおすすめですが、ビジネスシーンにおいては葬祭をイメージさせることもあるので、TPOを考えて選んでください。

好ましい色のスーツがない場合や、汗が目立ちにくいカラーのスーツでもシミが見えてしまう場合は、脇汗パッドの活用も考えてみましょう。インナーと脇汗パッドで汗対策をすれば、グレーのスーツを夏に着こなせるかもしれません。

オーダースーツ専門店「オーダースーツSADA」とは?

オーダースーツSADAは、その名の通りオーダースーツを取り扱っている専門店です。

これまでに仕立てたオーダースーツは500万着を超え、YouTuberや芸能人、政治家のスーツまでも仕立てています。オーダースーツですので、どんな体型でもフィットする自分だけの1着を手に入れられるでしょう。
スーツ生地から選べるので、素材もカラーも思いのままです。汗対策に有効な天然素材と汗が目立ちにくいカラーでスーツを仕立てれば、汗シミに悩まされることなく、毎日快適に着用できます。

汗対策ができるスーツ選びに迷ったら、ぜひオーダースーツSADAで自分専用の1着を手に入れましょう。

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