イージーオーダースーツって実際どうなの?メリット・デメリットを解説!
以前よりもオーダースーツのハードルが下がり、手頃な価格で気軽に自分好みのスーツを作れるようになりました。このオーダースーツですが、オーダー内容によっていくつかの種類に分けられることをご存じでしょうか。大きく分けて3種類存在し、細部までこだわれるフルオーダースーツ、既成スーツを採寸結果や好みをもとに調節を加えるパターンオーダースーツ、今回ご紹介するイージーオーダースーツに分けられます。しかし、オーダースーツをこれから買おうと考えている方にとって、実際のところどんな違いがあり、どこまでこだわることができるのかイメージ出来ていない方も多いはずです。「自分の体型に合うスーツが作りたい」「スーツを長持ちさせたい」などこだわりたい部分やコストをできる限り抑えて作りたいなど、その人によって譲れない部分があります。何から始めるべきなのか事前に知りたくて、この記事に辿り着いた方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、知っておきたいイージーオーダースーツの基本情報やメリット・デメリット、他のオーダースーツとの違いや気になる金額についても紹介します。自分にピッタリのイージーオーダースーツを買おうと考えている方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
イージーオーダースーツとは?
そもそもイージーオーダースーツとは、あらかじめ用意されている型の中からその人にあったものを見つけ、採寸結果に合わせて調整を行うものを指します。オーダースーツの種類の1つであり、他の種類としてフルオーダースーツとパターンオーダースーツがあります。フルオーダースーツとの違い
フルオーダースーツの場合、イージーオーダースーツではしてもらえないような細かい部分まで対応してもらえます。そもそもフルオーダーはとことんこだわりのスーツが欲しい方向けの種類で、職人がスーツの型紙から作るため、細かい部分のデザインも決められます。もしベテランの担当者であれば、生地やスーツに関する知識も教えてくれるでしょう。 イージーオーダースーツの場合は、フルオーダースーツとは違ってあらかじめ型が用意されています。その上、フルオーダースーツはサイズ補正や体型補正の制限がないところも特徴です。パターンオーダースーツとの違い
パターンオーダースーツは、フルオーダースーツよりも価格をリーズナブルにしたい方やスーツに詳しくない方向けの種類です。具体的にパターンオーダースーツは、既成スーツを採寸結果や好みをもとに調節を加えるオーダー方法であり、イージーオーダースーツよりもカスタマイズできる範囲が限られています。 しかし、その分としてお金も時間も少なく抑えられます。早ければ1週間ほどで受け取れるため、早めにオーダースーツを受け取りたい方にもぴったりです。 なお、オーダースーツと聞くと、専門店でなければやってもらえないイメージがあるかもしれません。実際にオーダースーツ専門店も数多くありますが、パターンオーダーの場合は採寸社の技量に依存する余地があまりないこともあり、アルバイトや派遣社員の多いチェーン店や量販店で行われている場合もあります。イージーオーダースーツがおすすめの人とは?
イージーオーダースーツがおすすめの人は、次の2つです。- フルオーダーとパターンオーダーの良いところ取りしたい人
- コストを抑えて質の高いオーダースーツが欲しい人
フルオーダーとパターンオーダーの良いところ取りしたい人
1人目は、フルオーダーとパターンオーダーの良いところ取りしたい人です。イージーオーダースーツはフルオーダースーツよりも価格を抑えつつ、パターンオーダースーツよりもカスタマイズの幅が広いオーダー方法です。そのため、双方の良いところ取りをしたい方にとっては、魅力的に思えるでしょう。コストを抑えて質の高いオーダースーツが欲しい人
2人目は、コストを抑えて質の高いオーダースーツが欲しい人です。初めてオーダースーツを頼もうと考えている方にとっては、パターンオーダースーツから始めたほうが良いと思うかもしれません。しかし、イージーオーダースーツでも問題なく、予算とスーツのクオリティの双方を両立したい初心者にもおすすめです。もしわからないことがあるならば、注文する前にスタッフに相談してみるのが良いでしょう。イージーオーダースーツのメリット
イージーオーダースーツのメリットは、主に次の4つが挙げられます。- 自分の体型に合うスーツが作れる
- こだわりのあるスーツが作れる
- スーツが長持ちする
- 初めてオーダースーツを作る方にも向いている
自分の体型に合うスーツが作れる
イージーオーダースーツはフルオーダースーツほどの自由度はありませんが、それでも自分の体型に合うスーツを作れるため、既製品だとフィット感がイマイチと思っている方におすすめです。 そもそも、スーツを選ぶ上でフィット感というのは非常に重要なポイントです。もしフィットするような感覚が少なければ、毎日着用したいと思わないでしょう。ただ、既製品の中から自分の体型にフィットするようなものを見つけるのは難しいことです。 そこでおすすめとなるのが、オーダースーツです。特にイージーオーダースーツやフルオーダースーツの場合は、サイズ補正や体型補正ができるため、自分の体に合うスーツを入手できます。こだわりのあるスーツが作れる
オーダースーツの場合は、生地やデザインなどを決めることが可能。そのため、自分の好きな生地や色柄のスーツを作ってもらえます。 こだわりのあるスーツは、何度も着たくなるものです。愛着も湧くため、ビジネススーツならば常にモチベーションが高い状態で仕事ができるでしょう。また、相手からの印象も良いものとなるかもしれません。 ただし、TPOのことを考えつつ、生地やデザインなどを決める必要があります。どれだけ自分が良いと思うスーツでも、場面によってはひんしゅくを買ってしまいます。実際にオーダースーツ専門店のスタッフと相談しつつ、理想的なスーツを仕立ててもらいましょう。スーツが長持ちする
オーダースーツ全般に言えることですが、フィット感が高いスーツは生地への負担が少なくなり、スーツが長持ちしやすくなります。もしその人の身体にフィットしていないものならば、生地がこすれ合う頻度が高くなり、結果としてスーツの劣化を早めてしまう恐れがあります。 また、オーダースーツは既製品よりも上質な生地を用いていることが多いです。上質な生地は着心地が優れているため、身体に程よく馴染みます。そのおかげで、ストレスなく動けるでしょう。初めてオーダースーツを作る方にも向いている
別の項目で述べたように、イージーオーダースーツはあらかじめ決められた型の中から選ぶため、型紙から作るフルオーダースーツよりもハードルが高くありません。そのため、初めてオーダースーツを作る方にも向いています。 仮にわからないことがあっても、仕立ててもらうお店のスタッフに聞けば問題ありません。オーダースーツは生地や色柄などをこだわれるからこそ、じっくりとスタッフと話し合いながら決めていきましょう。イージーオーダーのデメリット
こだわりのあるスーツが作れたり初心者でも問題なく仕立ててもらえたりなど、イージーオーダースーツには複数のメリットがあります。だからこそ、すぐにでも注文しようと思うかもしれません。 しかし、安易に動くのは注意が必要です。その理由として、次のようなデメリットがあるためです。- 時間がかかる
- 選択肢が多くて迷いやすい
- とことんこだわりたい方には不向き
時間がかかる
オーダースーツ全般に当てはまるデメリットとして、時間がかかります。特にフルオーダースーツの場合は採寸から完成品のお渡しまで、1?2ヶ月ほどです。次に長いのがイージーオーダースーツであり、3?4週間ほどかかります。一番短いのがパターンオーダースーツで、こちらは1?2週間ほどです。どうしても時間がかかるからこそ、あらかじめ時間に余裕を持って注文しておきましょう。 なお、近年では自分で採寸してインターネットで注文するようなケースもありますが、せっかくのオーダースーツを仕立ててもらう上でそれはもったないことです。オーダースーツは体型や好みに合ったスーツを作ることが趣旨であるため、可能ならば実店舗に足を運んで、直接採寸してもらったり実際の目で生地を確認したりすることをおすすめします。選択肢が多くて迷いやすい
こちらもオーダースーツ全般に当てはまりますが、オーダースーツは生地やデザインなどが選べるからこそ、選択肢が多すぎてどれが良いのか迷ってしまうかもしれません。もしこのようなことを防ぎたいのであれば、あらかじめ理想のスーツをイメージしておくことをおすすめします。 事前にイメージしたものがあれば、そのことをスタッフに伝えることで、イメージに合わせたアドバイスをしてくれます。自分一人ですべて決めなくてはならないというわけではないからこそ、別の項目で触れたようにスタッフと話し合いながら決めていきましょう。とことんこだわりたい方には不向き
イージーオーダースーツはフルオーダースーツと比べて、細かい部分までこだわれません。そのため、とことんこだわりのあるスーツを作りたい方には、向いていないオーダー方法です。 ただ、とことんこだわれるがゆえに費用もかかります。時間もかかるからこそ、お金と時間をかけるほどのこだわりがないのであれば、イージーオーダースーツで十分満足できるでしょう。イージーオーダーの店を選ぶ際のコツ
イージーオーダースーツを仕立ててもらうためには、店選びが大切です。日本各地に専門店があるからこそ、コツを覚えて自分に合った店を探してみましょう。なお、イージーオーダーの店を選ぶ際のコツは次の4つです。- まずスーツを作る目的を明確にする
- 生地が豊富かどうかも重要なポイント
- お店によって得意スタイルがある
- アフターサービスの有無もチェック
- スタッフとしっかりとコミュニケーションを取る
まずスーツを作る目的を明確にする
スーツはさまざまな場面で求められているものが異なります。ビジネスシーンならばビジネススーツですが、葬式の場合は礼服が原則です。そのため、まずはスーツを作る目的を明確にしましょう。 もしビジネスやプライベート向けならば、色柄やデザインもイメージしてみましょう。細かくイメージしておけば、他の項目で述べたようにスタッフへ相談しやすくなります。例としてビジネススーツの場合は、グローバルスタンダードであるネイビーもしくはグレーのスーツがおすすめです。生地が豊富かどうかも重要なポイント
生地やデザインにこだわるのであれば、生地が豊富かどうかもチェックしておきましょう。生地が豊富にそろっていれば、自分好みのデザインを見つけやすくなります。ついつい迷ってしまうかもしれませんが。それでも選択肢が多いに越したことはありません。 また、実際に使う大きな生地をみられるかどうかも確認しておきましょう。サンプルが小さいとイメージがしにくく、イメージと異なるスーツが作られる可能性があります。可能ならば生地を実際に肩からかけてみたり、体に合わせてみたりなどして、イメージ通りか確認しましょう。お店によって得意スタイルがある
スーツには、主にブリティッシュスタイルとイタリアンスタイル、そしてアメリカンスタイルの3種類があります。お店によって得意スタイルがあるため、あらかじめ自分が求めているスタイルが得意かどうかチェックしておきましょう。 なお、上記で挙げた3つのスタイルの詳細は、以下の項目で紹介しています。ブリティッシュスタイル
イギリス生まれのスーツスタイルで、カチッと決まった雰囲気です。肩パッドやコンケーブ・ショルダー、角度の浅いVゾーンなどが特徴であり、生地に関しては双糸(2本の糸を撚り合わせて均一な糸にしたもの)を用いた生地がよく用いられています。 ブリティッシュスタイルはスーツの定番であり、特にフォーマルなシーンでは鉄板です。そもそもスーツはイギリス発祥であるため、正統派のクラシックなスーツが良いならブリティッシュスタイルを選ぶのが良いでしょう。イタリアンスタイル
ブリティッシュスタイルと正反対のスタイルが、イタリアンスタイルです。ブリティッシュスタイルがカチッとしたものに対し、イタリアンスタイルは柔らかい雰囲気です。この違いに関しては、国の風土や国民性に起因するものだとされています。 イタリアンスタイルの場合、ナチュラルショルダーや深めのVゾーン、浅めのウエストシェイプなどが特徴です。自然なシルエットを最大限活用するのがイタリアンスタイルの醍醐味であり、エレガントな雰囲気を感じさせるスタイルです。アメリカンスタイル
アメリカンスタイルはブリティッシュスタイルの影響を受けている一方で、アメリカらしく合理性を求めていることが特徴です。例えば、アメリカンスタイルのスーツはウエストをあまり絞りません。絞らないことで着やすい上に動きやすくなります。また、体格の大きい人が多いことも影響しています。 また、アメリカンスタイルでもイタリアンスタイルと同じく、ナチュラルショルダーが好まれる傾向です。色やデザインも個性的なものが多く、自由の国アメリカらしいスタイルです。アフターサービスの有無もチェック
アフターサービスの有無もチェックしておきたいポイントです。具体的な内容はお店次第ですが、アフターサービスがあることで、購入後のトラブルに対してプロのスタッフが対応してくれます。 例として「オーダースーツSADA」では、以下3つの無料アフターサービスを設けています。- 大きい方の割り増し
- 1カ月以内のお直し
- ウエストのお直し
スタッフとしっかりとコミュニケーションを取る
オーダースーツを仕立ててもらう際には、自分に合った担当者がいるかどうかが重要です。もし自分に合った担当者がいれば、気軽に相談しやすくなる上に、担当者からあなたのイメージを叶えるようなアドバイスをしてくれるかもしれません。 ただ、公式サイトの情報や口コミだけで担当者の人柄や雰囲気を判断することはほぼ不可能です。そのため、実際に一度足を運んでみるのがおすすめです。もし買わずに足を運ぶことに抵抗感があるならば、電話で相談できるかチェックしてみましょう。イージーオーダーの金額と納期の目安
実際にオーダースーツするとなれば、金額と納期が気になることでしょう。イージーオーダースーツの金額に関しては、50,000円から100,000円が相場です。高くても、150,000円程度です。 納期の目安は、別の項目で触れたように1カ月ほどです。ある程度時間がかかるものであるため、早めに依頼してのんびりと待っておきましょう。もしできるだけすぐに欲しいのであれば、既製品を購入するかパターンオーダースーツを選びましょう。オーダースーツでこだわれるポイント
オーダースーツはさまざまな部分にこだわれますが、具体的にどのようなところなのでしょうか。ここではこだわれるポイントを複数紹介しているため、以下の内容を踏まえた上で具体的なスーツのイメージを作ってみましょう。デザイン
スーツにはさまざまなデザインがあり、ボタンの配列やベントの数で異なります。デザイン次第では年齢に合わないものもあるため、「カッコいいから」といった安直な理由で決めず、着用する場所のTPOに応じてデザインを選びましょう。 なお、デザインを考える上で最低限知っておきたい部分としてシングルとダブル、そしてベントが挙げられます。シングルスーツ
シングルスーツはボタンの配列が縦1列のものです。一般的なスーツの種類であり、幅広いシーンで活用できます。そのため、初めてのスーツならばシングルスーツを選ぶのがおすすめです。 ちなみに、シングルスーツは19世紀のイギリス貴族の執務服や平服が起源とされています。室内で着ることや着替える機会が多いことから、徐々にボタンの数が減っていったとされています。ダブルスーツ
ダブルスーツは、ボタンが縦2列に並んでいるスーツです。大人向けのスーツですが、現在では若者から注目を集めています。理由は複数あり、大人っぽく見えたり他の人と差別化できたりなどです。 また、ダブルスーツは前身頃の部分が重なっていることもあり、お腹周りをカバーできます。一方で体型に自信のない人でもダブルスーツを着こなすことは可能で、身体をお菊たくましく見せられます。 ダブルスーツは魅力的なものですが、その一方でシングルスーツのようにどこでも使える種類ではありません。例として面接や就活では、貫禄がありすぎるように見えてしまう理由からNGとされています。もしこれからダブルスーツをオーダースーツとして仕立ててもらおうと考えているのであれば、着用シーンのことを考えて決めましょう。ベント
ベントとは、ジャケットの後ろにある切れ目のことです。センターベントとサイドベンツ、そしてノーベントという3種類に分かれます。 センターベントは中心部分に切れ目があるもので、動きやすさを重視している方におすすめ。サイドベンツは裾の両サイドにそれぞれ切れ目があり、お尻が大きい方に向いています。最後のノーベントは切れ目がまったくないタイプで、礼服で見られる種類です。生地
スーツで用いられる生地はさまざまあり、ブランドによる特徴もあります。有名なブランドとしては、主に以下のようなところが挙げられます。Ermenegildo Zegna(エルメネジルド・ゼニア)
「Ermenegildo Zegna」は、イタリア生まれたブランドです。生地に対するこだわりが非常に強く、各国の産地から上質な原毛を厳選して買い付けています。このことは創業当時から変わっていないことで、現在ではさまざまな有名ブランドの生地として用いられています。 「Ermenegildo Zegna」の主な生地としては、「TRAVELLER」や「ELECTA」などがあります。例として「TRAVELLER」はシワになりにくいことが特徴で、ハンガーに一日掛けておけばシワがなくなるとまでいわれているほどです。LORO PIANA(ロロ・ピアーナ)
「LORO PIANA」もイタリア生まれのブランドで、イタリアのピエモンテ州ヴェルチェッリ県のクアローナに本社があります。最高級の原料を用いて製品を作っており、「Kiton(キートン)」や「Brioni(ブリオーニ)」といった有名なスーツブランドでも用いられています。 「LORO PIANA」の主な種類は、「FOUR SEASONS」や「SILKAIR」などです。例えば「FOUR SEASONS」というものは、名前の通りオールシーズン楽しめる生地であり、どんな季節にも適用します。DORMEUIL(ドーメル)
「DORMEUIL」はフランスの高級ブランドで、世界最古の生地マーチャントとして知られています。「Louis Vuitton(ルイ・ヴィトン)」や「CHANEL(シャネル)」などに提供しており、知っている方もいるかもしれません。 「DORMEUIL」の場合は、「AMADEUS 365」や「EXEL」、「TONIK WOOL」などの種類が挙げられます。その中の1つである「AMADEUS 365」は、「LORO PIANA」の「FOUR SEASONS」と同じく、通年楽しめる生地です。色柄
スーツの色としては、ブラックやグレー、ネイビーなどが挙げられます。幅広い色があるからこそ、目的や自分の好みに応じて選んでみましょう。例として転職活動で着用するスーツを仕立ててもらおうと考えているのであれば、ブラックやネイビー、暗めのグレーなどがおすすめです。 色だけではなく、柄も大切です。スーツの柄としては、ウィンドペンやグレンチェック、シャドーストライプなど幅広くあります。こちらも色同様、目的や自分の好みに応じて選ぶようにしましょう。例として上記のような転職向けスーツならば、無地もしくは目立たない柄がベストです。ボタン
オーダースーツでは、ボタンを自由に選べます。ただ、基本的にオーダースーツで選ばれるのは水牛ボタンです。高級なボタンと聞くとナットボタンをイメージするかもしれませんが、実際のところは水牛ボタンのほうが効果です。もちろん、天然素材のシェルを使ったボタンや、ポリエステルを用いたボタンもあります。 ただ、ボタンに関してもオーダースーツを仕立てる目的によっておすすめのものが異なります。ビジネスシーンで着用するスーツならば、信頼の獲得につながりやすい水牛ボタンが良いでしょう。 ボタンの数に関しては、2個もしくは3個が基本的な個数です。その中でも2個がオーソドックスであり、3ボタンよりもVゾーンが広くなり、ウエストラインにシェイプが出しやすくなります。ラペル
下襟のことを指すラペルには、さまざまな種類があります。主なものとしては、以下の通りです。- ノッチドラペル
- ピークドラペル
- セミピークドラペル
- フィッシュマウスラペル
- クローバーリーフラペル
- ローリングダウンラペル
ポケット
オーダースーツを仕立ててもらうならば、ポケットにもこだわりたいところ。しかし、ポケットにも種類があり、例として腰ポケットの場合は以下のようなものがあります。- フラップポケット
- スラントポケット
- チェンジポケット
- ノーフラップポケット
パンツ
ジャケットだけではなく、パンツも重要なポイントです。タックや裾口、脇ポケットなどをチェックしましょう。 タックというのは腰部分にあるヒラヒラのことであり、数によってノータックとワンタック、そしてツータックという3種類に分かれます。こちらも種類によって雰囲気が変わり、例としてノータックならスッキリとした印象になります。イージーオーダースーツの流れ
イージーオーダースーツは、基本的に6つのステップに分かれます。それぞれどのようなステップなのか、1つずつ見ていきましょう。ただ、詳しいところはお店次第であるため、相談する際にどのような流れなのか聞いておくことをおすすめします。1.相談
理想的なイージーオーダースーツを仕立ててもらうためには、カウンセリングが重要になります。最初のステップであるため、担当者にイメージしているスーツの特徴や予算などを伝えましょう。お店によっては、相談内容に応じたおすすめの一着を提案してくれます。2.生地を選ぶ
次に生地を選びます。生地の種類はお店次第であるため、こちらに関しては担当者の話を聞きながら選びましょう。基本的にオーダースーツは実際に生地を見て選んだほうが納得しやすいため、できれば実店舗に足を運ぶことをおすすめします。3.デザインを選ぶ
自分がイメージしているスーツに合わせて、デザインを選びましょう。この際、ブリティッシュスタイルやイタリアンスタイルなど、スタイルに関する知識があれば、そのスタイルに応じたデザインを選べるため、スムーズにデザインを決められるでしょう。 また、この段階でボタンの配列や数なども決めます。別の項目で述べたように配列次第でシングルスーツかダブルスーツか変わるため、目的に応じて選びましょう。特にダブルスーツの場合はシーン次第では不適切と思われるため、なおさら注意が必要です。4.採寸
生地やデザインを選んだ後で、オーダースーツを仕立てる上でもっとも重要な採寸を行います。採寸に関しては、きちんと採寸スタッフの指示に従いましょう。少しでも採寸がきちんとできなければ、フィット感のあるオーダースーツを実現できません。5.仕立て
採寸結果をもとに、選んだ生地やパーツを組み合わせてオーダースーツを仕立てていきます。イージーオーダースーツに関しては襟元やポケットの形、カットの仕方などをカスタマイズできるため、ぜひそこまでチェックして理想的なスーツを仕立ててもらいましょう。6.試着・お渡し
最後に試着した上で商品を渡します。もし試着時になにか問題があれば、すぐに伝えましょう。アフターサービスがある場合でも、早めに伝えておくことですぐに対応してもらいやすくなります。オーダースーツなら「オーダースーツSADA」がおすすめ!
イージーオーダーでも理想的なスーツを仕立ててもらえるとはいえ、さらにこだわりたい方にとっては物足りないと思うかもしれません。そのような方にはフルオーダーがおすすめですが、どこが良いのか悩むことでしょう。もしそうであるならば、マシンメイドのフルオーダーを採用している「SADA」を利用してみてはいかがでしょうか。「オーダースーツSADA」がおすすめの理由
「オーダースーツSADA」は、リーズナブルな価格でオーダースーツを仕立てることができます。 その上、全国に49店舗展開しており、オーダースーツのチェーン店舗数として日本一に輝いています。そのため、もしかするとあなたの家や会社の近くに「オーダースーツSADA」の実店舗があるかもしれません。「オーダースーツSADA」は多くの著名人のスーツを仕立てた実績がある
「オーダースーツSADA」は、芸能界やスポーツ界など多くの著名人のスーツを仕立てた実績を持っています。例として以下のような人物を挙げることができ、全員のことを知っている方も多いはずです。- 菅義偉(元総理大臣)
- 吉村洋文(現大阪府知事)
- 葛西紀明(スキージャンプ選手)
- 堀潤(ジャーナリスト)
- ハナコ(お笑いトリオ)
- マツモトクラブ(ピン芸人)
「オーダースーツSADA」のオーダースーツの流れ
「オーダースーツSADA」の場合は、生地を選んでデザインを決め、採寸して仕立ててもらったら商品を渡すという流れです。期間に関しては約1か月で、全力でスタッフがサポートしてくれます。 生地は豊富にそろっており、ビジネス向けのベーシックな素材から高級なインポート素材まで幅広い中から選べます。デザインに関しても、ボタンや裏地、ポケットなどを自分の好きなようにカスタマイズ可能です。「オーダースーツSADA」の有料オプションもチェック
「オーダースーツSADA」では、有料のオプションを用意しています。さらに理想的なオーダースーツを仕立ててもらいたいのであれば、ぜひチェックしてみてください。主なものとしては、以下の通りです。- アップグレードボタン
- AMFステッチ
- 台場仕立て
- チェンジポケット
- 重ねボタン
- ダブル仕立て
- PP加工
- アジャスター
イージーオーダースーツで理想のスーツを!
今回は、イージーオーダースーツの基本情報やメリット・デメリット、金額などについて紹介しました。イージーオーダースーツはフルオーダースーツとパターンオーダースーツの良いところを組み合わせたオーダー方法です。そのため、リーズナブルな価格で質の高いスーツが欲しい方におすすめです。 また、オーダースーツは幅広いところがカスタマイズできるため、あらかじめどのようなスーツが欲しいのか考えておくことをおすすめします。そうすることで、理想的なイージーオーダースーツを実現しやすくなります。今回の記事が、イージーオーダースーツで悩んでいる方の参考記事となれば幸いです。今回は、イージーオーダースーツの基本情報やメリット・デメリット、オーダースーツでこだわれるポイントや金額と納期の目安などについて紹介しました。イージーオーダースーツはフルオーダースーツとパターンオーダースーツの良いところを組み合わせたオーダー方法です。そのため、パターンオーダースーツよりもカスタマイズの幅が広いオーダーでこだわりたい方やリーズナブルな価格で質が高く納得のいくスーツを手にしたい方におすすめです。また、オーダースーツは幅広いところがカスタマイズできるため、あらかじめどのようなスーツが欲しいのか考えておくことをおすすめします。そうすることで、店員さんにも具体的な注文を伝えられるため理想に近いスーツを実現しやすくなります。今回の記事が、イージーオーダースーツで悩んでいる方の参考記事となれば幸いです。オーダースーツSADAでは、専門のスタッフがしっかりサポートするため、フルオーダーの楽しさ、快適さ、フィット感はもちろんのこと、着回しの相談や着こなしに関しての些細なお悩みにも親身にお答え致します。オーダースーツを検討している方はぜひ、オーダースーツSADAでその魅力を体験してみてはいかがでしょうか。