スーツに合わせられる帽子はあるの?キャップを使ったコーディネートをご紹介のアイキャッチ画像
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スーツに合わせられる帽子はあるの?キャップを使ったコーディネートをご紹介

スーツに合うキャップはある?

普段着のカジュアルジャケットならキャップを合わせられない?

ジャケパンスタイルとキャップ。両方好きな方ならこのように考えたことはないでしょうか?この記事ではキャップを使ったコーデを紹介いたします。

そもそも帽子の種類ってどのくらいあるの?

帽子とは何ですか?

そのように聞かれると多くの方が「頭にかぶるもの」と答えると思います。しかし、一言に帽子といってもその種類はさまざまなのです。

ソフトハット

 クラウン(頭を入れる部分)の頭頂部に縦のくぼみ(クリース)があるのが特徴です。つば(ブリム)が全周にあり、長さは6cm〜7cm程度が標準。標準よりつばが長いものを「フェドラ」、短いものを「トリルビー」と呼ぶこともあります。ソフトハットは元々労働者階級の方がかぶるハットでした。

シルクハット(トップハット)

素材にシルクが使われていたのでこの名前がついたハット。現在ではウールが使われるため、言葉の由来通りではなくなっています。端部が反り返った短いブリム、円筒状のやや長いクラウンといった特徴があります。海外ではシルクハットではなく、トップハットと呼ばれることも。シルクハットは元々上流階級の方がかぶるハットでした。

ボーラーハット

端部の反り返ったブリムが全周囲についているのが特徴です。クラウンは半球状になっており、馬に乗るときに木の枝などから頭を守るというアイデアをもとに作られたハット。上流階級がかぶるシルクハットと、労働者階級がかぶるソフトハットの中間の立ち位置にいます。

チロリアンハット

ソフトハットに似ていますが、ブリムが短く前方がやや下がり後方が跳ね上がっているのが特徴です。ハットリボンの代わりに飾り用の紐や羽がついていることも。オーストラリアにあるチロル地方の民族が、伝統的にかぶっていたハットを起源としています。

ハンチング

クラウンがそのまま前に飛び出したような形が特徴です。シルクハットをかぶっていた上流階級者。しかし、狩猟をするとき馬に乗るとハットが木の枝などに当たって邪魔だったのです。そこで考えられたのがハンチング。のちに一般的になり庶民にも愛されるハットになりました。

キャスケット

クラウンのトップにあるボタン(天ボタン、あるいはくるみボタン)を中心に、複数枚の布を縫い合わせてふっくらとした丸みをもたせた形が特徴です。布の枚数は6枚や8枚が主流ですが、2枚や4枚のタイプも。

複数枚の布が使えるので、一つおきに色違いにするなどバリエーションを楽しめるのもこのハットの特徴です。やや大きめのつばは前方のみにあります。

パナマハット

ソフトハットに似た形状を持ち、素材にトキヤ草(パナマ草)を使っているのが特徴です。飾り紐がついているタイプもあり、夏の暑い時期でも清涼感のある印象に。軽くて丈夫なうえ通気性もあるので、実際に涼しくかぶれます。

キャンベリンハット

顔が少し隠れるくらい大きなブリムが全周についています。ブリムが大きくやや垂れ下がるようなデザインやクラウンに飾り紐がついてデザインもあります。また、このハットは女性にも人気があるのです。

その中でもキャップって?

キャップとはつばがない、あるいは前方のみにつばがある帽子のことをいいます。キャップと聞いてイメージの湧きやすいベースボールキャップはもちろん、前述のハンチングやキャスケットもキャップの部類に入ります。また、形はベースボールキャップに似ていますが、かぶりの浅いローキャップ、ローキャップの中でもクラウンが5枚の布から構成されているジェットキャップなどがあります。

やや少年のようなイメージがあるキャップですが、かぶり方やコーディネートによって印象が変わるのが特徴。まじめ感、大人っぽさ、抜け感などさまざまな印象を与えられるのです。

また、ハットではつばのことをブリムと呼びましたが、キャップではつばと呼ぶのが一般的のようです。

キャップの選び方とは?

キャップが他のハットと大きく違うのは頭の形が出ること。ですので、キャップを選ぶならクラウンに丸みがあったり、サイズ調整のできるアジャスター機能がついていたりするタイプを選びましょう。

つばが長すぎると子供っぽく見えてしまいます。大人らしいコーデにしたい方は、つばが短いタイプを選びましょう。色柄はシンプルな方が服に合わせやすいことも覚えておきましょう。オシャレなアイテムのはずであるキャップが、コーデを壊せば台無しになってしまいます。また、季節によってリネン、ツイード、コーデュロイなど素材を変えるのも楽しいでしょう。

顔とキャップのバランス

顔とキャップの形のバランスが大切です。これを間違えると、顔の形が目立ってしまいます。

まずは丸顔の方。丸顔の方はつばが長めで先端が丸いタイプを選びましょう。キャップを深くかぶると横から見たときにつばの長さが目立ち、顔の丸みをカバーしてくれます。

次はベース型の顔の方。つばの長さもキャップの深さも中くらいのベーシックな形が似合います。つばが長いタイプのキャップでも構いませんが、反対に短くキャップが浅いタイプはNG。理由は顔の角張った印象を強めてしまうからです。

最後は面長の顔の方。面長の方は浅めのキャップですっきりした印象にしましょう。キャップが浅めだと見た目の重心があがり、顔の形をカバーしてくれます。もちろん小顔効果も期待できます。

かぶり方による印象の違い

キャップを浅めにかぶるとトレンド感とオシャレな着こなし感を演出できます。浅めにかぶる場合は前髪を出しましょう。前髪をきれいに流したり、無造作ヘアにしたりと楽しみ方はそれぞれです。

反対に深めにかぶると男らしさとかっちり感を演出できます。髪の短い方や顔の骨格がはっきりしている方におすすめです。前髪は出さずに耳や眉毛の上まで深くかぶると、スタイリッシュにさっぱりかぶれるのです。

ビジネススーツに合う帽子は?

ビジネススーツはビジネスの場で着るもの。そもそも帽子を合わせるのは難しいと考えたほうがいいでしょう。パナマハットやハンチングをスーツと合わせるコーディネートもありますが、かぶる人とかぶる場所を選びます。

スーツにキャップを合わせるならカジュアルスーツがおすすめ!

ビジネスの場でスーツにキャップを合わせるのが難しいなら、プライベートで挑戦してみましょう。それでもビジネススーツのフォーマル感とキャップは合わないもの。キャップを合わせるならカジュアルスーツ(カジュアルジャケット)がおすすめです。

カジュアルスーツに合うキャップの種類(夏)

夏に合わせやすい素材にリネンがあります。ここではリネンキャップを使ったコーディネートを紹介いたします。

ネイビーキャップでまとめるコーデ

暑い夏のコーデ。見た目の涼しさは求めたいですが、涼しいだけの色にはしたくないもの。そのようなときにおすすめなのがネイビーです。

ネイビーのリネン素材のカジュアルジャケットに、ネイビーのパンツを合わせます。ネイビーはあまり濃くしないほうがいいでしょう。パンツをアンクル丈にしてくるぶしを見せると清涼感を演出できます。

インナーは白とグレーのボーダーはどうでしょうか。ジャケットとパンツのしっかり感をややカジュアルに中和してくれます。革靴は思い切って白にしてみましょう。清涼感がさらに増して、周りと差をつけられるでしょう。

そして最後に合わせるのがネイビーのリネン素材のキャップ。かっちり感のあるジャケットとパンツ、ヌケ感のある裾と革靴をまとめてくれるのがキャップです。オシャレ感とこなれ感を同時に演出できる大人スタイリッシュコーデの完成です。

カジュアルスーツに合うキャップの種類(冬)

冬は夏とは反対に温かい素材にすると季節感が出ます。ここではファーフェルトのキャップを使ったコーディネートを紹介いたします。

ネイビーのファーフェルトのキャップを使った安心コーデ

冬らしい濃いベージュのカジュアルスーツに、白に近いベージュのパンツを合わせます。インナーはシャツではなく白のカットソーを合わせると冬のカジュアル感が出てGOOD。カジュアル感を保つため靴は白のスニーカーにしましょう。

寒かったりオシャレ感を出したいときはインナーにタートルネックをプラスしてもOK!タートルネックは落ち着きをもったカジュアル感を出したいときに使える最強のアイテムです。

このコーデに合わせるキャップはネイビーのファーフェル卜。深めにかぶって前髪をキャップの中に入れれば、落ち着きをもった大人カジュアルコーデの完成です。

キャップに合う小物

キャップを使ったコーデで周りと差をつけたいなら、小物をプラスしてもいいでしょう。

たとえばサングラス。レンズが小さめでスタイリッシュなものから、大きめでゴツい印象のものまでさまざまなタイプがあります。顔の形や大きさ、それにコーディネートのイメージに合わせてサングラスを選びましょう。

首元にアクセントがほしいときはネッカチーフがおすすめ。あまり太いものやヒラヒラしたものではなく、細身のものやねじりが入ったデザインを選ぶとすっきりしたアクセントをつけられます。

キャップのお手入れ方法

キャップは頭にかぶるもの。特に夏は汗をかきやすいので、かいた汗が蓄積されてキャップが汚れることも。ここではキャップのお手入れの方法を紹介いたします。

洗濯表示と色落ちの確認

キャップは手洗いが原則です。洗濯表示を見て洗濯マークがあることや、「手洗い」と書いてあることを確認しましょう。

手洗いができることを確認したら、次は色落ちしないか確認します。色落ちの確認は実際に洗剤をつけて確認するのです。

中性洗剤をなじませた布を使って、丁寧にキャップの生地を叩きます。かならず目立たない場所で行いましょう。布にキャップの色が移っていなければOKです。

洗濯(手洗い)方法

手洗いをするときは、まずぬるま湯に中性洗剤を溶かしてその中にキャップを入れます。キャップ全体を押し洗いながら手で汚れを落としていきます。その後タオルに包んで水分を取り、ある程度脱水できたら乾燥させるのです。乾燥させるときは内側に布やタオルをいれたり、ザルにかぶせたりすると全体的に乾きます。

特に汚れがひどいときは?

特に汚れがひどく、なかなか落ちないときは次の方法を試してみてください。

たとえば夏の皮脂汚れ(汗による汚れ)が蓄積して黄ばんでしまったときは、がっかりしますよね。このようなときは固形石鹸と歯ブラシの出番です!

まず、汚れや汗シミがひどい場所(黄色く変色している場所)に固形石鹸を塗ります。その後、歯ブラシでやさしく汚れをかき出すようにして磨くのです。最後にぬるま湯でしっかりすすぐと、ある程度までの汚れなら落ちるはずです。

オーダースーツ専門店「オーダースーツSADA」とは?

ここまで読んでくださった方は、キャップについて詳しくなられたのではないでしょうか?しかし、キャップのコーディネートを考える前に大切なことがあるのです。

サイズ感がいのち

あなたの体にピッタリのジャケットを作ることが大切なのです。

ビジネススーツやカジュアルスーツは「サイズ感がいのち」と言われています。どれだけカッコよくキャップをかぶっても、ジャケットが大きすぎたり小さすぎたりして体に合っていなければ、いいコーディネートは難しいもの。そのようなときは「オーダースーツSADA」に相談してみませんか?

「オーダースーツSADA」だからできること

「オーダースーツSADA」はあなたの体にピッタリのジャケットを作ります。それができるのは専門的な訓練を積んだスタイリストが、約30分という時間をかけて丁寧に採寸するため。未経験からスタイリストになるためには、なんと約3年という時間がかかります。採寸した数値をもとに「ここはゆるめに」「ここはタイトに」など相談することもできます。

合わせたいキャップがある場合は来店される際にお持ちになってください。スタイリストが親身になって相談に乗ります。そして、あなたにピッタリのご提案をさせていただきます。

服装は自分の個性を自由に表現できる数少ないフィールド。ジャケットにキャップを合わせたい個性派の方もいることでしょう。

「オーダースーツSADA」はスーツ作りを通してあなたの個性を応援します。