オーダースーツはネットで注文できる？店舗とネットを徹底比較！

オーダースーツをネットで注文できることをご存じでしょうか？自分だけのオーダースーツをネットで手軽に注文できるなら、オーダースーツを着てみたいという人も多いのではないかと思います。

しかし、このように感じる方もいるかもしれません。

「オーダースーツをネットで購入する方法が分からない・・・」

「オーダースーツをネットで購入してサイズは本当に合うの？」

「ネットよりも店舗に行くほうがいいのでは？」

確かにオーダースーツをネットで買えるのか不安になる気持ちも分かります。

そこで、この記事ではオーダースーツが本当にネットで注文できるのか、また注文時のメリットや注意点も解説していきます。

そもそもオーダースーツとは？

オーダースーツとは、採寸や型取り、縫製された自分だけのスーツを指します。既製品のように他の人と被る心配がなく、オリジナリティのあるスーツを仕立てることができます。

生地やデザインを自分で選べるのはもちろんのこと、付属品や裏地など自分の好みに合わせたスーツを着用できるのが魅力です。

また見た目だけでなく、自分の体型に合ったスーツづくりができるので、着心地がよいのも特徴です。

オーダースーツと既製品の違い

オーダースーツを購入する際に気になるのが既製品との違いです。

それぞれ、製造方法が異なるため様々な違いがあります。具体的な違いについて、以下の4つの項目を解説していきます。

・値段

・フィット感

・色やデザインの幅

・仕上がりまでの期間

値段

オーダースーツと聞くと、既製品よりも値段が高いのではと感じる人も多いのではないでしょうか？

近年は機械での作業も可能となり、オーダースーツの種類によっては、既製品とほぼ変わらない値段でスーツを仕立てられます。以下に値段の相場をまとめてみました。

スーツの種類	値段
既製品	１万円～５万円
オーダースーツ（パターンオーダー）	２万円～７万円
オーダースーツ（イージーオーダー）	５万円～１０万円
オーダースーツ（フルオーダー）	約２０万円～

また、オーダースーツの種類の解説は以下の通りです。

	サイズ補正	体型補正	クセとり
パターンオーダー	〇	×	×
イージーオーダー	〇	〇	×
フルオーダー	〇	〇	〇

パターンオーダーは、サイズの補正のみとなり、体型に合わせた補正はイージーオーダーからになります。フルオーダーでは一からスーツを仕立てるので、さらに細かい補正まで可能となり、体に合うようなスーツが完成します。

ただし、生地へのこだわりやオプション（ボタンや裏地など）によっては、相場より値段が高くなる場合もあるので注意してください。

フィット感

オーダースーツと既製品の大きな違いとして、フィット感が挙げられます。

既製品では、どうしても微妙なサイズ感の違いが出てしまい、自分にピッタリのスーツを見つけるのが難しいと言われています。

その点、オーダースーツであれば自分自身の体型やスタイルに基づくスーツの仕立て方をするので、体にフィットしたスーツを着用できます。

色やデザインの幅

オーダースーツを仕立てるうえで、最も楽しみなのが色やデザインの選定です。

既製品では、店頭に並んでいるスーツから色やデザインを決めなければいけませんが、オーダースーツでは全て自分で決めることができます。

また、こだわりのある人であれば、ボタンや裏地などもオプションでアレンジ可能です。このように、自分だけのスーツづくりができる点もオーダースーツの特徴といえます。

仕上がりまでの期間

オーダースーツは既製品と違い、その人に合う加工が必要なため仕上がりに時間を要します。

そのため「すぐにスーツを使いたい！」という人は、前もって仕上がりまでの期間を把握しておく必要があります。既製品とオーダースーツの種類による仕上がりまでの期間の目安は以下の通りです。

スーツの種類	値段
既製品	当日
オーダースーツ（パターンオーダー）	２週間～３週間程度
オーダースーツ（イージーオーダー）	３週間～４週間程度
オーダースーツ（フルオーダー）	１か月～２か月程度

もし、オーダースーツを着用するイベント等が控えているのであれば、仕上がりの期間も踏まえ、余裕をみて購入するようにしましょう。

オーダースーツで人気の生地５選

ネットでオーダースーツを購入する際に迷ってしまうのが「生地選び」です。生地それぞれの特徴を理解しておくと、生地選びに迷う心配がなくなります。そこで、オーダースーツで人気の生地５選を紹介していきます。

ウール

ウール（羊毛）は、多くのスーツに使用されている代表的な生地です。ウールには、以下のように様々な特徴が備わっています。

・保湿性や吸水性に優れている

・弾力を持ち、着心地がよい

・肌になじみやすい

・比較的汚れにくく、汚れも落ちやすい

一方で、虫がつきやすく傷みやすい特徴もあるため、防虫対策が必要というデメリットもあります。

シルク

シルクは、蚕の繭からとれる天然素材です。主にパーティー用のスーツやジャケットなど、おしゃれなスーツに使用されています。また、シルクには、以下のように様々な特徴が備わっています。

・光沢があり、高級感が出る

・なめらかで肌触りが良い

・吸水性や保湿性に優れている

欠点は、摩擦に弱く耐久性が低いことです。高級感のあるスーツを仕立てたい人におすすめです。

カシミヤ

カシミヤは、山岳地帯に生息するカシミヤヤギの毛をもとにした素材です。カシミヤの特徴は、以下の通りです。

・繊維の細かい上品な光沢

・軽くしっとりとした肌触り

・保温力が高い

ウールと比べて耐久性が低く摩擦に弱いため、ウールと混ぜて使用することが多いです。また、高級な素材であることから、スーツ素材のなかでは価格が高めです。

コットン

コットン（綿）は、衣料品のなかでも幅広く使われており、肌と触れ合う衣類によく使用されています。コットンの特徴は、以下の通りです。

・手触りが良い

・吸水性に優れている

・熱に強い

ウールとは違って、カジュアルなシーンでの着用に向いています。注意点として、スーツはしわになりやすい性質があります。

リネン

リネンは麻を素材とした生地です。夏場のシャツや寝具に利用されることが多い生地となっています。特徴は以下の通りです。

・通気性が良い

・肌に密着しない肌触りで着心地が良い

・吸水性や放湿性に優れている

以上の特徴から、汗をかきやすい場面での衣類などで利用されています。

一方で、しわになりやすい素材のため独特な風合いとツヤが出るので、自分だけの特徴的なスーツを仕立てたい方に向いています。

オーダースーツってネットで買えるの？

結論から言うと、オーダースーツはネットでも購入可能です。近年はインターネットが普及し、実店舗に行かずともスーツを仕立てられるようになりました。

ただし、何も知らずに購入しようとすると失敗してしまう可能性もあります。そこで、ここまで説明してきたオーダースーツの特徴や生地の選び方を理解したうえで、購入するようにしましょう。

では、実際にネット購入する流れを解説していきます。

1.オンラインで注文できるオーダースーツの種類

オンラインで注文できるオーダースーツは、「イージーオーダー」もしくは「パターンオーダー」になります。ただし、一部フルオーダーを受けつけているお店もあります。オーダーの種類は、店舗によって異なるので自分が作りたいスーツに合ったオーダーを選ぶようにしましょう。

2.採寸方法

ネット注文での採寸方法は「店舗にて採寸してもらう」「自分で採寸する」「オンライン採寸」「スーツを送る」の4パターンがあります。

初心者の方でも「自分で採寸」ができないことはありませんが、やはりプロに採寸してもらうのが確実です。そのため、まずは実店舗にて採寸して２着目以降はオンライン注文するというやり方も可能です。

「オンライン採寸」や「スーツを送る」は対応していない店舗もあります。そのため、これらの方法で採寸を行いたい場合は、対応しているかどうか店舗に確認するようにしましょう。

スーツを送る場合は、一定期間そのスーツを着られなくなります。返送スケジュール（商品発送と同時の場合も）を確認し、そのスーツを着られない期間があっても問題ないか確認しましょう。

3.納期

オーダースーツの納期は、各店舗によって様々ですが早ければ２週間～１か月程度の店舗が多いです。

完成時期が気になる方は、ネット注文での納期について店舗に問合せしてみましょう。

4.決済方法

決済方法は、各社によって異なりますが「クレジットカード払い」であれば、基本的には決済が可能です。他には「電子マネー」や「銀行振込」に対応している店舗もあるようです。

支払い方法は、各オーダースーツ店舗へ確認するようにしてください。

ネットで購入する際のメリットとは

ここまでオーダースーツのネットでの購入方法を解説してきました。では、オーダースーツを実店舗ではなく、ネットで購入するとどんなメリットがあるのでしょうか？ネット購入のメリットについて、解説していきます。

店舗に行く必要がない

当たり前ですが、ネット注文であれば実店舗に出向く必要がなくなります。

従来のオーダースーツは採寸から生地選定など店舗にて行う必要がありました。しかし、ネット注文であれば、その心配も必要ありません。

忙しい方やそもそも店舗がないような地域に住んでいる人でも、オーダースーツを仕立てられるようになりました。また、受取りも店舗に行く必要がないので、自宅に居ながらオーダースーツを購入できるのは大きいメリットといえるでしょう。

ただし、送料を顧客側が負担する場合や、送料無料とうたっていても店頭価格と製品単価を比べると、単価を高く設定している場合も考えられます。物（商品）を移動させるには必ずお金が必要です。送料がどのような扱いになっているのか必ず確認しましょう。また、離島の場合は送料が異なる場合もあります。

安く購入できる

オーダースーツを仕立てるうえで、特に気になるのが価格です。既製品よりも値段が高く、購入をあきらめていた人も多いと思います。

しかし、ネットでオーダースーツを注文する場合、採寸のための人件費や店舗のコストを抑えられる分だけ安く注文することができます。

そのため、近年は既製品とほとんど変わらない値段でオーダースーツを仕立てられるようになりました。ある程度オーダー方法が決まっているのであれば、ネット注文がお得になります。

たしかにインターネット注文の方がコストが安いでしょう。しかし、中には実店舗を持ちながらインターネット注文にも対応しているお店もあります。このようなお店の場合、実店舗をすでに抱えているというコストと実店舗での製品価格があるため、それほど低単価にはできない可能性があります。「インターネット注文だから安い」と先入観を持たず、きちんと単価を比べて判断するようにしましょう。

時間を気にせずデザインや生地を決められる

オーダースーツにとってデザインや生地選びは、とても重要です。それを自分で決めるとなれば時間もかかってしまいます。

ネット注文であれば、店舗のように店員さんを気にせずゆっくりと時間をかけて決めることができます。また、ネット注文であれば24時間いつでも注文ができるので、仕事が終わる時間の遅い会社員の人でも購入が可能です。

ネットで購入する際の注意点

では次に、ネットでオーダースーツを購入する際の注意点について解説していきます。この注意点を知らないと、せっかくのオーダースーツ購入を無駄にしてしまうかもしれません。そのため、しっかりと理解しておくようにしましょう。

店員さんへの質問ができない

ネット注文では、サイズや生地から全て自分で決める必要があります。分からないことを店員さんに質問できないので、全ての情報を自分で集める必要があります。

店員さんはプロの目線から自分に合うオーダースーツを選んでくれます。もし、サイズやオプションなど気になる点がある人は、実店舗で質問してからネット注文するようにしましょう。

昨今ではオンライン会議ツールなどを使って、店員と直接話すことも可能な店舗があります。忙しくてお店が空いている時間に行けない方や、そもそも近くにオーダースーツのお店がなくて困っている方も安心してください。ただ、お店によってはメンズスーツしか対応していないなど、制約がある場合も考えられます。オンラインでオーダースーツを購入する場合は、その点も含めてよく確認しましょう。

自分で採寸が必要

オーダースーツをネット注文する場合、採寸を自分で行う必要があります。自分で採寸するのが不安であれば、実店舗にて採寸してもらうほうがよいでしょう。

もし、自分のサイズが分かっているのであれば、その心配は必要ありません。また最近では、採寸の方法を分かりやすく写真や動画で掲載しているスーツ屋さんも多いです。

自分で採寸できるという人は、ネットでオーダースーツを注文してみましょう。

自宅で採寸する場合には、他の誰かに計測を頼みましょう。家族と同居している方は家族に、一人暮らしの方や友人に頼むと良いでしょう。無理に一人で計測すると正確な寸法が得られず、仕上がったスーツが体にフィットしない可能性があります。顧客側で採寸するということは、コストがかからない分の責任が顧客側に発生します。採寸する場合は、信頼できる人に頼むようにしましょう。

過去に店舗で測ってもらった寸法を2着目以降のスーツを購入するときに使用する場合もあるでしょう。しかし、1着目を購入したときの寸法と、今の寸法が合っているか確認するのは難しいもの。目安として当時の体重を記録しておけばよいかもしれません。いずれにしても、前回測定時の寸法を用いるのも顧客側の責任になります。その点を留意して利用するようにしましょう。

生地やオプションなど実物を確認できない

ネット注文では、生地やオプションなどを写真のみで判断する必要があります。写真では自分に合っていると思っても、実物を見てみると「あれ？思ったのと違う・・・」ということは多くあります。

そのため、こだわりがありどうしても失敗したくない人は、一度店舗を訪れて実物を見ておくことをおすすめします。

色柄は見方によって印象が変わるもの。ディスプレイを通して見る場合と肉眼で見る場合には見え方が異なります。また、ディスプレイを通して同じ様に見ても、相手方（お店側）のPCがある場所の光にあたり方（照明の状況）によっても見え方が異なります。結局は肉眼で見たときにどう見えるか？が大切な要素となるでしょう。また、光のあたり方で見え方が変わる場合は、色々な場所（光の強弱）においてその見え方を肉眼で確認しておきたいでしょう。時間や距離など物理的な条件が許すなら、一度現物の生地を見ておいた方がよいかもしれません。

生地の在庫切れに注意が必要

店舗での相談であれば、その場でオーダーをかけることもできるでしょう。しかし、インターネット上での相談の場合、相談時には希望する生地の在庫があっても、注文確定時には在庫がなくなっている可能性が考えられます（生地をキープできるかは、お店による）。そのため、インターネットで相談して気に入った生地があれば早めに発注した方がよいでしょう。インターネットの場合、お店で買う場合より情報を送らなければならないこともあります。そういった手間や時間を考慮して、なるべく早く発注することを心がけましょう。

購入条件に注意が必要

オーダースーツのお店によっては、返金保証や一定期間内無料サイズ直しなど、さまざまな安心サービスを展開しているお店もあるでしょう。しかし、同じお店であってもインターネット上で注文した場合に、同じサービスが適用されるかは確認する必要があります。特に現地で採寸ができないインターネット注文の場合、お直しに関する対応はあまりしたくないというのが、お店側の本音でしょう。インターネット注文を選んだ時点で、そもそもこういったサービスの対象外となっている場合もありますので、注意して下さい。

「オーダースーツSADA」とは？

ここまで、オーダースーツをネットで購入する方法について解説してきました。オーダースーツをネットで購入してみたいと感じた人もいるのではないでしょうか？そんな方は「オーダースーツSADA」にご相談ください。

1923年に神田の地で誕生した株式会社オーダースーツSADAは、2023年に創業100年を迎えました。

オーダースーツSADAでは、生地の仕入れから縫製・販売までを一括で行うことで高品質のオーダースーツをリーズナブルな価格で提供しています。

オーダースーツSADAでは採寸後の図面化や生地裁断において積極的に機械化・自動化を進めています。そのため、オーダースーツ（しかもフルオーダー）でありながら、リーズナブルな価格を実現しているのです。

そんなオーダースーツSADAがリーズナブルな価格に据え置きながら守り続けているのが、人（スタッフ）による採寸です。オーダースーツSADAでは専門的な訓練を受けたスタッフのみがお客様の体を採寸します。体のつくりは人それぞれ異なるもの。同じ身長でも人によって腕の長さや足の長さが異なるのです。そういった違いを丁寧に確認していくのが採寸作業です。一度ご来店いただくと、良さを実感していただけるでしょう。女性のお客様はご希望があれば女性のスタッフが対応することも可能です。

もちろん、オーダースーツSADAではネット注文にも対応しており、生地～オプションまで豊富な写真で分かりやすく解説しているのでネットでも迷わずに購入いただけます。採寸が不安な方は、店舗にて採寸も行っているので気軽にご連絡ください。ただし注意していただきたいポイントとして、2024年1月現在インターネットでの注文に対応しているのはメンズスーツだけになります。ご了承下さい。

あなたに似合う最高のオーダースーツをご提供させていただきます。

オーダースーツSADAのECサイトはこちらになります。