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【スーツ ダブル】裾上げダブルの正解幅は何センチ?

スーツを購入した際、裾上げを経験したことがある方も多いのではないでしょうか。
裾上げはパンツの丈が長く、余ってしまうところを自身の体型に合わせて丈を詰める調整方法です。日本ではシングルの裾上げが一般的でしたが、近年では、欧米寄りのおしゃれなスタイルができるということからダブルの裾上げも人気を集めるようになっています。
裾上げといっても「ただ丈を詰めて調整するだけ」と、サイズ調整だけを考えて裾上げする方も多くいます。裾上げには、いくつか種類があるため、自分に合った裾上げを行っていくことが大切です。

「スーツを購入したけど、裾上げはどうやって依頼したらいいのだろうか」

「裾上げにシングルとダブルがあるけど、ダブルの魅力ってなに?」

「スーツの裾上げはどのくらいがベストなのだろうか」

といったように、裾上げに関する疑問を持っている方が多くいるのも事実です。

この記事では、

  • 裾上げの種類
  • ここ数年で人気を集めているダブルの魅力
  • 裾上げする方法

などを詳しく解説していきます。

スーツスタイルを充実させるためにも、ダブルの魅力を理解して、おしゃれなコーディネートを実現しましょう。

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裾の長さの種類

裾の長さは、足元のたるみ具合で3つに種類分けされています。

スーツ購入の際には「裾の長さはどうしましょう?」と聞かれることも多いため、種類を把握しておくことがおすすめです。

【裾の長さ① 】ワンクッション

最も一般的とされ、ビジネスからフォーマルシーンまで幅広く使えます。

スラックスの裾が靴の甲に当たり少したわむくらいで、靴下が見えないくらいの長さです。たわみが大きいと不格好になるため、靴の甲に当たる部分で折り目が一つできる程度が目安です。

太めのスラックスとの相性は良いですが、細めのスラックスでは裾が締まって見えるため相性が悪いとされています。

【裾の長さ②】 ハーフクッション

ワンクッションよりも短めで、靴にわずかに当たる程度の裾の長さです。

ダボつかずにすっきりとした印象になる仕様になっています。ワンクッションのほうがよりフォーマルですが、ハーフクッションもビジネスシーンからフォーマルシーンまで幅広く使うことが可能です。

近年ではハーフクッションが主流になってきており、多くの人に選ばれています。

【裾の長さ③】 ノークッション

スラックスの裾が、靴に当たらない長さのことをノークッションといいます。

ややカジュアルな印象になるため、ビジネスやフォーマルな場には避けたほうが無難です。短くなればなるほど、カジュアルさや子どもっぽい印象が強くなるため、着用シーンには気を付けましょう。

着用時はすねが見えないように、長めの靴下を履くのがマナーです。

裾の長さの測り方

スーツを最適な長さで着るためには、自分に合った裾の長さを把握しておく必要があります。

ここでは、裾の長さの測り方を具体的に解説します。以下の点に注意して裾の長さを測りましょう。

  • 試着の際には姿勢を正す
  • ウエストの高さを合わせる
  • 使用している革靴を履いて確かめる

一つずつ見ていきます。

【測り方①】 試着の際には姿勢を正す

裾の長さを測る前に、背筋を真っすぐに伸ばし、しっかりと正面を見据えた状態を維持して、試着を行いましょう。

姿勢が崩れた状態では、裾の長さをしっかりと測れない可能性があります。まずは姿勢を正してから、測定を行うことが重要です。

【測り方②】 ウエストの高さを合わせる

試着を行う際は、スラックスのウエストの高さを正確に合わせましょう。

通常の位置からずれた状態だと、裾の長さを正確に測れません。男性は腰骨、女性はおへその位置に合わせるとちょうど良い位置にきます。

必ず正確な位置にウエストの高さがきているか、確認してから裾の長さを測りましょう。

【測り方③】 使用している革靴を履く

普段使用している革靴を履いてスラックスを試着すると、裾が短いか長いか、視覚的に理解しやすいのでおすすめです。

革靴を履いた状態での長さは以下が目安になります。

  • 裾が靴の甲に当たらない程度(ノークッション)・・・短め
  • 裾が靴の甲に軽く触れる程度(ハーフクッション)・・・普通
  • スーツの裾が靴の甲に当たり折り目が一つできる程度(ワンクッション)・・・長め

最適な長さはスラックスの太さや使用シーンで変わりますが、上記を目安として覚えておきましょう。

スーツの裾上げの種類

スーツの裾上げは4つの種類があります。

シングル

スーツの裾を内側に折り、ミシン目が表に出ないように仕上げた裾上げ方法です。

フォーマルシーンの裾上げはシングルが一般的となっています。ビジネスシーンでも幅広く使えるタイプで、すっきりとした印象を演出できます。シンプルなスーツに合わせることが多く、すっきりとしたイメージで脚を長く見せる効果があり、スタイリッシュな着こなしにも最適です。

日本のビジネスパーソンはシングルの裾を選ぶ人が多いので、使いやすく汎用性の高いタイプといえます。

ダブル

シングルで裾上げした後、外側に一度折り返して固定した裾上げ方法です。

重厚感・クラシックな雰囲気を出せるダブルは、スーツスタイルにエレガントさをプラスしてくれるデザインとなっています。大人の威厳や、こだわりのあるコーディネートをしたい場合は裾をダブルにしてみましょう。

シングルと比較すると、カジュアル寄りなシーンに適しています。

モーニングカット

正礼装であるモーニングの裾上げ方法です。

裾の前が短く、背中側が長い仕上げとなっており、前後の差は2㎝程度あるのが特徴といえます。足の甲が高い場合、パンツシルエットが美しくなるため、美しく見せたい場合にはモーニングカットを試してみましょう。

スーツでモーニングカットも可能ですが、最近のスーツは裾丈短めが主流のため、この仕上げはあまり見かけません。

ミシンタタキ

表にミシン目が見える裾上げ方法です。

一般的には、ジーンズやチノパンの裾上げとして知られており、スーツスタイルではそこまで多く見かけることはありません。

そのため、オフィスカジュアル向きのストレッチ性が強い生地のカジュアルスーツなどに、この仕上げがされているものがあります。

ダークカラーのスーツの場合、糸色が目立たないため、見た目はシングルと変わりません。

ダブルの種類

ダブルの裾上げには、折り返した部分の固定方法が2種類あります。


選ぶ際にはそれぞれのメリットとデメリットを比較して、自分にどちらが合っているか判断してから選ぶようにしましょう。

糸止め(縫い付け)

折り返した裾を糸で止め、固定する仕上げ方法です。

【メリット】

ダブルの折り返しが、糸止めによって密着するためシルエットが美しい

【デメリット】

  • 折り返しが完全に固定されてしまうため、手入れに手間がかかる
  • ブラッシングの際には綺麗にホコリを取ることが難しい

スナップ止め(ホック止め)

折り返した裾を、留め外しができるスナップで固定する仕上げ方法です。

【メリット】

スナップの留め外しができるため、外すとシングル同様にブラッシングができる

【デメリット】

  • ダブルのシルエットにスナップの厚みが出る
  • プレスの際にも注意が必要

裾仕上げは、シルエット重視なら糸止め、メンテナンス重視であればスナップ止めがおすすめです。

ダブルの魅力

ダブルは、気取りのない重厚さが魅力の一つです。
クラシカルなイメージもありますが、実は実用的な意味もあり、欧米ではダブルが好まれます。


シングルよりもダブルは裾が重くなるため、スーツ生地は下に引かれ、パンツのセンタークリース(折り目)が整います。その効果を利用するために、ダブルの裾にコインを入れるという裏技が存在するほどです。多忙で動き回る必要があっても、身だしなみを忘れない欧米のビジネスマンらしい着こなしといえます。

現在は、スーツの流行が細身に傾き、必然的に裾丈が短めになりました。ダブルは裾丈が短い方が見栄えが良いため、スーツスタイルの流行がダブルの需要を牽引している状態です。ダブルを取り入れやすいスタイルのスーツが次々と流行していることもダブル人気の要因の一つです。


特にオフィスカジュアルにはダブルの裾と相性が良く、ジャケットパンツスタイルにもおすすめといえます。

適正なダブルの幅は?

ダブルの幅には流行があり、以前は3.5㎝ほどが標準でしたが、現在はボリュームのある太めのダブルが主流となっています。


ダブル幅は、3.5㎝より細くなることはほとんどなく、5.5㎝までは許容範囲となっています。今のトレンドは幅が5㎝ほどで、4.5㎝から5.5㎝までが一般的です。


スーツスタイルにふさわしいダブル幅は、身長を含めて遠目に見た時のバランスで選ぶようにしましょう。

身長に合わせる

ダブル幅の基本となる合わせ方は、現在のトレンド幅である4.5㎝から5.5㎝を身長に合わせて選ぶ方法です。

この1㎝の許容範囲は標準身長を中心としているため、身長に応じて0.5㎝ずつ増減させます。


つまり、身長170㎝であればダブル幅は5㎝、身長が165㎝であれば4.5㎝、身長180㎝は5.5㎝と調節することで、全体バランスの良い裾上げが可能です。もちろん太めが好きであれば、身長にかかわらず5.5㎝を選択することも間違いではありません。

しかし、裾にボリュームがあると視線は下へ向けられることが多いです。その場合は、太めのダブルに負けない、ラペルの広いダブルのスーツを選ぶことが重要です。このように全体的なバランス構成を考えるのもスーツ選びの楽しさといえるでしょう。

また、肩幅が広くガッチリとしている体型では、裾幅を広めにする場合があります。逆に細身の体型で、細身スーツの場合は、ダブル幅は4cm程度がベストというケースもありえます。

裾丈のトレンド

ダブルの裾丈は、お洒落に着こなすならノークッション(靴の履き口に触れない長さ)がトレンドです。


カジュアル寄りな着こなしですが、ダブルの裾が乱れる事がなく見栄えが良くなります。長すぎる裾は、靴の履き口でもたついてしまうため、ダブルで長めを選択する場合はハーフクッション(靴の履き口に触れる程度)がおすすめです。

自分に合うダブルの幅は

ダブルの幅の基準には、様々な考え方があります。

  • 流行からくる、細めか太めかという選択
  • 身長でバランスを考える選択
  • 身長ではなく、体型がガッチリか細身かに合わせる選択
  • スーツの裾幅でバランスで選択

など、さまざまな基準で選ぶことになります。


細身スーツは裾幅も細く17㎝前後、それに対し標準スーツの裾幅は19㎝前後です。
17㎝の裾幅であれば、シャープな印象を重視してダブル幅は3.5㎝で十分な場合もあります。


裾幅が19㎝を超えるのであれば、ゆったりとダブル幅は5㎝を目安にするとバランスよく、仕上げることができるでしょう。


少し難しいように感じるかもしれませんが、裾上げ幅に迷うようであれば専門スタッフにおすすめを聞いてしまうのが安心です。

パンツの太さ(裾幅)で裾丈を選ぶ

ここでは、スラックスが「太い場合」と「細い場合」、それぞれに合った裾の長さを見ていきます。

スラックスが太い場合の裾の長さ

太いスラックスは、裾丈を長めに調整するのが良いでしょう。スーツスタイルのバランスが良くなり、好印象を与えやすくすることが可能です。

逆に裾丈が短いと、スタイルのバランスが悪くなり、歩く姿も不格好に映ってしまいます。スラックスの裾の幅が太い場合は、裾丈を長めにするのがおすすめです。

スラックスが細い場合の裾の長さ

スラックスが細い場合は、裾丈を短くするとすっきりした見た目になります。

しかし、短すぎると子どもっぽく見えるので、やや短めを意識するのがポイントです。くるぶしが見えるのは短すぎで、裾が靴の甲に当たらない程度(ノークッション)の長さにしましょう。

女性の場合の裾の長さ

女性の場合も基本的に男性と同じく、太いスラックスは長く、細いスラックスは短くするのがおすすめです。

フレアパンツの場合は、ヒールの真ん中くらいで合わせることを意識しましょう。

着用シーンでスーツの裾を選ぶ

次に、使用シーンごとに適した裾の長さを解説します。

以下のようなシーンについて解説していきましょう。

  • ビジネスシーン
  • フォーマルシーン
  • カジュアルシーン

それでは見ていきます。

ビジネスシーンに適した裾の長さ

ビジネスシーンでは、相手に失礼な印象を与えないために、裾の長いスラックスは控えるのがマナーです。

具体的には、裾が靴の甲に軽く触れる程度(ハーフクッション)の長さで、清潔感を与える印象のスーツスタイルにすると良いでしょう。

裾の種類は、すっきりとして使いやすいシングルがおすすめです。

フォーマルシーンに適した裾の長さ

冠婚葬祭などのフォーマルなシーンでは、裾の長いスラックスを着用するのがおすすめです。

短い丈のパンツはフォーマルなシーンではマナー違反なので、かかとが隠れる程度の裾の長いスラックスを用意しておきましょう。

裾はビジネスシーンと同じく、すっきりとしたイメージのシングルにするのが原則です。

カジュアルシーンに適した裾の長さ

カジュアルなシーンでは、短めの裾が良いでしょう。

活動的なイメージとなり、スーツスタイルの明るさが増します。

裾の種類はダブルでおしゃれさをアップさせれば、一味違うコーディネートが可能です。

女性の場合の使用シーンでの違い

女性の場合は、シーン問わず裾が靴の甲に軽く触れる程度(ハーフクッション)が基本となります。

カジュアルなシーンだけは、やや短い長さでも問題ないでしょう。

スーツの裾の長さに流行はある?

スーツ裾の長さに流行などは関係ないという印象を持つ方も多いと思いますが、実は流行が存在しています。

最近流行りのおしゃれに見えるスラックスの長さは、「ハーフクッション」です。

ハーフクッションとは3種類ある裾の長さの真ん中、靴の甲にわずかに当たる程度で靴下が見えないくらいの長さのものを指します。

「これまではワンクッションが人気だったのになぜ?」と思われる人もいることでしょう。ハーフクッションが流行の理由は、近年のスーツは細身が主流で裾を長くし過ぎると詰まって見えてしまい、不格好な印象を与えてしまうからです。

もたついた感じの裾は、せっかくのスーツスタイルのマイナスポイントにしかなりません。

これまでは太めのパンツが主流だったため、ハーフクッションより長めのワンクッションが良しとされ、愛されてきました。しかし、時代は細身パンツのハーフクッションになっているのです。

「細身パンツに短めが格好良いのなら、ノークッションでもいいのでは?」という疑問を持つ方もいます。カジュアルシーンであればノークッションでも問題ありませんが、ビジネスの場ではノークッションは短すぎと捉えられる可能性も否めません。

その点、ハーフクッションはオンでもオフでも着用できる裾丈です。その汎用性があるからこそ人気があるのです。

スーツの裾が短いとダサい?

スーツの裾は、長すぎても短すぎてもダサくなります。さらにいえば、太めのパンツで裾丈が短いともっとダサくなります。

スーツの裾丈の種類に短めのノークッションがありますが、長さの目安はスラックスの裾が靴に当たらない長さです。これ以上短くすると「サイズが合っていない」という感じになるだけでなく、「マナーを知らない人」と思われかねません。

スーツの着こなしでは、基本的に肌を見せるのはNG。靴下を履いていればいいということではないので、短めに仕立てる場合でもノークッションまでにしておきましょう。

ノークッションで仕立てるポイントとして、裾丈を詰めるときはダブルにするのがおすすめです。靴とのボリューム感でバランスが良くなり、存在感が出るため短すぎるといった印象を防ぎ、おしゃれに見せることができますよ。

また、アンクル丈のソックスは厳禁なことも覚えておきましょう。繰り返しますが、スーツの着こなしでは肌を見せるのはNGです。カジュアルシーンなら好みで構いませんが、ビジネスシーンでは自分の格を下げる行為になります。気を付けましょう。

スーツの裾上げ方法4つ

すでに所持しているスラックスの裾上げをしたいのであれば、以下の手段があります。

  • 購入店に依頼する
  • 専門店に依頼する
  • クリーニング店に依頼する
  • 自分で裾上げをする

それぞれの方法を見ていきましょう。

【裾上げ方法①】購入店に依頼する

最も手軽に行えて、安く済む方法は、スーツを購入したお店に依頼することです。

スーツを販売しているお店は、基本的には裾上げのサービスをしているので、依頼可能です。

料金はスーツを購入した直後でなければ数百円かかるのが普通ですが、購入サービスとして無料で裾上げをしてくれる場合もあるので、一度相談してみましょう。

手持ちのスーツを裾上げしたいときはまず購入したお店に相談するのがおすすめです。

【裾上げ方法②】専門店に依頼する

近所に服の修理を行っている専門店がある場合は、そちらを利用するのも良いでしょう。

スラックスの裾上げは需要が多いので、対応していないところはまずありません。

裾の種類の変更などができる店もあるので、詳しく調べてみてください。

【裾上げ方法③】クリーニング店に依頼する

クリーニング店はスーツのジャケットやシャツなどのクリーニングを行うのがメインですが、裾上げサービスを行っている店もあります。

クリーニングのついでにできれば手間も省けるので、おすすめの手段です。

近年では自宅からスーツを送り届け、クリーニングが終われば届けてくれる「宅配クリーニングサービス」もあります。

忙しい人はクリーニング店での裾上げも検討してみましょう。

【裾上げ方法④】自分で裾上げをする

自分で裾上げをするには次の方法があります。

  • 裾上げテープで行う
  • 手縫いで行う
  • 布用接着剤で行う

⚫︎裾上げテープで行う

裾上げテープでの裾上げは、手縫いよりはまだ簡単な方法です。

以下のような手順で裾上げを行います。

  1. スラックスの股下の長さを決め、生地を裁断していく。
  2. スラックスを裏返して、裾の部分にアイロンで折り目を付けていく。
  3. 裾上げテープを用意し、テープを張りながらアイロンをかけていく。
  4. 裾全体が固定できたら、裏返して完成。

裾上げテープは一度固定すると熱で剥がせなくなるので、やり直しが難しい点は注意しましょう。

⚫︎手縫いで行う

失敗が不安な人は、手縫いという手段があります。

手縫いでの裾上げの手順は以下のとおりです。

  1. 股下の長さを決めて裏返し、アイロンで折り目を付ける。
  2. 針の穴に糸を通して裾を縫っていく。
  3. 縫い目の始まりと終わりが合流するまで続けて完成。

あくまでも人の手で行う縫いものなので、ある程度器用さが必要となります。

⚫︎布用接着剤で行う

布用接着剤での裾上げは、熱を加えなくても張り付けできるので、最も簡単な方法です。

以下のような手順になります。

  1. 股下の長さを決めてスラックスを裏返す。
  2. 縫い代の部分を3つ折りにしてアイロンで折り目を付ける。
  3. 布用接着剤を使って、しっかりととめる。
  4. くっつけた場所に重しになるものを置いて、1日以上放置する。

裏側まで接着剤がにじんで、スラックスにシミが付かないよう注意しましょう。

自分で行うのは慣れていなければ作業は難しい上、失敗したらやり直しできない可能性があります。プロに依頼できない場合の緊急手段と考えておくのが良いでしょう。

「オーダースーツSADA」とは

この記事では、ダブルの裾上げについて見てきました。

裾上げの仕方によって相手に与える印象が大きく変わってくるため、どのような印象を与えたいかによって裾上げの方法を変えていくのがベストです。

基本的にオーダースーツの作成方法を大きく分けると、

  • 最も簡易的なパターンオーダー
  • 中間的なイージーオーダー
  • こだわった仕立てが可能なフルオーダー

の3パターンがあります。

「オーダースーツSADA」ではフルオーダーでスーツを作成することができるため、自身の体型を考慮して、相性のいい裾上げを行うことができます。

一般的にフルオーダーでスーツを仕立てる場合、数十万円と費用がかかってしまうことが多いです。しかし、オーダースーツSADAでは、フルオーダーでありながら19,800円〜(税込21,780円〜)仕立てることができ、既製品スーツと変わらない価格が大きな特徴といえます。(※2023年10月時点の価格です。価格は変更になることがあります。)

オーダースーツSADAの魅力はコストパフォーマンスの高さだけではなく、スーツの知識が豊富なスタッフにアドバイスをもらいながらスーツを作成することができます。

オーダースーツを作成したことがない方でも安心して、自分だけのオリジナルスーツを作成することが可能です。

自分の体型に合ったスーツが欲しい、裾上げにはこだわりたい、細部にこだわったスーツを仕立てたい、などスーツ選びに迷った際には、オーダースーツSADAを検討してみましょう。

まとめ

今回は、裾上げのダブルについてご紹介しました。

  • ダブルは本来ビジネス向きの裾仕上げ。
  • ダブルの裾上げは、シルエット重視であれば糸止め、メンテナンス重視であればスナップ止めがおすすめ。
  • ダブルの幅は、身長、体型、裾幅などを目安に調節する。
  • ダブルの裾丈はノークッションがトレンド。
  • ダブルはオフィスカジュアルな着こなしにも合う。

ダブルの人気は伸び続けているため、お洒落で実用的な着こなしが気軽にできるようになりました。

自身のスーツスタイルにダブルの裾上げを活用したコーディネートを取り入れてみましょう。

そもそもスーツの裾仕上げの方法は4種類。一般的でフォーマルな「シングル」カジュアル寄りの「ダブル」正礼装の「モーニングカット」ミシン目が見える「ミシンタタキ」です。今回は、この中の「ダブル」について詳しく解説しました。ダブルは裾丈が短い方がカッコよく、短い裾丈が流行する現代ではもっと流行ってくるでしょう。ダブルの仕上げ方法にも2種類あり、シルエット重視の「糸止め」かメンテナンス重視の「スナップ止め」から選ぶ必要があります。糸止めは美しく見えますが、ブラッシングなどのメンテナンスがしづらいのが難点。スナップ止めはホックの分、厚みが出てしまうので、ちょっと見栄えが悪いです。どちらがダメということはないので、重視したい方を選びましょう。ダブルの幅は、3.5㎝~5.5㎝の間。現在のトレンドは5㎝前後です。4.5㎝~5.5㎝間で調節しましょう。ただし、身長が低い方は短めに、高い方は長めに幅をとることをおすすめします。また、細身スーツの場合はダブル幅は1.0㎝ほどマイナスするのがちょうどいいバランスです。迷ったら、スーツ屋さんのスタッフに聞いてみましょう。あなたに合ったダブルの幅を教えてくれますよ。