スーツのホコリっていったい何?洋服ブラシでホコリ取りのメンテナンスが必要なワケとは?
大切に着ているスーツも、気付いたらホコリがついていることって、ありませんか?
長くスーツを愛用するためにもメンテナンスは必須ですが、その方法が分からない方も多いと思います。今回はメンテナンスにおすすめの洋服ブラシを使ったお手入れ方法をご紹介いたします。
気付いたら付いているスーツのホコリ
みなさん、お持ちのスーツに気付いたらホコリがついていた、という経験はありませんか?
特にブラックスーツやフォーマルスーツなどのダークスーツはホコリが目立ちますよね。残念ながら、ホコリはどんなスーツにも付着してしまいます。
ホコリの付いたスーツは「清潔感がない」「古臭い」といった、ネガティブな印象を与えますし、どんなに質の良いスーツでも、高級感の感じられないものです。またホコリは生地の傷みの原因にもなるため、長くスーツを愛用するためにも、取り除く必要があります。
では、スーツのホコリは、何なのでしょうか?
スーツのホコリとは、衣服や布団から出た繊維に、ダニ・頭皮・カビなどが絡み合い、スーツに付着することが原因で発生します。外では花粉・菌なども空気中に浮遊していますから、こちらもスーツのホコリの原因です。
色々なものを引き寄せる「静電気」
ホコリの原因がわかったところで、ではなぜスーツに付着するのでしょうか。
スーツだけではなく、衣類にホコリが付着する原因は「静電気」にあります。
衣服に帯電した静電気により、ホコリが付着するのです。特に冬場は空気が乾燥しているため、ホコリが付着しやすい環境です。
ホコリが付くのを防ぐためには、ホコリが付きにくい素材を選ぶこと、そして静電気が発生しにくい洋服の組み合わせを心がけることが重要です。
ホコリの付きやすい素材、付きにくい素材
ホコリの付きやすい素材、付きにくい素材と言われて、どんな素材や生地をイメージしますか?
ホコリが付きやすい素材は、静電気が溜まりやすい素材や毛羽立っている素材で化学繊維の生地、ポリエステル・アクリル・ナイロンなどです。
毛羽がある素材は、毛羽部分にホコリが引っかかり落ちにくいため、ホコリが定着してしまいます。
静電気は、異なる素材の組み合わせによっても発生しますので、洋服の素材をよく考えて組合せることも大切です。
ホコリが付きやすい素材
◇化学繊維
ポリエステル・アクリル・ナイロンなど
ホコリが付きにくい素材
◇天然繊維
ウール・綿(コットン)
化学繊維や混紡素材(化学繊維と天然繊維が混ざった素材)などはホコリが付きやすい傾向にあります。スーツの生地では、ウール×ポリエステルの混紡生地よりも、ウール100%生地の方がホコリは付きにくくなります。
ホコリの付きにくい生地でスーツを選びたい場合は、ぜひウール100%もしくはウール比率の高い混紡素材の生地を選ぶのがおすすめです。
静電気が発生しやすい組合せとは?
◇プラスに帯電しやすい素材
ナイロン・ウール・レーヨン・シルク(絹)
◇帯電しにくい素材
コットン(綿)
◇マイナスに帯電しやすい
アクリル・ポリエステル・アセテート・麻
スーツで気を付けるべき組合せは、「ウール×ポリエステル」や「ウール100%のスーツに、ポリエステルのシャツの組み合わせ」は静電気が発生しやすいです。コットン素材のシャツを合わせるのがおすすめです。
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ホコリ防止のポイント
ほこりを防止するポイントは主に4つあります。
- スーツの素材は混紡素材よりウール100%を選ぶ
- 毛羽がなるばくないクリアな表面感の生地
- シャツはポリエステル素材ではなく、コットン100%を選ぶ
- 靴は革底の革靴を選んで静電気を逃がす
ホコリを取る方法①:コロコロ・ガムテープ
広範囲のホコリを簡単に取り除くには粘着クリーナーやガムテープが便利です。
コロコロと粘着面を転がしながらホコリを取れるクリーナータイプは、ホコリだけでなくペットの毛なども一緒に取り除けます。シート面を新しくするだけでお手入れも簡単なのが嬉しいです。
ただし気を付けなければいけないのは粘着クリーナーの粘着力です。衣類用以外にフローリング用などの粘着力の強いタイプが販売されていますが、誤って衣類に使用すると生地を傷める原因となります。
スーツに使用する際は衣類用または洋服用の記載があるクリーナーを使用するようにしてください。
ホコリを取る方法②:衣類用ブラシ
スーツのホコリ取りにおすすめなのが衣類用の洋服ブラシです。スーツブラシとも呼ばれます。
衣類にブラッシングすると生地が傷んでしまうのでは?と不安に思う方もいるかもしれませんが、実はその逆でデリケートな素材にも使用できるのが洋服ブラシの特徴です。
ウールやカシミヤなどのデリケートな素材にこそ使用していただきたいアイテムです。
洋服ブラシは生地の繊維に沿ってブラッシングして使用します。そうすることで生地表面のホコリだけでなく、繊維に絡まったホコリや花粉を取り除くことができます。また繊維の流れも整えることができるので、毛玉や生地のテカリ防止にも役立ちます。
ポイントはスーツを軽くたたいてホコリを浮き上がらせてからブラッシングすることです。そうすることで優しい力でホコリを取り除くことができます。そのあとは霧吹きで軽く水分を与えてから、風通しの良いところで干すとお手入れとしてより効果的です。
なぜスーツにブラシがけが必要か
スーツを清潔に保ち、長く愛用するためには、ブラシがけは欠かせません。 ブラシがけはホコリを払うだけでなく、繊維の流れを整えてくれることでさまざまなメリットがあります。どのようなメリットがあるのか、詳しく見ていきましょう。
汚れを払い落とす
洋服ブラシは生地の表面についたホコリや花粉、汚れを落とすだけではありません。洋服ブラシの細かい毛が、繊維の奥に入り込んだホコリや花粉、汚れを払い落としてくれます。
エチケットブラシやコロコロでも表面にみえているものはとれますが、洋服ブラシなら繊維の奥に入った汚れを掻き出せます。 洋服ブラシでしっかりとお手入れして、きれいな状態を保ちましょう。
なお、エチケットブラシの使い方のコツは必ず一定方向にブラシをかけるという点です。方向が変わるとからめとったほこりがまたスーツについてしまうので気を付けましょう。
毛玉を予防
スーツは着ている間に、生地の表面が擦れて繊維が絡まっていきます。そのままにしておくと毛玉の原因になるかもしれません。
しかしスーツをブラシがけしておくと、摩擦で毛羽立った繊維が整えられます。 スーツだけでなくコートやニットなどもそうですが、繊維が整えられ毛玉ができにくくなります。
お気に入りの1着が長く着られるように、こまめに洋服ブラシでお手入れするといいでしょう。
テカリを予防
洋服ブラシでお手入れをすることは、スーツのテカリ予防にも効果的です。 スーツは着るたびに摩擦によって生地の表面が潰れ、酷くなるとテカリが発生します。
しかし潰れた生地の繊維を洋服ブラシで立ち上げることで、生地の表面の凸凹ができてテカリを軽減できます。
スーツのテカリが気になってきたとなる前に、洋服ブラシで優しくブラッシングしておきましょう。日々のお手入れ次第で、スーツスタイルの清潔感も保てます。
カビや虫食いを予防
繊維の間には目に見えないホコリや汚れがあり、そのままにしておくとカビや虫食いの原因となります。
1日着ていたスーツには汚れがたくさん付いている可能性がありますので、洋服ブラシで丁寧にフラッシングしておくようにしましょう。
生地に光沢感がでる
洋服ブラシでブラッシングすると、繊維の流れが整い生地に光沢感が戻ります。 繊維の間のハリが戻るように、優しく繊維に沿ってブラッシングしてください。
繊維がきれいに整えられた生地は、素材本来の光沢感を取り戻します。
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洋服ブラシはどんなものを買えばいい?
初めて洋服ブラシを使う方におすすめなのは、天然毛の「馬毛」や「豚毛」で作られたものです。天然毛は油分が含まれているため、静電気が起きにくいです。
また持ち手があるタイプと持ち手がないタイプがあり、形状によって使いやすさが変わります。
それぞれどのような特徴があるのか、洋服ブラシの毛質や形状について解説していきます。
馬毛ブラシ
馬毛ブラシは毛が細くしなやかで柔らかいのが特徴で、薄手のウールやカシミヤのニットのようなデリケートな天然素材の衣類に適しています。
豚毛ブラシ
豚毛ブラシは毛の一本一本がしっかりしていてハリやコシが強いのが特徴で、スーツや厚手のウールコートなどの天然素材に使用するのが適しています。アクリルやポリエステルなどの化学繊維の目が細かい生地の洋服の使用にもおすすめです。
黒豚毛と白豚毛の違い
豚毛には黒豚毛と白豚毛の2種類があります。
黒豚毛はハリとコシの強い素材でスーツやジャケットに使用する場合は、黒豚毛がおすすめです。
白豚毛は黒豚毛と比べるとしなやかで柔らかい素材なので、厚手のニットや薄手の化学繊維の洋服に使用するのがおすすめです。
豚毛のブラシは馬毛ブラシと比べて比較的価格もお手頃なので、スーツのお手入れに1本持っておくことをおすすめします。
洋服ブラシの持ち手
持ち手あり
持ち手ありの洋服ブラシはしっかりと握れるので、広範囲を手早くブラッシングできて使いやすいです。 持ち手の長さや太さはメーカーによって変わりますので、自分の手の大きさにあったサイズで選ぶといいでしょう。
持ち手なし
持ち手なしの洋服ブラシはブラシ全体を掴んでブラッシングしますので、手のひらで力の加減がしやすくなっています。 また持ち手がない分コンパクトで場所をとりませんので、携帯したい場合にも向いています。 洋服ブラシ全体の大きさが手のひらサイズくらいのタイプもあり、外出先でのお手入れをしたい方におすすめです。
静電気除去機能
静電気除去機能があると、ブラッシングする時に起こる静電気を除去してくれます。ホコリが取りやすくなったり、空気中に舞っているホコリの付着を防いでくれたりするのが特徴です。
洋服ブラシでブラッシングすると、生地とブラシの摩擦が起きてしまうことがあります。特に冬場など空気の乾燥している時期は、周りのホコリを吸い寄せてしまい効率が悪くなってしまいます。 静電気を起こしにくい洋服ブラシを選んで、毎日のお手入れを快適にしましょう。
洋服ブラシはどこで買う?
洋服ブラシを取り扱っているのは、インターネット通販、実店舗だと百貨店やホームセンター、量販店などです。 初めて洋服ブラシを買う時は、現物をみていろいろと試してみてはいかがでしょうか。
インターネット通販では、手軽に洋服ブラシを選ぶことができます。 しかし実際に手に取って使い心地を試してみないと、どのようなものなのかわからないかと思います。 毛の硬さや持ち手の握りやすさは、実際に触ってみないとわかりません。
実店舗で現物をみてから買うと、イメージ通りの洋服ブラシを選ぶことができて安心です。
おすすめ洋服ブラシブランド
洋服ブラシは老舗メーカーで職人が手づくりしているものから、お手頃価格なものまでいろいろと揃っています。 では洋服ブラシはどのようなブランドがあるのか見ていきましょう。
上質なブランドもの
【KENT】
ブラシのトップブランドとして世界的な地位を保ち続ける「KENT」のブラシは、高級な天然素材と職人の植毛技術によって作られています。240年あまり品質の高いメーカーとして定評を守り、英国王室御用達指定の認可を維持しています。
価格は3千円~2万円くらいまであり、毛質によって変わります。 品質の高い洋服ブラシは、1本あればずっと使い続けることができます。上質なブランドものが欲しい方には、KENTがおすすめです。
【ブラシの平野】
ブラシの平野では水雷型と羽子型など、職人が1本1本手植えで植毛しているタイプがあります。天然毛は太さが均一ではないため、植毛は職人のカンで適量を植えています。手植えは時間や手間がかかりますが、機械植えに比べ丈夫で確かなブラシができあがります。
ブラシの平野が使う毛は、馬一頭からわずかしかとれない希少な毛材を使用しています。高密度で繊細さが特徴。長い毛足でソフトなタッチ、きめの細かいブラシです。
価格は5千円~2万5千円くらいまで、大きさや作り方によってさまざまです。 職人の手づくりにこだわった馬毛の洋服ブラシでしたら、ブラシの平野で選んでみてはいかがでしょうか。
【江戸屋】
江戸屋の洋服ブラシはすべて豚毛を使っています。職人が一穴一穴丁寧に植えた手植えタイプ、しっかりした生地用(黒豚毛)、デリケートな生地用(白豚毛)と種類があります。
特におすすめなのは手植えタイプです。二段植毛という独特の植え方によってブラッシング時に適度な圧がかかり、ホコリや汚れを優しく払ってくれるのが特徴です。生地を傷めにくく、しっかりと繊維を整えてくれるブラシです。
価格は3千円~1万円を超えるものなど、大きさや作り方によってさまざまです。 日本製の豚毛の洋服ブラシなら江戸屋で探してみてください。
お手頃価格のもの
【無印良品】
無印良品らしさのある、シンプルなデザインの洋服ブラシです。毛にはコシのある豚毛を使っています。ウールやポリエステルなどの一般的なスーツにも使えます。 持ち手は天然木のブナ材を使用しており、見た目がおしゃれ。
千円以下のリーズナブルな価格で手に入るのが魅力です。
【marna(マーナ)】
静電気の起きにくい天然毛(豚毛)を使い、持ち手が手にフィットする握りやすい形状になっています。本体部分がプラスチック製なので、水洗いができてお手入れが楽です。
毎日気軽に使える洋服ブラシならこちらがおすすめです。
ブラシをかけるときのポイント
続いては、洋服ブラシの使い方のポイントをご紹介していきましょう。
洋服ブラシをかける際は、衣類をハンガーにかけるかテーブルの上に広げてください。ブラシは地面と水平になるように持ってかけていきます。 ではどのようにブラッシングすると効果的なのか、ポイントを見ていきましょう。
ブラッシング前の準備
ブラッシングする前に、ポケットの中に何も入っていないことを確認してください。型崩れの元になりますので、何も入っていない状態でブラッシングするようにしましょう。
ブラッシングの手順
- まず繊維の中に入り込んだ汚れなどをかきだすために、繊維の向きに逆らって下から上へブラッシングします。繊維を傷めないように、丁寧にブラッシングしましょう。
- 次に表面に出てきた汚れなどを払い落すイメージで、上から下へブラッシングします。
- 最後に全体の形を整えるように、上から下へブラッシングします。
特に汚れの溜まりやすい肩や襟は、縫い目に沿って掻き出すようにブラッシングしてください。襟裏やポケットの内側も、忘れずにブラッシングしましょう。
ブラッシングの注意点
あまり強くブラッシングすると、静電気や摩擦が起きて生地が傷む原因となってしまいます。力を入れずに、優しくブラッシングするようにしましょう。
ブラシにもお手入れが必要!
洋服ブラシを使った後は、とれた汚れが残っています。汚れたブラシでは効果的なお手入れができません。次に使う時のために、お手入れをしておきましょう。
・お手入れ時に用意するもの
- 中性洗剤
- タオル
- クシ
・お手入れ方法
- 目の粗いクシで根元から上に向かって、洋服ブラシの毛に溜まったホコリをとります。根本からしっかりとホコリを取り除いてください。
- 次に中性洗剤(洗濯用洗剤)をタオルに適量つけて、ブラシの毛先についた汚れをとるイメージで拭き取ってください。
- その後、別のタオルにお湯を染み込ませて、洗剤を落とします。
- 最後に風通しのよいところで、洋服ブラシをしっかりと乾燥させてください。
スーツにホコリが付くのを防止する方法はあるのか
ホコリを取り除く方法をご紹介しましたが、ホコリがつかないようにするにはどうすればいいのでしょうか。簡単にホコリを防止する方法をご紹介します。
◇専用のハンガーにかける
スーツの保管方法について考えたことはありますか?
家に帰ってから脱いだスーツを無意識にソファーの上や床に放置していると、スーツにホコリが付着する原因になります。
帰宅後はスーツを専用のハンガーにすぐにかけるのがおすすめです。ズボン用のハンガーも用意すると型崩れ防止や滑り落ちて床のホコリが付着することも防げます。
◇静電気防止スプレーを使う
静電気の発生でホコリが付着するのを防ぐために、静電気防止スプレーを使用するのもおすすめです。
スプレーする際はスーツをブラッシングして繊維の流れを整えた後に行うのが効果的です。ひと手間でできる簡単な方法ですので、洋服ブラシでのお手入れとともに静電気防止スプレーを定期的に行うといいですね。
大事な場面の前に活躍する「持ち運べる洋服ブラシ」
手軽に持ち運べる洋服ブラシがあれば外出時にも便利です。持ち歩けるタイプの多くは、起毛した化学繊維がついているホコリ取りのブラシで、洋服の表面をすべらせてホコリを吸着します。
このタイプのブラシは種類やデザインも非常に豊富です。スリムサイズでスーツの内ポケットに入れてもかさばらない商品なら、大切な商談前にもスマートに身だしなみを整えられます。
ブラシ表面についたホコリをワンアクションで取り除ける、お手入れが簡単なタイプもおすすめです。
保管するときはカバーを付けることでホコリが付くのを防止する
室内にも空気中にたくさんのホコリが浮遊しています。そのホコリをスーツに付着するのを防ぐためには、カバーをつけて空気に触れさせないようにして保管しておくのがおすすめです。
出し入れが少し手間にはなりますが、ダークカラーのスーツや礼服などは少しのホコリでも目立ちやすくなるので、この方法が最適です。
ただしカバーをつけることで通気性が悪くなり、大切なスーツの生地を傷めてしまう場合もあります。カバーを選ぶ際は、必ず通気性の良い不織布素材のカバーを選ぶようにしてください。
スーツ1点ずつのカバー以外にもハンガーラックをすっぽりと覆うことができる、ダストカバーも販売されていますのでご自宅の収納によって使い分けてみてください。
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定期的なクリーニングで清潔に保つ
毎日きちんとお手入れしていても、やはり定期的なクリーニングは大切です。クリーニングにはいくつかの種類があり、スーツに施される主な方法は「ドライクリーニング」と「ウェットクリーニング」の2種類です。
ドライクリーニング
石油系の有機溶剤を使ったクリーニング方法が「ドライクリーニング」で、油汚れを落としたい場合に向いています。
水を使わないクリーニング方法のため、水洗いによる縮み・色落ち・型崩れの心配がなくスーツにはおすすめの方法です。
デメリットとして、食べ物などの水溶性のシミ、汗ジミなどには向きません。また何度もドライクリーニングを行うと生地が傷みやすくなるので、長期間スーツを保管する衣替えのタイミングなどで行うのがおすすめです。
ウェットクリーニング
40~60度の温水で水洗いする「ウェットクリーニング」は、食べ物のシミや夏場の汗ジミなどの水溶性の汚れを落としたい場合に向いています。
ドライクリーニングのように化学溶剤を使用しないため、生地へのダメージが抑えられるメリットがあります。またドライクリーニングの化学溶剤の臭い残りが気になる方にもおすすめの方法です。
ただしウェットクリーニングは、専門技術を駆使してきめ細かく仕上げる分、仕上がりまでの日数が長く、費用が高くなる傾向があります。
クリーニングの頻度
汗をかきやすい夏場は、2週間に1回のサイクルでクリーニングを行うのが理想的です。屋外を歩き回る職種の方や汗をかきやすい体質の方は、もう少し頻繁にクリーニングを行う方が良いでしょう。
一方、夏場でもクーラーの効いた室内にいることが多い方や冬場の場合は、1シーズンに1回が目安となります。クリーニングに出しすぎるとスーツの生地が傷みやすくなりますので、適切なタイミングでクリーニングを行うようにしましょう。
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スーツを綺麗に保つのはビジネスマンとしてのキホン!
毎日着ているスーツはあなたの印象を大きく左右するアイテムです。スーツのホコリは外気に触れるだけで付着してしまうものですが、美しいスーツ姿は清潔感を与えてくれます。
大切なスーツを長持ちさせるためにも、ブラッシングで繊維の中のホコリや汚れを取り除く習慣を身につけましょう。ブラッシングして乱れた繊維が整えば、美しい光沢が生まれ高級感も漂います。
ホコリが付着しないスーツの生地を選び、自宅でスーツのお手入れにぜひスーツ用ブラシを取り入れてみてください。
まとめ
スーツのホコリを防ぐための方法をご紹介いたしました。
気を付けていただきたいポイントは5つです。
- ホコリが付きにくい生地、天然繊維を選ぶ
- 静電気が発生しにくい素材の組み合わせを心がける
- 洋服ブラシでのブラッシングを行う
- 保管時はスーツにカバーをかける
- 適切な頻度で、定期的なクリーニングを行う
ホコリの付きにくいスーツの生地と言っても、スーツ生地にはたくさん種類があります。洋服ブラシの種類や選び方にも迷うことがあるかもしれません。
そんなときはお気軽に「オーダースーツSADA」へご相談ください。たくさんあるスーツ生地からお好みの着心地の生地をご提案いたします。スーツ生地を実際に触って、その着心地を体感することも可能です。洋服ブラシを使ったブラッシングのコツなどもお伝えいたしますので、ワンランク上のスーツライフを体感してみませんか。
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