スーツの相場はどれくらい?シーンや年代別にスーツの値段を詳しく解説
スーツといえば、仕事をするときに着る服装というイメージがあります。たしかにビジネスシーンで着る機会が多いですが、普段着として着こなすスーツもおしゃれでカッコいいです。しかし日本人にとってスーツは、少しなじみの薄い服装でもあります。スーツの購入を考えているけど、どんな種類があるのか、値段はいくらくらいなのか知らない人も多いでしょう。この記事では、スーツがどれくらいの値段で買えるのか、種類別や着用シーン別などに分けて詳しく解説していきます。
スーツは素材や質によって値段が変わる?スーツの相場から違いを解説!
一言にスーツといっても、どんな場面で使うのか、どれくらいの質のものを選ぶかによって値段が変わってきます。- 着用シーン
- 種類
- 素材
- 年代
着用シーン別でみるスーツの値段
スーツをどんな場面で着るかによって、種類も変わってきます。スーツを着る機会のあるシーンといえば、次の4つです。- ビジネス
- リクルート
- 冠婚葬祭
- 普段使い
ビジネス(値段の目安:1万円~20万円)
仕事着として日常的に使うことが多いビジネススーツ。ほかの着用シーンに比べると、値段の幅が広いのが特徴です。ネット通販で1万円台で買えるものから、有名ブランドの商品で10万円以上するものまであります。 ビジネススーツの選び方に正解はありません。あなた好みのデザインやブランドで選んで、自分に合った一着を見つけましょう。リクルート(値段の目安:1万円~3万円)
就職活動をするときに着るのがリクルートスーツです。まだ就職していない人たちに向けたスーツなので、ほかの着用シーンに比べると値段が安くなっています。 リクルートスーツの特徴は、清潔感と誠実さを与えるデザインになっていることです。就職活動で企業に好印象を持ってもらうために、余計なものは取り除かれています。 就職活動に向けて作られたスーツなので、就職した後も使い続けるのはおすすめしません。冠婚葬祭(値段の目安:5万円~6万円)
結婚式や葬儀などの冠婚葬祭で着用する、礼服やフォーマルスーツと呼ばれるものです。結婚式も葬儀も同じものを着ても問題はありません。ただし出席する場所に合わせて、ネクタイの色やバッグなどのアイテムを変更する等のマナーがあります。 ほかの着用シーンと比べて使用する回数は少ないのですが、長く着ることになるスーツです。普段使い(値段の目安:4,000円~)
普段着として着るスーツです。普段着なので着用ルールもマナーもありません。安いものであればファストファッションブランドで4,000円くらいで購入できます。ほかの着用シーンは上下セットが基本ですが、普段使いはジャケットのみを購入することが多いです。 Tシャツやジーパンと合わせるとカジュアルに、ワイシャツやスラックスと合わせるとビジネスライクなコーディネートになります。組み合わせ次第で印象が変わる、使い勝手のいいアイテムです。種類別でみるスーツの値段
スーツの種類には、ボタンの数が違う「シングル」と「ダブル」、衣服の数が違う「ツーピース」と「スリーピース」があります。それぞれの違いについて解説していきます。「シングル」と「ダブル」
シングルとは、上のイラストのようにボタンが一列に並んでいるスーツのことです。スーツといえばこの形を想像する人も多いでしょう。シングルの値段は1万円~が相場です。 ダブルとは、上のイラストのようにボタンが二列に並んでいるスーツのことです。前の部分が着物のように重なっています。1980年代に流行したデザインですが、クラシックな装いが注目されて人気が再燃しています。ダブルの値段は1万5千円~が相場です。「ツーピース」と「スリーピース」
ツーピースはジャケットとパンツの2点セット、スリーピースはジャケットとパンツ、さらにベストが付いた3点セットです。かつてはスーツといえばスリーピースが主流だったそうですが、時代の流れによってベストが省略化され、今ではツーピースが主流になりました。 ツーピースの値段は1万円~、スリーピースは1万5千円~が相場です。スリーピースの方がアイテムの数が多いので、少し値段が高くなっています。素材別でみるスーツの値段
スーツにどの素材を使うかによって値段も変わってきます。スーツに使われる素材として有名なものは以下の5つです。- ウール
- コットン
- リネン
- シルク
- ポリエステル
ウール
ウールとは羊の毛のことです。最も多くのスーツの素材として使われています。ウールは機能性が高いのが特徴です。 ウールの機能性- 肌触りがいい
- 汚れに強い
- 保温性が高い
コットン
コットンとは綿のことです。主にシャツや下着の素材として使われています。肌触りのよさと汗をかいてもすぐ乾く吸湿性に優れた素材です。 ビジネススーツに使われることは少なく、普段着として着るカジュアルなデザインのものに使われています。リネン
リネンとは麻のことです。通気性が高いのが特徴で、夏用のスーツに使われています。ほかの素材に比べてとても軽い着心地が特徴です。シルク
シルクはつやつやした光沢感が特徴の素材です。とても軽くて肌触りもよく、パーティー用のスーツやドレスに使われています。ポリエステル
ポリエステルとは化学繊維のことです。速乾性と強度に優れており、ポリエステルを使用したスーツは、比較的安い値段で購入できます。年代別でみるスーツの値段
着る人の年代によって、スーツにかける費用も変わってきます。20代の人と50代では体型や髪形も違うので、似合うスーツも変わってくるでしょう。年代別のスーツの相場について解説します。20代(値段の目安:2万円~5万円)
社会人としてのスタートを切ったばかりの20代は、機能性重視のスーツがおすすめです。ストレッチの利いた素材で動きやすく、汗をかいてもすぐ乾くスーツを選びましょう。紳士服量販店での購入がおすすめです。30代(値段の目安:3万円~7万円)
30代では機能性に加えて、見た目にもこだわりましょう。動きやすさも重視しつつ、色やデザインで個性も出せると相手に好印象を与えられます。40代(値段の目安:4万円~10万円)
40代では大人の雰囲気が漂うスーツを選びましょう。20~30代では黒や紺色のものが主流ですが、40代からはグレーやベージュのスーツに挑戦してみるのもアリです。50代(値段の目安:6万円~20万円)
50代ではオーダーメイドスーツがおすすめです。既製品ではなく、あなたの体型に合わせて作ったスーツを選びましょう。低価格で質の高いスーツを手に入れるには?
スーツは他の服に比べて値段が高いイメージがあります。できることなら値段は安く抑えたいものです。低価格で質の高いスーツを手に入れるために、あなたが1番重要視するものを明確にしましょう。 スーツの購入を検討するときには、以下の項目から判断することになります。- 動きやすさ
- 通気性
- デザイン
- 色
トータルコーディネートで安くてもオシャレに魅せる!
スーツを着るうえで重要なのは、トータルコーディネートです。着用シーンに合わせた色使いや小物を取り入れれば、お金をかけなくてもオシャレに魅せることができます。 安くてもおしゃれに魅せるために、気をつけたいポイントは以下の2つです。- 自分に合ったサイズのスーツを選ぶ
- 小物の色を統一する