【スーツのズボンにシワができる理由】簡単なシワ取り方法、防シワ対策も紹介
スーツはビジネスシーンにおいて、なくてはならない必須のアイテムといえます。スーツを長く着用するためには日々のケアが非常に重要です。
しかし、スーツは毎日着るものであるため、ケアを怠ってしまうと「気付いたらシワが入ってしまっていた」なんていうことも少なくありません。それが出先でシワに気付いた時には、気になって仕方がないという方も多いのではないでしょうか。
「スーツにシワができる原因って何だろう」
「出先でシワを取る方法を知りたい」
「シワを付けないための対策を知っておきたい」
など、スーツのシワに関するお悩みのお持ちの方に向けて、この記事では
- シワができる原因
- 出先でシワを解消する応急処置の方法
- 自宅でシワを取る方法
- シワを付けないための対策
など、シワに関する情報を紹介していきます。
シワの取り方やシワ対策を身に付けることで、日頃のお手入れを簡単にすることができるため、しっかりと覚えておきましょう。
スーツのズボンにシワができやすい原因
スーツのズボンは特にシワができやすいアイテムといえるでしょう。
ズボンにシワができやすい原因2パターンを分かりやすく紹介します。
シワは座っている時にできやすい
スーツのズボンにシワができる原因は、簡単にいうと「着ている間に折り曲げられ、クセによって固まる」ことが原因です。
基本的にスーツは復元力のあるウールが使われているため、だんだんと元に戻ります。
しかし、復元力を超えてしまう圧力が加わると、繊維組織がずれて元の状態に戻らずシワになってしまうのです。また、温度や湿度が高いほど、繊維がずれやすくシワができやすくなります。
ズボンの中で、
- 腰の脇
- 膝裏
- 太もも裏
部分は特にシワが入りやすい場所です。ズボンのシワのほとんどが座っている時にできるため、座ることで折れたり、押しつぶされたりしてシワが付きやすくなっています。
通勤時など脚を組む座り方は注意が必要です。スーツのズボンのゆがみにもつながるので気をつけましょう。姿勢を正して座ると、スーツがゆがみにくく自分の姿勢も良くなるため、普段の生活から意識することが大切です。
ズボンのサイズが合っていない
サイズの合っていないズボンを履いている状態でも、シワは起こりやすいです。
サイズが小さい場合、常に圧力がかかった状態になるので、シワが深く入りやすくなります。逆にサイズが大きいと、生地がたるんでしまうので、これでもシワがつきやすくなります。
スーツのズボンを選ぶ際は次の3つのサイズを確認するようにしましょう。
⚫︎ウエスト
目安はベルトを付けて履いた時に「ズボンと体の間に手のひらが1つ入る」サイズがベストです。
大きすぎるとベルト周りにシワが寄り、小さすぎると腰の脇が引っ張られた形になるため、シワを付きにくくするためにも、適正なサイズを選ぶようにしましょう。
⚫︎ヒップ
ヒップまわりのサイズ選びでは「お尻周りに張りやたるみがなく、屈んだ時にゆとりがあるか」を目安に選ぶといいでしょう。
サイズが大きいと、お尻周りにたるみが出てだぶついたシルエットになってしまいます。また、小さいと腰回りが張ったり、屈みにくくなったりするので、ある程度のゆとりが必要です。
⚫︎太もも裏
太もも裏のサイズ選びでは「立った状態で太もも裏を指でつまめるか」を目安にするようにしましょう。
指でつまめなければサイズが小さく、大きすぎると太もも裏にたるみができます。
スーツのしわが他人に与える印象
スーツにシワがあると、マナーの悪い非常識な人という印象を与えてしまう可能性がありますが、シワは人の熱や汗の水分によって着用中にいつの間にかついてしまっているということも少なくありません。
普段からきちんとケアされているスーツに、一日動き回っていてついてしまったシワが少しくらいあっても、自然なものなので過度には気にしなくていいでしょう。特に脇と肘と膝の部分は動きが多くしわになりやすい箇所なので、そこまで気にしなくてもいい部分になります。
しかし、普段からケアされていないスーツに最初からずっとついている放置されたシワというものは案外分かってしまうものです。普段からシワにならないようにケアしたり、シワになりにくいスーツを着用するようにしましょう。
シワになりにくいスーツを例に挙げると、
- 強撚糸のウール100%生地
- 化繊が混毛された防シワ加工が施されたスーツ
- 自分の体にフィットし、ある程度のゆとりのある動きやすいスーツ
などを指します。
スーツを選ぶ際には、上記の要素を考慮することでシワになりにくいスーツに出会うことができるでしょう。
【時間が無い人向け】スーツのシワを今すぐ伸ばす方法
ビジネスシーンでは、スーツを出張先に持っていくことも多くあります。
スーツケースなどで持ち運んだ時に「ズボンにシワがついてしまった」と焦ったことがある人も多いのではないでしょうか。そんな時どのように応急処置をすれば良いのかわからないという方もいます。
ここでは、スーツのシワを今すぐ伸ばしたい方【時間がない人】に向けておすすめの方法を3つ紹介していきます。
しわ取りスプレー
外出先でズボンにシワがついてしまった時は、市販の「シワ取りスプレー」を使うことですぐに対応することができます。
ドラッグストアなどで、シワ取りの効果に優れたスプレーが数多く売られているので、簡単に手に入れることが可能です。
使用方法は、
- シワが気になる部分にスプレー
- 手でシワを軽く伸ばす
- 風通しの良い場所に陰干しする
この手順を行うことで、一晩もすればシワを伸ばすことができます。
市販されているシワ取りスプレーには、「消臭効果」「静電気防止効果」「除菌・花粉付着防止効果」など、さまざまな機能があるスプレーもあるので、自身の状況に合った物を選ぶようにしましょう。
出張時に1本携帯しておくと安心です。
霧吹き
シワ取りスプレーを持っていない場合は霧吹きで代用することが可能です。
スーツに使われるウールは水分で膨らむ性質を持っているため、霧吹きで水をかけてあげるとシワが元通りになります。
霧吹きに30度以下のぬるま湯を入れて、ひざやもも裏などシワが気になるところにスプレーするようにしましょう。
霧吹きを使用する際に水でも問題はありませんが、ぬるま湯を使用すると乾きやすくなるのでおすすめです。熱いお湯をかけてしまうと、色落ちや生地を痛めてしまう可能性があるので、必ず40℃以下のぬるま湯を使用するようにしましょう。
かけすぎると乾きにくくなるため、軽くかける程度で問題ありません。
シワを手で軽く伸ばし風通しの良い場所で陰干しすれば完了です。スプレーしてすぐにシワが消えるということはありませんが、乾いていく段階でスーツの重みによってシワが伸ばされていきます。
注意点として、
- 生乾きだと後から臭くなるため、乾燥はしっかり行うこと
- 水に弱いデリケートな生地には使用できない
を意識することが重要です。
浴室
道具を持ち合わせていない場合は、浴室に干すことでシワを取ることが可能です。入浴後の浴室に30分ほど吊るし、スーツ全体に湿気を吸わせてシワを伸ばすことができます。
その後、風通しのいい場所で陰干しを行えば、簡易的ではありますが、シワを取ることができるでしょう。
浴室の湿気を吸わせ、スーツの重みによってシワを取っていく方法となるので、
- 浴室の換気扇などは回さない
- 浴室のお湯は貯めたまま
- 密閉してドアを開けない
上記の点に注意してください。
ホテルなどに外泊している際、シワを伸ばすためのアイテムを持ち合わせていないときに便利な方法です。
スーツをしまう際、スーツに湿気が残った状態でしまってしまうとカビの原因にも繋がるため、しっかりと乾いたことを確認してからしまうようにしましょう。
【時間がある人向け】スーツのしわを伸ばす方法
スーツのシワを伸ばしたい方【時間がある人】にとっては「スチーマーで伸ばす」ことが一番効果的となります。
シワを伸ばすために使用するスチーマーは、アイロンのスチーマーではなく、衣類スチーマーを使うのがおすすめです。衣類スチーマーであれば、生地を傷めてしまうことや生地を溶かしてしまうこともありません。
また、ハンガーにぶら下げたまま、スチーマーをかけることができるのでどんな方でも簡単にスーチーを使用することができます。
スチームアイロンを使って伸ばしたいという場合には、タグに書いてあるスーツの素材と耐熱温度に注意して行うことが大切です。
スーツによく使われる素材としては、ウールが最も定番で、他にシルク・カシミヤ・コットン・リネン・モヘア・ポリエステル・ナイロン・レーヨンがあります。それぞれ特徴を見ていきましょう。
ウール(羊毛)
ウール生地の耐熱性は、130℃で熱分解し、205℃前後で焦げてしまいます。そのため、アイロンの温度は低温から中温にしましょう。(日本工業規格JISではアイロンの低温は80℃から120℃、中温は140℃から160℃、高温は180℃から210℃とされています。)
ウールなどの動物性の毛は、タンパク質で出来ているのであまり熱には強くありません。そのため、高温でスチームを当ててしまうと生地を傷めてしまうので気をつけましょう。
ウールは伸縮性・吸湿性・保温性に優れており、弾力がある為生地が元に戻りやすくしわになりにくいことが特徴です。
シルク(絹)
シルク生地の耐熱性は、120℃前後で黄色く変色し、150℃で熱分解します。そのため、アイロンの温度は低温に設定しましょう。
歴史の古い繊維で昔から高級品として扱われており、保湿性・吸湿性・通気性・染色性に優れています。軽くて柔らかく、滑らかな肌触りが特徴です。
カシミヤ
カシミヤ生地の耐熱性は、130℃で分解し、205℃前後で焦げてしまいます。そのため、アイロンの温度は低温か中温に設定しましょう。
カシミヤもウールと同じく動物の毛で出来ているため耐熱温度も同じとなっています。
ウールよりも繊維が細く、肌触りが滑らかになっており、チクチクしません。保温・保湿に優れており、生地自体が軽いことが大きな特徴です。毛のチクチク感は繊維が太い、ごわごわした毛を使用することで起きやすくなる為、なるべく繊維は細い方が滑らかになります。
コットン(綿)
コットン生地の耐熱性は、235℃で熱分解し、約275℃から456℃で燃焼してしまいます。アイロンの温度は高温に設定して問題ありません。
種にある種子毛を原料に作られ、セルロースで出来ています。
吸水性・通気性・染色性に優れ、天然繊維の中では熱に強いことが特徴です。繊維が縮みやすいのでシワになりやすく、乾きも遅いです。
リネン
リネン生地の耐熱性は、235℃前後で熱分解し、275℃から456℃前後で燃焼してしまいます。アイロンの温度は高温に設定して問題ありません。
リネンの生地は、通気性や保温性に優れており、丈夫で長持ちすることが大きな特徴です。通年で使用されることが多い生地ですが、主に夏などに多く見かけます。
モヘア
モヘア生地の耐熱性は、130℃で熱分解し、205℃前後で焦げてしまいます。アイロンの温度は低温から中温に設定しましょう。
ウールやカシミヤと同じく、動物の毛で出来ているため耐熱温度も同じです。
モヘアとはアンゴラ山羊から採れる毛のことを指しています。
生地の特徴として、光沢があり、丈夫な素材となっているため、セーターやショール毛布などに使用されることが多い生地です。
ポリエステル
ポリエステル生地の耐熱性は、120℃から160℃前後で熱分解してしまい、溶けてしまう温度(融点)としては225℃から276℃が目安となっています。アイロンの温度は低温に設定しましょう。
合成繊維でナイロンよりは熱に強いですが、温まり過ぎると溶けてしまうので、高温には注意しましょう。
ナイロン
ナイロン生地の耐熱性は、80℃から140℃前後で熱分解し、融点は225℃です。アイロンの温度は低温に設定しましょう。
合成繊維でとても熱に弱いので、アイロンをかける時にはあて布をしっかりと敷いてから、慎重にかけるようにしましょう。
レーヨン
レーヨン生地の耐熱性は、260℃から300℃で着色分解します。アイロンの温度は高温でも問題ありません。
再生繊維で熱に強く、溶けることはないので安心してアイロンがけやスチームがけを行えるでしょう。
自宅で簡単にできるスーツのズボンのシワを取る方法
スーツのズボンは、毎日きれいにシワが無い状態で履きたいものです。
応急処置のような方法ではなく、自宅で日頃からシワを伸ばす方法はあるのでしょうか。
ここでは、自宅で簡単にできるズボンのシワ取りについて紹介します。
少しの工夫でスーツを美しく維持できるので試してみましょう。
逆さ干しで保管する
スーツのズボンは、スーツズボン専用のハンガーに逆さにかけて保管しましょう。
スーツのズボンは腰部分の方が重いため、逆さに干すと重さでシワが伸びやすくなります。
また、ズボンの前と後の中心にある折り目、いわゆる「センタープレス」もきれいに仕上がるため、逆さ干しはおすすめです。コツはセンタープレスをきれいに合わせることが重要となります。
センタープレスがくっきりと表れていると清潔感のあるスタイリングに仕上げることが可能です。
センタープレスを合わせたら、裾部分を上にしてズボンハンガーで挟み、軽く引っ張ってシワを伸ばしてから、クローゼットなどに吊るしましょう。
逆さ干しは自然とシワが伸びるので、アイロン掛けの回数が少なくて済むのがメリットといえます。
ただし、伸縮性の強いズボンは生地が伸びてしまうことが多いのでおすすめできない干し方となっているので気をつけましょう。
深いシワができたらスチームアイロン
スーツのズボンに深いシワができてしまった時は、逆さ干しではシワを取ることができません。そういった場合はスチームアイロンを使うのがおすすめです。スチーマーによって高温の水分を加え、ウールの復元力を利用してシワを伸ばすことができます。
シワを伸ばすだけでなく、タバコや焼肉などのにおいにも効果を発揮します。
アイロン掛けの手順は以下の通りです。
- 洗濯表示を見て、あらかじめアイロンの温度などを確かめておくことが大切です。
- センタープレスをしっかりと折り、片脚ずつアイロン台に置きましょう。
- 当て布をします。
※直接アイロンを当てないようにしましょう。アイロンを直接当てると、生地の繊維が潰れてしまい、スーツの光沢が変わってしまう可能性もあります。少し浮かせた状態で蒸気を当てるように使用するのがおすすめです。当て布には熱に強い「綿」のタオルやハンカチなどを使用するとうまくスチーマーを当てられます。
- ウエスト部分にスチームアイロンをかけていきます。
丸みのある部分は、丸めたタオルを中に入れ、アイロンをかけましょう。スチーム機能がない場合は霧吹きを吹きかけながらでも同じ効果が得られます。
- 次に股下から裾にかけてシワを伸ばしていきます。
1ヶ所につき10秒ほど当てながら少しずつ移動しましょう。長時間当てるとテカリにつながってしまうので注意が必要です。膝裏・もも裏は特にシワが付きやすいので、丁寧にスチームを当てましょう。
- 最後にセンタープレスをつけていきます。
一直線にアイロンを滑らせると折り目がずれやすいので、少しずつアイロンを移動させましょう。
- アイロン掛けの後はハンガーにかけて保管しましょう。
毎日でなくとも週1回程度アイロンをかけるようにすると、パリッとした見た目を維持できるのでおすすめです。
あらかじめ事前にやっておきたいスーツのシワ対策
スーツは毎日着るため、シワを取り除く時間がない人も多いでしょう。そういった場合はスーツにシワが付く前にあらかじめ対策しておくことが大切です。日頃からシワ対策をしておくと手間がかからず楽になります。
ここからは、スーツのシワを事前に防ぐための日頃の対策を5つ紹介します。
対策①:スーツは連日着用しない
スーツのシワを防ぐためには、同じスーツを連日使わないことが重要です。
どうしても毎日同じスーツを着てしまうと、シワが付きやすくなってしまいます。一度着たスーツはハンガーで休ませるようにすると、シワがない状態をキープできるでしょう。
スーツは夏物と冬物それぞれ3着以上あるのがベストです。1回着たら「中2日」休ませることができるため、スーツが傷みにくくなります。
また、夏物のズボンは、ジャケットに比べ先にダメになりやすいです。そのため、ジャケット1着に対して、2本ズボンがあると長持ちするでしょう。
着用頻度が少ない方でも複数用意しておくことをおすすめします。スーツが汚れてしまった時に複数枚持っていないと、クリーニングに出す間に着るものがなくなってしまうからです。
まずは、連日の着用を避けて、スーツを休ませることを試してみましょう。
対策②:スーツ専用ハンガーを使う
ハンガーはスーツ専用のものを使いましょう。
針金ハンガーや細いハンガーを使うのは、型崩れやシワの原因になるためNGです。ジャケット用のハンガーは厚みが3〜5cmあり、肩幅にあった幅の広いものを使いましょう。
木製のハンガーは、防臭・除湿・静電気防止の効果があるのでどんな素材のハンガーがいいのか迷った場合は木製のハンガーがおすすめです。
ズボンのハンガーは、なるべくジャケットと別で用意するのが良いでしょう。ジャケットのハンガーに2つ折りでかけると、ズボンの途中に折り目がつくもとになってしまいます。スーツズボン専用のハンガーに、裾を挟んで逆さで保管するのがおすすめです。
ズボンをハンガーに干す時はポケットの中身をすべて出すのが基本となります。ポケットの中に物が入っていると、重みでスーツにシワがつく可能性があるため、シワ予防のためにも中身を確認してから干すことが重要です。
対策③:防シワスーツを選ぶ
最近では防シワスーツもたくさん売られています。
防シワスーツは、シワがつきにくい加工ウールやポリエステルが多く混紡されているのが特徴です。中には、撥水性に優れるものもあり、傷みに強い仕様になっています。
ただし、防シワスーツだからといって雑に扱ってはいけません。
オーダースーツSADAでは、「防シワナチュラルストレッチスーツ」や、「形態安定加工」が施されたワイシャツが購入可能となっています。
普段のお手入れが楽になるため1着購入してみてはいかがでしょうか。
対策④:クリーニングに出すのもアリ
スーツのシワが取れないと悩んでいる人はクリーニングに出すのもおすすめです。
クリーニングは自分では取れないシワも、プロの技術で美しく取り除いてくれます。アイロン掛けの手間がかからないのもメリットです。
夏場は月に1〜2回、その他の季節は1シーズンに1〜2回程度クリーニングに出すと、スーツも長持ちします。
スーツのクリーニングは通常3日前後で仕上がりますが、お店によっては即日仕上げのサービスもあるため、急ぎでクリーニングにかけたい場合は利用するようにしましょう。
ただし、即日仕上げは生地に負担がかかることが多いので、できるならば時間にゆとりを持ってクリーニングに出すのがおすすめです。
どうしてもお店に行く時間がないという場合は、自宅で全て完結できる宅配クリーニングといったサービスを行っているクリーニング店もあるので利用する際には調べてみましょう。
対策⑤:きれいに畳んで持ち歩く
出張などスーツケースで持ち歩く場合は、きれいに畳んで収納することが大切です。整理して収納しないと、荷物がぶつかりスーツにシワがつく可能性もあります。
シワになりづらい畳み方は以下の通りです。
【ジャケット】
- 片方の袖を裏返し、その袖の中に反対側の袖を引き入れ、背中が谷折りに肩パットが重なるように畳みます。
- 袖を背中の中心のラインと平行になるように折ります。
- そのまま2つ折りにするか、シワを伸ばしながらジャケットを巻けば完成です。
【パンツ】
- パンツのセンタープレス(パンツの折り目)を折り重ね合わせます。
- パンツの膝で2つ折りにし、もう1度半分に折って完成です。
このとき、シャツや下着・タオルを挟むとクッション代わりになり、ジャケットの折りジワを防げます。
またスーツケースの中は隙間なく詰めないと荷物でスーツが押し潰されてしまい、シワ、型崩れのもとになります。
荷物のパッキングを済ませた後、真ん中で包むようにスーツを固定すると良いでしょう。
オーダースーツ専門店「オーダースーツSADA」とは?
「出張などでスーツのズボンにシワがついてしまった」という時には、今回紹介した様々なシワ取り方法を試してみてください。
防シワスーツを使うなど、事前にできるシワ対策もたくさんあります。
シワ対策を知ってスーツの型崩れやダメージを減らして良い印象を与えていきましょう。スーツのシワは、サイズが合っていない場合に起こりやすいです。
オーダースーツSADAでは、あなたの体の形に合ったオリジナルのフルオーダーメイドスーツを作成できます。
また、シワのつきにくい「防シワナチュラルストレッチスーツ」が44,800円(税込49,280円)からご用意しています。
「形態安定加工」が施されたフルオーダーワイシャツが税込9,900円から作成が可能です。
※2023年9月時点の価格です。価格は変更になることがあります。
シワになりにくいスーツで、あなたのビジネスライフをサポートいたします。
ぜひお気軽にご利用ください。