スーツのスラックス部分だけって買える?ツーパンツスーツの魅力について紹介
スーツはパンツだけ買えるのか?ツーパンツスーツの魅力とは
何かしらの要因でスーツのパンツ部分がダメになってしまった場合、パンツのみ購入することができるのでしょうか?
どうすればパンツだけ購入することが可能なのか紹介します。
パンツだけ再購入することは可能か
結論から言えば、パンツだけ購入することは可能です。
パンツの部分が破れてしまって着用不可となってしまった場合、ジャケットだけが残るわけですが、店舗によってはジャケットと同じ色や素材のパンツが在庫として残っていれば購入できます。
ただし、売り切れてしまって店舗に在庫がなかった場合、同じ色や素材でできたパンツを購入することができません。
パンツだけを購入したい場合は、取り扱い店舗に電話して確認を取るわけですが、欲しいパンツがなかった場合はあきらめるか色や素材が異なったパンツで妥協するしかない状況です。
「ツーパンツ」という方式で購入可能
スーツにおける「ツーパンツ」とは、通常だとジャケット部分とパンツ部分が1着ずつとなっていることに対し、パンツ部分だけが2着あることを指します。
いわゆるスペアのパンツです。
スペアとしてツーパンツを求める人がいることから、オーダースーツ方式で購入してツーパンツというオプションを活用すれば店舗で同じ素材のパンツを2着受け取ることができます。
ツーパンツの片方は好きな色を選べる?
ツーパンツはオーダーした場合、色を変更することができます。
例えば、片方がジャケットと同じ黒だとすれば、もう1つのパンツの色が紺色や黒に近いダーク系の色に変更することが可能です。
店舗によっては、オプションで有料となる場合がありますが、好きな色を選べる場合があります。
なぜパンツの方が先にダメになるのか
スーツを着ているとなぜかパンツ部分が先にダメになってしまう場合があります。
どうしてダメになってしまうのか、主な要因について3つほど取り上げて紹介します。
ズボンのサイズが合っていない
スーツを購入した時は適正サイズだったとしても、生活習慣などの変化により、体型が変わったことでズボンのサイズが合わなくなってしまった人が中にはいるでしょう。
サイズが合っていないズボンを履き続けると、ウエスト周りがきつくなり、自然と生地が傷んでしまうスピードを早めてしまうのです。
何も対策を施さないままだと、ある日突然、ズボンがビリっと破けてしまい使用不能となってしまう恐れがあります。
ズボンの手入れを怠っている
スーツを毎日着て仕事すると、気が付かないうちにスーツの傷みは進行していきます。
特にスーツを着て歩いている人であれば、生地同士の摩擦が原因で消耗しやすくなるため、傷みやすくなります。
そのため、スーツの手入れ(クリーニング専門店に出すことや自分でアイロンがけなど)を定期的に行えば長持ちしやすいのですが、手入れを怠っていると生地が傷んで劣化することで破れやすくなり、結果的にダメになってしまうのです。
同じパンツを毎日のように着用している
同じパンツを毎日のように履き続けると、シワが発生しやすくなり傷むスピードを早めてしまいます。
シワができれば生地が薄くなる部分が出てきてしまい、薄くなった部分から破れやすくなるのです。
ジャケットに合うパンツが1着しかなければ、パンツに軽度の汚れが付いていても無意識のうちに軽視していると、なおさら傷みやすくなります。
参考:ツーパンツスーツならパンツがダメになることを回避可能
同じパンツを毎日着用している人は、ツーパンツスーツであれば、片方のパンツを休ませて2日に1回のペースで着用するようにできれば、パンツの負担を軽減できる1つの方法として役立ちます。
ツーパンツスーツのメリットについては後述について詳しく解説します。
後から別のパンツを組み合わるのはアリ?
仮にスーツのパンツが破れて着用できず同じ色のスーツが着られない場合、どのように着こなせば良いのか紹介します。
パンツはジャケットより暗めの色を選択
ジャケットの色は固定されているので、パンツはジャケットの色よりも暗めの色を選択すると良いでしょう。
色を分けるコーディネートを行うことで、上半身の色が明るい色で下半身を暗めの色とすることで遠目から、爽やかな印象に見えやすくなるのです。
色で例えると、ジャケット部分の上半身がグレーだとすれば、下半身のパンツ部分をネイビーとすることで、色の濃淡をハッキリ分けることができます。
季節感が統一された生地ならOK
既存のジャケットに後からパンツを組み合わせる場合、季節感に合った生地であれば色が違っても問題ありません。
一例として挙げるならば、夏と冬ではスーツに用いられる生地が異なります。
夏用のスーツによく使用される生地はコットンやリネンなどがあり、冬用のスーツではウールやカシミヤなどが多いです。
もし使用されている生地がジャケットとパンツで異なっていたら、冬なのに夏用のパンツを履いて歩くと寒く感じてしまうことでしょう。
つまり、季節感が統一された生地であれば、色が異なっていても問題ないということになります。
「ツーパンツスーツ」であればスーツとの組み合わる心配は不要
ツーパンツスーツであれば、ジャケット部分と合わせる色や生地の違いを心配する必要はなくなります。
黒のスーツなら黒のパンツが2着付いてくるのが基本ですが、もし1着分だけパンツの色を変えたいという場合は、店舗によっては対応してもらえる可能性があるため相談してみることをおすすめします。
パンツが破れてジャケットだけ残ってしまった時は?
ある日突然、パンツが破れてしまいジャケットだけ残ってしまった場合、どのように対処すればよいのか、考えられる事例を挙げて紹介します。
同じモノが買えないため残ったジャケットを売却する
ジャケットに合うパンツが破れてしまい、ジャケットだけ残ったことでスーツとして機能せず、しかもスーツを購入した店舗に問い合わせてもジャケットに合うパンツがなかった、ということが大いにあり得ます。
そういった場合、ジャケットをリサイクルショップや古着専門買取店などに売却してしまうことでしょう。
また、新しくスーツを購入する場合において、「スーツの下取り」に利用するという選択肢もあります。
ジャケットスタイルというファッションとして活用する
ジャケットだけ残ってしまった場合、ジャケットをファッションとして活かす道があります。
例えば「ジャケパンスタイル」という上下色の違うカジュアルな着こなしを実行することで、残ったジャケットを活かすことができます。
また、普段着のカジュアルジャケットとして活用しても問題ありません。
ツーパンツスーツで危機を乗り切る
ツーパンツスーツで購入していたら、たとえパンツが破れてしまったとしても、ジャケットと同じ色と素材のパンツがもう1着あるので、最悪の自体は免れます。
あらかじめ「保険」をかけておくことで、後からパンツをわざわざ探す必要がなくなります。
ただ、人によってはパンツの消耗が激しくてツーパンツだったとしても、片方のパンツが破けて日が浅い状態で破けてしまう恐れがあるので、注意が必要です。
片方のパンツが破けた時に、ジャケットと同じ素材、あるいは近い素材で合うパンツを探すタイミングとなります。
緊急事態回避!ダメになる前に準備ができる「ツーパンツスーツ」のメリット
上記で触れた部分もありますが、ツーパンツスーツのメリットについて紹介します。
またどんな人にツーパンツスーツが必要とされるのでしょうか。
メリット1:スーツの寿命が長持ちする
ツーパンツスーツ方式でスーツを購入することで結果的にスーツ全体の寿命が長持ちします。
どういうことかと言うと、一般論としてジャケットよりもパンツの方が傷みやすく、パンツ部分を2着購入することで、定期的に手入れを行いながら交互に着用すれば、パンツ1着のみよりは相対的に長持ちしやすくなるのです。
スーツはジャケットとパンツの両方で成り立っているので、パンツがダメになるとスーツとして機能しなくなってしまいます。
また、後から単品でパンツを購入するよりは費用が安く済みます。
メリット2:デザインを変えて着こなしができる
パンツの2着目をジャケットとは異なるデザインにすることで着こなしが可能です。
例えば、1本目をノータックにしてワンクッション、2本目をワンタックにしてハーフクッションなどと分けることで状況に応じて着こなすことができます。
また片方をベルトレスにすることも可能で、状況に応じた着こなしがツーパンツスーツであれば可能なのです。
ツーパンツスーツが必要とされる人
上記でメリットを紹介した上で、ツーパンツスーツが必要とされる人について3つのタイプを挙げました。
スーツを着て歩きながら仕事をする人
事務職であればスーツを着て座って仕事をすることが多いですが、営業職であれば取引先を巡り歩いて営業活動や契約などのためにアクティブとなることが多いです。
つまり、歩くことでパンツの部分が擦れてしまう機会が増えるので傷みやすくなります。
またカバンを持って歩いているとパンツ部分と接触していれば摩擦が発生して傷む原因となることがあります。
しゃがむ頻度が高い人
しゃがむことで、スーツの股やヒップラインの部分に負荷がかかります。
しゃがむ回数が増えると、その部分が負荷に耐えられなくなった時、突然ビリっと音がして破れてしまう恐れがあるのです。
スーツを着て行動している時にしゃがむ頻度が高い人は、注意する必要があります。
パンツをよく汚してしまう人
食べ物を口にした時についこぼしてしまってパンツを汚したり、遅刻しそうになって走って間に合ったまではよかったが、知らないうちにパンツが泥で汚れてしまったりなど日常生活で発生する汚れによりパンツが傷む場合があります。
その部分がシミとなって残れば、生地が傷みます。
仮に1着だけのままだとすれば、パンツの傷みが進行してしまい、いつ破損してもおかしくありません。
オーダースーツで自分に合ったパンツを作った方が長持ちする!
ツーパンツスーツで購入しなかった人が後からパンツを追加して対応する場合があります。
パンツが破れる前に対処するという点では良いのですが、事前にオーダースーツで対応した方が良いでしょう。
後から既存の商品、つまりズボンだけ店舗から購入するとしても、同じ色と素材で作られた物を見つけるのは簡単なことではありません。
仮に後からパンツを購入できたとしても、サイズ感やフィット感、動きやすさなどジャケットとセットになったパンツよりどうしても劣りがちです。
オーダースーツで自分に合ったパンツ、すなわちツーパンツスーツを用意できれば、自分にあったパンツが増えるので、着こなしの面から考慮すれば結果的に長持ちします。
参考:「スリーパンツ」でも可能なのか
ツーパンツスーツ方式で購入したとして、不安な人はもう1着同じパンツが欲しいと考える人がいても不思議ではありません。
イメージとしては、ツーパンツ+ジャケットに合うパンツをもう1着です。
理論的にはオーダー形式での「スリーパンツ」は可能ですが、店舗によっては対応できない場合があります。
オーダースーツ専門店「オーダースーツSADA」とは?
オーダースーツを依頼するのであれば、オーダースーツ専門店「オーダースーツSADA」がおすすめです。
オーダースーツSADAの特徴やサービス内容について紹介します。
オーダースーツで着心地の良さを追求
既存のスーツとオーダースーツの大きな違いは着心地の良さにあります。
既存のスーツは、自分自身で何度も試着を行って、満足できれば購入しますが、満足できなければ購入しないで帰っていくでしょう。
購入者にとってスーツは長期的に着用することを前提としていることが多く、着心地の良さが購入するうえで重要な要素となります。
スタッフに相談して採寸を行い、使用用途を聞いたうえでどんな生地素材で作成するのかなどの工程を含んだフルオーダー形式で作成すると、完成した時に着心地の良いスーツが手に入ります。
ツーパンツスーツを推奨
オーダースーツSADAではツーパンツスーツを推奨しています。
購入を希望する人は、定期的に開催しているキャンペーンなどを利用すれば、通常よりも安く2着目のパンツが入手可能です。
キャンペーン中にオーダースーツを購入するとスペアパンツが安くなることから、生地によっては対応できない可能性があります。
対応できない場合に備え、オーダースーツを購入する予定の店舗で事前に相談してから決めることをおすすめします。
アフターサービスで購入者をサポート
オーダースーツを購入して万が一違和感があった場合、アフターサービスにて対応してくれます。
例えば、「1カ月以内のお直し」というサービスがあります。
購入した日から1ヶ月以内であれば、購入者の方の要望で違和感があった部分を無料で直してくれるのです。
変動しやすいウエストを作成時サイズより±3cmずっと無料で直します。
店舗によっては、違和感があった部分以外のところをスタッフが聞き取りを行った上で、追加で修正してくれる場合があります。
万が一問題が発生しても、オーダースーツSADAのアフターサービスが購入者の不安を解消する手助けを行ってくれます。
まとめ
一般的にスーツと言えば、ジャケットとパンツが1つずつになったものを指します。
パンツ部分が何かしらの要因で破損して使用不能となってしまった場合、パンツ部分だけ追加で購入することになるでしょう。
しかし、実際はジャケットに合わせた色や素材のパンツを見つけるのは難しいです。
わざわざ探す手間を省くためには、事前にツーパンツスーツという形でジャケットに合うパンツをもう1着入手しておくことによって、万が一の際に安心できます。
仕事柄、どうしてもパンツが汚れてしまう人はツーパンツは必須と言わざるを得ないでしょう。
またオーダースーツであれば自分に合ったパンツが作れますので、おすすめです。
オーダースーツを希望するかどうか迷っている人は、お近くのオーダースーツ専門店に相談してみてはいかがでしょうか。