これでもう迷わない!成人式に着てみたい黒スーツのすべてと着こなし術を徹底解説!!のアイキャッチ画像
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これでもう迷わない!成人式に着てみたい黒スーツのすべてと着こなし術を徹底解説!!

成人式は晴れやかなイメージのため明るい色のスーツを着るべきかどうか悩むところです。
この記事で分かることは「成人式で黒スーツを着るための基本的な知識」「黒スーツの着こなしについて」です。
一度きりの成人式です。悔いのないように心も晴れた状態で臨みましょう!

黒スーツを成人式で着るのはダメなのか?

結論から申し上げますとダメということはありません。

理由は黒スーツの歴史にあります。 実はリクルートスーツに「黒」が定番になりだしたのは日本のスーツの歴史上でも年月が浅く、2000年代初頭からです。有名ブランドがモード系スタイルとして黒いスーツを登場させたのが始まりと言われています。

事実、様々な有名ブランドで「ブラックスーツスタイル」が確立されています。

広まる前の1996年のリクルート調査ではグレー系4割、紺系4割、茶系2割で、黒は入っていませんでした。

2000年になれば黒や黒に近いダークグレーが徐々に増え始めますが、それでも2割。

2004年頃にやっと黒が半数占める状況に変わります。今では「無難」な黒からは想像がつきませんね。

また、黒はリクルート以外の冠婚葬祭でも使い回せるというコスパの面も人気を広めた理由のひとつです。 そもそもこの背景に黒スーツに対して賛否両論は存在していました。

黒スーツへの反対意見

  • 欧米における黒スーツはドレスコードではない
  • タキシードと喪服のための黒でありビジネスシーンではふさわしくない
  • 成人式は社会人の門出、つまりビジネスシーンと同じだから黒は着ないほうがいい

黒スーツへの賛成意見

  • 冠婚葬祭の「冠」は成人式を意味するので冠婚葬祭はフォーマルだから黒でよい
  • これだけ流行ったものだから世間も受け入れていると考えてよい
  • ここは欧米ではない、その国の特徴・風潮みたいなものだからいい

外国人から見れば「黒」はフォーマルなので、黒スーツが多い日本の社会を見ると驚くかもしれません。せっかくのお祝い事なのでフォーマルになりすぎずに着こなすことができればよいのではないでしょうか。

スーツに限らず、人が選択したことは何をしても反対意見はあるものです。 成人式のスーツに決まりはありません。あくまでも社会人の門出をお祝いするイベントなので硬くなりすぎず黒スーツを選択しましょう!

黒スーツを成人式で着るなら知っておきたい6つのルール

黒スーツと言えばどんな印象を持ちますか?

「かっこいい」「シンプル」「エレガント」

着こなしを間違えなければ成人式ではバッチリでしょう。特に黒スーツは礼服が存在しますから、それと区別するためのスーツ選びは理解しておいたほうがよいでしょう。

①色

黒と言っても礼服に使う黒とビジネスシーンに使う黒は異なります。

前者は「漆黒(しっこく)」、後者は「墨黒(すみぐろ)」です。

「漆黒」は純度100%の黒です。「墨黒」はグレーに近い黒です。ちなみに黒に近いグレーはチャコールグレーと言って「消し炭色(けしずみいろ)」と呼ばれています。間違っても「漆黒」は選ばないようにしましょう。

また、オールブラックよりもワンポイントでアクセントをつけてみるのもよいでしょう。
例えばシャツやネクタイのアイテムの色や柄選びでメリハリをつけた着こなしを試してみてください。

②柄

お祝いの場であるという意識は大切です。柄も光沢もないのが礼服です。柄や光沢をプラスするだけで、一気に華やかな雰囲気になりお祝い事にふさわしい黒スーツに生まれ変わります。

例えばストライプ柄は扱いやすい柄と言えるでしょう。まっすぐ伸びた縦線が与える印象は「スマート」「芯の強さ」です。さらに「高身長」「スタイルアップ」効果もあります。

注意しておきたいのは線の太さや線の間隔です。線が「太すぎる」間隔が「広すぎる」のは印象がカジュアル方面へ一変してしまいます。ストライプ柄は線が「細め」間隔が「狭め」を意識してみましょう。

③ジャケット

黒はそれだけで印象が強く、様になります。体にフィットしたものを選び、スタイルをキレイに保つことで黒のよい部分を思いっきり出すことができます。

ジャケットは「肩で着る」ことが基本です。ツキジワができていないか、X字シワができていないかは確認しておきましょう。たいてい身幅や胴囲のサイズが合っていないことが原因です。

内ポケットに入っている小物を無理なく取り出せるくらいの大きさがベストです。また、袖の長さはシャツを出すなら1.5cmまでがひとつの目安です。

④パンツ

ジャケットと同様、黒はとにかくスッキリ見せることに気を配りましょう。ここではパンツの形による違いを見てみましょう。

・ストレート

パンツの基本形ともいえます。足の形に関わらず万能に着こなすことができ、無難な形でもあります。注意点は裾の長さです。靴に裾が乗っかりすぎるとだらしなく見えてシルエットが崩れます。

・テーパード

裾に向かって細くなっていく形です。裾がダボついて崩れたシルエットを最高評価にしてくれます。足も長く見え、足元がよりスッキリした印象になります。たいていアンクル丈のものがスタンダードなため、靴下が見えてしまいます。靴下は長めのもので対処しましょう。オシャレを追究するならテーパードパンツにチャレンジしてみてください。とても若々しく着こなせますよ。

⑤ネクタイ

葬儀では禁止とされている「ディンプル」をつくり華やかさをプラスしましょう。ディンプルとはネクタイを締める際に根本につくる“くぼみ”のことです。ドレスコードでは必須のテクニックです。

ネクタイの長さはベルトのバックル中央くらいまでがちょうどいいです。

⑥清潔感

スーツは清潔感が大切です。どんなにかっこいいシャドーストライプ柄も、スッキリしたシルエットもこれがなければ台無しです。特に黒のような濃い色全般に言えますが、ホコリ・フケには細心の注意を払わなければいけませんね。

黒スーツに合うシャツは何色か?

黒スーツに合うシャツは「白」か「サックスブルー」の2つです。

この2つの色は黒スーツにおける失敗しないシャツ選びの代表です。

①白

定番中の定番で間違いない選択と言えるでしょう。また、スーツが黒に対してシャツが白であれば黒と白のハイコントラストが生まれます。実はこれだけでかなりインパクトがあります。

そしてどんな色のネクタイでも合わせやすいのが特徴です。 例えばネクタイをグレーにすれば洗練されたコーディネートの完成です。「黒」「グレー」「白」はすべて無彩色。そしてグラデーションが楽しめますね。

また、ストライプ柄のシャツはオシャレで大人っぽい印象を与えます。縦のラインはスタイリッシュさを強調してくれます。ドット柄やチェック柄のシャツは遊び心満載です。
ただし、ストライプ柄は太すぎず・広すぎず、ドット柄やチェック柄は大きすぎず、が鉄則です。カジュアル感が強すぎてしまうので注意してください。

②サックスブルー

派手さを抑えつつ「清潔感」「爽やかさ」を与える色です。ブルーとは言っても実はグレー系に近い色でもあるのです。オシャレの基本である同色系で合わせることを考えると、ネクタイはグレーやネイビーと相性抜群です。

他にも「グレー」「ネイビー」のシャツを合わせられますが、場合によっては目立ちすぎる印象を与えてしまいますので、失敗したくないなら避けておきましょう。また当然ですが原色に近い色も避けましょう。

黒スーツの生地は何を選ぶ?

スーツの素材を気にしたことはありますか?実は機能性と深く関わっているので、これを知っておくだけで迷った時の判断材料になります。主に以下の2つが代表的です。

生地①:ウール&ポリエステル

  • 擦れると毛玉になりやすく、テカリが発生
  • ストレッチ性能に優れるものが多く、シワがつきにくい
  • 洗えるものもある

→機能性重視!

生地②:ウール100%

  • シワがつきやすい
  • 強度が弱め
  • 上質で高級感のある適度な光沢
  • 発色性がよい

→デザイン性重視!

使う場面によってスーツの役割を変えていくことができればスーツ上級者です。黒スーツではデザイン性を重視してみてはいかがでしょうか。

おすすめブランド3選

次にコスパに優れた生地のブランドを紹介します。主にイタリア製がイギリス製で二分されます。おすすめの3ブランドを紹介します。

【カノニコ】

  • イタリア製
  • 1663年創業
  • ウール素材が得意
  • 発色がよい
  • ウールは重いというイメージをつがえしている
  • 某有名高級ブランドも使用している

【REDA】

  • イタリア製
  • 1865年創業
  • 銘柄によって特徴を変えてわかりやすくしている
    ・REDA 1865 : ウール100%
    ・REDA ICE SENCE : 紫外線吸収、表面温度-8℃
    ・REDA ATTO : ストレッチ性、防シワ性、撥水性、通気性

【JOHN FOSTER 】

  • イギリス製
  • 1819年創業
  • ハリが強めと言われる純イギリス生地よりしなやか
  • イタリア製よりコシがある
  • 毛(そもう)と呼ばれる原毛(羊)の長繊維で紡がれた滑らかな生地

黒スーツに合う靴の色は何色か?

黒スーツに合う靴の色は「黒」か「ダークブラウン」の2つです。

黒とケンカしない色がベターですね。

①黒

ブラックコーデとして統一感を重視するならやはり定番の「黒」でしょう。

質感や装飾でも印象がガラリと変わります。ツヤがあれば「リッチ感」、マットで「落ち着き」を演出できます。上級者向けではタッセル付きのもので「抜け感」を演出できます。

②ダークブラウン

黒が重たすぎると感じたら、少しだけブラウンを混ぜてみましょう。ブラウンも黒っぽい「ダークブラウン」であればしつこくなりません。足元を明るくしたいからと言ってライトブラウンを選んでしまうと…まさに浮足立つ印象を与えるので避けたほうが無難です。

黒スーツにベストを合わせるとおじさんくさい?

ベストは何のためのもの?

目的は「防寒対策」「ジャケットなしでもスタイリッシュに魅せる」です。

海外ではドレスコードのスタンダードで必ず3ピースです。 フランスではジレ、アメリカではベスト、イギリスではウエストコート、イタリアではパンチオットと各国で呼び方が違います。

おじさんくさい理由

そもそもサイズが合っていないことです。ベストに限らず言えることですが、袖回りがぶかぶかだったり、胸囲にフィットしていなかったりすることが原因です。イケオジは自分のスタイルに合ったものを羽織るのでおじさんくさく見えないですよね。年代に関係なくサイズ感は大切です。

着こなしの注意点

ここでのポイントは「ベストだけではなく全体のコーディネートやスタイルとして考える」ことです。

  • ワイシャツの襟がベストの上に乗らないようにする
    →気になる場合はワイドカラーを選ぶと乗りにくい
  • ベストもスーツと同様「アンボタンマナー」を適用する
  • ベストがフィットしていてもパンツがフィットしていなければ意味がない
    →太もも回りがつまめるくらいのパンツを着用する
  • ネクタイはディンプルをつくる
  • ポケットにはなるべく物を入れない、凹凸のあるものを入れない

おすすめ

  • 黒スーツ × 黒ベスト × ボルドーネクタイ
  • 黒スーツ × グレーベスト × ストライブ柄付き黒ネクタイ

ファッションは時を超えて繰り返されるものですが、あくまでも「今風に」が前提です。デザインが古くてはせっかくの晴れ舞台も雲がかかります。

成人式の黒スーツコーデ例

白やグレーと同じく無彩色で周りに溶け込みやすい黒。ところが白やグレーなどの明るさで目立つというよりも「重厚感」で存在をアピールできるのです。組み合わせによっては他の色が負けてしまいます。いかに闘わせず黒を活かすかによります。

ポイントとして白以外は原色に近いような明るすぎる色を持ってこないことです。

①シャドーストライプ柄付き黒スーツ × 白シャツ × ボルドーネクタイ

黒と白のハイコントラストでインパクトを与え、ネクタイに暗めの暖色系を持ってくることで上品さが格段にUPします。

②シャドーストライプ柄付き黒スーツ × 白シャツ × ストライプ柄付き黒ネクタイ

シンプルですが鉄板のモノトーンコーディネートです。黒ネクタイに柄を付けることでドレスコード感を出します。

③ピンストライプ柄付き黒スーツ × サックスブルーシャツ × ネイビーネクタイ

「スタイリッシュ」と「知的」のコラボレーションです。サックスブルーシャツで「爽やかさ」をプラスすることで近づきたくなる雰囲気を作り出します。

【おまけ】コート

コーディネートのおまけとしてコートを紹介します。

1月は特に寒さが厳しいのでコートは防寒対策に必須アイテムです。身幅は胸囲+20cm前後、ジャケットが隠れるくらいの丈にしましょう。色は「黒」「グレー」が合わせやすいという点と長く使える点でおすすめです。

「コートは荷物になるので苦手」「すぐに汗をかいてしまう」と悩んでいるなら、ベストを着用することで防寒対策の代わりとすることもひとつの方法です。

オーダースーツ専門店「オーダースーツSADA」とは?

「オーダースーツSADA」の魅力

  • 身体全体20ヶ所を丁寧に採寸 ・返金保証一ヶ月
  • サイズ割り増しなし
  • 一貫体制&マシンの導入によるコスト削減

スタイルフィットが重要なスーツ選び。合わないからと何度も買い直すのはコスパが悪いですよね。成人式では気持ちよく着こなしたいものです。

そのためには 「黒はどれくらいの黒なのか」「シャドーストライプなどの織柄は光を当てるとどのように見えるか」「生地の質感の違いは」などの懸念点は、後悔しないスーツ選びのためにご自身の目で確認してみてください。
オーダースーツSADAでは若い世代でもオーダースーツを選択するという壁をグンと低くしています。

「オーダースーツSADA」の詳しい詳細、ご来店の予約はこちらから承っております。下見だけでも大歓迎です。お気軽にお越しくださいませ。

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