礼服とブラックスーツの違い
皆さんは礼服とスーツの違いを知っていますか?
礼服と普通の黒のビジネススーツは同じ黒に見えても黒色の濃さが違うんです。
礼服は漆黒のような濃い黒、ビジネススーツは少しグレーがかった薄い黒色になっていて、光に当たると違いがよくわかります。
さらに、礼服とスーツ生地感にもちがいがあり、礼服には上質なウール素材を使われていることが多く、一般的なスーツはポリエステルが使われています。
デイリースーツだけでなく、冠婚葬祭用にオーダースーツを作りたいという方にむけて、オーダースーツでこだわりたい礼服のポイントをご紹介します。
サイズ感
冠婚葬祭用のスーツは何度も買い直すことがないため、少し体型の変動があっても対応できるように一回り大きいサイズ感で作るのがコツ。
年に数回だけ着る礼服ですが、理想を言えば、春夏用と秋冬用に2着作ると良いです◎
あまり使わないからといって準備を怠ると、いざという時に格好がつきません。
せっかく新調するなら自分に合ったサイズ感のものを購入できるオーダースーツがおすすめ。
名前を入れる
みんながみんな黒いジャケットでどれが自分のジャケットか分からなくなってしまうこともしばしば。
オーダースーツならジャケットの裏に名入れをしてもらうことも可能です。
ジャケットを脱いだときやクロークに預けたときでも、名前が入っていれば取り違える心配がありません。
名前以外にもオリジナルのロゴを入れてみたり、イニシャルが入っているだけでも”オーダースーツ”らしさが引き立つのでお勧め。
上質な素材はNG
礼服は比較的高級な素材が使われるという説明をしましたが、高級素材でありがちな艶感があるものはNG!
特に、シルクは光沢感が目立ち過ぎてしまうため避けるようにしましょう。
礼服はウール100%で作られるのが一般的です、公式の場であれば周囲と馴染むようウール素材をチョイスするのがお勧めです。
せっかくオーダーするからと言って高級な素材を使用してしまうと礼服としてつかえなくなってしまいます。
素材の光沢感は室内で見るより、屋外の方がより際立つため、室内では大丈夫だと思っていてもいざ外で着用してみたら目立ってしまったなんて失敗も中にはあるので注意しましょう!
礼服とスーツを兼用したい場合
礼服とスーツを兼用したい時は、「ブラックスーツ・無地・光沢無し・裾の形はシングルにする」
この4点をクリアしたスーツを着用しましょう。
座った時に裾が短すぎたり、長すぎたりするのもカジュアルな印象に繋がってしまうため注意しましょう!
さらに言うなら、礼服はノーベントと言って、”後ろ裾部分に切れ目がない”ジャケットである事が望ましいです。