働く女性におすすめ!レディース向けのおしゃれなジャケパンコーデの着こなし方を解説しますのアイキャッチ画像
働く女性におすすめ!レディース向けのおしゃれなジャケパンコーデの着こなし方を解説しますのアイキャッチ画像

働く女性におすすめ!レディース向けのおしゃれなジャケパンコーデの着こなし方を解説します

欧米では一般的な「ジャケパン」コーデですが、日本でも働き方の多様化やクールビズと共に浸透し、定着してきました。上下で色やデザインが異なるものを着用するため、ビジネススーツよりもカジュアルな印象を与えます。オフィスカジュアルの定番のような立ち位置で、特に女性に多いスタイルです。また、ビジネスシーンだけでなく、プライベートのファッションとしても使えるため、非常に便利です。
しかし、どれほどおしゃれなコーディネートでも、TPOをわきまえない服装はマナー違反になってしまいます。ビジネスシーンでは服装が与える影響が大きいため、ジャケパンコーデが使えるシーンをしっかりと把握しましょう。
この記事では、スーツのプロ集団である「オーダースーツSADA」のスタッフが、ジャケパンコーデをうまく着こなしたい方に向け、アイテムの選び方や役立つ着こなし方を解説します。この記事を読んで、よりスタイリッシュにジャケパンコーデを楽しみましょう。

ビジネスシーンで初対面の第一印象で相手に好印象を持ってもらえれば、その後の付き合いも円滑になるのが期待できます。清潔感を意識したジャケパンコーデを着こなすためにはジャケットとパンツ、それぞれの選び方のポイントを押さえておきましょう。今回はジャケパンコーデをうまくコーディネートしたい方に向け、アイテムの選び方や役立つ着こなし方を紹介します。

ジャケパンスタイルとは

ジャケパンとは「ジャケットとパンツ」の略称です。上下で色やデザインが異なるため、上下同じビジネススーツよりもカジュアルな印象となります。欧米では一般的なスタイルで、日本のビジネスシーンでも働き方の多様化やクールビズと共に浸透してきました。上下のアレンジの幅が広く、ビジネスシーンだけでなく、カジュアルさを意識した休日の服装としても便利です。傾向として、メンズよりもレディースで上下色違いのジャケパンスタイルが浸透しているといえます。オフィスカジュアルが認められる職場なら、休日と同じように毎日のコーディネートを楽しめます。

テーラードジャケットとは

テーラードジャケットとは、パンツとセットになっていないジャケットを指します。ビジネススーツのジャケットよりもカジュアルなデザインでジャケパンスタイルをしたい時に活躍します。ビジネススーツのジャケットはウーステッドと呼ばれる織物が使われており、滑らかな質感です。テーラードジャケットの場合、ナイロンやポリエステルなどの合成繊維とウールや綿などの天然素材が組み合わせて使われています。見た目の印象としてもテーラードジャケットの方が光沢が控えめですっきりとした印象です。ビジネススーツには肩パッドが入っており立体的ですが、テーラードジャケットには入っていません。単体で販売されており、別売のパンツと合わせます。ジャケットとしても定番で、カットソーやニットなどのインナーとも相性が良いのも特徴です。レディースであってもメンズライクな印象のものもありビジネスシーンからフォーマル、休日にも着こなせます。

どんなシーンで着用する?

どれほどおしゃれなコーディネートでも、TPOに合った服装がマナーです。ジャケパンコーデには、どのようなシーンが挙げられるでしょうか。

ジャケパンがおすすめのシーン

ジャケパンのコーディネートは次のようなシーンでおすすめです。

・服装規定の厳しくない会社での内勤作業

・外勤で移動の多めな仕事の方

・女性の活躍を後押しするような社風の会社

・明るく快活な印象を与えたい

・格好いいマニアッシュスタイルにしたい

服装規定でセットアップスーツ以外が認められないケースを除き、レディースのジャケパンコーデはさまざまなビジネスシーンに対応します。最低限のビジネスマナーに配慮しつつ、多少のトレンドを意識したコーディネートが理想的です。合わせるインナーについて、全身の配色に注意した選び方がポイントになります。その年のトレンドも参考に、合わせるインナーでコーディネートの変化をつけて楽しむのもおすすめです。

ジャケパンを控えたほうがいいケースも

勤務時の服装について、どの程度のカジュアルダウンが可能かは会社ごとの社風や雰囲気次第といえます。明確な基準がないケースも少なくないため、ジャケパンコーデを取り入れるならば周囲の雰囲気を観察するところから始めましょう。ビジネスである以上、社会人としてのマナーに沿った服装が原則です。「相手に不快感を与えないか」を意識して、「社風から逸脱していないか」「ベーシックカラーで控えめな柄を選ぶ」「素足は避けストッキングを着用」最低限守るようにしましょう。この他、重要な会議や社外の人と会う予定がある場合は臨機応変に慎重なコーディネートにまとめておくと安心です。

ジャケットとパンツの選び方

ジャケットとパンツにはどちらにも選び方があり、選び方ひとつでコーディネート全体の雰囲気が変わります。

ジャケット選びのポイント

ジャケット選びには、以下のようなポイントが挙げられます。

・肩幅はジャストサイズ

・バスト周りの横しわに注意

・着丈はボトムとのバランスを確認

・ジャケット丈の長さはヒップが隠れるくらい

・ヒップを隠したい方は全体のシルエットを細めにする

なお、ジャケットの襟については、襟のある「テーラード」と襟のない「ノーカラー」が一般的です。襟のタイプひとつでも、コーディネートの印象を左右します。服装規定がしっかりとした会社や取引先を持つ場合、テーラードタイプのジャケットを選んでおくとよいでしょう。テーラードタイプの場合、合わせるインナーは襟付きのブラウスがおすすめです。一方、ノーカラージャケットは女性らしいやわらかな印象を与えるため、その日のスケジュールに合わせて着こなす方法もあります。インナーの許容範囲も会社によりますが、シフォン素材で首回りが大きく開きすぎないものは着回しにも便利です。

パンツ選びのポイント

パンツ選びには、以下のようなポイントが挙げられます。

・ウエストはジャストサイズよりも若干ゆとりを持たせる

・股上の長さはジャケットとのバランスを確認

・パンツ丈の長さの基本は「ハーフクッション」

・ベルトループがあればベルトも着用

・高いヒールを履く場合はヒール高さに合わせると足長効果を狙える

パンツの丈の長さについて、足の甲に裾が触れる程度のハーフクッションが基本です。ただしパンツのデザインによって適切な長さは変わるので、パンツのデザインを参考に長さを調節しましょう。テーパードタイプやストレートタイプのパンツならば、足元のヒールが数cmほど隠れる長さバランスも良いです。フレアタイプのパンツならヒールが半分ほど隠れる長さが理想です。カジュアルにしたい場合はくるぶしが見える長さ、フォーマルならヒールが隠れる長さが目安といえます。

色と柄が与える印象

ジャケパンコーデと言っても、ジャケットやパンツの色や柄次第で違った印象を与えます。ここでは色や柄のもたらす印象を紹介します。

色による印象の違い

人の第一印象の55%は視覚情報で決まるという法則があるように、ビジネスシーンにおいて相手に与えたい印象を考慮した服装の色選びは重要なポイントです。一般的なレディースのジャケットで使われている色による印象の違いは、以下の通りです。特に、ライトグレーやベージュはレディースならではの色といえるでしょう。

・黒

スタイリッシュ、エレガント、高級感、人を惹きつける。海外の方と会う場合は避けたほうが無難。

・ネイビー(紺)

色の明るい「ブライトネイビー」は活動的、フレッシュ。色の暗い「ダークネイビー」は知的、誠実な印象を与える。初対面の方と会う機会向き。

・青

清潔感、爽やか、若々しさ。派手さはないが個性を演出できる。

・グレー

親しみやすく、カジュアルとフォーマルさのバランスが良い。色の明るい「ライトグレー」は洗練、クール、都会的、春夏向き。色の暗い「チャコールグレー」は上品さや落ち着きを演出。

・ベージュ

優しげ、上品、温和、女性らしい柔らかな印象を与える。

・ブラウン

安心感、落ち着き、大人の女性を演出。着用している方が少ないため、着こなせばイメージアップを狙える。

・グリーン

癒し、堅実、落ち着きのある雰囲気。

・ホワイト

清潔さ、純粋さ、軽快、ポジティブなオーラを演出。

同じ色でも濃淡によって与える印象が異なります。春夏ならば色の明るいもの、秋冬ならば色の暗いものが季節を感じた着こなしです。色には彩度とよばれ、色の強さや鮮やかさの度合いを示す指標があります。色は彩度によって色味を持つ「有彩色」と色味を持たない「無彩色」に分かれます。上下の色を組み合わせる際は、無彩色(白、黒、グレー)をどちらかに取り入れたほうが、過度に浮いてしまうのも防げるでしょう。

柄による印象の違い

色だけでなく、柄による印象の違いもあります。一般的なジャケットの柄による印象の違いは以下の通りです。意思を持った服装選びをすれば、よりポジティブに一日を過ごせるでしょう。

・無地

落ち着き、シンプル。柄による印象操作がないため、色本来で印象を左右する。ビジネスだけでなく、休日のカジュアルな服装としても便利な一着。

・ストライプ

力強さ、信頼感、ドレッシー。ストライプの幅が狭いものは「繊細さ」「スマート」、幅が広いものは「信頼」「力強さ」を与える。無地よりも目立つので、TPOに配慮する必要もある。ベースの色とラインの色の違いで印象を左右する。

・ウィンドペーン

カジュアル、親しみやすさ、かわいらしさ。チェックの中で大きな格子柄のウィンドペーンは柄の印象が強いため、合わせるインナーはシンプルなものと相性が良い。

・グレンチェック

気品、知性的、メンズライク。グレンチェックは英国の伝統柄であり、ウィンドペーンとは反対に、品の良さを与える柄。

ジャケパンスタイル着こなしのポイント

カッコよくジャケパンスタイルを着こなすためには、押さえておきたいポイントを外してはいけません。着こなしのポイントやコーディネートの一例を紹介します。

ジャケパンスタイルの着こなしポイント

ジャケパンスタイルは上下で異なる色のコーディネートとなり、ビジネスシーンでも個性やオシャレ感を演出できる着こなしです。最近は服装を「オフィスカジュアル可」とする会社も増えたため、メンズ・レディースともに注目されています。ジャケパンスタイルをより着こなすには、以下のようなポイントを意識しましょう。

ジャケパンスタイルの着こなしポイント

・上下の素材を統一

・上下の色ははっきりと分けるとバランスが良い

・上下とも柄物とするのは避ける

・他のアイテムや小物の色数は少なめ(2、3色程度)にする

おすすめの色の組み合わせ

・黒xベージュ

・黒xグレー

・黒x白

・ネイビーxベージュ

・ダークグレーx白

服装に明確な規定がなくとも、ビジネスである以上、仕事をするのにふさわしい服装であるのがマナーです。傾向としてITや広告業界、アパレル業界はジャケパンスタイルが受け入れられやすいとされます。この他、結婚式の二次会にも便利です。

ジャケパンコーデにおすすめの靴

ジャケパンのコーディネートをしっかりと決めるなら、足元の靴まで気を抜けません。ジャケパンコーデに相性が良い靴には、定番の「パンプス」や「ローファー」の他、休日のオフならば「スニーカー」とも合います。パンプスならばヒールの高さは5~7㎝程度を目安に、少なくとも3cmほどあるパンプスがビジネス向きです。規定が緩い会社であれば、ローファーでも構わないケースもあるようです。靴の色は無難さを重視し、黒や茶色を選びましょう。靴は気づかないうちに汚れてしまうため、こまめに汚れがついていないか確かめるのもマナーです。

羽織るだけで決まる!働く女性のジャケパンコーデ

最後に、おすすめの働く女性のジャケパンコーデを紹介します。会社の服装規定を守りつつ、うまくジャケパンコーデを取り入れてはいかがでしょうか。紹介した他にも、「レディース ジャケパン コーデ」などとWeb上でキーワード検索すれば、コーディネートの参考になるようなイメージを探せます。アイディアが思いつかない時やマンネリを感じた際はぜひ、以下のコーデを試してはいかがでしょうか。

・グレーのジャケットに白のブラウス、ピンク系のパンツ

・定番の紺(ネイビー)ブレザーにブルー系のパンツ

・紺(ネイビー)ジャケットにグレーのパンツ

・チェック柄のジャケットに紺(ネイビー)のパンツ

・ロング丈の黒ジャケットにピンクベージュのインナー、カーキ系のパンツ

・ロングジャケットに白のワイドパンツ

・白のジャケットにベージュのワイドパンツ

オーダースーツ専門店「オーダースーツSADA」とは?

オーダースーツ専門店である「オーダースーツSADA」の魅力は、品質の良さと価格面を兼ねそろえたスーツを種類豊富に取りそろえている点です。オーダースーツ専門店の中でも、「オーダースーツSADA」はメンズ・レディースのフルオーダースーツは素材や色、デザイン、小物などのアイテムまで充実しています。こだわりを取り入れつつ、既製品では得られないような着心地の良さが手に入るスーツに出会えるでしょう。全国に48店舗展開(2023年5月現在)しており、店舗数は日本最大級となっています。本格的なオーダースーツにチャレンジしてみたい方にもおすすめです。公式サイトではお得なキャンペーン情報も随時更新しているので、気になる方はこまめにチェックしてみてください。

ジャケパンコーデを着こなすには、まずTPOを把握しましょう。特にジャケパンコーデが向いているシーンは、服装規定の厳しくない会社での内勤作業や、外勤で移動が多めな場合などです。服装規定でセットアップスーツ以外が認められないケースを除き、レディースのジャケパンコーデはさまざまなビジネスシーンに対応できます。最低限のビジネスマナーに配慮しつつ、多少のトレンドを意識したコーディネートを楽しみましょう。ただし、重要な会議や社外の人と会うような場合はセットアップスーツの方が適していることもあるため、注意が必要です。
ジャケパンコーデのアイテムの選び方もおさえておきましょう。ジャケットの肩幅はジャストサイズを選び、丈の長さはヒップが隠れるくらいがおすすめです。パンツのウエストはジャストサイズよりも若干ゆとりを持たせ、丈の長さの基本はハーフクッションを意識しましょう。
「オーダースーツSADA」ではジャケットのみ・パンツのみの提供も行っています。ぜひ一度、お近くの店舗までご相談ください。

小笠原 蓮奈