暑い夏を快適に過ごす夏用スーツの選び方のポイントやおしゃれに着こなす方法を徹底解説!
夏のスーツスタイルには、暑さや蒸れなどの対策とビジネスシーンにふさわしいマナーとのバランスがポイントです。昨今はクールビスも浸透していますが、ビジネスでスーツ姿という方ならばTPOに合わせたスーツの着こなしのマナーを理解しておくことも必要です。暑さや蒸れ対策ばかりを重視しては、知らないうちにマナー違反の着こなしをしてしまう恐れがあります。街中にはマナー違反である着こなしをしている方もいるため、暑さ対策と同時にマナーも同じくらい重視することが大切です。夏は帰宅後のスーツのお手入れにもポイントがあり、きちんと管理をすればスーツの負担を軽減し、長持ちさせる効果があります。正しい夏用スーツの選び方や着こなしを理解していれば、不快になりやすい夏でも快適なスーツスタイルを過ごせるでしょう。ビジネスシーンにおいては相手や取引先からも好印象を与えるメリットも期待できます。より自分に合ったスーツアイテムを豊富に取りそろえる「オーダースーツSADA」の魅力もお伝えするのでぜひ、参考にしてください。
夏用スーツの選び方や着こなし方を知って、気温の高い時期のスーツスタイルもおしゃれで快適に過ごしましょう。この記事では、夏用スーツの基本やマナー、機能性、色柄の選び方や、着こなし方を解説します。夏用スーツでもさりげなく上品に着こなし、周囲と差をつけてはいかがでしょうか。
夏のスーツにこだわっていますか?
クールビズが浸透しているとはいえ、重要な商談では真夏でもジャケットが必要な時もあります。最近では暑い夏でも快適に過ごせる夏用スーツの種類が非常に多くなっていますが、選び方のポイントや機能性、着こなし方についてはあまり知られていないかもしれません。熱くても涼しげに見える夏用スーツにこだわることで、より快適にビジネスシーンを過ごせるでしょう。
季節によるスーツの種類
スーツは大きく3種類に分けられます。「オールシーズン用」「春夏用」「秋冬用」となっているので夏用スーツを購入する場合は「春夏用スーツ」から探すようにしてください。
夏用スーツの着用時期
夏用スーツは厳密にいつからいつまでと決められているわけではありませんが、おおむね4~9月に着用する方が多いようです。
季節よりも気温を重視して着るタイミングを選ぶといいかもしれません。例えば20度以上だったら夏用スーツ、20度未満だったら秋冬用スーツにするなど決めておくと、選びやすくなります。
クールビスでの夏用スーツ
もともとクールビズは環境省が提唱する温室効果ガスの削減などのために過度な冷房をやめて軽装化するためのキャンペーンやその方向性に沿った軽装を指します。クールビズでは「シャツ×ノーネクタイ」「ジャケット×ノーネクタイ」の2つに分けるのが基本です。身だしなみを重視するビジネスシーンの場合、ジャケットを着用したスーツスタイルがふさわしいでしょう。
夏のスーツに欲しい機能
夏のスーツを涼しく快適に過ごすために汗対策、暑さ対策などの機能性を考慮したものがあります。機能を具体的に知ることで、夏用スーツの見方や選び方も変わってきます。自分にピッタリの一着を探すためにも知っておきましょう。
ウォッシャブル機能
自宅で洗えるウォッシャブル機能は、夏用スーツの強力な味方です。シワになりにくい加工や糸がほつれにくい仕様になっており、臭い残りや蒸れを気になる夏に最適です。こまめに洗っていれば毎回気持ちよくスーツを着用でき、仕事のモチベーションもあがります。自宅でスーツが洗えるようになるとクリーニング店を利用する手間やコストも抑えられ、経済的です。洗う頻度も高くなるので汚れや臭いなどを長時間付着させることがなくなり、爽やかな気分で過ごしやすいでしょう。
抗菌、消臭機能
汗や水分が残って湿ったままになると、生地の中で雑菌が繁殖して臭いを発するようになります。スーツに抗菌・消臭機能があるものを選べば、雑菌の繁殖を抑え臭いを防いでくれます。汗の臭いや生乾きのような臭いが気になるという方におすすめしたい機能です。
吸湿・速乾機能
汗や水分を素早く吸い取って、素早く乾かしてくれるのが「吸湿・速乾機能」です。水分に即座に反応するため、雨に濡れたり飲み物をこぼしてもすぐに乾きます。洗ったあと乾くまでの時間も短くなり、洗濯が楽になります。先述のウォッシャブル機能と合わせてこの機能を持つスーツを選ぶといいでしょう。また、速乾機能がついていると水分が蒸発するときの気化熱を奪うため、より快適に過ごせます。
防シワ加工
暑い屋外ではジャケットを脱ぎたくなる反面、TPOに応じてジャケットを着脱したいこともあります。日中何度も着脱する場合、シワを気にせずにジャケットを脱いで持ち歩ける「防シワ加工」が便利です。防シワ加工が施されていれば洗濯後に乾かすときシワになりにくく、こちらもウォッシャブル機能と合わせてチェックしてみましょう。
アンコンジャケット
涼しさを重視するのであれば、肩パッドや芯地が使われていない「アンコンジャケット」を選ぶという手もあります。芯地とは型崩れを防ぐために表地と裏地の間に入っている布です。アンコンジャケットはビジネスとプライベート両方で着用できるジャケットで、なるべく芯地や肩パットが薄いものを選ぶと通気性が増して蒸れにくくなっています。
本切羽仕様
本切羽仕様とは、実際に袖口が切られていてボタンで開閉できる仕様のことです。ジャケットのほとんどは実際には袖口は開かないようになっていますが、本切羽仕様は袖口を開けられるので手首回りや腕が熱いと感じた場合に、腕まくりをすることができます。シーンによっては、わざとボタンをはずして抜け感を出せるのも本切羽仕様の魅力の1つです。
背抜き仕様
夏用スーツには背中部分の裏地がない「背抜き仕様」のものがあり、背中の通気性を良くし涼しく着こなせるようなしつらえです。ジャケットの重量自体が軽くなるため、おもに春夏向けのスーツで採用されています。
パンツのメッシュ仕様
パンツの腰裏や膝裏など、汗をかきやすい部分がメッシュ仕様になっているスーツがあります。パンツそのものの通気性をよくすることで夏でも着用できるパンツになっています。
夏におすすめのスーツ素材は?
夏用スーツの生地に使われる素材として多いのはウールやリネン、コットン、ナイロンなどが挙げられます。それぞれの特徴をみていきます。
ウール(サマーウール)
ウールのなかで、サマーウールとよばれる夏用スーツの生地は涼しさを感じられるよう薄くて軽い生地です。ウールはスーツの基本生地で通気性の良さやシワのなりにくさ、型崩れしにくさ、色の定着の良さや吸湿性のよさが特徴です。サマーウールは生地も薄く、夏用スーツとしても優れた機能性を発揮します。
リネン
リネンとは麻のことで、植物の茎の靭皮部分から採れる植物繊維になります。さらっとした肌ざわりや優れた吸水力、発散性をもつ素材です。強靭な植物繊維が原料のため、シワがつきにくく、目の粗い生地でも清涼感が保たれます。夏用スーツの素材に適しており、長く着ていると生地の柔らかさも増して自分に馴染んだ味が出てくるのも特徴です。
コットン
コットンも夏用スーツのイメージが強い生地に挙げられます。通気性の良さ、吸湿性の高さは夏にぴったりです。通気性にも優れ、汗をかいてもすぐに吸収してくれるためコットンスーツは夏の定番という位置づけです。コットンはウールなどに比べて安価なため、いくつかの種類を着まわす楽しさもあります。自宅で洗えるほか、熱に強く頑丈なのでアイロンなにも強くお手入れのしやすい素材です。
ナイロン
ナイロンは耐摩耗性に優れており、伸びがあって柔らかい生地が特徴です。夏場は活動量も増え汗もかきやすく、生地の負担もかかりやすい季節といえます。スーツの負担がかかりやすいため、ナイロンの耐久性は夏用スーツのメリットに挙げられます。
夏のスーツを上手に着こなす方法
秋冬用スーツだとブラック・ダークグレー系統の暗い色が中心になりますが、夏用スーツはライトグレーやネイビーなど爽やかで明るめの色が人気になります。夏のスーツは、冬とは着こなし方が違ってくる上に、上で述べたクールビズも絡んできて難しいと感じる人も多いでしょう。そんな方におすすめの夏用スーツの着こなしを紹介していきます。
夏用スーツのマナー
夏の暑さで、ついジャケット無しなどと考えてしまいがちですが、着用にかかわらずマナーとしてジャケットは必要です。移動中などは羽織らずに持っているだけでも、ビジネスならばすぐにジャケットを着用できるような準備が大切です。なお、スーツにもかかわらず半袖のシャツを着ている方も見かけますが、スーツの着こなしとしてはNGです。ジャケットを羽織らないなら問題はありませんが、ジャケットを羽織るときにシャツが半袖だと腕が直接服に触れてしまいます。ビジネスでジャケットを脱ぐところを先方に見られた場合、印象を下げかねないので注意しましょう。
サイズ
夏用スーツは生地が薄くなる分、冬用スーツに自分の体のシルエットが分かりやすいです。体系にフィットしたサイズのジャケットを着ていれば、相手からの印象が良くなります。そのため、スーツを仕立てる際はフィット感を確かめておくのがポイントです。スーツのパンツに関しても、夏場はジャケットを脱ぐ機会も増えやすいです。冬用に比べ夏用スーツのパンツはサイズ感を重視し、胴回りや股下に合ったパンツを選びましょう。インナーのシャツに関しても、胴回りのサイズだけでなく袖の長さもチェックして選んでください。
色・柄
暑い夏に、少しでも爽やかさを演出するために、スーツは明るめのトーンを選びましょう。ネイビー系ならライトブルー、グレー系ならシルバーグレーのほかアイボリーなども候補です。ジャケットの色が明るいとカジュアルにみられてしまうので、シャツやネクタイとのバランスでフォーマルさを演出するといいでしょう。夏用スーツは爽やかさを出すために無地の製品が主流ですが、千鳥格子やグレンチェックなどの柄物もオシャレです。どちらも遠目に明るいグレーに見え、着回しに1着あると便利です。
コーディネート
夏用スーツのコーディネートで、ネイビーのスーツにストライプシャツと同系色のネクタイを合わせたコーディネートは夏の王道です。グレースーツの場合、同系統のシャツに高級感のある柄の入ったネクタイ、ブラウンのシューズと相性がよい組み合わせです。また、ブルースーツも夏の印象的なコーディネートになります。こちらも同系統のシャツを合わせ、ブラックのシューズで引き締めると全体的にバランスが取れます。
夏のスーツはお手入れも大切
夏用スーツに限りませんが、スーツを長持ちさせるようにお手入れにも気をつかうと愛着も沸いてきます。とくにリネンのスーツは、長く愛用するほど馴染んで味が出てきます。
ハンガーにかける
その日帰宅したら、すぐにジャケットとスラックスをハンガーにかけるのが基本です。ハンガーにかければ型崩れを防ぎ、軽いシワも復元できるほか新しいシワの発生も防げます。さらに、ハンガーにかける時はポケットの中身を出すと型崩れ防止に効果的です。
ブラッシング
着用後のスーツは、できるだけその日のうちに衣類用の洋服ブラシでブラッシングをしましょう。ブラッシングすれば繊維に入り込んだ汚れを落とせ、繊維も整って光沢が出てきます。コロコロやエチケットブラシだと繊維に入り込んだ汚れは落とせないので、ブラッシング専用のブラシを用意しておきましょう。
アイロン
深いシワがある場合は放っておかずに、アイロンがけをすることが大切です。アイロンをかければ新品スーツのようにパリッとした質感になり、熱作用による殺菌や防臭効果が期待できます。
スーツを休ませる
同じスーツを連日着用すると痛みが早くなりますので、次に着るまでに2~3日の間隔を開けるのが理想です。休ませている間に生地に染み込んだ汗や水分を飛ばすことができ、シワの定着や型崩れを防ぐことができます。直射日光は避けて、なるべく風通しの良い場所で陰干しすると水分が蒸発しやすく、さらに効果的です。
オーダースーツ専門店「オーダースーツSADA」とは?
夏用スーツについて、マナーや機能性、選び方・着こなし方について説明しました。この記事を参考にして、自分らしく快適に着こなせる夏用スーツを探してみてください。夏用のスーツは大型量販店でも購入できますが、柄や生地、機能性にこだわりたい方にはオーダーメイドが向いています。オーダースーツ専門店「オーダースーツSADA」なら低価格で高品質な夏用スーツが仕立てられ、サービスも充実しています。夏用の涼しげな色柄で機能性が揃った、こだわりの生地でスーツが作れます。夏のビジネスシーンをより快適に過ごすためにもぜひ、「オーダースーツSADA」でお気に入りの一着を見つけてください。
夏用スーツを選ぶ際は機能性やデザイン、素材選びがポイントです。具体的にはウォッシャブル機能や防シワ加工などの機能性、本切羽や背抜き仕様のデザインを優先して選ぶと良いでしょう。素材に関してはサマーウールやリネン、コットン素材は夏の暑さや湿度対策でも優秀です。誰にとっても不快になりやすい時期だからこそ、夏用スーツはスーツの色や柄選び、パンツやシャツとのコーディネートにもコツがあります。この他、帰宅後の管理も習慣にしてしまえば、大切なスーツを長持ちできるでしょう。紹介した「オーダースーツSADA」ではビジネスシーンのスーツに限らず、休日のカジュアルスタイルにも便利なジャケット単体、フォーマルシーン向けのスーツまで豊富にそろえています。ベテランのスタッフが丁寧にお悩みや要望をヒアリングし、お客様にピッタリなスーツを提案してくれます。着用頻度も多いスーツだからこそ、着心地や快適さが気になるものです。夏場のスーツにお悩みをお持ちの方はぜひ、気軽に店舗スタッフに相談されてはいかがでしょうか。