コートでスーツの着こなしをワンランクアップ!選び方やおすすめコーデも紹介しますのアイキャッチ画像
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コートでスーツの着こなしをワンランクアップ!選び方やおすすめコーデも紹介します

冬の主役級アイテムといえばコートが定番ですが、見る人の印象を大きく左右するため、コート選びは特に重要です。様々なシーンでどういったコートを選べばよいか、迷う人は多いのではないでしょうか。
スーツに羽織る上着が「ファーがついたジャンパー」「フードがついた厚手のコート一択」こんな方は要注意です。防寒が目的のコートと言えども、スーツに合わせて着用する場合はTPOに合わせて選ぶのが必須です。スタイル全体をカジュアルダウンさせてしまうコートやジャンパーでは、ビジネスにふさわしくない格好になってしまいます。特に営業マンの方などは、コートが原因で知らず知らずのうちに取引先からの評価が下がってしまい、ビジネスの結果に影響することも…。
社会人がビジネスシーンでスーツに合わせるコートは「シンプルなデザイン」で「落ち着いた色」であることが重要です。また雪が降る地域の方は、ただ暖かいだけでなく撥水加工などが施されているかも重要です。特にオススメしたいのは「チェスターコート」。チェスターコートはビジネス・プライベート着回せるカッコいい万能コートです。
今回は、スーツに合わせるコートについて詳しく解説します。

目次

  1. ステンカラーコートはスーツとの相性抜群
    1. ステンカラーコートの特徴
    2. ステンカラーコートの着こなし術
  1. チェスターコートはフォーマルで映える
    1. 秋冬向きのフォーマルなコート
    2. フォーマルな印象を出すチェスターコート
    3. フォーマルからカジュアルまで使えるコート
    4. チェスターコートは何色を選ぶのが正解?
    5. 超優秀なチェスターコートは私服にも最適
    6. 真冬は寒い?チェスターコートの着こなし方
  1. トレンチコートは上品で格好いい
    1. 雨や風に強い軍用コートがルーツ
    2. アレンジや着こなし術が豊富
  1. エレガントな雰囲気のアルスターコート
  1. Pコートは若々しい印象を与える
    1. 海の寒さをしのぐためのPコート
    2. スーツにはビジネスカジュアルスタイルで
    3. 大きなシルエットで寒さに強い
    4. ビジネスカジュアルが大前提
  1. ダッフルコートはビジネスカジュアルに
    1. 大きなシルエットで寒さに強い
    2. ビジネスカジュアルが大前提
  1. ダウンコートは防寒対策が完璧
    1. ダウンコートの歴史
    2. ダウンコートの素材は3種類
    3. ダウンコートの着こなし
  1. ワイルドな印象に!モッズコート
    1. モッズコートの歴史
    2. 個性的なモッズコートの生地
    3. モッズコートはワイルドに着こなそう
  1. コートを選ぶ時に注意したいポイント
    1. コートのサイズ感
    2. コートの色
    3. コートの素材
    4. コートの柄にも着目しよう
  1. スーツに合うコートを選ぶ時の注意点とは
    1. 着丈の長さは必ず試着をしてチェックしよう
    2. 色合わせしやすい定番カラーが安心!
    3. 防寒対策には暖かな素材がおすすめ
    4. 第一印象にも影響を与えるシルエット
  1. 【シーン別】選ぶべきコートをご紹介
    1. 就職活動では定番をチョイスしよう
    2. ビジネスシーンにはマルチに使えるものを
    3. フォーマルではチェスターコート一択
    4. ビジネスカジュアルなスーツ着こなし術
  1. 冬の装いに欠かせないコート!種類と選び方のポイントを知っておこう
    1. 職場の雰囲気に適したコート
    2. シンプルなデザインコートで着回し
    3. スーツに合わせやすい落ち着いた色を選ぶ
    4. 機能性の高い加工がされているコートを選ぶ
  1. カジュアルスーツスタイルに合うコート
    1. カジュアル感が高めのPコート
    2. 休日のプライベートに最適なダッフルコート
    3. 柔らかな印象を持たせるキルティングコート 
    4. 機能性の高いダウンジャケット 
  1. コートに合わせるスーツコーディネート
    1. ブラックのコートはどのスーツも相性抜群
    2. 知的に見えるグレーのコート
    3. 人気のネイビーカラーコートで統一感を出す
    4. キャメルのコートには落ち着いたブラックやグレー
  1. オーダースーツ専門店「オーダースーツSADA」とは?
    1. 極上のスーツを特別価格で提供!
    2. お手頃価格でオーダースーツをお仕立てできる秘密
    3. 長年のノウハウを活かし、お客様の悩みを解決

ステンカラーコートはスーツとの相性抜群

ステンカラーコートは、ビジネス用途に1着は持っておきたいコートです。

男女ともに定番のアイテムといえるので、どんな場面でも着用しやすいでしょう。
シンプルな定番のステンカラーコートを選べば、オンオフともに活躍してくれること間違いなしです。

ステンカラーコートの特徴

ステンカラーコートは、シャツのような襟が特徴的です。
具体的には襟の後ろが高めで、前側が低くなっています。

そのためステンカラーコートの名称は、フランス語で「支える」という意味をもつ「Soutien」に由来し、大きな衿を支えているシルエットを表しています。

また、第一ボタンを開いた襟の形状は「バルカラー」とも呼ばれています。シンプルなデザインのモノが多く、ビジネスシーンでもカジュアルにも使える万能コートのひとつです。

襟はボタンを一番上までしめることができ、コートの第一ボタンを閉めても、開けていても着用できます。

開いた状態のことを「バルカー」と呼びます。フロント部分の縦線のボタンを全て閉じた時は、第一ボタンしか見えず、このひとつボタンが品のあるシルエットのアクセントです。袖はラグランスリーブ仕様のクラシックなデザインになっています。 

ビジネスシーンで使えるキレイ目なシャツにも、カジュアルなスウェットにも合わせることができる汎用性の高いコートです。キレイめスタイルとは、ジャケットやシャツ・スラックス・革靴など、いわゆるビジネスのスタイルをしたファッションのことを指します。

ステンカラーコートは襟元が広く開かないため保温性があり機能的ですが、ややおしゃれさに欠ける面があります。
それは、襟の形もシンプルで、ボタンを留めて着ると比翼仕立てのためアクセントになるボタンも隠れ、何も飾り気のない味気のないコートに見えてしまうからです。

ラグランスリーブのため、スーツの上からでも脱ぎ着がラクなのは良いのですが、なで肩だと余計に目立ってしまうことがあります。 ベルト付きや、ライナーがベストになっていたり、ラグラン袖ではなくセットインスリーブになっていたりするものも出ています。

肩幅が狭かったりなで肩が気になったりする人は、肩先に袖付けの縫製ラインがあるセットインスリーブが、体型を補正して見えるためおすすめです。

ステンカラーコートのカラーは黒や紺が定番ですが、ベージュのステンカラーコートもビジネスシーンで着用して問題ありません。

ステンカラーコートの素材には、ポリエステルや防水加工を施したコットンなどが多用されています。

そのため、雨が降ってもコートに染み込みにくいという特徴があります。また生地の性質上、起毛感がないため秋冬に着用しても季節感があまり感じられません。

なお、ステンカラーコートはギャバジン織りと呼ばれる高密度で丈夫な生地で作られることが多く、防風性にも優れています。
そのため、秋冬だけでなく、風が気になる春先でも着用することができます。

ステンカラーコートの着こなし術

ステンカラーコートは、羽織るだけでシルエットがスタイリッシュに決まる万能アイテムです。

そのためコーディネート次第では、ビジネスシーンに限らずプライベートでもおしゃれに着こなすことが可能です。

プライベートでの着こなしを意識したステンカラーコートはショート丈のものも多いですが、ビジネスシーンで着用するなら膝上くらいの着丈が理想です。

具体的には、羽織ったときにジャケットの裾が出ない程度の着丈がよいでしょう。

大きすぎるサイズを選んでしまうと、ステンカラーコートのすっきりとしたシルエットが失われ、スタイリッシュな印象が台無しになってしまうので注意が必要です。

そのためステンカラーコートの着こなしでは、ジャストサイズを選ぶとよりスタイリッシュな印象を与えます。

メーカーやブランドによって着丈やサイズ感が微妙に異なるので、試着した上で自分の身長や体型に合ったものを選ぶようにしましょう。

チェスターコートはフォーマルで映える

チェスターコートは長い歴史のあるコートで、ビジネスシーンで着用すればよりスマートな印象を相手に与えることができます。
また、裏地付きで保温性のある生地のチェスターコートは、特に秋冬におすすめのコートです。

秋冬向きのフォーマルなコート

チェスターコートは2013年頃からじわじわと人気が出始め、レディースのボーイズファッションなどが流行ったこともあり、現在は男女共に注目されているコートです。

チェスターコートが誕生したのは、19世紀のイギリスです。

チェスターコートの名称は、イギリスの貴族であるチェスターフィールド伯爵が最初に着用したことに由来するといわれており、チェスターフィールドコートという別名でも知られています。

当時のイギリスではチェスターフィールドコートは、流行の男性のコートとして人気を呼びました。 デザインはウエストを絞ったシルエットになるものや、ストレートに仕立てたものがありました。

正面からはあくまでもシンプルなラインのシルエットで、前の合わせの作りによりVゾーンが浅いものと深いものに分かれます。

上襟はベルベットを使ったものが、格式が高くて正式なチェスターコートです。 海外ではドレスアイテムの1つとして、ネクタイやスラックスと合わせて使うコートとして人気です。

誕生以来、チェスターコートは長きにわたり、正装用のコートとして格式の高い場で着用されています。

チェスターコートはスーツのジャケットを長く伸ばしたような形状が特徴で、襟はシングルジャケットによくみられる「ノッチドラペル」と呼ばれる形状です。

ノッチとは「V字の切り込み」のことで、胸元をすっきりとした印象にみせてくれます。

前のボタンは「フライフロント(比翼仕立て)」とよばれる仕様となっており、隠しボタンも特徴のひとつです。

またチェスターコートの生地には起毛素材のウールが使用されていることが多く、秋冬の季節感を演出するのにぴったりです。

しかしウールは水に弱いため、雨や雪の日に着用する場合は注意が必要です。
コートの色は黒や濃紺、チャコールグレーなど落ち着いた色味が定番となっています。

フォーマルな印象を出すチェスターコート

チェスターコートはもともと貴族が正装として着用していたこともあり、フォーマルな印象が非常に強いデザインです。

そのためビジネスシーンで着用すると、カッチリとした雰囲気を演出できます。

一方で小物などを加えてアレンジすれば、カジュアルな着こなしをすることも可能なので幅広く着用することができます。

チェスターコートはウエストが絞られており、すらっとしたシルエットになっていますが、その反面スーツの上から羽織ることを前提として作られているので、身幅は大きめです。

そのためチェスターコートを選ぶときは、着用したときにシルエットが美しく出るものを選ぶようにしましょう。

注意したいのはサイズで、大きすぎるとオーバーシルエットになってしまい、チェスターコート特有の美しいシルエットが出なくなります。

スマートに着こなすためには、自分に合うサイズやシルエットを選ぶようにしましょう。

丈はスーツのジャケットよりも長めで、膝上あたりに裾がくる程度が美しく着こなせるためおすすめです。

フォーマルからカジュアルまで使えるコート

チェスターコートは、シルエットがシンプルで何にでも合わせやすいのが特徴です。

日本ではフォーマルシーンからカジュアルまで、オンオフ問わず大活躍してくれるアイテムです。 

襟の形がスーツのジャケットにそっくりであり、胸元のネクタイがVゾーンからのぞくため、ビジネスシーンでもきちんとした印象で着こなせます。

オフスタイルなら、インナーに明るい淡い色のシンプルなニットと細身のパンツに合わせれば、簡単にきれいめカジュアルコーデが仕上がります。インナーとパンツの色味を合わせて、コートの前を開ければ着痩せ効果と脚長効果が狙えます。

膝上丈の長さのチェスターコートなら細身のパンツですっきりとしたシルエットでまとめましょう。 全体がストンとしたタイトなシルエットなので、顔周りにスヌードやマフラーでボリュームを出してもバランスが良いです。

チェスターコートには「ダブル」と「シングル」がありますが、カジュアルシーンでの着こなしを視野に入れるなら、着こなしに幅のあるシングルのメンズチェスターコートがおすすめです。

チェスターコートは何色を選ぶのが正解?

チェスターコートを選ぶ際に気を付けたいのが「色」です。

チェスターコートの色によってインナーのコーデにも影響を与え、見た目の印象ががらっと変わります。スーツスタイルに合わせるなら、定番の以下の3色がスーツとの相性も良いのでおすすめです。

【定番のネイビー】

濃紺は、日本人が気分的に一番落ち着ける色ではないでしょうか。学生の制服などでも採用されていることが多く、誰が着ても似合う馴染みのある色です。

色が与える印象としては、真面目、勤勉、実直などが挙げられ、スーツを着用するビジネスシーンで濃紺のコートを着用すると、清潔感もあり好感を与えられるでしょう。

ちなみに、濃色ですが、暗いイメージはなくどんな色にも合わせやすい定番の色なので、カーディガンや上着に濃紺を取り入れればきちんと感が出せるため愛用している人も多いです。

無地の濃紺は、ボトムにチェックを持ってきたり、デニムやチノパンなどとも相性がいいです。合わせる色としてグレーやホワイトでも万能に合わせられるのは、濃紺ならではの強みといえるでしょう。

清潔感溢れる大人のビジネススタイルを実現したい人や毎日のコーデに悩みたくない人にもおすすめのカラーです。 シンプルなデザインで濃紺のコートであれば上質なものを一着持っておくと、オンオフ兼用で長く愛用できます。

どの色のコートにするか悩んでいる場合には、最初の一着として黒に近いネイビーの無地が万能で重宝するでしょう。

【品のあるライトグレー】

正統派ともいえるグレーのチェスターコートは、品格、風貌ともに優美な印象を与えてくれます。このコートの着こなしは、やはり紳士のように上品さを狙ったコーディネートが馴染むでしょう。

冬のスーツで濃色が多いなら、チャコールグレーよりもライトグレーのほうが合わせやすく明るく上品で顔周りも華やかな雰囲気に仕上げられます。全体を濃色で統一するよりは優しい雰囲気が演出できます。

中間のグレーも落ち着いて見え、他の色との相性も良い安心感のある色といえますが、グレンチェックやストライプやヘリンボーンなどグレー系の生地に多い柄です。選ぶ柄を一歩間違えると年配っぽく見られるので気をつけましょう。

遠目から柄物だとはっきり分かる場合も、合わせるスーツは無地か無地に近いものでないとチグハグになってしまいます。幅広の格子状のウィンドウペンも若い人たちに人気がありますが、ラインの色味や太さによってはカジュアル色が強くなりがちです。

【爽やかなベージュ】

ベージュのチェスターコートは、周囲に濃色系が多い冬の季節には柔らかい雰囲気を演出できる色といえます。明るめのベージュは春先のトレンチコートなどでもよく見かける色味ですね。

インナーにも淡色を合わせればやさしい雰囲気で上品さを与えてくれる優秀なアウターになります。 ベージュチェスターコートが持つ軽やかな品位が、明るめのカラーシャツを上手に馴染ませてくれるでしょう。

濃色のスーツに合わせたい場合は、ベージュよりもキャメルのほうが馴染みやすいでしょう。 ベージュにしてもキャメルにしても、ブラウンに近いものやスキンベージュのようなものまで幅広く、色味によっては人によって似合う似合わないが分かれることもあるものです。

コートと肌色で合わせるのでなく、手持ちのスーツの色とトータルで合わせて考えてみましょう。 淡いベージュほど軽やかに見えますので、若く見られたい人にもおすすめです。

超優秀なチェスターコートは私服にも最適

チェスターコートはフォーマルでもカジュアルでも広く着回しのできる万能なアイテムとしての人気が非常に高いコートです。

シンプルなデザインでカラー展開も豊富で柄物もあり、リーズナブルなものもあるため色違いで数枚持つ人もいます。

ここではオフシーンで私服として着回すコーディネートをご紹介していきたいと思います。

スーツに合わせるにはどの色を選んだら良いか迷っている人は、オフスタイルでの着用イメージも考えることにより選びやすくなるでしょう。

【私服で着るなら上品にカジュアルダウン】

長めの丈のチェスターコートは、クラシックなフォーマル感が出やすいアイテムです。

私服に取り入れるなら「抜け感」や「こなれ感」を意識してあえて外したコーデにすることで、カジュアルダウンした着こなしができます。

キャップやスニーカーなどのカジュアルアイテムを加えることで、一気にきれいめオフスタイルの出来上がりです。パーカーのフードを出して着るのも上半身にボリュームを持ってくるYラインのシルエットでこなれ感がありますね。

ボトムスのパンツはスキニーや細身のタイプを合わせましょう。さらにスッキリとしたYラインになるため全身のバランスが良く清潔感も出せます。パンツの裾をロールアップして足首を見せると適度な抜け感もあり、これでオシャレ上級者らしく仕上がります。

【フォーマルでも大活躍なチェスターコート】

チェスターコートはクラシカルな雰囲気を合わせ持つ活躍の幅が広いコートで、冠婚葬祭のフォーマルシーンでも着用できるオールマイティーなアイテムです。

ブラックフォーマルスーツはいつでも着られるようにスリーシーズン対応のものが多く、真冬ではそれだけでは寒いため濃色のチェスターコートが手放せません。

一番防寒の大切さを意識する場面は、真冬のお葬式などでしょう。故人を出棺するときは、寒い冬空のもと外で待機し霊柩車が出発するまで見送ることになります。 また、広いお寺の本堂や火葬場の待機室がとても寒かった、という話も聞きます。

もちろん、式の最中や大切な場面ではコートをクロークに預けたり、脱いで手にかけたりすることが大切ですが、そうでない場面では風邪をひかないように適宜コートを羽織るなどしましょう。

寒い時期の冠婚葬祭のシーンでは、式場に向かうまでの道中もブラックスーツだけでは心もとないでしょう。かといって、インナーにセーターやカーディガンなどを着込むわけにもいきません。

そんなときに黒やチャコールグレー、濃いネイビーなどのダークな色合いのチェスターコートが1枚あれば、さまざまなシーンに対応できるため便利です。ただし、ベージュや水色などの明るめの色合いは葬儀には不向きのため気をつけましょう。

真冬は寒い?チェスターコートの着こなし方

胸元が広く開いたチェスターコートは、真冬は寒いと思っていませんか?

実は、真冬のチェスターコートはマフラーやストールと合わせて着用することが定番です。

春先や秋口など、気温がそれほど低くない場合は、マフラーを使用せずに、羽織るだけで着用できますが、冬の初めは首とコートの襟の間にマフラーを掛けます。
マフラーは結び目をつくらず、ラフに着こなします。

マフラーを首に掛けるだけでも、保温性が高まりますが、風が気になる場合は、首回りをマフラーで覆います。

寒さが厳しい真冬や寒冷地では、胸元をスヌードやストールのようなボリュームのある防寒具でカバーして、おしゃれに着こなしましょう。

マフラーの結び方も、カジュアルなワンループやおしゃれなニューヨーク巻き、ピッティ巻きなどがあります。

マフラーは、ブラック、ネイビー、グレー、ボルドーなどの無地で、ニット(編地)ではなくウール生地のような上品な素材がおすすめです。

スーツスタイルでは、マフラーだけでなく革の手袋も定番です。


チェスターコートの前ボタンを開けて羽織るのは、カジュアルな着こなしです。

堅めな着こなしをする場合は、無地のマフラーに革手袋を合わせ、前ボタンを閉じて着用します。

結婚式の2次会に向かう際などには、いつもよりエレガントに、無地のマフラーや革手袋でコーディネートしましょう。

トレンチコートは上品で格好いい

トレンチコートは「キング・オブ・コート」という通称でも知られており、男女問わずビジネスコートの代表格といえます。

着こなしのアレンジ方法が豊富なので、1着持っていればさまざまなコーディネートを楽しむことができます。

トレンチコートはスーツスタイル以外も着こなしの幅が広く、デニムの上にサラッと羽織るのもおしゃれで素敵です。

トレンチコートは長さや色味、デザインが幅広くありますので、自分に合った1着を探してみましょう。

ステンカラーコートと比較して装飾が多いという特徴もあり、シルエットはもちろん、着用シーンや他のアイテムを考える楽しみもあるのはトレンチコートならではです。

多くの人がイメージするのはベージュで、腰のベルトは後ろに回して前を開けて着るパターンではないでしょうか。肩章や胸のフラップ、大きめの襟などに存在感があり、前を閉めて腰ベルトを結んでも上品に、スタイリッシュに着こなすことができます。

ダブルとシングルがありますが、前を開けて着るならシングルの方がタイトにおさまります。襟の形や大きさにもその時代の流行がありますが、メーカーによってもデザインやシルエットが少しずつ異なるのが特徴です。襟が大きいと小顔効果も期待できます。 春秋でもライナーを外して着られるタイプのものもあり、長く愛用できるでしょう。

女性でも濃色の就活スーツにベージュのトレンチコートを合わせているのを見かけます。生地が濃いグレーやネイビーのウールのタイプは、腰ベルトをしめてカチッと着こなすとさらに上品に仕上がります。ただし、フォーマルスーツに合わせるのは避けましょう。

雨や風に強い軍用コートがルーツ

トレンチコートは、第一次世界大戦時にイギリス軍が開発した軍用コートに由来します。

そのため戦場で役立つ機能がたくさん施されており、その名残が現在のトレンチコートの随所からも感じられます。

例えば両肩には「エポーレット」とよばれる肩飾りがついており、階級を表すバッジや双眼鏡のストラップを留めるために使用されていたものです。

背中の布地は「ストームシールド」とよばれる二重構造になっており、雨がコートに染みないようになっています。

トレンチコートは生地にも防水加工が施されたコットン素材が主に用いられており、雨や風に強いという特徴があります。

一方ポリエステルやウール素材を使用したトレンチコートもあり、さりげない個性を主張することも可能です。

アレンジや着こなし術が豊富

トレンチコートはコーディネートの幅が広いのが大きな魅力で、様々な着こなしを楽しむことができ、ほかのコートに比べると比較的薄手のため、春や秋に着用することが多いです。

他にも腰にウエストベルトがついているのが大きな特徴です。
そのため、ベルトをアレンジすることで着こなしの印象を変えることができます。

例えばベルトを後ろで縛り、前を開けて着用すればラフな雰囲気を出すことが可能です。

ベルトの結び方には、ベルトをネクタイのように長く垂らす「ネクタイ結び」、リボンのように両端を垂らす「ダブルテール結び」など様々な種類があるため、結び方を変えるだけでもコーディネートの印象をガラリと変えることができます。

取り外し可能なライナー付きタイプのトレンチコートになると、秋から冬をまたいで春までロングシーズンに着用可能です。

また前のボタンを留めれば、秋冬でも着用することができます。
ボタンを留めてベルトを前で縛ることで、腰周りのラインが絞られるのでシュッと引き締まった印象に見せることも可能です。

この場合も、前でベルトを通して端を結ぶ「シンプルノット」やベルトをバックルに通す「通し」など、いろいろなアレンジ方法があります。

天候や気温に合わせてアレンジを変えることで、トレンチコートはどんな場面でも活躍させることができるでしょう。

エレガントな雰囲気のアルスターコート

アルスターコートとは、防寒性が高く、1860年代後半に登場したオーバーコートの典型的な形のコートです。そして、トレンチコートの原型でもあります。

もともとはアイルランドのアルスター島で作られたウールを使用しているのが由来となっており、ダブルがベーシックなデザインです。

丈が長く、上襟と下襟の幅が同等もしくは上襟が少し広めの襟を使っているのが特徴です。男性ならではですが、寒い時には襟を立て、格好よく防寒することできます。

また、ダブルの前立てのため、清潔感がありカチッとしたクラシックな印象に仕上げることができます。現在のトレンチコートの原型ともなっているのがアルスターコートといわれており、背中部分についているバックベルトは、アルスターコートらしいデザインの一つです。

Pコートは若々しい印象を与える

Pコートは右合わせ・左合わせどちらでも着用できるため男女共用できるコートですが、どちらかといえばカジュアルな印象が強いという特徴があります。

ビジネス用途として着こなしが難しいPコートは、スーツスタイルに合わせる場合はなるべくカジュアルなシーンで着用するのがよいかもしれません。

海の寒さをしのぐためのPコート

Pコートはイギリス海軍の軍服が発祥といわれており、海で働く男性たちの寒さをしのぐために作られたものです。

その名残として、手袋をつけたままでも脱ぎ着ができるようにという理由であつらえられた多くのボタンや、ボタンにあしらわれる「ファウルアンカー(からみ錨)」の模様があります。

Pコートの生地には、メルトンウールとよばれるフェルト状の生地が使用されています。

メルトンウールは厚手で水を通さない性質があるため、風や小雨を防ぐことが可能です。

Pコートの丈は腰までのやや短めとなっており、がっしりとしたシルエットも特徴です。

また両サイドには「マフポケット」とよばれる大きなポケットがついており、寒さでかじかんだ手を温めるためにつけられています。

名称の「P」の由来には様々な説がありますが、オランダ語で荒い毛織物を表す「pije」や、錨の爪を意味する「pea」からきているというのが有力です。

ほかには、太平洋を表す「Pacific」や海軍の下士官を示す「Petty Officer」からきているという説もあります。

名称の由来が何であれ、Pコートは海の厳しい寒さしのげる防寒機能に優れたコートであるといえるでしょう。

スーツにはビジネスカジュアルスタイルで

Pコートには、シングルボタンのタイプとダブルボタンの2種類があります。

定番のダブルなら少しフォーマルな雰囲気を出すことが可能ですが、カジュアルな着こなしを基本とするアウターです。

またシングルは比較的珍しく、モダンかつカジュアルな印象を演出します。

いずれも、フォーマルなビジネスシーンでの着用は控えたほうがいいかもしれません。

もちろんビジネスカジュアルなスタイルを演出したいという場合は、敢えて着用するという手もあります。

その場合も、黒や濃紺など落ち着いた色味のものを選びましょう。
またボタンを留めずに着用すると、よりカジュアルな印象が強まります。
そのため、Pコートを着用しながらもラフ過ぎない印象にしたいというときは、ボタンを留めておいたほうがよいでしょう。

ダッフルコートは体をすっぽり覆うことができるため、寒さに強いコートです。

生地はふんわりとした起毛仕上げものが一般的で、クラシックでありながら温かみのある印象に仕上がります。

またダッフルコートはカジュアルな印象が強いため、スーツに合わせるならビジネスカジュアルなスタイルに徹しましょう。

大きなシルエットで寒さに強い

ダッフルコートは「トグル」と呼ばれる紐付きの留め具が印象的で、もともと北欧の漁師たちが仕事着として利用していたものと言われています。

名称の「ダッフル」とはベルギーにある町の名前で、この地で作られた毛織物は、町の名前をとって「ダッフル」とよばれています。

ダッフルコートもトレンチコートと同じように、第二次世界大戦時に軍服として使用されていたものです。

戦後になって軍服として使用されていたものが市場に出されたことにより、ダッフルコートは一般に広く認知されるようになりました。

ダッフルコートには寒さを防ぐための大きいフードがついており、オーバーシルエットとなっています。

また、魚釣りに使われる木製の浮きがモチーフのトグルボタンも特徴的です。

ダッフルコートには厚手のメルトンウールの生地が使用されており、着用するとずっしりとした重みがあります。

ビジネスカジュアルが大前提

ダッフルコートはカジュアルな雰囲気をもっているため、スーツと合わせるのは難易度が高いです。

ただしビジネスカジュアルを敢えて楽しむという前提であれば、ダッフルコートを着用することで他人と被らないおしゃれな着こなしをすることができるでしょう。

スーツにダッフルコートを合わせる場合、ネクタイなどの小物もカジュアルなものを選ぶようにするとバランスが整います。

スーツとダッフルコートをうまく合わせることができれば、おしゃれを楽しみながら温かさを確保することが可能です。

またスーツと合わせる際は、黒や紺など落ち着いた色のダッフルコートを選びましょう。

合わせるバッグなどの小物も黒や紺などのダークカラーを選べば、カジュアルな中にも落ち着いた印象になるでしょう。

ダッフルコートはビジネスカジュアルに

ダッフルコートは体をすっぽり覆うことができるため、寒さに強いコートです。

生地はふんわりとした起毛仕上げものが一般的で、クラシックでありながら温かみのある印象に仕上がります。

また、ダッフルコートはカジュアルな印象が強いため、スーツに合わせるならビジネスカジュアルなスタイルに徹しましょう。

大きなシルエットで寒さに強い

ダッフルコートは「トグル」と呼ばれる紐付きの留め具が印象的で、もともと北欧の漁師たちが仕事着として利用していたものと言われています。

名称の「ダッフル」とはベルギーにある町の名前で、この地で作られた毛織物は、町の名前をとって「ダッフル」とよばれています。

ダッフルコートもトレンチコートと同じように、第二次世界大戦時に軍服として使用されていたものです。

戦後になって軍服として使用されていたものが市場に出されたことにより、ダッフルコートは一般に広く認知されるようになりました。

ダッフルコートには寒さを防ぐための大きいフードがついており、オーバーシルエットとなっています。

また、魚釣りに使われる木製の浮きがモチーフのトグルボタンも特徴的です。

ダッフルコートには厚手のメルトンウールの生地が使用されており、着用するとずっしりとした重みがあります。

ビジネスカジュアルが大前提

ダッフルコートはカジュアルな雰囲気をもっているため、スーツと合わせるのは難易度が高いです。

ただしビジネスカジュアルを敢えて楽しむという前提であれば、ダッフルコートを着用することで他人と被らないおしゃれな着こなしをすることができるでしょう。

スーツにダッフルコートを合わせる場合、ネクタイなどの小物もカジュアルなものを選ぶようにするとバランスが整います。

スーツとダッフルコートをうまく合わせることができれば、おしゃれを楽しみながら温かさを確保することが可能です。

また、スーツと合わせる際は、黒や紺など落ち着いた色のダッフルコートを選びましょう。

合わせるバッグなどの小物も黒や紺などのダークカラーを選べば、カジュアルな中にも落ち着いた印象になるでしょう。

ダウンコートは防寒対策が完璧

ダウンコート最大の特徴は、軽くてとても温かい点です。

そのため、真冬の本命アウターとして活躍します。

どちらかというとダウンコートもカジュアルな印象がありますが、すっきりとしたシルエットの一着を選ぶことができれば、スタイリッシュなスーツのイメージを崩すことなく着用することも可能です。

ダウンコートの歴史

ダウンを活用した上着は、もともと山登りなどのアウトドアで使用することを目的に作られたダウンジャケットが始まりです。

その後、徐々にダウンの機能性が注目されるようになり、ビジネスシーンや普段の生活の中で着用できる、さまざまなタイプのダウンジャケットが販売されるようになりました。バリエーションのひとつが、ダウンコートと言うこともできるでしょう。

ダウンコートの素材は3種類

ダウンを用いた上着は、キルティングとよばれる生地の中にダウンが詰められています。

腰のあたりまでの長さのものはダウンジャケットと呼び、ダウンジャケットよりも丈が長いものは、総じてダウンコートに分類されています。

ダウンコートはジャケットより丈が長い分、より体をしっかり温めることが可能です。

ダウンジャケットやダウンコートはフードがついているものが多く、防寒の効果は非常に高いといえます。

ダウンコートの中身として使用されるものには、ダウンのほかにフェザー・中綿などの素材もあります。

ダウン」は、水鳥の羽根と羽根の間に生えている球状になったダウンボールのことをいいます。

保温性が高いだけでなく羽軸を持たないため、やわらかく軽いのが特徴です。

寒がりの人用として、また寒冷地でのコートとしてはおすすめの素材ですが、都会でスーツに合わせて着用するには、少し暑いかもしれません。

フェザー」は、水鳥の翼の部分など体を覆う部分に生えた羽根で、羽軸があるという点がダウンとは異なります。

そのためダウンよりやや重量があり、ボリュームもあるという特徴があります。

ボリュームがある分、スーツスタイルにフェザー素材のジャケットやコートを着用すると、ややカジュアルな印象になるかもしれません。

中綿」はポリエステルなどの化学繊維で人工的に作られた綿のことで、ダウンやフェザーに比べ水に強く、また比較的安価で洗濯しやすいため人気の素材です。

ダウンやフェザーに比べて保温性は劣りますが、すっきりとしたシルエットのものが多く販売されています。

スーツの上から着用するダウンコートとして豊富なカラーやデザインから選ぶことができるので、おすすめの素材ともいえます。

ダウンコートの着こなし

ダウンコートはダウンジャケットよりもスタイリッシュな印象を与えやすく、スーツに合わせることができます。

ただし、ダウンコートは厚みがあるものはシルエットが重くなりがちなので、薄手や細身のものを選ぶようにするとバランスの良いコーディネートになります。

ダウンコートを選ぶ際は、実際に試着してみて体のラインがふくらみ過ぎないか確認するとよいでしょう。

着丈が長すぎるのもカジュアルな印象を与えます。

試着の際は、スーツの上からダウンコートを着て、すっきりとした印象の着丈を選ぶようにしましょう。

ダウンコートはボリュームがあるため、合わせるスーツのパンツは細身のものがおすすめです。

ビジネスシーンで着用するのであれば、黒などの落ち着いた色合いを選ぶようにしましょう。

明るい色味ではビジネスシーンには不向きで、白などの膨張色はダウンコートのふくらみを強調しやすいため、すっきりとした印象になりません。

ビジネスシーンにはふさわしくないため、生地に光沢があり過ぎるものも避けたほうが無難です。

ブラックやネイビーなどのシックな色味を選んでおけば、ビジネスとプライベートの両方で着用することができるでしょう。

ワイルドな印象に!モッズコート

モッズコートには、カジュアルコートの定番というイメージが定着しているかもしれません。

しかし歴史的背景を見ると、モッズコートはスーツに合わせて着用されており、決してスーツスタイルと相性が悪いわけではありません。

モッズコートは状況に応じ、スーツスタイルを個性的にコーディネートすることも可能です。

モッズコートの歴史

モッズコートは、もともとアメリカ陸軍が着用していた、パーカー付きの防寒用衣料をモチーフとして作られました。

そのため、モッズコートは機能性に優れるという特徴があります。

しかし、モッズコートという名前の由来はイギリスにあります。

「モッズ」とは、1950年代後半から1960年代にかけてロンドンの若者の間で流行した文化のことを指し、アメリカ軍から払い下げられたモッズコートは、この文化の中に定着しました。

ロング丈でやぼったくみえるシルエットのモッズコートですが、彼らのユニフォーム的なファッションとして浸透していきます。

モッズのファッションでは細身のスーツが基本で、スーツを汚さないようにするためにモッズコートを羽織っていたといわれています。

個性的なモッズコートの生地

モッズコートは薄い平織りのコットンナイロン生地で、オリーブグリーン色をしているのが一般的です。

後ろの裾が先割れしているとともに、絞り紐がついているのがモッズコートならではの仕様で、俗に「フィッシュテール」とよばれています。

またファー付きのフードや保温性を高めるためにつけられたライナーは、いずれも取り外しが可能です。

モッズコートはワイルドに着こなそう

モッズコートはカジュアルなイメージが強いため、日本ではスーツに合わせるのが難しいかもしれません。

しかしモッズの文化が流行したロンドンの若者の間では、スーツにモッズコートを合わせるのが定番のスタイルでした。

コーディネートの難易度は高めですが、カジュアルな人とは違ったスタイルを楽しみたいときは、スーツとモッズコートを合わせるというのもおすすめです。

モッズコートを組み合わせることで、普段とは違ったワイルドなスーツスタイルを楽しむことができます。

またミリタリー要素の強いモッズコートは着用するシーンを選びますが、少し遊び心のある、カジュアルな着こなしがしたいときにはモッズコートが似合います。

その際は昔のモッズスタイルと同様、細身のスーツに合わせる方が、モッズコートのややルーズなシルエットを生かすことができ、おしゃれに着こなせるでしょう。

コートを選ぶ時に注意したいポイント

スーツスタイルに合わせるコートをいくつかご紹介しましたが、コートの種類にかかわらず、スーツに組み合わせる際は共通したポイントに注意しましょう。

いずれも特別なものではなく、スタイリッシュな着こなしのためには頭に入れておきたいところです。

コートのサイズ感

スーツと合わせて着るためのコートは、必ずスーツを着用した状態で店舗に行きましょう。

メンズコートは、スーツ同様自分のサイズに合ったものを選ぶことが大切です。どうしても冬は寒いため、重ね着をする人が多く、サイズが大きい物を選んでしまう人が多いです。

しかし、サイズが大きすぎてしまうと、袖が長くて作業の邪魔になったり、動きづらくなります。また、着膨れして見えてしまい、せっかくのコートスタイルが台無しです。逆に、小さすぎるのも注意が必要です。

試着の際は、必ずジャケットの上からコートを試着するのがポイントです。
そうすることで、スーツ着用の際ジャストサイズのものを選ぶことが可能となります。

ジャケットやコートは肩で着るものです。コートが無理なくスムーズに着脱できるか、スーツの上から着たときに変な場所にシワが寄ったりしないかを確認しましょう。

腕を上げたときに突っ張って体が動かしづらくなったり、コートの下に洋服を着込むことができず寒さに耐えられなくなってしまったり、着用できる服装が限られてしまう可能性があります。

いくらおしゃれなコートでも、自分の体にサイズが合っていなければ魅力も半減します。
実際にコートを着用するときと同じ条件で試着して、コート選びの失敗を最小限におさえましょう。

また同じ種類のコートでも、メーカーや商品によって色味やシルエットが微妙に異なるため、体型にあったコートを選ぶようにしてください。

スラっとした細身の体型の人には、厚みのある素材やカッチリしたシルエットのコートが似合いますが、がっしりとした体格の人では、コートの厚みが体格をいっそう強調してしまう場合があります。

自分の体型やなりたいイメージ、理想のスタイルに近いコートのデザインをいくつか試着し、より似合うものやサイズの合うものを選びましょう。

コートはコーディネートの中で真っ先に目に入るアイテムなので、しっかりこだわって選びたいところです。スーツの上に着て一番シルエットがきれいに映えるコートを選びましょう。

コートの色

スーツスタイルに合わせやすいコートの色としては、ダーク系のブラック、ネイビー、グレーがあります。

特に1着目には、どんな着こなしでも合わせやすいカラーを選んでおくと、コーディネートに迷うことがなくなります。

迷ったときはベーシックカラーの中でも、手持ちのスーツとの色合いに合わせたカラーを選ぶとよいでしょう。
スーツに近い色味を選べば、馴染みやすく、すっきりとまとまった印象に仕上がります。

2着目以降のコートには、ベージュやブラウン、カーキなどのアースカラーもおすすめです。

アースカラーを選ぶ際も手持ちのスーツと近い色味から選ぶと失敗しないので、参考にしてください。

コートの素材

コートの素材は、主にウール・コットン・化繊素材(ポリエステルやナイロン)の3種類があります。

・ウール

ウールは保温性が高く、生地に厚みがあるため高級感のある風合いが特徴です。

おしゃれに着こなしたい方にはおすすめですが、生地の目がずっしり詰まっているため、重量感があります。

重いコートが苦手な人や、外出先で着脱が多い仕事の人は注意しましょう。

・コットン

コットンは軽くてハリのある素材です。

薄手でコンパクトに畳めるため、外出先で着脱が多い人におすすめです。

一方ウール素材に比べ、生地が薄く保温効果が低いという欠点もあります。

寒さが苦手な人は、コットン素材を選ぶ際は、内側にライナーがついているものを選ぶようにしましょう。

またライナーをつけることでコートの保温性を高めることができ、シルエットには影響が出ないので、スマートな着こなしが可能です。

ライナーの多くは取り外しできるので、コットン素材のコートを選ぶ際は、ライナーも一緒に確認するとよいでしょう。

・化繊素材(ポリエステルやナイロン)

化繊素材ならではのメリットとしては、シワになりにくい・撥水性に優れる・耐久性があるなどがあります。

しかし静電気が起こりやすいというのは、化繊素材最大のデメリットです。

コートによっては素材を選べないものもありますが、選べる場合は素材ごとの特徴をおさえておくとよいでしょう。

コートの柄にも着目しよう

コートの柄としてはハウンドトゥースやチェック柄などがありますが、いずれも派手でなければビジネスシーンで着用するのに問題はありません。

意識したいのは柄付きのスーツに合わせる場合で、両方ともはっきりしたデザインを合わせてしまうと、落ち着きのない印象を与えてしまいます。

特にストライプ柄とチェック柄のような、異なる柄のデザインの組み合わせは避けましょう。

スーツに合うコートを選ぶ時の注意点とは

着丈の長さは必ず試着をしてチェックしよう

メンズコートで、おしゃれを楽しみたい場合には、コーディネートがしやすい着丈の長さを意識して選んでみましょう。スーツスタイルだけでなく、普段使いも視野に入れている場合には、どちらにも使えそうな着丈のものを選ぶと、おしゃれの幅が広がりシーズン中活躍してくれるコートになってくれます。

コートの印象は着丈の長さで大きく変わります。そのため、フォーマルな雰囲気を演出したい場合には比較的着丈が長いロング丈のコートを選ぶと締まった印象になります。
カジュアルなメンズコートでおしゃれを楽しみたいときには、比較的着丈が短いショート丈のコートでスタイリッシュに仕上げることができます。着用するシーンによって、着丈を変えてみてはいかがでしょうか。

コートの袖丈はスーツの袖丈よりも長いものを選んでください。吊り革につかまったイメージなど、さまざまな動きをしてみて丁度よい長さのものにしましょう。

着丈はスーツのジャケットよりも長く、かつ長過ぎない膝上程度の丈が全体のバランスも良く見えます。ただし、自分の身長に合わせて若干アレンジしても良いでしょう。

色合わせしやすい定番カラーが安心!

あくまでもビジネスシーンで着用することをメインに考えて、色や柄などは自身の職場にふさわしいものにしておいたほうが無難です。

ブラック、ネイビー、濃紺などの定番カラーは、どの年齢層の人でも落ち着いた着こなしができる安心なカラーです。また、スーツの色や柄を選ばずに合わせやすいこともメリットでしょう。1枚目として選ぶなら、定番のカラーを選んでおけば安心です。

定番カラーをすでに持っている場合には、2、3着目のコートはデザインにもこだわってみてはいかがでしょうか。

明るい色のコートはもちろんのこと、ボタンに特徴があるものやカジュアルに着こなしやすいデザインのコートを選んでみるのもおすすめです。

防寒対策には暖かな素材がおすすめ

秋冬のコートに合わせるスーツは、春夏秋のスリーシーズン用のスーツにコートを羽織る人もいるのではないでしょうか。

しかし、アウターの生地の厚みや風合いに対して、中に着るスーツが極端に薄い質感だとチグハグな印象で違和感があります。まだ、初秋なら大丈夫ですが、晩秋ではスーツの素材が薄すぎます。春秋冬用のスリーシーズンのスーツにしても、真冬の寒さには心もとない薄さでしょう。

いくらチェスターコートを羽織ったとしても防寒の面では不十分といえます。まだ晴れた日なら良いですが、雪が降っているときは寒さが身にしみるときもあるでしょう。

スーツを長持ちさせるためにも、何着かのスーツを日替わりで着回すのが良いというのは知られています。社会人に成り立ての頃は少ない枚数のスーツで済むように、スリーシーズンなど長期間着られるタイプの素材のものを選ぶ傾向が多いです。

しかし裏を返せば、長くどの季節にも対応できるということは、どの季節でも中途半端になってしまう危険性もあるということです。暑ければジャケットを脱げば良い季節と違って、冬は防寒が大切になってきます。

余裕があればぜひ秋冬用のスーツを持っておくと、突然の雪にも安心です。 秋冬用のスーツの生地は、ツイードやフランネルという厚みがあり暖かい上質な素材です。上下でスーツとして着る以外にも、上下を別々にジャケパンのカジュアルスタイルで着こなすこともできる便利なアイテムになってくれるでしょう。その素材の暖かさと着心地の良さを知ってしまうと、他の素材のスーツに戻れないかもしれません。

ちなみに、保温性に優れているウールやカシミアのような天然素材は、価格が高い傾向にあり、手を出しにくいです。また、メンテナンスもこまめに行う必要があります。長く大切に着るメンズコートが欲しい場合には1着持っておくと良いですが、普段使いしたい場合には別の物を検討した方がいいでしょう。

外出が多い営業やスーツスタイルでも作業が多く汚れてしまうのが心配な人は、汚れにくく手入れが楽な、撥水加工が施されているものや汚れに強い素材のコートもを選ぶのがおすすめです。

第一印象にも影響を与えるシルエット

サイズのとき同様、スーツを着用して実際に試着してシルエットを確認することも大切です。雑誌に載っている写真や店頭でマネキンが着用しているコートを見て、気になるデザインのコートに出逢えたとしても、スーツに合わせると全体のバランスに違和感を感じたり、実際に着てみると自分の体型に合わないということがあります。

メンズコートを選ぶときはスーツを持参、もしくは着用した状態で実際にコートを試着し、鏡でシルエットをチェックするようにしましょう。

人によってはシルエットを気にせず、オーバーサイズでゆったりめにメンズコートを着たい人もいるかと思います。しかし、ビジネスシーンで着用することを想定している場合には、相手にカジュアルさや子供っぽい印象を与えてしまうことがあります。

ビジネスシーンで着用するメンズコートを選ぶ場合には、シルエットも意識し、だらしない印象にならずにスマートに見えるものを選ぶようにしましょう。

【シーン別】選ぶべきコートをご紹介

ビジネススーツに合わせるコートは、男女を問わずたくさんの種類から選ぶことができます。

ただし選ぶべきコートは、着用するシーンによって異なります。

シーンに似つかわしくないコートを選んでしまうと、せっかくのスーツの着こなしが台無しになってしまいます。

ここではシーン別にスーツスタイルに合わせたいコートの種類をご紹介します。

就職活動では定番をチョイスしよう

就職活動の際は、ビジネスシーンにおける定番であるステンカラーコートやトレンチコートがおすすめです。

いずれも悪目立ちすることがなく、比較的薄手のコートなので、春の就職活動時期にも着用しやすいという共通点があります。

薄手の生地は面接時にコンパクトに折り畳め、持ち運びしやすいという利点もあります。

また就職活動用のコートを選ぶ際は、色やデザインが落ち着いているものを選ぶ方がよいでしょう。

落ち着いた印象を与える、ブラックやネイビーなどのベーシックカラーを選んでおくのが無難です。

ビジネスシーンで定番のコートを選んでおけば、就職したあとまで長く活用することができるという利点もあります。

就職活動時はたくさんスーツを持つ人が少ないと思われるので、スーツを新しく購入する際に一緒にコートも選ぶか、手持ちのスーツを着用した状態でスーツを試着することをおすすめします。

ビジネスシーンにはマルチに使えるものを

ビジネス用のコートを用意する場合でも、ステンカラーコートやトレンチコートはどんなときでも着用することができるので、1着持っておくのがおすすめです。

色味については、ベージュや紺など定番の中から好みのものを選べば問題ありません。

コーディネートの際は、カジュアル過ぎる印象にならないよう注意するのがよいでしょう。

ステンカラーコートやトレンチコートには、内側にライナーの付いているものもあります。

ライナー付きを選べば温かさの調整が可能なので、幅広いシーズンで着用することができるでしょう。

よりフォーマルなビジネスシーンでは、チェスターコートでカッチリとした印象を出すという手もあります。

チェスターコートは長く着用できるデザインで、ブラックフォーマルにも対応できます。

ブランドやメーカーによって少しずつデザインが異なるため、自分に合った1着を探してみてはいかがでしょうか。

お気に入りのデザインや素材、カラーを選んで、スーツスタイルのおしゃれを楽しみましょう。

フォーマルではチェスターコート一択

結婚式などのフォーマルなパーティーやお葬式などに参加する場合には、伝統的なチェスターコートをスーツに合わせるのがよいでしょう。

チェスターコートを着用すれば格式の高さを演出することができるため、フォーマルやビジネスシーンなど特別なシーンでの着用を想定した1着を持っておくと便利です。

ブラックであれば日常のスーツスタイルにも合わせやすいので、お気に入りのチェスターコートを見つけておきましょう。

ビジネスカジュアルなスーツ着こなし術

ビジネスカジュアルな着こなしを楽しみたいなら、モッズコートやPコート、ダッフルコートを選んでみるというのもおすすめです。

コーディネートが難しいという点がネックですが、うまく組み合わせればモダンでおしゃれなスタイルの着こなしができます。

いずれのコートも長年愛されている定番のデザインなので、合わせ方次第で幅広く活躍させることが可能です。

ビジネスカジュアルで着用する場合は、落ち着いたベーシックなカラーを選ぶとスーツやビジネス小物に合わせやすいです。

ただしどのコートも着丈のバランスが難しいので、スーツに合わせたい場合は、スーツを着用した状態で試着するのが必須です。

冬の装いに欠かせないコート!種類と選び方のポイントを知っておこう

コートは冬の装いの主役ともいえる重要なアイテムですが、春から秋にかけては着用しないアイテムのため、さほど重要視しない人も多いのではないでしょうか。

しかしコートは真っ先に人の目に入るものなので、良い印象を与えるためにも、スーツと合わせるときは特に熟考が必要です。

コートにはさまざまな種類があり、雰囲気やイメージが異なります。

スーツと合わせるときには、コートの特徴をしっかりおさえたうえで最適な1着を選ぶことが重要です。

職場の雰囲気に適したコート

業種や職種によりビジネスファッションの傾向はさまざまです。 オフィスカジュアルやビジネスカジュアルなど、会社によっては許容されているでしょう。

そのため、冬に合わせるコートもオフスタイルで着るようなカジュアルなフォルムのコートを選ぶ人もいるかもしれません。

 車通勤、自転車やバイク、電車などの通勤方法によっても、選ぶコートは当然違ってきますが、スーツに合わせるコートとなると、社会人なら少なくともTPOを意識したコートの選び方が重要になります。 まずはスーツを着て働く環境に最適なコートはどれがいいのか、しっかり把握しましょう。

シンプルなデザインコートで着回し

スーツに合うメンズコートを種類別に紹介していきますが、どの種類にも共通して言えることは「シンプルなデザインを選ぶ」と失敗が少ないという点です。

 コートは全体のファッションのイメージを左右する存在感のあるアイテムです。 スポーツシーン、アウトドアシーンなどで着るアウターがスーツスタイルに似合わないように、スーツに似合うコートというのはだいたい何種類かの定番に落ち着きます。

 それらのスーツに似合う定番のコートは華美な装飾がないシンプルなデザインが無難です。シンプルなデザインのどこが良いのかは、中に着る何パターンかのスーツにも合わせやすく馴染みやすいということが挙げられます。

スーツに合わせやすい落ち着いた色を選ぶ

シンプルなデザインの冬コートなら何でも良いわけではありません。自分の持っているスーツと相性の良いコートの色を選ぶことも重要です。

 手持ちのスーツの色柄を頭に浮かべてみてください。だいたいネイビー、チャコールグレー、無地やストライプ、チェックなど、春秋用や冬用、スリーシーズン用などの数枚のスーツを着回しているかと思います。

そのうちの冬に着るスーツは、夏用のスーツとは違って濃色など落ち着いた色のスーツが多くないでしょうか。コートはその上から羽織るため、やはりスーツと同様に落ち着いたベーシックな色合いのものを選ぶとが合わせやすく、どんなシーンでも活躍してくれます。

機能性の高い加工がされているコートを選ぶ

冬のコートで重視する機能といえば、防寒です。デザインが気に入ったとしても、寒い冬を乗り切るためにコートを着ているため、防寒に優れていないコートを選ばないように注意してください。

防風、保温性など、どの程度カバーされるかチェックするといいでしょう。機能性の良い上質なコートとそうでないものは、屋外で着用した際の体感気温がかなり違ってきます。

外を歩く時間が長い人や寒がりな人はその辺も考慮して素材やライナーなどにこだわって選ぶ必要があります。 また、特に雪国でなくても防水のための撥水加工にもこだわりたいところです。

 雨や雪の水分をしっかりと弾いてくれるコートなら、しっとり重くなって体温が奪われることもなく、汚れにも強く実用的なためお手入れが楽というメリットもあります。

カジュアルスーツスタイルに合うコート

デザインやアパレル、ITやweb系などの業界では、スーツではなくジャケットにパンツスタイルのビジネスカジュアルファッションが増えています。まったくの普段着なら手持ちのアウターで何とかなりますが、ビジネスカジュアルスタイルにはどのようなコートがマッチするのでしょうか。

カジュアル感が高めのPコート

Pコートは、印象としてはカジュアルなためビジネススーツには不向きです。

しかし、ビジネスカジュアルならアイビーテイストを取り入れたコーディネートには似合います。インナーにボタンダウンシャツ、ニットセーターやカーディガンを合わせて、ネクタイはお好みで、チノパンやチェックのパンツに合わせれば、簡単にアイビースタイルが出来上がります。

フォーマルシーンやビジネスシーンではカジュアル色が強くなるため避けたほうが良いですが、コーディネートの幅も広がりやすく、きちんと感が出せるので重宝するスタイルです。

休日のプライベートに最適なダッフルコート

ダッフルコートは、丈もショート丈から長めのものまでさまざまです。ダッフルコートは、フォーマルやビジネスシーンではカジュアル要素が強過ぎて完全にミスマッチです。

生地の質の良いものを着崩さずに着こなすならビジネスカジュアルで着用する分には良いですが、どちらかというと休日向きです。

柔らかな印象を持たせるキルティングコート 

2枚の布の間に綿を入れてステッチをかけたミシンの縫い目が整然と並んで模様を織り成すコートです。軽く防寒と保温性のある機能的なデザインです。

キルティングジャケットやキルティングコートは、鮮やかな色で光沢感のある生地をイメージする人もいるでしょう。

しかし、ビジネスシーンで着用するなら落ち着いた色合いの光沢感を抑えたもののほうが無難ですが、キルティングコートは人を選ぶデザインという印象が強いです。 中綿が厚いものは凸凹が目立つものや、キルティングの模様が大きすぎるものはどうしても休日のアウトドアで着用するイメージが強く、ビジネススタイルに取り入れるのは難しいでしょう。

生地の質が良く光沢を抑えたダークなカラーで、縁取りのパイピングが悪目立ちせずシルエットがかっちりしたタイプのものなら暖かくスポーティーな印象でビジネスカジュアルシーンに取り入れることはできるでしょう。

機能性の高いダウンジャケット 

冬のアウターの定番中の定番のモデルで、上質の羽毛を使ったモノは非常に防寒性が高く、かつ軽いのが特徴です。本格的な登山用のタイプもタウンユースで使われることが多くなっていますが、近年最新の流行を取り入れながら低価格に抑えた衣料品を扱うファストファッションでも手に入れやすくなったこともあり、スーツスタイルに合わせている人も多くなっています。

購入するときに注意しておきたい点としては、サイズです。ダウンジャケットは、着用することで体温で温められた空気をダウンに溜め込む特徴があります。
自分のサイズに合っていない大きすぎるサイズを選んでしまうと、ダウンジャケットと身体の間に冷たい空気が入り込んでしまい、保温の効果を発揮できなくなってしまいます。

また、見た目のシルエットにも気を遣いましょう。
着丈は短か過ぎないモノを、また、シルエットは薄手のものがタウンユースとしてはオススメです。

特に冬は寒いため重ね着をする人も多く、普段アウターは大きめサイズを選ぶという人も多いでしょう。しかし、保温性の高いダウンジャケットの場合には、インナーに着る洋服は最小限で抑えることが大切です。

場合によっては、着膨れしてしまい全体のバランスも崩れてしまいます。購入を検討している場合には、できる限り試着をし、重ね着しなくてもいいサイズのものを選ぶようにしましょう。

コートに合わせるスーツコーディネート

コートとスーツのカラーや生地などについてはどのようなものが良いと思われるでしょうか。

良質なコートに合わせるスーツは雰囲気や魅せたいポイントについてなど、こだわりを持たせることでより豊かな印象をあたえることが出来ます。

ブラックのコートはどのスーツも相性抜群

ブラックのコートは人を選ばず、大抵のスーツに合わせることができるため、まずは自分が持っているスーツにコートを合わせてみることをおすすめします。

万が一合わないようであれば、色味が原因ではなく、コートのサイズ感や丈感が合っておらず違和感を感じてしまうのかもしれません。

この場合は、コートのサイズを見直して、しっくり合う大きさを見つけましょう。基本的にどのカラーのスーツも合わせることができるので、シチュエーションを選ばずシックで大人の雰囲気を出したい場合にはおすすめです。

知的に見えるグレーのコート

ダークグレーのコートは、コートの色味に合わせた色の濃さのスーツを選ぶことで、総合的にマッチしたコーディネートを演出できます。

また、ネクタイやシャツなどもシックなカラーでまとめたいため、シャツはホワイトや薄めのグレーなど、ネクタイも落ち着いたネイビーや白に近いグレーなどがオススメです。

人気のネイビーカラーコートで統一感を出す

ネイビーのコートの場合は、同じ濃度のネイビーカラーのスーツを合わせることで、統一感が出るのでオススメです。

ライトグレーなどを合わせることも出来ますが、セットアップの中で、ジャケットはネイビー、スラックスをライトグレーなどにすると、上下のトーンを調節できるのでビジネスカジュアルに適応したコーディネートが完成します。

ワイシャツはホワイトかライトブルーにして、ネクタイはワインレッド、ボルドーなどを着用することでワンポイントのお洒落感と、引き締まりが出るので人気のコーディネートとなります。

キャメルのコートには落ち着いたブラックやグレー

キャメルのコートはカジュアル感が強いですが、着る人によっては大人の演出に繋がり、ビジネスシーンにも適したコートのカラーとなるため少し上級のチョイスとなります。

中に合わせるスーツカラーとしては、キャメルの色味を最大限に活かすために、暗めのブラックやグレーのスーツを合わせることが良いでしょう。ワイシャツとネクタイも落ち着きのある色を選べば、キャメルカラーをベースにした仕上がりにすることが出来ます。

このコーディネートを行う際は、どうしてもキャメルカラーのコートに目が行ってしまうため、上質な生地感や光沢感などを魅せることが出来ないと、少しチープな印象になってしまいます。この点はスーツ専門店などで相談してみることが最適です。

オーダースーツ専門店「オーダースーツSADA」とは?

秋冬のスーツに気に入ったコートを合わせるにしても、中に着るスーツが自分の体型に合っていないのでは、その上に着るコートもスタイリッシュに着こなすことができません。 とはいえ、既製服でなかなか全身のサイズにぴったりフィットするものがないと悩んでいる人もいるのではないでしょうか。

学生時代にやっていたスポーツで、肩や胸板がやたら分厚くなったり、右腕だけに筋肉が発達したり、太ももだけが太いためパンツはウエストがゆるゆるになってしまったり、という悩みを抱えている人もいるようです。

 既製服では太いところに合わせて大きめサイズのものを選ぶようになるため、どうしても体全体にフィットさせることは難しいでしょう。

オーダースーツ専門店「オーダースーツSADA」では、創業100年近いの歴史を誇り、高い技術力をもって「価値観・ライフスタイルの多様化した世の中に、喜びと満足をご提供する。」を経営理念として掲げ、お客さま一人ひとりのご要望に合わせたオーダースーツの提供に努めています。

極上のスーツを特別価格で提供!

初回お試しとして、「オーダースーツSADA」では、メンズ&レディースオーダースーツをシングル上下1着19,800円(税込み21,780円)より承っております。
(※2023年8月18日時点での価格です。価格は予告なく変更になる場合があります)

シングル上下1着に

  • 生地代、加工代、ネーム代込
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また、初回お試し限定で2着目以降同時購入で2着目以降も特別価格が適応されますので、始めての方は是非オトクなこの機会にご利用下さい!(2023年8月18日現在)

お手頃価格でオーダースーツをお仕立てできる秘密

初回のみでなく、リピートいただくお客様にもお手頃価格でオーダースーツを着用いただくために、「オーダースーツSADA」だからできる取り組みを行っております。

工場直販 生地の仕入れから縫製まで自社グループ内で行えるようになっているため、ワンストップでの直販が可能

スケールメリット 国内で年間14万着のオーダースーツを製造している他、海外縫製オーダースーツ専門向上としては最大規模を誇っており物流費の極小化によるスケールメリットを活かした価格を実現しています。

機械化・自動化を進めたオーダースーツ縫製の技術 CAD(自動設計システム)とCAM(自動裁断機)を活用し、製造の自動化・機械化・分業化を究極まで進めた工程でオーダースーツを製造。自動化により、一点もののオーダースーツの大量生産が可能となり、コスト減を実現。

長年のノウハウを活かし、お客様の悩みを解決

「オーダースーツSADA」では、お客様がお持ちのスーツに関するお悩みを、相談しながら解消させていただいております。

「チェスターコートと合わせたスーツのコーディネートについて相談したい」

「コートの色合いに合わせたスーツづくりをしたい」

「冬場のコート選びについて、自分の雰囲気に合わせた提案をして欲しい」

など、悩みに寄り添いながらオーダースーツを作っていきます。

また、オーダーシャツを作ることもできるため、スーツコーデ全体の印象の幅をより豊かにさせることが可能です。

冬の相棒のコート選びから、細部に渡るこだわりを魅せるワイシャツなど、あなた自身の魅力を最大限に際立たせるスーツと合わせたアイテム選びについても、親身に寄り添い、最高の提案をさせていただきます。

今回は、スーツに合わせるコートについて解説しました。着用シーンによってはスーツに合わせるべきでないコートもあるので、その点は注意しましょう。フォーマルな場面にカジュアルな印象のコートを着用するのは失礼になってしまう可能性があります。そのため目的に応じ、何種類かコートを持っておくとより安心です。ビジネスシーンでは、色は「ネイビー」「ブラック」「ベージュ」の3種類から選びましょう。淡い色ほど若さを際立たせるので、年齢によって濃度を調節するのが良いですね。フォーマルでの使い回しも想定するなら「チャコールグレー」「ダークネイビー」などの濃色チェスターコートを持っておけば安心です。コートは試着しながら、ベストな色合いを見つけていきましょう。無理なくスムーズに着脱できるか、しわが寄る部分がないか、などもチェックポイントです。スーツスタイルのコート選びは奥が深く、気に入ったデザインのものでも、実際に着用するシーンに不向きでほとんど着る機会がない、ということにもなりかねません。着丈などの細かなバランスも、自分では分からないものです。そんなときは、スーツのスペシャリストが揃う、オーダースーツSADAへぜひご相談ください。

南伊勢 昭一