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ネクタイピンの正しい位置とは?ネクタイピンの付け方について解説!

みなさんは普段、「ネクタイピン」つけていますか?ネクタイピンはビジネスシーンでもフォーマルなシーンでも幅広く活用できる、実用性とオシャレを兼ねたアイテムです。1850年ごろに「結び下げ式」という、現在のネクタイの原型となるスタイルが誕生しました。その頃は針でネクタイを留める「タイタック」や「タイピン」が主流だったのですが、1920年ごろ、ほぼ現在のネクタイの形状である「フォア・イン・ハンド」が登場し、以降はネクタイを留めるのにネクタイピンが使われるようになりました。ネクタイがブラブラするのを防ぎ、ジャケットやベストを着ていない状態でもカッコよく見せる効果があります。食事や手洗いの際になど前かがみになるシーンで、ネクタイが邪魔にならないようにする効果も。色柄の種類もさまざまなので、ビジネスコーデのちょっとしたアクセントとして使ったり、フォーマルな結婚式などのシーンでより華やかに演出したり、といった使い方ができますね。さて今回は、そんなネクタイピンの「種類」「正しいつけ方」「結婚式やパーティーでの選び方」について、スーツコーデのプロ集団「オーダースーツSADA」の現役スタッフが解説します。

スーツを着たまま身につけられるアイテムは少ない中で、ビジネスシーンでも着用できる貴重な小物の一つが「ネクタイピン」です。

スーツのネクタイに使用するネクタイピンは、実用面でもメンズファッション面でも使えます。

ただしネクタイピンはつける位置を間違えると、コーディネートが台無しになってしまうので注意が必要です。

そこでこの記事では、ネクタイピンをつける正しい位置について解説していきます。

お洒落に見せるためのフォーマルな場でのネクタイピンのつけ方についても解説するので、ぜひ参考にしてください。

知っておこう!ネクタイピンをつける理由

まずはネクタイピンをつける理由について、以下の2点に分けて解説していきます。

  • 実用面
  • ファッション面

それでは見ていきましょう。

実用面

ネクタイにネクタイピンをつける最大の理由は、ネクタイがブラブラするのを防止するためです。

ジャケットやベストを着用していない状態だと、ネクタイがブラブラしてだらしなく見えてしまいます。

それを防ぐのが、ネクタイピンであり、ジャケットを脱いでシャツしか着ていない場合は、ネクタイピンをつけるのがマナーです。

食事や手洗いなど、スーツを着用時に前屈みになったり、しゃがむときに、ネクタイが邪魔にならないよう固定してくれます。

ジャケットやベストを着用している際はあまり動かないネクタイですが、シャツだけの場合はネクタイが動いてしまうので、ネクタイピンで固定するようにしましょう。

ファッション面

ネクタイのブラブラ防止が主な用途のネクタイピンですが、メンズファッションとしての役割もあります。

ネクタイピンはネクタイの身だしなみを整える、スーツの数少ないアクセサリーの1つです。

主張しすぎない色と形の「タイクリップ」や「タイバー」であれば、ビジネスシーンでも着用できます。

フォーマルな場では華やかさをプラスでき、自分の個性をアピールしたり、遊び心をプラスできる小物になります。

また、ネクタイピンはネクタイの立体感をアップ・キープする役割も持てるアイテムです。

ネクタイピンでしっかりとネクタイを支えると、立体感でスーツの華やかさを1段階上げられます。

しっかりとネクタイを固定することで、相手に誠実なイメージを与えることもできるでしょう。

実用面ではネクタイがブラブラしてだらしなく見えないよう固定するアイテムのネクタイピンですが、バッグや靴などと並んでスーツの数少ないファッションアイテムとしても重要なのです。

意外と知らない?ネクタイピンの歴史

ネクタイピンはネクタイの移り変わりと共に生まれたアイテムです。

本項では、ネクタイピンの歴史を解説していきます。

ネクタイピンの誕生・普及

1850年ごろに現在のような「結び下げ式ネクタイ」が誕生しました。

前に垂らすネクタイがスーツスタイルの邪魔にならないようネクタイピンが生まれ、ネクタイと共に使用されるようになります。

この頃は現在の主流のタイクリップやタイバーではなく、ネクタイを針で止める「タイタック」や「タイピン」が使用されました。

そして1920年ごろになるとネクタイに大剣・小剣がある「フォア・イン・ハンド」が普及します。

大剣・小剣を固定するために、現在最も普及しているタイクリップが登場しました。

フォア・イン・ハンドが台頭していく中で、ネクタイピンも現在のような形になっていったのです。

日本でのネクタイピン

日本では19世紀半ばにネクタイが伝わりました。

洋式文化が取り入れられた明治時代初期ではまだスーツは普及せず、日本では大正時代になってスーツと共にネクタイが使われだします。

このときの日本でのネクタイはボウタイ(蝶ネクタイ)タイプが主流です。

ボウタイが主流だったため、20世紀前半までの日本ではネクタイピンは普及しませんでした。

戦後にようやくスタイルの多様化により現在のスタンダードなネクタイが出始め、ネクタイピンも使われ始めます。

日本でネクタイピンが普及し始めたのはそこまで昔の話ではないのです。

ネクタイピンの種類

現在のネクタイピンは「タイクリップ」と「タイバー」が主流です。

他にもネクタイピンは以下のような種類があります。

  • スティックピン
  • タイタックピン
  • タイチェーン

一つずつ見ていきましょう。

タイクリップ

最も普及しているネクタイピンであり、ビジネスシーンでも使いやすいタイプです。

2つの金属棒を蝶番で繋ぎ、バネの力でネクタイを挟みます。

挟む力は強く、厚手のネクタイにも問題なく使用できるのが特徴。

しっかりとネクタイを固定できるので、商談やプレゼンなど大事なシーンでもネクタイの落下を気にせず、安心して着用できます。

難点はタイバーと比べると大きいことで、スマートな印象ではタイバーには劣ります。

タイクリップは、ビジネスシーンでもフォーマルなシーンでも浮くことなく着用できる便利なアイテムです。

タイバー

バネを使わずに金属の力だけでネクタイを挟み込むタイプは「タイバー」と呼ばれます。

タイクリップに次いで普及しているネクタイピンで、見た目がシャープなのでシンプルな着こなしがしたいときに有効です。

その反面、挟む力がタイクリップより小さいので特に厚手のネクタイを固定するのは難しいというデメリットがあります。

シンプルなコーデで汎用性が高いタイバーですが、外れやすい点には注意しましょう。

スティックピン

細長い針でネクタイを固定するタイプのネクタイピンです。

留め具に装飾がされているのでビジネスシーンでは向いていませんが、フォーマルなシーンでは華やかさをアップしてくれます。

針状になっているので、取り扱いには注意が必要です。

タイタックピン

針と留め具を使ってシャツとネクタイを固定します。

ネクタイを薄く結んだだけでは綺麗な形にならなかった時代によく使用されました。

現在でもフォーマルな場で使われることがあります。

タイチェーン

ネクタイにチェーンのような金具を引っ掛けて固定するタイプです。

華やかさを上げるアイテムとして、昭和の中頃に流行しました。

扱いに気をつけないと落下してしまいますが、スーツを上品な印象にしてくれるネクタイピンです。

ネクタイピンの正しい位置をシーン別に解説!

次に、ネクタイピンはどの位置につけるのがいいのか解説していきます。

以下のようなシーンでの正しい位置を見ていきましょう。

  • ジャケットを着ている場合・・・第3ボタンから第4ボタンの間
  • ジャケットを脱いでシャツしか着ていない場合・・・第4ボタンから第5ボタンの間
  • ジレ(ベスト)を着ている場合・・・ネクタイピンは使わない

詳しく解説します。

ジャケットを着ている場合

ジャケットを着ているときは、「ジャケットの第1ボタンの少し上の位置」にネクタイピンをつけるのが最適です。

ワイシャツから見ると「第3ボタンから第4ボタン」の間にあたります。

なぜこの位置なのかというと、ジャケットを着用している際はネクタイはある程度固定されているので、ネクタイの固定よりもネクタイの立体感を保つ「ファッション性」が重視されるためです。

ジャケットから少し見える位置にネクタイピンをつけることで、さりげないお洒落感と上品さを印象付けられます。

ビジネスシーンで邪魔になることもないので、ビジネスで使える貴重なファッションアイテムとしてネクタイピンを検討してみましょう。

ジャケットを脱いでシャツしか着ていない場合

ジャケットを着用せずシャツしか着ていない場合、ネクタイピンは「第4ボタンから第5ボタンの間」がベストです。

ジャケットを着用した際のネクタイピンより位置は下がります。

シャツしか着ていない場合、ネクタイを固定するものがないので、ネクタイをブラブラさせないための「実用性」を重視したネクタイピンのチョイスが必要です。

しっかりとネクタイを固定できるネクタイピンを選びましょう。

ジャケットを着ていないときはネクタイのブラブラ防止のために、ネクタイピンをつけるのがマナーです。

ジレ(ベスト)を着ている場合

ジレ(ベスト)の着用時は、ネクタイピンは使いません。

ネクタイがジレ(ベスト)で固定されるため、ネクタイピンをつける必要がないためです。

ファッション面から見ても、ジレ(ベスト)を着たときのネクタイは露出する部分が少なく、そこにネクタイピンを入れても窮屈な印象になります。

ネクタイピンをつけるときはジレ(ベスト)を脱ぎましょう。

結婚式やパーティはネクタイピンをつけてお洒落に決める!

結婚式やパーティシーンでは、華やかなネクタイピンをつけてお洒落に決めるのがおすすめです。

ビジネスの場では堅い雰囲気でできない個性のあるデザインや、遊び心をプラスすれば、一味違う着こなしができます。

ここでは、結婚式やパーティでおすすめのネクタイピンについてと、注意すべき点について解説します。

結婚式やパーティでおすすめのネクタイピン

結婚式やパーティなどのフォーマルな場では、ネクタイピンをビジネスシーンより少し高めの位置につけ、華やかさをアップさせた方が場の雰囲気に合います。

具体的にはビジネスシーンでは第3ボタンから第4ボタンの間だったところを、フォーマルな場ではワイシャツの第3ボタンの直下あたりにつけると良いでしょう。

おおよそ胸ポケットの上あたりにつける型となり、スタイルが良く見える効果が期待できます。

ネクタイピンのデザインについては、ビジネスシーンと比べると選択肢が大幅に広がります。

柄ありのものやブランドもの、個性的な形をしたものを選ぶのも良いでしょう。

ネクタイピンで個性を出す場合は、スーツやネクタイは無難な無地のスーツやネクタイと合わせると、バランスの良いコーディネートになります。

せっかくの個性を発揮できる場なので、自分の色を出したデザインを選ぶのがおすすめです。

結婚式やパーティでネクタイ・ネクタイピンをつけるときの注意点

ビジネスシーンほどではありませんが、結婚式やパーティでもマナーがあるので、理解しておきましょう。

結婚式のネクタイはビジネスで使用するベーシックなものでも構いませんが、ボウタイ(蝶ネクタイ)も人気のある種類です。

ただしボウタイは夜の正装であるタキシードと合わせて使うのがマナーなので、夜につけるネクタイであることは覚えておきましょう。

ボウタイの色は黒がベターですが、その場合はスーツの色は黒を避けるなど、結婚式にはそぐわない黒一色にならないよう工夫するのがおすすめです。

ボウタイはとくに挨拶や乾杯のスピーチ、司会・受付など多数の注目を集める場で似合うネクタイと言えます。

大勢の前で喋るときや丁寧に人と接する場合はボウタイでビシッと決めるのが良いでしょう。

また、結婚式やパーティでは華やかなネクタイピンが似合いますが、派手すぎるものは場の雰囲気に合わない可能性もあります。

結婚式の新郎やパーティの主賓より目立つと空気が読めないと思われるので、状況によっては派手すぎないシルバーの色を選ぶなど、TPOによってネクタイピンを選ぶようにしましょう。

オーダースーツ専門店「オーダースーツSADA」とは?

ここまでネクタイピンについて解説をしてきました。

スーツのコーディネイトにはネクタイピンを使いこなすことも大切ですが、まずネクタイに合う上質なスーツが必要です。

自分にピッタリと合ったスーツとネクタイを着こなし、それを引き立てるネクタイピンを使いこなせば、周囲と差をつけられます。

自分に合ったスーツを選ぶ際は、「オーダースーツ」がおすすめです。

オーダースーツは自分の好みのデザインを1から作れるので、この世にただ1つだけの自分にあったサイズ・デザインのスーツを着用できます。

しかしオーダースーツは1から作成し、細かな調整が必要な分、価格も既成のスーツより高くなるのが難点です。

「オーダースーツSADA」であれば、初回お試し19,800円(税込21,780円)からという超低価格でオーダースーツを作れます。

マシーンメイドでの最新技術の本格フルオーダーで、オーダースーツを作成できるのが低価格・高品質の理由です。

初めてのオーダースーツ選びで失敗したくない方も、「全額返金保証サービス(※利用条件あり)」があるので、もし気に入らない場合でもお金は返ってくるので心配はありません。

オーダースーツが初めての人でも安心のサービスが充実しているので、自分に合ったスーツが格安で手に入ります。

オーダースーツSADAの特徴は以下の通りです。

  • 自分に最も合った生地を豊富な種類から選択可能
  • 1か月以内の寸法調整が無料
  • 細かなディティールなら無料で選択可能(ボタンの種類、襟の形、裏地の色柄、ポケットの仕様など)
  • 生地選びから商品の完成後のアフターサービスまで充実のサポート
  • 全額返金保証サービス(※利用条件あり)

この機会にオーダースーツを試して、自分だけのスーツを手に入れましょう!

ネクタイピンを活用してお洒落を演出

今回は、ネクタイピンをつける正しい位置や、フォーマルな場でのネクタイピンのおすすめポイントについて解説しました。

ビジネスシーンで利用できるネクタイピンは、様々な場面でお洒落感を足してくれる便利なアイテムです。

フォーマルな場では、ビジネスシーンよりも華やかなものを選ぶことで、一味違う高級感や個性を演出できます。

ネクタイピンはつける位置をきちんとしていれば扱いやすい小物なので、ビジネスシーン・フォーマルシーンなど幅広い場所でぜひ活用してみてください!

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いろいろと制約が多いスーツスタイルではありますが、ネクタイピンは男性が身に付けられる数少ないおしゃれアイテムの一つです。ここでは、ネクタイピンを使ったことがないという人やネクタイピンのことについてもっと知りたい方向けに、ネクタイピンの種類や上手な選び方、きれいな付け方などについてご紹介します。

日本では戦後にスタンダードなネクタイが普及し始めてから、ネクタイピンが使われるようになりました。ネクタイピンには主に5つの種類があります。1つ目はもっとも普及している、ビジネスでも使いやすい「タイクリップ」。2つ目はバネがなく、シャープな見た目の「タイバー」。3つ目は針でネクタイを固定する「スティックピン」。4つ目は針と留め具でネクタイを固定する「タイタックピン」。最後はチェーンのような金具で固定する「タイチェーン」です。ビジネスではタイクリップやタイバーが主に使われ、結婚式などでは特に成約はありません。ジャケットを着ている時は第一ボタンの少し上、シャツだけの時は第4ボタンと第5ボタンの間につけるのが基本です。また、ベストを着ている時は付けません。結婚式などフォーマルな場に限っては、ワイシャツの第3、第4ボタンの間に付けて少し目立つようにすると良いです。個性的な色柄を選んでも良いですが、派手すぎないように注意してください。結婚式では特に、「新郎新婦より目立たないコーデ」は鉄則なので覚えておきましょう。シーンごとに選ぶべき種類と正しい付け方をマスターして、よりオシャレなコーデを実現してくださいね!