メンズスーツ・小物系アイテムの着こなし術 オーダースーツも含めたおすすめコーデ集のアイキャッチ画像
メンズスーツ・小物系アイテムの着こなし術 オーダースーツも含めたおすすめコーデ集のアイキャッチ画像

メンズスーツ・小物系アイテムの着こなし術 オーダースーツも含めたおすすめコーデ集

自分なりにスーツコーディネートをしてみたけれども何故か決まらない、という悩みを持っている人もいるのではないでしょうか。
この記事ではビジネスシーンでの小物選びのポイントやオーダースーツについて紹介いたします。

自分に似合うスーツの選び方

デザインや小物も大切ですが、何よりもスタイリッシュに見せるのは自分にピッタリのサイズのスーツを着用することです。
一番はフルオーダーメイドのスーツを着用することですが、既製品のスーツを購入したいという方は、購入時に店員に測ってもらうか、事前に自分で下記九か所の長さを測りましょう。

シャツやジャケットのサイズを合わせるための測り方

首周り・裄丈(ゆきたけ)・着丈・肩幅・袖丈・胸囲・胴囲・二の腕・手首

の合計九か所が、特にシャツのサイズを合わせるときに必要となります。
ズボンの場合は股上と股下を見ますが、この記事では省略致します。

裄丈

襟の背中側にあるタグ中央から袖口までの長さのことです。

着丈

襟の一番高いところから裾までの直線距離のことです。

胸囲

脇の下のところを一周させた長さのことです。左脇から右脇までの直線距離のことを身幅(みはば)と言いますが、それをちょうど二倍した値が胸囲になります。
バストというと女性の、チェストというと男性の胸囲という意味です。

胴囲

お腹周りの一番細い部分を一周した長さです。似たような言葉で、ウエストは胴囲と同じ意味になりますが、腹囲はお腹の一番太いところの長さで、おへその辺りを一周した長さとなります。

もしも、シャツなどにこれらの長さが記載されていないときには、JIS規格(日本産業規格)の表記がタグに無いか確認してみましょう。
JIS規格ではサイズが体型区分と身長区分に分けて表されています。ちなみに、このサイズはヌード寸法で実際の体のサイズを表しています。服自体のサイズでは無いので注意しましょう。

体型区分

成人男性の体型区分は10種類に分類され、J体型が一番細身、E体型が一番太めという順に表示されています。

J体型

胸囲ー胴囲=20cmの人

JY体型

胸囲ー胴囲=18cmの人

Y体型

胸囲ー胴囲=16cmの人

YA体型

胸囲ー胴囲=14cm の人

A体型

胸囲ー胴囲=12cm の人

AB体型

胸囲ー胴囲=10cm の人

B体型

胸囲ー胴囲=8cm の人

BB体型

胸囲ー胴囲=6cm の人

BE体型

胸囲ー胴囲=4cm の人

E体型

胸囲ー胴囲=0cmの人

身長区分

こちらは2号が一番低く、9号が一番高いという順で表されています。
2号=155cm 3号=160cm 4号=165cm 5号=170cm 6号=175cm 7号=180cm 
8号=185cm 9号=190cm

実際のタグでは「100BB5」のように表され、胸囲100・BB体型・5号(170cm)というように表記されます。

パンツの裾の合わせ方・靴のおすすめ

パンツの裾の長さは基本、靴のヒール部分から上に3・4cmくらいのところで合わせると良いです。
パンツのたるみのことをクッションと言いますが、クッションには3種類の呼び方があります。

ワンクッション

深く裾が途中で内側に折れてしまった状態をいいます。

ハーフクッション

ワンクッションよりも浅い状態のものをいいます。

ノークッション

まったく折れ曲がらず上から下まですとんとまっすぐな状態を言います。

太いパンツならば長めの裾丈、細いパンツは短めの裾丈が理想ですが、最近は細身のシルエットのものが多くなってきているので、たるみが全くない裾丈が無難です。

自分の体のサイズを正しく知り、ぴったりな大きさのスーツを見つけてから柄や小物などのデザインを選びましょう。

メンズスーツの着こなしポイント

ビジネス用スーツではなるべく落ち着いた色合いのブラック・ネイビー・グレーで、無地の物がおすすめです。

柄が有るものでは、ピンストライプという小さな丸が集まってできたストライプ柄が、最も落ち着いた柄でビジネス用でも着用出来ます。
幅が広いとカジュアルに見えてしまうため、幅が1cm以下のピンストライプが良いでしょう。

さらに、スーツのジャケットにはシングルスーツ・ダブルスーツというフロントボタンの数による分け方、ツーピース・スリーピースというスーツのセットの種類による分け方があります。

シングルスーツ・ダブルスーツ

シングルスーツとは縦一列にボタンが並んでいるタイプのことで、ダブルスーツとは縦二列にボタンが並んでいるタイプのことです。
ダブルスーツは合計6つボタンがあるタイプの方が主流で、合計4つボタンがあるタイプのものは数が少なくなります。

シングルスーツが基本のスタイルで、合計2つのボタンタイプのシングルスーツがビジネスシーンでは無難でしょう。
1つボタンは結婚式用に、ダブルスーツは役職についている30・40代の方など、貫録を出したい人におすすめです。

ツーピース・スリーピース

ツーピースとはジャケットとパンツという定番スタイルのセットのことで、新入社員の方やスーツに慣れていない人は、ツーピースが悪目立ちせず無難で良いでしょう。
スリーピースとはジャケット・パンツ・ジレがすべて同じ生地でセットの着こなしをいいます。

もともとはスリーピースが一般的でフォーマルなものだったのですが、段々とツーピースが定番のセットとなってきました。
スリーピースは就職活動で偉そうな印象を与えてしまったり、お葬式で親族よりも格式が高くなってしまったりするため、そのようなシーンでは着用しない方が良いでしょう。
大人のおしゃれで他の人とかぶらないものを着用したい人、防寒対策をしたい人にはスリーピースがぴったりです。

メンズスーツにおすすめの小物系アイテム

メンズスーツ用の小物の中でも、チーフとネクタイについて紹介いたします。

チーフ

ビジネスシーンにチーフは着用可能なのか疑問に思う方も居ると思いますが、結論として白のチーフのみ、TVフォールドという形を少しだけのぞかせるスタイルなら可能なようです。
しかし、就職活動中の方や新入社員の方は避けたほうが良いでしょう。

主に結婚式やパーティーなどのフォーマルシーンで着用するチーフですが、チーフには5種類の畳み方があります。

TVフォールド

真四角に折り少しだけのぞかせるスタイルです。TVのニュースキャスターが好んでこの折り方を使ったためこの名前がついたようです。

トライアングラー

パーティー・カジュアルシーンにおすすめの三角形の頭の部分をのぞかせる折り方です。
ビジネスシーンにも可能とされることもあるようです。

スリーピークス

主に礼服で使われる華やかな印象の折り方で、結婚式などに使用します。
3つの三角形の頭をのぞかせるスタイルです。

パフ

スリーピークスよりもカジュアル度が強い、パーティーなどに使う折り方です。
ふんわりとした膨らみをのぞかせる、華やかな印象のスタイルです。

クラッシュ

一番カジュアルな折り方です。
パフを逆さにしたようなクシャっとしたスタイルで、カジュアルシーン・パーティーシーンにおすすめです。

ネクタイ

ネクタイの長さはベルトにかかるくらいで、幅はスーツジャケットのラペル(襟)幅に合わせるとスタイリッシュに見えます。
ネクタイの一番太い部分とジャケットの襟の一番太いところを合わせると良いでしょう。
色は紺かグレー、無地のものがビジネスシーンでは無難ですよ。

クールに決めるメンズスーツのコーデ集

スーツのジャケットには、ベントという背中側の中央やサイドにある切れ込みの種類により、3種類に分けることができます。

センターベント

背骨に添うように一本切れ込みが入っているものです。
ビジネスシーンで良く着用されている定番のスタイルとなります。

サイドベンツ

側面に二本切れ込みがあり、クラシックなスタイルのスーツに良く見られ、30代以上の役職についている人などにおすすめのベンツとなります。
着脱がしやすいのが特徴です。

ノーベント

切れ込みが全くないタイプで、格式が高いスタイルとなります。
冠婚葬祭などのフォーマルシーンにおすすめのベンツです。

オーダースーツでもう1段階おしゃれになろう

既製品で自分にぴったりのスーツを見つけるのは難しいので、オーダーメイドスーツに挑戦してみたいという方もいるかと思います。
そこで、ここではスーツの印象を大きく左右させる生地の選び方について紹介しますね。

裏地の種類

まずは裏地から紹介します。
裏地のつけ方には大きく分けて3種類のやり方があり、どれを選ぶかでスーツの用途や着心地が大きく変わる大切なポイントです。

総裏

もっとも一般的な方法で、ジャケットの裏面全てに裏地をつけるやり方です。
着脱のしやすさや快適性が上がるという特徴があります。

背抜き

夏のスーツに多い方法で、背中の部分の裏地のみありません。
通気性が高く、重さが軽くなるという特徴があります。

半裏

背抜きよりもさらに布地が無くなり、脇の下の所から裾にかけての裏地も無くしてしまったものです。
前身頃の一部と肩の部分の裏地のみ残っていて、背抜きよりもさらに軽く、涼しくなっており、表の生地も薄く涼しいものであることが多いです。
その代わりにスーツの形が崩れやすくなってしまうので注意しましょう。

裏地の素材

裏地の素材としてはポリエステル・シルク・レーヨン・キュプラが主に使われます。

ポリエステル

合成繊維であるポリエステルは安くお手入れがし易いのが特徴ですが通気性が悪く、夏スーツで総裏のものを着用するときに、素材がポリエステルだとかなり暑くなってしまいます。
キュプラやレーヨンならば総裏でも快適に着用できますよ。

レーヨン・キュプラ

レーヨン・キュプラは再生繊維と言い、天然繊維を加工して作ったもので、天然繊維の快適性と合成繊維の加工のしやすさという両方の良いとこどりの繊維となります。

シルク

天然繊維であるシルクは高級感に溢れ、肌ざわりが良いという特徴がありますが、繊細で耐久性が低いという欠点もあります。

ミルとマーチャント

ここまで裏地の素材や裏地をつける時の種類について紹介しましたが、ここからは生地ブランドについて紹介いたします。
生地ブランドの分け方としては2種類、ミルとマーチャントというものがあります。

ミル

ミルは別名で織物工場と言われており、生地のデザインから生産までを一貫して自社工場で行う形態のことを言います。

ミルとマーチャントの線引きは一定でなく、自社の苦手とする素材は他社に委託したりと、どこまで自社工場で生産するかは工場により違います。
自社工場で一貫して作成されているため、マーチャントに比べ値段が安いという特徴があります。

また、生地の質ではミルのほうがマーチャントよりも上で、デザイン性では独自性や色のバリエーションでマーチャントのほうがミルよりも上です。

ミルの代表的生地ブランドとしては、
ロロ・ピアーナ(イタリア)・フォックス・ブラザーズ(イギリス)・テイラー&ロッヂ(イギリス)・葛利毛織工業(日本)・ハリスツイード(スコットランド)・カノニコ(イタリア)
といったものが挙げられます。

マーチャント

マーチャントは別名で毛織物商社と言われており、生地のデザインを自社工場でなく、外部の工場に発注して流通させる形態のことをいいます。

色や生地の質感に応じた工場を選べるというところや、独自にデザイナーを抱えていることが多く色や柄が個性的で、独自性のあるものになりやすいという特徴があります。

値段は委託で手数料がかかってしまうため、ミルよりも2割から5割程度高い傾向にあります。

マーチャントの代表的生地ブランドとしては、
ドラッパーズ(イタリア)・スキャバル(ベルギー)・ドーメル(フランス)・イネスチェンバース(スコットランド)・H.レッサー&サンズ(イギリス)・ハリソンズ オブ エジンバラ(スコットランド)
といったものが挙げられます。

どの生地を選ぶにしても、光沢が程よくあるか、柔らかさがあるか、布を握った後にしわが直ぐに伸びるかを良く見ておくのをおすすめします。

オーダースーツ専門店「オーダースーツSADA」とは?

オーダースーツSADAのおすすめポイント

・本格フルオーダーのスーツを圧倒的な低価格で提供

・初回お試し価格で(税込)21,780円~ ※2022年9月20日時点の価格です。価格は変更になることがあります。

・全身20箇所以上の丁寧なサイズ採寸

・専門スタッフがトレンドからスーツマナーまでご案内

・色・柄・ブランド、100種類以上の選べる豊富な生地素材

オーダースーツを初めて作るような方、特殊な体形で既製品のスーツでお悩みがある方などどんな方でもご満足いただけるようにスタッフが生地選びから完全サポート!

丁寧なサイズ採寸で一人一人に合わせたパターンを作成し、最先端のマシーンメイドで本格フルオーダーを実現しています。
オーダーならではの動きやすさ、シルエットの美しさを実感していただけるのはオーダースーツSADAの魅力。

ジャケットからジレ、パンツまで自分にぴったりのサイズで、デザインも自分好みにカスタマイズできるオーダーメイドスーツを1着作ってみるのはいかがでしょうか。

ぜひ、お気軽にご相談、ご来店ご予約をお待ちしております。