スーツのズボン専用ハンガー!特徴や使い方まとめ
スーツを着用する機会が多い方にとって、シワは悩みの種でもあります。知らないうちにシワがついてしまっていたということも珍しくありません。
自宅で保管する際に、めんどくさいという理由で脱ぎっぱなしにしていたり、安物のハンガーに掛けてはいませんか?
スーツを保管する際にはしっかりとしたハンガーを使用することが大切です。特にズボンは、車の運転や電車通勤、オフィス仕事など、座った際に知らず知らずのうちにシワが付いてしまう場所でもあります。
この記事では、ズボン用のハンガーでシワがつかないような対策を紹介していきます。
ズボン用のハンガーがあるなんて知らなかったという方やズボンをジャケットのハンガーと一緒に保管してしまっているという方は参考にしてください。
スーツに使えるズボン用ハンガーの特徴とは?
ズボン専用ハンガーとは、ズボンをきれいに保管するために作られたズボン専用のハンガーです。その形状には、いくつか種類があり、代表的なものを挙げると
- クリップで吊るすタイプ
- バーに掛けるタイプ
- 連装タイプ
- 幅広タイプ
などが挙げられます。
「クリップで吊るすタイプ」は、服を傷つけることがないようにクリップにスポンジやラバーが使われ、跡が付きにくい仕様になっているのが特徴です。
「バータイプ」は、ズボンをかけるタイプですが、バーには滑り止めが付いていて落ちにくい工夫がされています。また、バーにかけた際に折りジワがつきにくいように、バーが太めに設定されているハンガーが多いです。
「連装タイプ」は、ひとつのハンガーに複数枚のズボンを吊るすことができ、ものによっては、3枚〜4枚のズボンを吊るすことができます。クローゼットや収納スペースが限られている場合には、収納スペースの節約になるのでおすすめです。
「幅広タイプ」のハンガーは、スカート用としても使うことができます。セットで購入した場合、家族で一緒に使うこともできるのでとても便利です。年に数回程度しか使うことがない礼服などは、幅広タイプの連装ハンガーを利用して、家族分をまとめて収納することもできます。
一般的なハンガーだとNGな理由
「スーツのズボンに専用のハンガーなんて必要?」
そう思うビジネスマンも多いのではないでしょうか。仕事や大事な場面で使うスーツだからこそ、きちんと保管をしていつもきれいな状態を保ちたいものです。
一般的なハンガーを使用すると、ズボンをきれいに保てない場合が多くなります。一般的なハンガーでスーツを保管すると、シワになりやすく、型くずれを起こす可能性が高いです。
また、一般的なハンガーを使用するとずり落ちてしまうこともあります。そうすると、スーツのズボンはシワだらけになってしまうでしょう。
スーツのシワが一度ついてしまうと元に戻すことが大変になるため、付かないに越したことはありません。何より清潔感が損なわれてしまうため、シワの付かないようにしっかりと対策することが大切です。
ボトムスハンガーの種類
スラックスハンガー(ボトムスハンガー)には、以下の3つのタイプがあります。
- クリップタイプ
- バータイプ
- 連装タイプ
それぞれのハンガーは、形が違います。形によって、収納性に優れていたり、機能性に優れていたりします。
しかし、収納性には優れていないハンガーもあります。
そのため、自分にあったボトムスハンガーを選ぶには、3つのタイプのハンガーの特徴をおさえるのが大切です。それぞれのハンガーの特徴を紹介します。
クリップタイプ
クリップタイプとは、ボトムスをクリップで挟んで収納するハンガーです。
クリップタイプのハンガーにボトムスを掛けておくと、自然とシワがなくなります。ズボンの裾部分をクリップで挟んで保管することで、ウエストの重みでシワが伸びるからです。
とくに、デスクワークをしている人には欠かせないハンガーでしょう。デスクワークは長時間椅子に座るわけですから、ズボンのお尻部分にシワがつきやすいです。お尻についたシワはアイロンでとれますが、面倒ですよね。そこでクリップタイプの出番です。仕事が終わって帰宅してから、クリップタイプのハンガーにズボンを掛けておきましょう。次の日にはシワがほとんどなくなっているでしょう。
とはいえ、クリップタイプにはデメリットもあります。
クリップタイプのハンガーはズボンを伸ばした状態で収納するため、縦の幅を使ってしまいます。クローゼットのサイズによっては、ウエスト部分が床についてしまって、ズボンにシワがつく可能性があります。
クリップタイプのハンガーはズボンの裾部分をクリップで挟んで収納することで、自然にシワがなくなるため、機能性に優れています。
バータイプ
バータイプとは、ズボンを半分に折って収納するハンガーです。
ズボンを折ってハンガーに掛けるため、コンパクトに収納できます。クローゼットが狭かったり、空きスペースが少なかったりしても、問題なく収納できるでしょう。
バータイプのハンガーにズボンを掛ける際には、パンツをセンタープレスに沿わして畳んでから掛けましょう。適当に掛けてしまうと、センタープレスを消してしまったり、シワがついてしまったりします。
バータイプは収納性に優れていますが、ズボンの掛け方に注意が必要です。
連装タイプ
連装タイプとは、1つのハンガーに2〜3枚程度(形によって掛けられるズボンの枚数は異なる)のズボンを掛けられるハンガーです。
1つのハンガーに複数のバーが設けられています。従来のハンガーであれば、ズボン1枚につき1つのハンガーが必要でした。所有しているズボンが多いほど収納スペースを使うため、保管に困る人も多いでしょう。
連装タイプであれば、1つのハンガーにズボンを2〜3枚まとめて収納できます。
しかし、連装タイプのハンガーにもデメリットがあります。
それは利便性に欠けるということです。たとえば、バーが縦に一列並んだ連装タイプの場合、バーの間隔が狭いと2枚目以降のズボンが掛けにくくなります。最初に掛けてあるボトムスが邪魔するからです。
そのため、連装タイプのハンガーを使うなら、収納用に特化させるのがおすすめです。
ボトムスハンガーで収納するメリットとは
ズボンをスラックハンガー(ボトムスハンガー)に掛けて収納するメリットは以下の3つです。
- ズボンにシワがつきにくい
- ハンガーから滑り落ちない
- 収納スペースに保管しやすい
それぞれのメリットを見ていきましょう。
ズボンにシワがつきにくい
スラックスハンガーを使用するメリットの1つ目は、シワをつけずきれいに保管できることです。
スラックスハンガーはシワにならないようにクリップやバーが工夫されています。スラックスハンガーに掛けて保管することで、形を崩さずにシワの付きにくい保管が可能です。
また、ズボンを畳んでから収納する方法もありますが、おすすめしません。ズボンを畳んで長期間保管すると、センターラインが消えてしまったり、シワがついてしまう可能性があります。センターラインは見栄えをよくする効果があるため、消えてしまうとズボンの見栄えが悪くなってしまいます。
仕事から帰宅したら、真っ先にズボンをハンガーに掛けて保管するのが好ましいです。
ハンガーから滑り落ちない
2つ目のメリットは、ハンガーからズボンが滑りおちないことです。
クリップタイプのハンガーであれば、ズボンを固定できます。従来のハンガーであれば、「気づいたらハンガーからズボンが滑り落ちていた」なんてことがあるでしょう。
クリップタイプであれば、外部からの衝撃があったり、クリップの止め方が悪かったりしない限り、ハンガーからズボンが落ちる心配もありません。
クリップタイプのハンガーにボトムスを掛けていれば、基本的に滑り落ちることはありません。
収納スペースに保管しやすい
3つ目のメリットは、通常のハンガーに比べて収納スペースに保管しやすいことです。
連装タイプであればハンガー1つで、2〜3枚(形にもよる)のズボンを掛けられるため、クローゼットの中をコンパクトにできます。
所有しているズボンが多かったり、収納スペースの空きが少なかったりする場合には、連装タイプのハンガーがおすすめです。
スラックスハンガーはスーツを着用するビジネスマンには必須アイテム!使い方も解説
ズボン用ハンガーを選ぶときのポイント3選
ズボン用ハンガーは、店舗やネットなど、さまざまなところで購入することができます。ハンガーの形状や価格もさまざまなため、なにを選んだらいいのかわからなくなってしまう方も多いです。
選び方のポイントとしては、「裾全体を挟むことができるかどうか」「保管する際のクローゼットの高さ」「挟む部分にスポンジが付いているかどうか」が重要となります。
それぞれ見ていきましょう。
ポイント①:裾全体を挟むことができるかどうか
ズボン用のハンガーで裾を挟むと、その重さでシワを伸ばすことができます。ズボン用のハンガーで保管しておくことでズボンの自重でシワが伸ばされるため、保管が楽になります。
そのため、裾全体を挟めるかどうかは非常に大切なポイントです。
ポイント②:保管する際のクローゼットの高さを把握しよう
クリップタイプのハンガーだと、収納スペースにズボンの長さ分の高さが必要になるので、クローゼットの高さが低い場合には、バータイプを選ぶようにしましょう。
バータイプはズボンを折った状態で吊るして保管ができるので、高さがなくてもズボンを綺麗に収納できます。
クローゼットに保管する際には、クローゼットの高さを理解し、どのハンガーがいいのかを考慮していくことが大切です。
ポイント③:挟む部分にスポンジが付いているかどうか
スーツは、強い力で挟まれたり、ねじれたりすると跡やシワが付きやすくなります。
跡が付いてしまうと元に戻すのに時間や手間がかかってしまうため、あらかじめ使用するハンガーが跡の付かないものになっているか、ということを確認しておくことが大切です。
そして、しっかりと挟む力があるかどうかも重要となります。強すぎると跡が付いてしまい、逆に弱すぎると落ちてしまうこともあるため、適度な力で挟み、跡が付きにくいタイプのハンガーを選ぶのがおすすめです。
スラックスの収納ノウハウまとめ。シワにならないための対策とは?
この記事では、スラックスの収納方法を解説します。長持ちさせるためのポイント。間違った収納方法、ズボン用ハンガーの正しい使い方、畳む方法、長期保管のコツを理解し、お気に入りのスラックスを長持ちさせましょう。
ズボン用ハンガーを使うときのポイント
ズボン用のハンガーを選ぶことができたら、次は使い方を把握することが重要です。
誤った使い方をすれば、せっかくいいハンガーを購入してもきれいなズボンの状態を維持することができません。
ズボン用ハンガーを使うときは、まずセンタープレスライン、もしくはサイドの縫い目に沿ってズボンをまっすぐに伸ばしましょう。ここできちんと伸ばすことによって、翌日に着用したときに美しいラインが現れるかどうかが決まります。
そして、裾を水平にし、シワが寄らないように吊るしましょう。クリップタイプであれば、裾の端部分を挟むようにクリップを調整するとバランス良く吊るすことができます。
また、ウエスト部分を上に吊るす人も多いですが、ウエスト部分は厚みがあり湿気もこもりやすいので、裾部分を上にして吊るす方法がおすすめです。裾部分を上にすれば、ウエスト部分の重みでシワも伸ばすことができます。
手間に感じる人もいるかもしれませんが、慣れてしまえばとても簡単です。きちんとズボン用ハンガーを使用すれば、きれいにズボンを保管することができるので、コツを掴んで収納できるようにしましょう。
スーツを綺麗に保管したいのなら専用ハンガーを!
仕事が終わりクタクタの状態で帰ってくると、きちんとスーツをしまうのがめんどくさいと感じる方も多いのではないでしょうか。そんなときこそ、ズボン専用ハンガーの出番です。
ズボン専用ハンガーであれば、しまうときも着るときもスムーズに行うことができます。疲れて帰ってきた夜も、準備で忙しい朝も、時間や手間を削減することが可能です。
そして、なにより1番のメリットは、スーツのズボンをきれいな状態に保つことができることです。
デスクワークや車の運転などで、スーツのズボンには気づかないうちに多くのシワができています。毎回クリーニングに出せば、パリッとしたスーツを着ることができますが、忙しくて出しに行く暇がないという方も多いです。なによりも経済面においても現実的ではありません。
ハンガーを専用のものに変えるという少しの手間を加えることで、毎日シワのないきれいなスーツを着ることができるのです。きれいなスーツを毎朝着ることができれば、仕事へのモチベーションも上がります。
使いやすく、きれいに保管したいのであれば、ズボン専用のハンガーを利用しましょう。
スーツ専用ハンガーとは?ハンガーの選び方や使い方を解説
スーツをかけるハンガーを適当に選んでいませんか?市販で売っているハンガーだとスーツが落ちてしまったり、型崩れの原因となります。スーツ専用ハンガーを使用することで解決できます。
オーダースーツ専門店「オーダースーツSADA」とは?
スーツを手に入れる際に、「スーツ量販店で購入する」方法と「オーダースーツ専門店で仕立てる」方法の2パターンに分かれるのではないでしょうか。
そんな中、オーダースーツ専門店の中でも多くの方から愛されている店舗が「オーダースーツSADA」です。
オーダースーツSADAは1923年に創業し、2023年には創業100年を迎え、多くのユーザーに愛されてきました。長い歴史と伝統が培った技術とノウハウを活かし、生地の仕入れから縫製・販売まで行っているのがオーダースーツSADAの特徴です。
一般的にオーダースーツの作成方法を大きく分けると、
- 最も簡易的なパターンオーダー
- 中間的なイージーオーダー
- こだわった仕立てが可能なフルオーダー
の3パターンに分かれます。
オーダースーツSADAでは、もっとも仕立てにこだわったフルオーダーでスーツを作成することができるため、自身の体型にフィットした相性のいいスーツを仕立てることが可能です。
さらに、一般的にフルオーダーでスーツを仕立てる場合、数十万円〜数百万円と高額な費用がかかってしまうことが多くなっています。
しかし、オーダースーツSADAでは、フルオーダーでありながら既製品のスーツと変わらない19,800円〜(税込21,780円〜)で仕立てることが可能です。(※2023年12月時点の価格です。価格は変更になることがあります。)
これは、生地の仕入れから縫製・販売まですべて一貫して行っているオーダースーツSADAだからこそできる価格といえます。
また、オーダースーツSADAの魅力はコストパフォーマンスの高さだけではなく、スーツの知識が豊富なスタッフからアドバイスを受けながらスーツを作成することができるところにあります。
オーダースーツを作成したことがない方でも安心して、自分だけのオリジナルスーツを作成することができるでしょう。
自分の体型に合ったスーツが欲しい、長く愛用できるスーツが欲しい、細部にこだわったスーツを仕立てたい、などスーツ選びに迷った際には、オーダースーツSADAを検討してみましょう。
こちらからお近くの店舗のご来店予約ができます >まとめ
この記事では、ズボン用のハンガーについてみてきました。
ズボン用ハンガーには3つの大きなメリットがあるので、普通のハンガーではなくズボン用ハンガーをしっかり使うのがおすすめです。
1つ目は「ズボンがシワになりにくいこと」です。
クリップで裾を挟み、ズボンの自重で勝手にシワ伸ばしができます。
2つ目は「ズボンがずり落ちにくいこと」です。
バーやクリップから落ちにくいよう、ラバーなどの加工をされています。
3つ目は「スペースを取らないこと」です。
ズボン用ハンガーは細身で、クローゼットの中身もスッキリすることができます。
ズボン用ハンガーは裾全体を挟める、クリップ部分にスポンジがついたものを選びましょう。裾の一部分しか挟めないと、シワの原因になってしまいます。スポンジがついていないものは、裾に跡がついて見栄えが悪くなってしまうため、注意が必要です。
ズボン用のハンガーを使う際は必ずセンタープレスのラインやサイドの縫い目に沿って、ズボンをまっすぐ伸ばしましょう。裾が水平になるようにしっかり干せば、バランスよくシワにならず掛けられます。ズボン用ハンガーがあれば、面倒なアイロンの手間を軽減しつつ、しっかりとした見た目をキープですることが可能です。普通のハンガーを使っている方は、ぜひズボン用ハンガーに切り替えてみてください。
スーツを長く愛用するためにもズボン用のハンガーを使用しましょう。
スーツハンガーの正しいかけ方や選び方・種類や保管する場合の注意すべき点もご紹介
スーツハンガーの正しいかけ方や選び方・種類や保管する場合の注意すべき点もご紹介