メンズにおすすめのジャケットとは?オフィスカジュアルにも使える種類やおすすめのコーデをご紹介します!
ジャケットは1枚あればビジネスシーンからカジュアルシーンまで幅広く使える使い勝手の良いアイテムです。
どんな服装にも合わせやすく、1枚羽織ればきちんとした印象にまとめ上げてくれます。
ジャケットはスーツと同じものと思っている方もいるかもしれませんが、実はいくつもの違いがあるのをご存じでしょうか?
スーツの上着をジャケット代わりに使っている方、使おうと考えている方必見です!
スーツをジャケット代わりに使ってしまうと、組み合わせがちぐはぐになったり浮いて見えてしまう可能性があります。
今回は、スーツとジャケットの違いや、オフィスカジュアルで使えるジャケットの種類、またジャケットを選ぶ際にポイントなどについて詳しく解説していきます。
また、正しいお手入れの方法や畳み方についてもご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
ビジネスカジュアルの定番「ジャケット」とは
ジャケットは、上着単体で販売されているものを指し、ビジネスカジュアルや私服を落ち着いた雰囲気で着こなす際などに活躍するアイテムとなっています。
トップスにカットソーやニット、セーターなどどのようなものを着用していても、1枚羽織ればきちんと感が出るのがジャケットの魅力です。
また羽織りものであるため、アウター代わりに使うことができるほか、季節の変わり目や室内室外などで脱ぎ着しやすいというのもジャケットならです。
ビジネスカジュアルのコーディネートに迷った場合には、まずはジャケットを用意しておけば間違いないと言えるでしょう。
オフィスでも着用できるジャケットの種類
続いては、オフィスカジュアルに使えるジャケットの種類をご紹介していきましょう。
1,テーラードジャケット
しっかりとした襟が特徴的なテーラードジャケットは、ジャケットの定番デザインです。
ジャケットの中で最もきちんとしたフォーマルな印象を与えます。
初めてオフィスカジュアル用のジャケットを購入するという方であれば、まずテーラードジャケットを準備しておけば間違いないでしょう。
デザインがシンプルであるため、選ぶ素材や色によって雰囲気を変えてみましょう。
季節ごとに使い分けるというのもおすすめです。
2,ノーカラージャケット
ノーカラージャケットというとレディースのイメージをお持ちの方も多いかもしれませんが、メンズスタイルにもあり、カーディガン感覚でテーラードジャケットよりもラフに手軽に着用することができます。
襟がないため、インナーにはハイネックのニットや襟付きのシャツを合わせるとバランスの良いコーディネートとなります。
3,スタンドカラージャケット
その名の通り襟がたっているデザインのスタンドカラージャケットも、きちんとした印象で着こなすことができ、オフィスカジュアルにおすすめのアイテムです。
襟に高さがあるので、寒い時期の防寒アイテムとしても活躍します。また、襟を絶たせて着用する様がスタイリッシュで洗練された雰囲気を演出してくれます。
「スーツ」と「ジャケット」は違う?
スーツの上着とジャケットは同じものでは?と思っている方もいらっしゃるかもしれません。確かにパッと見ただけではわかりにくいかもしれませんが、実はそれぞれに違いがあります。
1,着丈
スーツの場合、ヒップが隠れるくらいがちょうどよい丈とされていますが、ジャケットの場合は、それよりも短くヒップが半分隠れる程度の長さとなっています。
着丈が短いとカジュアルな印象が強くなります。
2,生地
スーツの場合、光沢感がありツヤがある生地が多いです。シワが付きにくくハリがあるのが特徴です。一方、ジャケットの場合コットンや麻、ツイードなど光沢感がなくそれぞれの素材の特徴を活かした生地のものが多くあります。
3,上下セット
スーツの場合は、ジャケットとパンツがセットで販売されているのが基本です。一方、ジャケットの場合は上着単体で販売されています。
オフィスカジュアルスタイルとして、よく耳にするセットアップは上下同じ素材で作られた服のことです。スーツほど堅苦しくなく、それでいてきちんと感が出るセットアップはスーツとジャケットの中間の立ち位置で活躍するアイテムです。
4,ポケット
スーツの場合、上蓋のあるフラップポケットが基本のデザインであるのに対して、ジャケットの場合はポケットが生地の外側に縫い付けられているアウトポケットと呼ばれるデザインのものが多くなっています。
上蓋があるスーツのポケットはよりデザイン性が高くなっているのが特徴です。
5,肩パット
スーツの場合はしっかりと肩パットが入っており、着用した際に綺麗にシルエットが出るような作りとなっています。一方、ジャケットは肩パットが入っていないラフな着心地のものが多いです。肩パットのあり無しでは見た目の印象が大きく変わってきますので、一度その違いを確かめてみるのもおすすめです。
スーツのジャケットだけ着るのはあり?
続いては、スーツを上下セットではなく、ジャケットのみ着用してボトムスには別のものを合わせると着方はありかなしか。についてご説明していきましょう。
結論から申し上げますと、スーツのジャケットのみを使用する着こなしはおすすめできません。あくまでもスーツのジャケットはパンツとセットで着用するものとして理解しておきましょう。
先ほどお伝えしたように、一見同じように見えるスーツとジャケットも、着丈や肩パットの有無、また生地の質感などさまざまに異なる点があります。
カジュアルスタイルには、スーツの着丈は長すぎますし肩パットがあると、かっちりしすぎてコーディネートがちぐはぐになってしまう可能性があります。また、光沢のある質感のスーツはカジュアルシーンでは浮いてしまうでしょう。
したがって、オフィスカジュアルや私服のコーディネートにジャケットを取り入れる場合には、あくまでもスーツとは別に用意するようにしましょう。
ジャケットを選ぶポイント
続いては、ジャケットを選ぶ際に押さえておきたいポイントについてご紹介していきましょう。
1,初めの一着にはダークカラーがおすすめ
ネイビーやグレー、ブラウンなどのダークカラーはどのような服装にも合わせやすく、使い勝手が良いのでおすすめです。
ブラックは、少し堅苦しい印象が強くなってしまうためあまりおすすめできません。
ジャケットがシックなイメージであれば、ボトムスにチノパンやデニムを合わせてもきちんと感を損なわずに着こなすことができます。
2,季節に合わせて選ぶ
スーツよりも自由度が高く選択肢が広がるジャケット選びには、季節感を取り入れるのがおすすめです。暑い夏の時期には、リネンやコットンなどの爽やかで涼しい生地、秋冬の寒い時期には、フランネルやツイードがおすすめです。色味で季節感を演出するのであれば、夏にはライトグレーやベージュなどの明るいカラーを、冬にはダークブラウンやチャコーグレーのようなダークカラーはいかがでしょうか?
3,サイズ感に気をつける
スーツに比べて着丈が短いのが特徴のジャケットですが、過度に着丈が短いと子どもっぽくジャケットに着られているような印象になってしまいます。短めと言っても短すぎはNGです。ジャケットに適した長さのものを選びましょう。
また、スーツのように肩パットがないものが多いジャケットだからこそ、肩幅にしっかりとフィットしたサイズのものを選ぶ必要があります。
肩が大きく余っていたり、窮屈すぎると見た目だけでなく着心地も悪くなってしまうため、試着の際には着丈同様に気を付けてサイズ合わせをしましょう。
4,柄を取り入れる
スーツの定番柄であるストライプ及びチェックですが、ジャケットに取り入れる場合にはスーツよりも柄のインパクトが強いものを選ぶこともできます。とはいえ、あまりにもデザインが派手なものはコーディネートから浮いてしまいますし、オフィスカジュアルには向かないため避けましょう。
おすすめのデザインをいくつかご紹介していきます。
1,ウィンドウペン
縦と横の細いラインで描かれる格子柄がウインドウペンです。
カジュアルな印象が強くなるチェックの中でも、落ち着いた大人の雰囲気が印象的な柄となっています。
格子の大きさが大きいほどカジュアルな印象になります。また、1本1本の線が太くなるほどカジュアル感が増します。
2,千鳥格子
千鳥が富んでいるように見えることからこのように呼ばれる千鳥格子は、基本色が白と黒のチェック柄のものです。
上品な着こなしをしたいというときにおすすめの柄です。
柄の大きさが大きいものはインパクトが強くなるため、小さめのものを選ぶことをおすすめします。
3,チョークストライプ
その名の通りチョークで線を引いたようなストライプ柄でしっかりとストライプの存在感があり、ストライプの中でもカジュアル度が強い柄となっています。
線が太いほど柄の存在感が際立ちます。
ジャケットのお手入れと畳み方
続いて、大切なジャケットを長く綺麗に使い続けるために必要なお手入れ及び畳み方についてお話していきます。基本的にはスーツの取扱いと同様と考えていただければ問題ありません。
1,お手入れ方法
①ブラッシング
着用後はブラッシングをしてほこりや汚れを落とします。また、ブラッシングには毛玉になりにくくしたり、生地の風合いがよみがえるという効果があります。
ブラッシングは、毛の方向に沿って軽くかければOK。時間も労力も大きくかかるものではないので、着用後のルーティーンに取り入れましょう。
②ハンガーは厚みのあるものを
重みのあるジャケットは、細いハンガーにつるすと型崩れの原因となったり、肩の部分に変に跡がついてしまう可能性があります。
しっかりと厚みのあるハンガーにかけ、型崩れを防ぎましょう。ハンガーにつるすことで、ついてしまったしわを伸ばす効果もあります。
③一度着たものは数日休ませる
どんなにお気に入りのジャケットでも、毎日着用すると生地の傷みやすかったり、乾ききっていない汗のにおいが気になるようになったりする可能性があります。
一度着用したジャケットは、2~3日間は風通しの良い場所で干すようにしましょう。
すぐにクローゼットにしまってしまうと、においやカビの原因となります。
④衣替えの際にはクリーニングへ
ジャケットは型崩れしやすい衣類であるため、自宅で洗濯択可能なものもありますが、基本的にはクリーニングに出して洗濯するものです。清潔を保つクリーニングではありますが、あまりに頻繁にしすぎると生地が傷む原因となってしまいます。
目安は、シーズン中に1回、また衣替えの際に1回です。その他に汚れが気になるときなど必要に応じて出すようにしましょう。
2,畳み方
ジャケットはハンガーに干して保管するのが基本ですが、出張の時などには畳んで持ち運ぶ必要があります。
シワになりにくい畳み方は、下記のとおりです。
①ジャケットの両肩に内側から手を入れて袖や肩を合わせるようにして半分に折る。
②一方の手を残して、もう片方の抜いた手で全体を裏返す。
③襟を立てて左右のバランスを整えたら、ジャケットを半分に折る。
④形を整えたら完成。
綺麗にたたまれていない状態で持ち運ぶと、シワがついてしまい着用時に目立ってしまいます。慣れてしまえば時間がかからずにできるでしょう。
ジャケットのクリーニングに関しては「LACURI」のこちらの記事もご参考ください
着こなしを大人っぽく綺麗にまとめてくれるジャケットは、一見スーツと似ていますが、着丈や素材、ポケットなどさまざまなポイントで違いがあります。
また、スーツよりも選べる色や柄の自由度が高く、ファッション性が高いのがジャケットの特徴といえます。
季節や合わせる服装に応じてジャケットを選ぶことで、よりコーディネートの幅を広げることができます。
オフィスカジュアルのほか、デートや観劇などカジュアルの中にきちんと感を加えたコーデにジャケットは大変使えるアイテムです。
今回お伝えしたことを参考にして、ぜひお気に入りの1着を見つけてみてください。
また、大切なジャケットを長く着続けるために日々のお手入れやクリーニングの出し方、持ち運びの際の畳み方もしっかり押さえておくことをおすすめします。
オーダースーツSADAでは、オーダージャケットを仕立てることも可能です。
デザインや生地、裏地やボタンなど細部にまでこだわりたいという方にはぜひ、オーダージャケットがおすすめです。