オーダーできるのはスーツだけじゃない!オーダージャケットのおすすめな理由を徹底解説!
紳士服量販店で販売されているスーツやジャケットは、なるべく多くの人に合うような平均サイズで作られています。しかし、微妙にサイズが合わなかったり、一部分のデザインが気に入らなくても妥協して着用しているという方が非常に多く、どうにかしたいと考えている方も多いはずです。
「肩周りのサイズがどうも合わないけど、仕方なく着ている」
「サイズはぴったりだけど、この部分のデザインが気に入っていない」
「既製品とオーダー品だと、総合的にどっちがいいのだろう」
と、悩んでいる方のためにこの記事では、既製品とオーダー品の違いやフルオーダーでジャケットを作る際のポイントなどを解説していきます。
オーダーと既製品、どこが違うのか
「オーダー」という言葉を一度は聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。オーダーで作成したことがない方にとって、オーダー品と既製品とではどのような違いがあるのか気になってしまうものです。
ここでは、オーダーと既製品を比べたときの違いをジャンルごとに分けて解説していきますので見ていきましょう。
「サイズ」を比較
オーダー品と既製品の最も大きな違いが「サイズ感」です。
オーダーは自身の体型をもとに、採寸をしてぴったり合うように作られます。しかし、既製品は日本人の平均的な体型を基準に作成されているので、万人に合うサイズで作成されるのが特徴です。
一般的に、既製品のサイズでぴったりフィットするのは10人に約1人といわれています。つまり、ほとんどの方が既製品だとどこかしらのサイズが合っていないスーツを仕方なく着ていることになります。
オーダーで作成できるジャケットやスーツは、自分の体にフィットするように作ることが可能です。体型補正によって、よりフィットしたジャケットの作成が可能になるので、胸板が厚い方や肩幅が広い方、なで肩の方など、さまざまな体型に対応することができます。
その一方、既製品のジャケットは、オーダー品と同じようにフィットする方はごく稀です。既製品でもお直しなどによって自身の体型にある程度は近づけることができますが、着丈などはバランスが崩れる可能性を考えると、直せても1〜2㎝詰める程度が限度とされています。
「生地」を比較
オーダーと既製品だとこの「生地」も大きな違いとして挙げられます。
オーダージャケットは生地から選ぶことができ、選べる生地の種類も多く、着用シーンや着用する季節によって色や柄、素材を選びながら自身の好みに合わせて仕立てていきます。1から作成することもあって、さまざまな条件に対応できるのがオーダーのメリットです。
一方で既製品のジャケットは、販売する店舗からすると1つの柄に対して多くのサイズを揃えることは非常にリスクになります。そのため、厳選された生地のみで、ジャケットを生産していることもあって、手に取れる生地の種類は少ないです。
店頭に並ぶ種類も限られるため、どこかしら妥協をしなくてはいけない部分が多く見受けられます。
「デザイン」と「仕様」を比較
デザインや仕様を比べた場合、オーダーの方が魅力的な部分は多いです。
理由はオーダーの場合、デザインやスタイルを自分の好きなように決められるという点が大きな魅力です。ボタンの数や襟の形、ポケットの形や裏地などを全て自分の好みに作成ができるため、こだわりたい方にとっては最大の魅力となります。
しかし、既製品のジャケットなどは、デザインが決められているなかで購入するかどうかを検討する方がほとんどです。お気に入りのデザインがないと購入しない方が多いのでオーダー品の方が優れているといえます。
オーダー方法の違いを知ろう
オーダー方法には大きく分けると「パターンオーダー」「イージーオーダー」「フルオーダー」の3パターンが存在します。これらのオーダー方法には作成の工程から大きな違いがあるとともに、特徴や出来上がりにも違いが表れるのが特徴です。
パターンオーダー【初級者向け】
パターンオーダーは、3パターンのなかでも最も簡易的で既製品に近い作成方法です。簡易的な分、値段もリーズナブルということもあって、オーダースーツを作ったことがない初心者向けのオーダー方法といえます。
作成方法としては、複数あるサンプルの中から、自分の体型に近いサイズを選んで仕立てていく方法です。採寸後、自分のサイズに近いサンプルを試着して、自身の体型に合わない部分を限られた範囲で補正していくことになります。サイズ補正ができる箇所は、着丈や袖丈になるので調整の幅は狭いといえるでしょう。
イージーオーダー【初~中級者向け】
イージーオーダーは、上で紹介したパターンオーダーと次に紹介するフルオーダーの中間に位置している作成方法です。
作成方法としては、パターンオーダーと同じようにサンプルを試着してサイズを決めていきますが、簡易的なパターンオーダーよりも調整できる幅が広くなります。パターンオーダーよりもフィットしたものを作成することが可能です。
パターンオーダーではできない肩の補正が可能なため、肩幅が広い方やなで肩、いかり肩の方でもある程度はフィットしたジャケットが作れます。
デザインの自由度も高く、ボタンの種類や配置場所、襟のステッチ、袖口のデザイン、ポケットの形など、細かい部分までこだわることが可能です。
フルオーダー【上級者向け】
フルオーダーは、3パターンの中で最もこだわったものを作れる方法です。一人一人の体型に合わせて、細かな採寸をして一から仕立てていく作成方法になります。
具体的な流れは、採寸後に製図をして型紙を作ります。その型紙をもとに裁断、仮縫い、本縫いを行って形にしていく流れです。他の2パターンよりも工程が多く、ジャストフィットするジャケットが作れるのが強みでもあります。
一つ一つの工程が多いので、納期に時間がかかることに注意が必要ですが、時間に余裕をもって作成すれば問題ありません。
上級者向けのオーダー方法ではありますが、初心者の方でも気軽に作れる店舗も存在するため、3パターンの中で一番おすすめの方法です。
フルオーダージャケットの良さ
フルオーダージャケットの良さは、「自分専用のオリジナルジャケットが作れること」です。
自身の体型に合わせて採寸をするので既製品とは違ったジャストフィット感が得られます。ジャストフィットしていることで、動きが制限されず、着ていて疲れることもありません。既製品とは違う快適な着心地を実感できるのがフルオーダーの強みです。
フィットしている分、生地にかかる負担が少なくなり、既製品よりも耐久性が高いジャケットになります。それに加え、好みのデザインや好みの生地をチョイスすることができるのもフルオーダージャケットの良さといえるでしょう。
どんなシーンで着たいか考えよう
ジャケットはフォーマルなシーンでしか着用できないと感じる方も多いのではないでしょうか。その理由も、高級レストランなどでドレスコードとしてジャケットの着用が基本とされているので、そのように考えてしまうのも不思議ではありません。
しかし、ジャケットはフォーマルなシーンに限らず、多くのシーンで活躍するアイテムです。近年では、ビジネスカジュアルという言葉が浸透し、ビジネスの現場ではジャケットにジーパンといったスタイルの方も多く見受けられるようになりました。
ジャケットを着用すると、相手に対して清潔感やきちんとした印象を与えられるので、状況に合ったコーディネートを心がけましょう。
ビジネス以外では、パーティーやレストラン、デートでも活躍するアイテムです。このようなシーンで着用するジャケットは、ビジネスで着用するジャケットに比べてカジュアル感を強くしても問題ありません。
オーダージャケットを作成する際には、生地の素材やどのようなデザインにするのかで相手に与える印象も変わるということをしっかりと理解することが大切です。どんなシーンで着たいのか、着る機会が多いのかを想定して作成することをおすすめします。
シングル?ダブル?印象の違い
ジャケットにはシングルとダブルというものがあります。それぞれどんな特徴があるのか、どのように印象が違うのか見ていきましょう。
- シングルジャケット
シングルジャケットは、フロントのボタンが1列になっているジャケットです。シンプルな作りで、オフィスなどでよく見かける最も一般的なジャケットといえます。
シングルジャケットは、Vゾーンが大きく取られており、インナーの選択によってはコーディネートの幅が広がります。シンプルで誇張しすぎず、どんな人にも合う着やすいタイプなので万人向けのジャケットといえるでしょう。
シングルジャケットを着用した際、誠実さやスマートさを印象付けることができます。ビジネスシーンはもちろん、パーティーやレストランでの食事など、広く活躍できるアイテムです。
- ダブルジャケット
ダブルジャケットは、フロントのボタンが2列になっており、前部分が重なっているジャケットです。
ダブルジャケットは、Vゾーンが狭く取られており、着こなしが難しいとされています。Vゾーンの広さが限定されているので、ネクタイがシングルジャケットよりも強調されるのが特徴です。ネクタイのコーディネートを楽しみたい方にはぴったりなジャケットといえるでしょう。
ダブルジャケットは着こなしが難しいこともあり、多くのおしゃれ上級者が着用しているジャケットです。個性的なジャケットでおしゃれを楽しみたい方には向いています。
ダブルジャケットは大人の品格や男らしいたくましさ、などの印象を与えることができるのでフォーマルなシーンできっちり決めたい方にはおすすめです。
生地選びにもこだわろう
オーダージャケットは生地を選べるのもメリットの一つといえます。その生地選びでは季節感を意識して生地を選ぶのがポイントです。
例えば、春夏の気温が高い時期には、着心地がよく、見た目が爽やかなリネン素材が使用されている生地がおすすめです。リネンは通気性に優れており、蒸し暑い夏の時期でも快適な着心地を実現してくれる生地となっています。
反対に秋冬のような気温が低い時期は、ツイード素材の生地がおすすめです。太くて短い羊毛を使った紡毛糸で織られた生地を指します。生地の性質としては、繊維があらゆる方向に向いているため、防風提のような風よけとしての機能を備えており、内側に温かい空気を留めておく特徴があります。防寒性に優れているため、寒い時期にぴったりの生地です。
このように、生地選びにこだわることで快適に過ごせるようになるので、着用時期や生地の性質を理解して選ぶことが大切です。
スタイル良く着こなすためには
オーダージャケットを着こなすためにはポイントがあります。そのポイントを見ていきましょう。
マルチに対応できるカラーを選ぶ
生地の色にも多くの種類があり、何を選んだらいいのか迷ってしまう方も多いです。そこで、迷って決められない方はマルチに活躍できるカラーを選ぶことをおすすめします。
特におすすめは、ネイビー、グレー、ブラックです。これらのカラーは、場所やスタイルにとらわれず、さまざまなシーンで活躍してくれます。どんな場面でも使えるカラーを選んでコーディネートの幅を広げることがうまく着こなすポイントです。
フィット感のあるサイズにする
オーダージャケットなので、特別なことがない限り、自分のサイズに合ったジャケットの作成が可能です。少し大きめに作ってしまうとだらしなく見えてしまい、相手に与える印象もよくありません。
着丈の長さは長くてもお尻にかかる程度のサイズにするとシルエットがきれいになります。しっかりと自分のサイズにフィットしたジャケットを作成することが大切です。
シーンに合わせてシングル、ダブルの選択をする
シングルジャケットにするか、ダブルジャケットにするかで与える印象は大きく違うと解説しました。ジャケットの着用シーンや相手に与えたい印象を考えて、どちらのタイプにするのか決めるようにしましょう。
選ぶタイプによって、コーディネートの方向性も変わってくるため、全体のバランスを考えてジャケットのタイプを選択することがおすすめです。
とことん追及!合わせるシャツもオーダーで!
オーダーといわれると、スーツやジャケットを思い浮かべる方も多いと思いますが、シャツもオーダーすることが可能です。
オーダーシャツは、既製品と違ってタイアップした際の首への締め付けが無く、快適に着用できる立体的な襟元となっているので、着ていても全く気にならないことが強みです。
自身の体型に合わせて採寸するため、肩周りや腕回り、ウエスト、アームホールなどのフィット感が、既製品とは全く違うものになります。この着心地はオーダーシャツならではの着心地といえるでしょう。
ジャケットはVゾーンが目立つ服装のため、インナーの存在が大きなものとなります。せっかくジャケットをオーダーで仕立ててフィット感を実現させても、インナーのサイズが合っていないともったいない状態になります。
そのようなことを避けるためにも、シャツもオーダーで作成することがおすすめです。ぜひ、既製シャツでは味わうことができないフィット感を試してみてください。
オーダースーツ専門店「オーダースーツSADA」とは?
近年では多くのオーダースーツ専門店が存在しています。多くの専門店の中でも注目を集めているのが「オーダースーツSADA」です。店舗数は2022年10月現在で49店舗と、オーダースーツ業界で1番の店舗数を誇っています。
スーツはもちろん、ジャケットやシャツのオーダーにも力を入れています。ジャケットの生地には、スーツ生地やジャケット専用の生地、インポート生地などを、多く取り揃えているので、バリエーション豊かな組み合わせが可能です。
ジャケットに詳しいスタッフのもと、自身のサイズにフィットしたオリジナルのジャケットを作れることもあって人気を集めています。訪問する際は予約をして訪問するのがおすすめです。
ぜひ、オーダースーツSADAでおしゃれなジャケットを仕立ててみてはいかがでしょうか。予約をして訪問するのがおすすめです。