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スーツのジャケットは私服として着られるの?着るときの注意点とスーツジャケットを使ったコーディネートをご紹介!
このように思ったことありませんか?
「スーツのジャケットを普段着として着られないだろうか?」
スーツのジャケットはあくまでもスラックスとセット(セットアップ)で着るもの。ジャケットだけを普段着として着るには少し工夫が必要なのです。
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「ジャケパンスタイルのジャケットはスーツのジャケットとは違うの?」
このような疑問を持たれた方もいるでしょう。実はスーツのジャケットと、ジャケパンスタイルで使うジャケット(テーラードジャケット)はまったく違うものなのです。どちらも一見似たような服ですが、実は細かい違いがあります。一つずつ解説します。
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ジャケットにはさまざまな種類があります。これまでに登場したものはスーツのジャケットとテーラードジャケット。他にもミリタリージャケット、フライトジャケット、ライダースジャケットなどがあります。
しかし、これら三種類のジャケットは用途や着るシーンが限られるもの。ビジネスの場で着ることもできなければ、ジャケパンスタイルに取り入れるのも難しいのです。「ジャケット」とは名が付くものの、スーツジャケットやテーラードジャケットとは別物と考えましょう。
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さて、そろそろ本題に入ります。テーラードジャケットとはまったく違うスーツジャケット。スラックスと合わせてはじめてカッコよく着られるスーツジャケット。このような特徴をもつスーツジャケットを、私服で着るにはどのようにすればいいのでしょうか?
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目を閉じて想像してみてください。
光沢があり、ビシッと決まったネイビーのセットアップスーツ!
そのスラックスを脱いで、チノパンを履いてみましょう。違和感しかない見事なコーディネートの完成です。
前述の通り、スーツジャケットとテーラードジャケットは身にまとう雰囲気がまったく違うもの。スーツジャケットにカジュアルなパンツを合わせるだけでは、私服としては着られません。
スーツジャケットのデザインも大切です。無地ならまだいいですが、ピンストライプやペンシルストライプなどビジネス色が強いデザインの場合は、さらに違和感が増します。また、スーツジャケットを私服として着るとジャケットだけが傷みやすくなってしまうので、注意が必要です。
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スーツジャケットを私服で着るには、パンツを変えるだけでは違和感があるとわかりました。それではどのようなポイントをおさえれば、スーツジャケットを私服として着られるのでしょうか?
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「オーダースーツSADA」は世界に一着しかない、あなただけのスーツを作るオーダースーツ専門店です。こだわるのは採寸。スーツはサイズ感がいのちと言われています。
オーダースーツSADAで採寸ができるのは専門的な訓練を受けたスタイリストだけ。未経験の場合、採寸できるようになるまで3年ほどかかるそうです。プロであるスタイリストが30分という時間をかけて丁寧に採寸するため、あなたの体にピッタリあった美しいシルエットのスーツができるのです。
スーツジャケットを私服に取り入れる人は少なく、むずかしいコーディネートかもしれません。しかし、カッチリはまれば自分だけのコーディネートを作る喜びがうまれます。
オーダースーツですので、カジュアルに寄せたスーツを作ることもできます。スーツジャケットを普段着に取り入れたい方は、ぜひチャレンジしてみましょう。スーツジャケットのカジュアルダウンをどう感じるかはあなた次第。今までの私服に少し飽きてきたあなたにとって、あたらしい景色が見えるかもしれません。
スーツとジャケットの違い
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形状や肌触り、共通点の方が少ない生地
ウールは繊維の作り方によって二種類にわけられます。 一つ目はウーステッド。梳毛(そもう)とも呼ばれ、羊の毛を梳って(くしけずって)作る糸です。細くて長いことが特徴で、生地にすると繊細な肌触りと自然な光沢がうまれます。 二つ目はウーレン。紡毛(ぼうもう)とも呼ばれ、梳ったときに落ちたものを紡いで作る糸です。太くて短いことが特徴で、繊維の太さや方向はバラバラですが、厚めで温かみのある生地になります。 スーツジャケットではウーステッド、テーラードジャケットではウーレンをメインの素材として使います。そのため、スーツの生地は目が細かく肌触りもなめらかに。一方、テーラードジャケットは光沢やツヤはないものの、生地の目がややラフでカジュアルな印象になります。 メインの素材以外にも使われる素材があります。 スーツジャケットではポリエステルなど、化学繊維との混合生地を使うことも。ただし、これは量産される低価格帯の商品である場合です。オーダースーツのような高価格帯の商品である場合は、夏はモヘアやシルクを混ぜてサラッと、冬はカシミアを混ぜて温かくと、使う素材も高級になります。最高級クラスのスーツでは「ビキューナ」と呼ばれる希少性が非常に高い素材を使うこともあるのです。 テーラードジャケットでは、スーツジャケットにあまり使わないリネン(麻)を使うこともあります。リネンは夏の暑い時期でもサラッと爽快感があるのが特徴で、着心地も軽くなります。コットン(綿)もスーツジャケットではあまり使わない素材。吸水性や通気性がよく、リネンと同じようにサラッと着られます。三色の定番を持つスーツジャケットと、多彩な色を持つテーラードジャケット
スーツの色と言えば定番があります。 まずはネイビー。ネイビーは日本人の肌に合う色とされており、今でも人気があります。次はチャコールグレー。アメリカではチャコールグレーのスーツがビジネスの定番であり、最も格式高いとされています。外資系企業に勤める方や海外出張が多い方はよく着るのではないでしょうか? 最後はブラック。日本ではリクルートの場で広まり、そのままビジネスの場でも着られるようになりました。このようにスーツの定番色はネイビー、チャコールグレー、ブラックの三色なのです。 一方、テーラードジャケットに使われる色は多彩。 ネイビーやブラックなどスーツジャケットと同じ色があるかと思えば、ベージュ、ライトグレーなどテーラードジャケットならではの色も。薄いブルーや薄いグリーンなど、パステルカラーと思うほど淡く明るい色もあります。スタイルやコーデに自信のある方は、一度明るい色のテーラードジャケットを試してみてもいいかもしれません。まだまだある!丈やディテールなど違いはたくさん
今度や形状の違いを見てみましょう。わかりやすいところですと、着丈が違います。着丈とはスーツジャケットを後ろから見たとき、襟の付け根から裾までの長さのこと。スーツジャケットを着るとヒップがほとんど隠れますが、テーラードジャケットの着丈はスーツジャケットより2cm?3cm短いことが多いのです。そのため、テーラードジャケットではあまりヒップが隠れず軽くカジュアルな印象になります。 肩周りの形状も違います。スーツジャケットは立体的な形状を保つために肩パッドが入っています。そのため、着たときにカチッとした印象になり、フォーマルな雰囲気を演出するのです。 しかし、テーラードジャケットには肩パッドがない場合が多く、軽く着られるのが特徴。気張らずにラフに着られるのが、テーラードジャケットのGOODなポイントです。 ポケットの形状も違います。 スーツジャケットのポケットは「フラップポケット」と呼ばれるフタのついた形状。ゴミやホコリが入るのを防いでくれるフラップポケットですが、これによりしっかりした印象になります。ポケットの袋部分がスーツジャケットの内側にあるので、すっきり見えるのも特徴。 テーラードジャケットのポケットは「アウトポケット」と呼ばれるフタのないポケットです。ポケットの袋部分が外側にあるので、カジュアルな印象に。ポケットの形状だけでも、スーツジャケットとは異なる印象を与えるのです。ジャケットの種類
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スーツのジャケットを私服で着てもいいの?
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スーツのジャケットを私服で着る時の注意点
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スーツのジャケットを私服で着回す時のポイント
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私服として着られそうな生地やデザインとは?
スーツジャケットの特徴である光沢やツヤ感があると、カジュアルなコーディネートには向きません。私服として着たいなら、スーツジャケットの中でも光沢やツヤ感が少ないものを選びましょう。 私服として着られそうな生地(デザイン)としてバーズアイが挙げられます。バーズアイとはその名の通り鳥の目のような、細かい格子が並んだ柄。二色の糸で織られており、マットな質感とおさえられたツヤ感が特徴です。生地に柄があるので、無地より起伏感(立体感)がありオシャレに着こなせます。インナーにもバリエーションを!
スーツジャケットの下に着る服といえばワイシャツ。しかし、私服として着る場合にはインナーにバリエーションをつけてみましょう。 たとえば、カットソー。ワイシャツを着ればあるはずの襟がないだけでも、一気にカジュアルな雰囲気になります。Vネックのシャツもいいでしょう。ワイシャツより首元の縦ラインがゆるやかになるため、よりカジュアルに着こなせます。おすすめのスーツジャケットを使ったコーディネート!
むずかしいと言われるスーツジャケットのカジュアルな着こなし。しかし、意外にコーディネートの例がありますのでご紹介します。ネイビーのバーズアイ×ライトグレーのパンツ
バーズアイは光沢やツヤ感が控えめなので、落ち着いた雰囲気をもっています。暗すぎず明るすぎないライトグレーのパンツと合わせると、ビジネスカジュアルにもプライベートにも着られそうな装いに。プライベートで着るときはインナーを明るめにすると、華やかな印象になるのでいいかもしれません。ライトグレーのグレンチェック×無地のパンツ
グレンチェックのスーツをセットアップとして着る場合は上下とも同じ柄ですが、カジュアルダウンする場合は無地のパンツを合わせるといいでしょう。たとえば、ライトグレーのグレンチェックにシックなネイビーの無地のパンツを合わせます。インナーはやや明るめの白だと、清潔感があり爽やかな印象に。元のスーツジャケットの雰囲気は残しつつ、ビジネスとカジュアルの間の絶妙な世界観を表現してくれるのです。ネイビーのウィンドウペーン×同系色のパンツ
ウインドウペーンはスーツジャケットの柄の中ではカジュアル気味。カジュアルダウンしやすいスーツジャケットの一つです。襟のないスッキリとした明るめのインナーと同系色のパンツを合わせれば、ライトなカッチリ感を表現できます。熱い夏の時期であればパンツをアンクル丈(9分丈)にすればくるぶしが見えて涼しげに、そしてオシャレに着こなせます。ブライトネイビー×ベージュのパンツ
ブライトネイビーは主張の強い色。セットアップでは着るのに躊躇するかもしれませんが、カジュアルダウンすれば着やすくなるかもしれません。パンツはベージュでスッキリとストレート感を表現。インナーも白など明るい色がいいでしょう。インナーとパンツが軽やかな印象を作るので、ジャケットの主張が強くてもカジュアルでいられます。ライトグレー×明るめのインナー
ライトグレーはスーツジャケットの中でもカジュアルダウンしやすい色。同系色やシックな色でまとめるのもいいですが、思い切って明るめのインナーを着てみましょう。 たとえば、サックスブルーのシャツ。南国の海のような広がりを見せるシャツと、落ち着きと明るさが同居するスーツジャケット。両者の絶妙なバランスが、プライベートの高揚感を演出してくれます。パンツは気分によって使い分けましょう。ハイな気分でいたいときは白のパンツ、もう少し落ち着きがほしいときは薄めのベージュなど、パンツを変えるだけでも楽しめるものです。 インナーの色にもバリエーションをつけられます。明るくて淡いピンク、同じく淡いターコイズブルーなどインナーを変えると、コンセプトまで変えたようなインパクトが生まれます。女性がスーツジャケットを私服で着るには?
女性もスーツジャケットを私服で着られます。しかし、バリバリのビジネススーツを私服として着るのはむずかしいもの。セットアップスーツでも、カジュアル気味のスーツを使ったコーディネートであれば、私服として着られるでしょう。 レディースファッションは明るい色が多く使われるので、コーディネートのやり甲斐があります。インナー(シャツ、ブラウスなど)一つとっても、明るいパステルカラーや、シックなブラウン、温かみのあるベージュなどさまざまな色柄のパターンがあります。もちろん、スラックスをスカートやデニムに変えてみるなど、簡単コーディネートでもOK! 自信のある方は、明るめのワンピースにスーツジャケットを合わせるコーディネートにチャレンジしてみてください。女性ならではの華奢な感じが演出できてGOODです!オーダースーツ専門店「オーダースーツSADA」とは?
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