スーツの色を女性はどう選ぶ?ビジネスシーン向けの選び方や着こなしについて紹介
スーツは、ビジネスシーンだけでなく冠婚葬祭や就活など、さまざまな場面で着用します。しかし、ただ着れば良いということではなく、職種や場面に合ったスーツを選ばなければなりません。特に、レディーススーツは色やデザインが豊富であるため、男性用スーツを選ぶ時とは異なる視点・知識が必要です。
この記事では、女性用スーツの色について、ビジネスシーンに合わせた選び方や着こなし方をご紹介します。カラーによってどのような印象を与えられるのかを把握しておくことで、スタイルの幅が広がるでしょう。
女性用スーツの種類
女性用スーツは男性用のスーツよりも種類が多く、ジャケットやスカート、パンツなどの各アイテムをセットではなく単品で販売していることがほとんどです。では、女性用スーツの種類にはどんなものがあるか、一覧にまとめたものをそれぞれ見ていきましょう。
1.ジャケット
ジャケットは主に襟部分の違いによって分けられます。スーツスタイルの基本となるため、ジャケット選びは非常に重要です。選ぶ際は自分の肩幅をよく確認した上で、サイズが大きすぎたり小さすぎたりしないようにしましょう。ジャケットは襟部分の形状で主に3種類に分類されます。
また、ボタンの数や留め方にも注意が必要です。ジャケットのボタンは基本1?3個ですが、女性用スーツは着用時にボタンは全て留めるのがマナーとなっています。
・テーラードジャケット
かっちり目で肩パッドが入っており、背広のようなジャケットです。レディーススーツのジャケットでは基本的なデザインで、最もビジネスシーン向きのジャケットとなります。ビジネスシーンで汎用性があるため、複数の色を持っておくと安心です。
・Vカラージャケット
テーラードジャケットに似ていますが、襟がないタイプです。カジュアル感はありますが、ビジネススーツとしてきちんとした雰囲気も出ています。オフィスカジュアルが許されている職場であれば、テーラードジャケットよりもVカラージャケットの方が良いでしょう。
・ノーカラージャケット
ノーカラージャケットは、Vカラージャケットと同様に襟のないタイプのジャケットです。ややカジュアルに見えますが、襟がなく胸元もあまり開いていないため、落ち着いた印象にも見えます。オフィスカジュアルだけでなく、冠婚葬祭の場面でも着用できるジャケットです。
2.スカート
ジャケットとスカートの組み合わせは、レディーススーツの中で最もフォーマルなスタイルといえるでしょう。スーツに合わせるスカートには、タイトスカートとフレアスカートの2種類があります。スーツに合わせる際のスカート丈は、膝に半分ほどかかる長さが一般的です。あまり短すぎるとビジネスシーンには適しません。
・タイトスカート
タイトスカートは体のラインに沿ったデザインで、スカートでも基本のタイプです。どんなジャケットにも合わせることが可能なので、流行に関係なく着用できます。すっきりと真面目でしっかりした印象を与えることができるでしょう。
・フレアスカート
裾が少しふわっと広がっているため、女性らしさを感じるデザインがポイントです。フレアスカートの中でもデザインはさまざまあるので、おしゃれも楽しめます。かわいらしい印象を受けますが、オフィスでもきちんとして見えるでしょう。また、やせ型の方はタイトスカートを着ると体の細さが強調され、余計に細く見えてしまいます。そのため、ふんわりとしたフレアスカートの方が、シルエットがきれいに写るでしょう。
3.パンツ
ボトムスでもスカートとは異なり、パンツスーツは動きやすいのが特徴で活発なイメージを与えます。営業職など、比較的移動が多い職種向きのスーツスタイルです。パンツの丈は基本的に、足の甲に裾が触れそうな長さがベストですが、デザインや着用するパンプスの種類でも変わってきます。パンツスーツの丈は裾直しをして調整するのが一般的です。また、冬場はスカートを着用するよりも暖かく過ごせるメリットがあります。
・フルレングスパンツ
パンツでもベーシックなタイプで、着用すると全体のシルエットがすっきりして見えます。ヒールに裾が少しかかる程度の丈にすると良いでしょう。ストレートなラインであるため、足を長く見せてくれる効果が期待できます。
・テーパードパンツ
膝から裾に向かって段々と細くなるデザインです。足首を出すスタイルのため、夏場は涼しげで人気があります。また、動きやすくもあるため移動が多い仕事にも向いているでしょう。フルレングスパンツと比較すると、ややカジュアルな雰囲気になります。
・ワイドパンツ
裾が広がっているワイドパンツは、近年スーツにも取り入れられています。足のラインが分かりにくいため、体型のカバーにも活用できるのが魅力的です。
清潔感がある女性用スーツの特徴
ビジネスの場では知識や技術も大切ですが、第一印象によってその人がどういった人物なのか判断されることもあります。第一印象は見た目であるため、身だしなみを整えているかが重要です。スーツを着用することでしっかりしたイメージを相手に与えることはできますが、清潔感のある恰好とは、スーツの汚れやシワなどに気を付けることだけに限りません。髪の毛や足元、指先までも意識することが大切です。
スーツを着て第一印象をさらに良くするには、身だしなみの他にスーツ着用時のマナーにも注意しましょう。女性用スーツの場合、基本的にジャケットのボタンはしめるのがマナーです。また、正式な場ではきちんとジャケットを着ましょう。夏場であればクールビズの七分袖を選んだり、インナーにはカットソーなど素材に伸縮性があるものを着たりするのがおすすめです。スーツに合わせるスカートは、立っている状態では膝が半分ほど隠れる長さで、座った状態の時は膝上10㎝を超えないくらいがちょうど良いでしょう。スカート丈は短すぎると肌の露出が増え、あまり良い印象を与えません。
ビジネスシーンに似合う女性のスーツの色
女性用スーツにはさまざまなデザイン、カラーのものがありますが、どのような色のスーツを着るかで人に与える印象は大きく変わってきます。シャツや小物に合わせやすい色を選ぶのであれば、黒やグレーといった無難なカラーがおすすめです。黒やグレーのスーツはクールでスタイリッシュなイメージがあり、冠婚葬祭用に着用するだけでなくビジネスシーンにも活躍します。
ビジネスシーンに似合うカラーは他に、ネイビーやベージュなどもあります。特にネイビーは、ビジネスシーンで着用するスーツの中で人気が高いカラーです。ネイビーは知的な印象を与え、ベージュは柔らかい雰囲気に見えます。
スーツの色に合わせた柄の選び方
スーツの柄はストライプやウインドペン、グレンチェックなどがありますが、それぞれの柄が与える印象は異なるため、着用の際は場面に合わせましょう。
ストライプ柄はライン色や幅の違いで印象が変わります。ストライプは明るい色と暗めの色の両方におすすめです。ただし、無地のスーツと比べて目立つため、TPOを考えて着用しましょう。
チェック柄にはウインドペンやグレンチェックがあり、格子柄が大きいウインドペンはカジュアルさを演出できます。ウインドペンはライトグレーやチャコールグレーのスーツなどに合うでしょう。グレンチェックも人気がある柄の1つです。秋や冬にチェック柄を着用すると季節感があって良いでしょう。
スーツの色と柄に合わせたインナーの選び方
柄物のスーツを着る場合は、インナーシャツは無地を選ぶようにしましょう。柄と柄の組み合わせはバランスが悪くなってしまいます。無地のインナーで全体をすっきりまとめるのがポイントです。
レディーススーツのインナーはシャツやブラウス、カットソーがありますが、柄を選ばずに合わせやすい色は白です。ウインドペンやグレンチェックといったチェック柄には、黒のインナーも良いでしょう。グレー系統のスーツには、リボンやドレープのあるシャツやブラウスも似合います。無地のスーツであれば、ストライプのインナーを着るのもおすすめです。
スーツの色や柄に合わせたインナーを選ぶことは大切ですが、胸元の開き具合にも注意します。首回りや肩幅、バストなどのサイズをきちんと合わせて、シワが目立たないように着るのも大切です。
スーツの色と柄に合わせた小物の合わせ方
スーツを着る際の小物はバッグやベルト、腕時計などです。
バッグの色は黒やベージュ、ネイビーなど落ち着いた色を選びましょう。バッグはパンプスと同じ色にすることで統一感を出せます。また、ビジネスシーンでブランドのバッグを持つ場合、ロゴが大きいバッグは避けましょう。ロゴが目立たない場所にあるか、ロゴが入っていないバッグを選ぶのがベターです。
パンツスーツを着用する際は、ベルト選びに注意しましょう。ベルトループがあるパンツを着用する場合は、必ずベルトをします。幅が広いタイプのベルトはカジュアルに見えるため、ベルトの幅は細いものを選びましょう。バックルも派手なものは避けます。ベルトの色は黒や茶色、グレーが一般的です。パンツと同系統の色を選ぶと良いでしょう。
袖に隠れて見えづらい部分ですが、腕時計も派手なデザインで装飾が多いものは避けるのが無難です。腕時計はベルト部分の素材と色、文字盤に注意します。黒や白はシンプルでビジネス以外の場にも合うでしょう。クリームベージュや薄いピンクもおすすめです。
スーツの色と柄に合わせた靴の合わせ方
ビジネスシーンでは基本、スーツに合わせる靴はパンプスです。サンダルやミュール、ローファーはあまりふさわしくありません。どのような色や柄でも一番合わせやすいのが黒ですが、他にグレーや茶色、ベージュなども合わせやすいでしょう。ベルトとパンプスを同系色にした着こなしもおしゃれです。パンプスのヒールは5?7cmのものを履き、装飾の少ないシンプルなデザインを着用しましょう。パンプスを履く際のストッキングは、肌の色に近いベージュが望ましいといえます。黒のストッキングは冠婚葬祭のイメージがあるため、できれば避けた方が無難です。
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