レディース靴の基本ルールを伝授! スーツ着用時のヒール無しパンプスはNG? 痛くないパンプスの選び方 のアイキャッチ画像
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レディース靴の基本ルールを伝授! スーツ着用時のヒール無しパンプスはNG? 痛くないパンプスの選び方 

ヒールのあるパンプスは、女性のフォーマルウェアとして歴史があり、ビジネスシーンで輝く女性の象徴でもありました。女性の足を美しく見せるスタイリッシュなデザインの高いヒールの靴がたくさん販売されています。

しかし、「長時間高いヒールの靴を履くのは足や腰が痛くなるので苦手」と、言う人も多いと思います。長い時間の通勤や立ち仕事の場合は、慣れていないとヒールがとても苦痛に感じるでしょう。TPOに合わせた格好、フォーマルなデザインのものであれば、ヒールの無い靴であってもOKなのか。POINTをおさえて説明していきます。

スーツに合わせる靴にはヒールが無くてもOK?

「おしゃれは足元から」と言いますが、意外と靴は人から見られているものです。デザイン性はもちろん、色や素材の質感、お手入れの有無等、ビジネスの相手に対して失礼の無いものを着用する事が大切です。

数年前までは、女性は3~6cmのヒールのあるパンプスを履く事が、ビジネスシーンでの装いの常識、暗黙のルールとなっていました。その為、ホテルや空港、商談やプレゼンなど重要な関係者が多く集まるイベントでは、ヒールパンプスを履いている女性をよく見かけます。「ここぞ」という重要なシーンでは、自分のモチベーションを上げる為にヒールパンプスを履くという意見もあります。

しかし近年では、普段の業務や会社の雰囲気にもよりますが、ヒール無しのシューズをOKとする風潮に代わってきているのも事実です。ビジネスウェアに関しても、オフィスカジュアルを取り入れて、動きやすく快適な季節感のある服装を推奨する会社も増えてきています。女性の靴もその流れを受けて、歩きやすく足に優しいローヒールやフラットシューズを履く人も増えてきています。今後はヒール無しのビジネスシューズを履いても良い時代になっていくでしょう。

オフィスでスーツの時に履く靴のマナー

ビジネスで履く靴を選ぶのに最も重要なポイントとして、『清潔感』を意識する事が大切です。仕事の相手に対して失礼の無い靴を選びましょう。

おさえておきたいポイント

①カラー

カラーは原色やビビットなネオンカラー等の奇抜な色味のものは避けて、ベーシックな色のパンプスを選ぶと良いでしょう。定番のブラック、ホワイト、ベージュやブラウン系、グレー、ネイビー等、オフィスに馴染む色を選びましょう。光沢のある素材でも、暗めのガンメタ等は使いやすい色合いですので、シンプルなパンプスであれば取り入れてもOKですし、パステルカラーやラメ入りのものでも上品なデザインであれば、取り入れる事ができます。ポイントは、ジャケットの色と合わせたり、インナーやベルトの色、バッグの色と同系色のものを選ぶと、統一感を持たせる事ができます。細かい気遣いですが、ベルト金具の色(ゴールド、シルバー)と靴の金具の色等も合わせると、より統一感が出ます。

②素材

素材に関しても、レザーやスエード等のきっちりした雰囲気が感じられるものがビジネスシーンでは好まれます。清潔感を出すためには、お手入れがとても重要です。購入した商品についている注意書きに記載されたお手入れの方法を確認してから使用していただきたいのですが、レザーもスエードも始めて履く日(新品)に、防水(撥水)スプレーを全体にかけておくと安心です。水分や汚れの予防になります。また、一日履いたパンプスは、毛ブラシで汚れやほこりを落としてあげると、綺麗な状態を保つことが出来ます。レザーは、月に一回は専用クリームを塗り、乾いた柔らかい布で拭いておくと長持ちします。

その他の素材としては、透け感のあるレースや、派手過ぎない落ち着いた色のエナメル、冬場はベルベット等もオフィスの雰囲気に合ったパンプス選びにぴったりです。

③ヒール

オフィスや通勤では、歩きやすさ、動きやすさが重要なポイントと言えます。ヒールの高さがあり過ぎるものは、歩きにくさの点でも好ましくないですし、オフィスでは奇抜と思われる事もあります。8cm以上のピンヒールは、避けた方が良いでしょう。歩く時に「カツカツ」と大きな音が出るものは周囲の迷惑になりますので、購入の際に注意が必要です。

商談やイベント等でヒールパンプスの必要なシーンであっても、自分に合った適度な高さのヒールを選びましょう。

④サンダル・ミュール

つま先やかかとを露出するのは、オフィスカジュアルにおいて、またビジネスの一般的なマナーとしてはあまり好ましくありません。脱げやすく、足の保護という観点でも、ふさわしくないと言えますし、カジュアル過ぎると判断される可能性もあります。ただ、会社によってはOKな所もあるかも知れませんので、その場合は、落ち着いた色合いのヒールのついたフォーマルなものを選びましょう。歩く時に、「カツカツ」と音が鳴らない事も意識しましょう。

⑤ブーツ

ブーツは、会社の雰囲気やルールによって可否が分かれます。一般的なビジネスのルールとしてはNGかと思われますが、履くのであれば落ち着いた色の上品なデザインのものを選びましょう。オフィスカジュアルの時にはブーティーやアンクルブーツを合わせて、上品にブーツコーデを楽しみましょう。

オフィスカジュアルの時の靴は何でもいいの?

ジャケットの下のインナーを、ドレスシャツやブラウスではなく、Tシャツやカットソーを着るスタイルです。着こなしの幅が広がる半面、ちょっとしたポイントで、だらしなく見えたり、清潔感がないな…と思われてしまうので注意が必要です。企業の訪問や来客時にも失礼の無い服装が前提となっています。

清潔感を意識するうえで最も重要なのが、靴、バッグ、アクセサリー、時計等、小物の上品さです。時計やアクセサリーは綺麗めなものをつけてもらうのがおすすめです。カジュアル過ぎると、ラフ過ぎる印象がでてしまうので、ビジネスにおいてはNGです。意外と人の目につきやすいので注意が必要です。

オフィスカジュアルの時におすすめの靴

①ローヒールパンプス

ヒールの高さが3cm以下のパンプスで、歩きやすくて安定感があります。さまざまな服装と合わせやすく、きちんと感が出るので、オフィスカジュアルの定番です。

②フラットヒールパンプス

ヒールの無いパンプスの事。「ヒールのある靴は足が痛くて苦手」と、言う人におすすめの靴です。カジュアルになり過ぎないように、つま先の尖ったものを選ぶと良いでしょう。

レザーやスエード等の足になじむ上質な素材がおすすめです。

③スクエア型パンプス

つま先の形が、スクエア型になっているモード感のあるパンプスの事で、ヒールが太いものを選ぶと安定して歩きやすいのでおすすめです。つま先に圧迫感がないので、長時間歩いたりしても痛くなりにくいのが特徴です。

④ローファー

足の甲までしっかりとホールドしてくれるので、安定感抜群の靴です。クールなイメージの服にも合わせやすいです。シンプルなデザインのローファーは、奇抜でなければ単色に限らずバイカラーのものや、ワンポイントがついているものでもOK。厚底のものやヒールのあるものもあるので、背の低い人は試してみても良いかも。

歩くことが多い就活中はヒールがなくても大丈夫?

学生の時はスニーカーしか履いていなかった人も多い中、就職活動中にはヒールのあるパンプスを着用することが必須となります。どんなパンプスを選んだら良いか迷いますよね。

歩くことが多い就活中は、疲れにくく、歩きやすい、足が痛くなりにくい、好印象なパンプスを選びたいと考える人も多いと思います。就活用の靴は、個性を出さずにシンプルな黒のパンプスを選ぶのが基本となります。

就活用パンプスを選ぶポイント

①つま先の形

アーモンドトゥ アーモンドのように丸みを帯びた形から、つま先にかけて細くなっているフォルムのアーモンドトゥ。足先をシャープに見せてくれるので美脚効果もありながら、疲れにくいという特徴があります。

スクエアトゥ つま先が四角くスクエア型になっているスクエアトゥ。シャープな見た目に反してつま先に圧迫感がないので、かっこよさと履きやすさ、両方がかなう優秀なデザインです。

就活には、この二つのトゥを選ぶと安心です。

②ヒール

高さが3~5cmで、ヒールが太めのものを選ぶと安定して歩くことが出来て良いでしょう。スタイルやおしゃれよりも場に応じたマナーを心がけましょう。

③ストラップ付き

ヒールに慣れていない人は、ストラップ付きのものを選ぶと良いでしょう。甲をホールドしてくれるので脱げにくく、とても歩きやすいので人気です。初々しく女性らしい印象を与えるので、面接官にも好印象です。

④NGな靴

ヒールの無いぺたんこ靴 ヒールの無いものは歩きやすくて良いのですが、カジュアル過ぎる印象になるため、面接や会社訪問時には避けた方が良いでしょう。

エナメル・サテンの靴 シャープでかっこいい印象のエナメルのパンプス、サテンのパンプスは、就活の場ではNGです。シンプルなデザインの本革か合皮のパンプスを選びましょう。

甲の浅い靴 甲の浅過ぎるパンプスは、おしゃれに見えるかも知れませんが、就活の場ではカジュアル過ぎると思われるのでNGです。かかとが「パカパカ」しやすい事もあり、避けた方が無難です。

購入してみたものの足が靴の中で滑って痛くなったり、かかとが「パカパカ」する場合は、インソールをいれてみると、安定して履き心地が良くなることもありますので、試してみてください。

ヒールでのストレスを無くすには自分に合った靴を履く

痛くないパンプスの選び方

パンプス選びには、足長、足幅、足囲の3つのサイズが必要となります。

足長 足の縦の長さを測定(最も長い指先からかかとまでの長さ)

足幅 足の横の長さを測定(親指と小指のつけ根の少し下の出っぱっている関節の二か所を結んだ長さ)

足囲 足の厚みの目安を測定(親指と小指のつけ根の少し下の出っぱっている関節を取り巻く長さ)

左右のサイズに差がある場合は、大きい方に合わせてパンプスを選んでみてください。

「自分は幅広甲高だ」と、思っている人のほとんどが、実際に測定してみると、標準サイズだったという事もよくあります。勘違いして幅広の靴を選ぶと、靴の中で足が動いて、それを防止するために無意識に踏ん張ってしまって、指が変形してしまったり色んなトラブルの原因にもなります。

足長も実際に測ったことのある人は、ほとんどいないと思います。靴のサイズは即答できるのに、実際に測った人はほとんどいないのは、不思議な話です。足のサイズは、大人になると変わらないと思っている方が多いですが、体重の変化や外反母趾、偏平足等、色々な要因で変わってきます。ぜひ一度、実際に測定してみてください。

パンプス選びのポイント

実際に両足で履いて選んだ靴のサイズが合っているかチェックしましょう。

①かかとをチェック

まずは両足をそろえて、その場でつま先立ちしてください。かかとが外れなければOK。パカっと外れたらサイズが大き過ぎます。

②履き口をチェック

甲に指先が少し入るかどうか、食い込んでいないか、またくるぶしが靴に当たらないかをチェックしましょう。

③歩いて確認

最後に少し歩いてみましょう。靴の中で足指が当たったり食い込まないか。さらに靴が脱げないか、ストッキングがたるんでいないか、確認してください。

ビジネスシーンで履けるヒール無しの靴

ヒール無しのパンプスで仕事ができる環境は整いつつあります。仕事場で履く靴、ビジネスシューズは、マナーを守って相手に不快感を与えない範囲で、自由に選ぶ時代がきています。

スーツに合わせる靴のコーディネート

ロングの『ワイドパンツ』には、ヒールの無いフラットなシューズは、バランスが悪いかも知れません。『ワイドパンツ』には、ヒールのあるパンプスが似合います。

フラットシューズには、『テーパードパンツ』を合わせるとバランスが良いでしょう。

ヒールの無いレザーの『ポインテッドトゥ』や『スクエアトゥ』パンプスなどが合います。

タイトスカートには、ヒールのあるパンプスが似合いますので、シャープにかっこよくきめてみても良いかも。

フレアスカートには、ヒール無しのパンプスを合わせて、フェミニンで柔らかな雰囲気を出すことが出来ます。パンプスは、スエードの『ラウンドトゥ』や『アーモンドトゥ』が可愛いコーディネートにはぴったりです。

パンツ

『テーパードパンツ』とは、太ももの部分にゆとりがあり、裾にかけて細くなっているデザインのパンツのことです。足のラインがすっきりとして、綺麗なシルエットです。

『ワイドパンツ』とは、全体的に幅の広いパンツの事です。ウエストから裾まで直線的なライン、あるいは裾広がりになっています。

スカート

『フレア』はAラインのシルエットで、ふんわり可愛い雰囲気を出すことができます。

『タイト』は最もベーシックなタイプです。体に沿ったラインのスカートで、きちんとした印象を与えるやため、リクルートなど「ここぞ」というシーンに最適です。

靴のつま先の形

『ポインテッドトゥ』 つま先が尖った三角形みたいな形のパンプス

『オブリークトゥ』 足の形そのままをかたどったような、角張った形のつま先のパンプス

『ラウンドトゥ』 丸みを帯びたつま先のパンプス

『スクエアトゥ』 四角い形のつま先のパンプス

『アーモンドトゥ』アーモンド型のつま先のパンプス

どうしてもヒールがある靴が必要な場合

会社の方針やビジネスでの重要なシーンでは、どうしてもヒールがある靴を履かなくてはならない状況があります。また、「ここぞ」という場面で、自分のモチベーションを上げるために、ヒールのある靴を履いて勝負したいという時もあるかと思います。

いきなり7cm以上のヒールを履くと疲れてしまったり、足や足の裏が痛くなってしまうので、最初は3cmからヒール慣れして、4cm、5cm、6cm…と段階を踏んで、7cmのヒールを履いた方が良いでしょう。また、自分の足に合ったブランドやメーカーを見つける事が大切です。

また、「一日中ヒールを履くのは足が痛くて無理」と、言う人は、会社への通勤時やお昼の休憩の時は、フラットシューズを持ち歩いて、履き替える事をおすすめします。持ち歩きしやすい折りたためるフラットシューズも販売されています。持ち運びに便利ですし、コンパクトにたためて軽量ですので、活用してみても良いかも知れません。

オーダースーツ専門店「オーダースーツSADA」とは

このように、ビジネス環境はより快適に仕事ができるように日々変化しています。スーツ、パンプス等、ビジネスウエアとして欠かせないものですので、集中して仕事が出来るように、自分に合ったストレスの無いものを選ぶ事が大切です。

オーダースーツSADAなら、フラットシューズに合う素敵なスーツも自由に選ぶ事が出来ます。スカートでもパンツスタイルでも自由自在。生地、色味、柄、機能、オプション…あなたの好みに応じてさまざまな表情を演出。世界に一着。お好みのデザインで。

この機会に自分だけの素敵なスーツを作ってみませんか?