レディーススーツのジャケットの選び方は?女性のスーツに合うコートの着こなしまで解説します

「レディーススーツのジャケットはどんな種類があるの？」 「ジャケットとコートの着こなし方がわからない…」 という女性のための記事です。 レディーススーツのジャケットには、襟があるものや襟がないものもあり、それぞれどんなシーンで着用すればいいのか分かりづらいですよね。 ビジネスシーンでは夏でもジャケットが必要です。また、寒い季節はスーツにコートを合わせますが、コートにも種類が多く、どんなコートを合わせればいいのかも悩みどころだと思います。 ということで、この記事ではレディーススーツのジャケットの選び方からコートとの着こなし術まで解説します。

レディーススーツのジャケットの選び方

まずはレディーススーツのジャケットの基本的な選び方を解説します。 女性のジャケットのサイズは若干ゆとりがあるサイズを選びましょう。 体のラインを細く見せたい場合は、小さめでスリムなジャケット選びたくなりますが、ボディラインは出すぎないくらいのゆとりを持たせてください。 また、ジャケットの丈が短かすぎるとヒップラインが強調されすぎてしまうので、適度にヒップが隠れるくらいがスッキリ見えます。 バストとウエストにサイズの差がある人は、ウエストの細さに合わせすぎずジャケットの丈を少し長くすると、縦幅のバランスが取れてスッキリしたシルエットになりますよ。

レディーススーツのジャケットの種類

続いて、レディーススーツのジャケットの種類です。 ジャケットには襟の形によって種類があり、それぞれ着用しやすいシーンがあるので用途に合わせて着用しましょう。

テーラードジャケット

テーラードジャケットとは、襟があるレディースジャケットのことです。襟があることでフォーマルな印象を与えられますので、ビジネスシーンで活躍します。

ノーカラージャケット

ノーカラージャケットとは、襟がないジャケットのことです。テーラードジャケットよりもカジュアルになり女性らしいやわらかな印象を与えられます。

ノーカラークルージャケット

ノーカラークルージャケットとは、ノーカラージャケットの襟元が丸首になっているジャケットです。

Vカラージャケット

Vカラージャケットとは、ノーカラージャケットの襟元がV字になっているジャケットです。

女性のスーツジャケットの着方

女性のスーツのジャケットの着方については、メンズスーツのように決まりがありません。 マナーとしてもまだ曖昧な部分がありますが、シーンに合わせた無難なジャケットの着方はあるのでぜひ知っておきましょう。 では、シーン別のジャケットの着方を解説します。

ビジネスシーンやセレモニーなどフォーマルな着方

メンズスーツのフォーマルはボタンの少なさで変わると言われていますが、レディーススーツはこうでなければならないといった決まりがありません。 ただ、ジャケットのフロントボタンをすべて留めるのがレディーススーツのフォーマルな着方になっています。 ビジネスシーンやセレモニーなどではフロントボタンをすべて留めるのが無難でしょう。 ジャケットのボタンの数にも決まりはないので、ジャケットのボタンの数はブランドによって様々です。 最近は、ひとつボタンのジャケットや、Vゾーンが広めになっているふたつボタンのジャケットがトレンドになっています。

オフィスカジュアルなジャケットの着方

オフィスカジュアルなシーンでは、ノーカラージャケットも許容範囲の企業が多く見られます。 また、レディースジャケットの着方としてもフロントボタンは留めなくてもOKなど、会社の規定内ならいろいろなジャケットを自由に着こなせるでしょう。

シーン別のレディーススーツの例

続いて、シーン別のレディーススーツの具体例を見てみましょう。 ちなみに、ジャケットのインナーはどのシーンにも使える白いブラウスが便利です。

ビジネスシーン

ビジネスシーンでは、フォーマルな印象を与えられるテーラードジャケットを選びましょう。 ベーシックカラーのセットアップスーツがビジネスシーンに合わせやすいと思います。 また、ビジネスシーンでのレディーススーツのサイズ感は以下が無難です。 【ビジネスシーンでのスーツのサイズ感】

・ジャケット丈：腰回りが隠れるくらいの長さ

・ジャケットの袖：手首がしっかり隠れてブラウスが出過ぎない

・パンツ：ボディラインが出過ぎないサイズ

・スカート丈：膝が隠れる長さ

あとは、レディーススーツの襟元ですが、ビジネスシーンではブラウスの襟は出さないほうがフォーマルに見えます。 オフィスカジュアルなシーンでは襟なしのジャケットも問題ないでしょう。

入学式などセレモニーシーン

ビジネスシーン以外では、女性らしくやわらかな印象があるノーカラージャケットが人気です。 入学式では、入学の祝いなどの場なので、明るいカラーの華やかなジャケットが選ばれやすいです。 卒園・卒業式では、先生たちや友人たちへの感謝の気持ちを伝える場でもあるので、黒やネイビー、グレーなど落ち着いたカラーが無難でしょう。 セレモニースーツなら、落ち着きの中に華やかさを演出できる、白ジャケット×黒スカートなどの組み合わせも着こなしやすいと思います。

レディーススーツのジャケットの収納方法

レディーススーツのジャケットを着用する機会が少ない方も多いと思います。 しかし、「長期保管していたジャケットがいざ取り出すとシワシワになっていた…」ということにならないように、スーツジャケットの正しい収納方法を紹介します。 ジャケットを正しく収納すれば、型崩れを防いだりカビの発生を防げたりしますので、スーツを長持ちさせるためにぜひ実践してください。

短期保管の場合

ジャケットの短期間の収納方法を紹介します。 まずはジャケットのポケットの中身をすべて出しましょう。 ポケットの中はホコリやごみが溜まりやすいので、忘れ物チェックだけでなくポケットの中のゴミも軽く叩いて取り除きます。 短期保管でクリーニングに出さない場合は、ジャケットを洋服ブラシでブラッシングしたあと、スチーマーなどでシワ取りをしてハンガーで吊るします。 ジャケットは、ジャケット専用のハンガーでないと型崩れの原因になってしまいます。 肩部分が3?5cmくらいの分厚さのある木製ハンガーでジャケットを吊るしましょう。 そして、ジャケットのシワが回復したらクローゼットに収納します。

長期保管の場合

続いて、ジャケットの長期間の収納方法を紹介します。 まずはジャケットのポケットの中身をすべて出しましょう。 長期保管する場合はスーツをクリーニングに出してから保管してください。 クリーニング後は細いハンガーで返ってくることが多いので、必ずハンガーを取り替えましょう。 ジャケットは、ジャケット専用のハンガーで吊るしておかないと型崩れの原因になってしまいます。 ジャケットを吊すハンガーは、肩部分が3?5cmくらいの分厚さのある木製ハンガーがおすすめです。 木製ハンガーがなければ、100円均一ショップなどにあるプラスチック製のハンガーでもいいので、肩部分の形が崩れないハンガーで吊るしてください。 また、ホコリなどからジャケットを守るため、100円均一ショップなどにあるスーツ収納袋をかぶせて保管してください。 クリーニングから返ってきたジャケットはビニールカバーがしてあると思いますので、そのままハンガーだけ付け替えてそのまま保管しましょう。 もしクローゼットの中に湿気があるとジャケットがカビてしまう可能性があるので、除湿剤を置いておくと安心です。 あとありがちなのが、クローゼットの中でハンガーにかかった服をぎゅうぎゅうに詰めてしまう収納方法。 服を詰めて吊るしてしまうと、ジャケットにシワがついたり通気性が悪くなりカビの原因になったりするので、ハンガーをなるべく等間隔に吊るしてください。 こちらも100円均一ショップなどにある、ハンガーを等間隔に吊せるハンガーホルダーがおすすめです。 そして、3ヶ月に1回クローゼットから取り出して陰干しをするか、クローゼットを開けて湿気を散らすとカビ予防になります。

ジャケットを畳んで保管する場合

ジャケットを吊すスペースがない場合は、ジャケットを畳み衣装ケースに入れて保管しましょう。 では、レディーススーツの畳み方を紹介します。 ジャケットの最後のひと折りする時に畳んだパンツをクッション代わりに挟み込むので、パンツの畳み方もチェックしておきましょう。 【ジャケットの畳み方】

1.ジャケットのボタンをすべて留めてうつぶせに置く

2.襟（えり）から肩の間あたりで両腕を背中側に縦に折る

3.畳んだパンツをジャケットの上に置いて（下半分くらいの位置）パンツを包むようにジャケット全体を2つ折りにする

【パンツの畳み方】

1.パンツの前と後ろの中心をつまんで横側が正面にくるよう床に置く

2.裾の角とウエスト先端の角が揃うように半分に折る

3.ウエストの角に揃うようにもう一度半分に折る

衣装ケースにしまう時に、綺麗に畳んだジャケットの形が崩れないように注意して収納してください。

レディーススーツに合うコートの種類と特徴

秋から春先はコートが必要になりますので、レディーススーツに合うコートを選びましょう。 コートの種類や素材によってスーツとの合わせやすさに差が出るので、ここからはレディーススーツに合うコートを解説します。

レディーススーツに合うコートの種類

レディーススーツに合うコートの種類を紹介します。

チェスターコート

チェスターコートは、テーラードジャケットと同じ襟元のデザインのコートです。ビジネスシーンにも着用できて、男性受けもカバーできる定番のコート。パンツスーツにもスカートにも合わせやすいですよ。

トレンチコート

トレンチコートは、大きめの襟と大きめのボタンが特徴のコートです。ライナー（裏地）を取り外せるトレンチコートは、秋?春先まで着用できるので1着あると着回しに重宝すると思います。

スタンドカラーコート

スタンドカラーコートは、立ち襟のデザインでクール&ビューティーの印象です。また、襟元までしっかり風ガードしてくれるので防寒性の高さもあります。

ノーカラーコート

ノーカラーコートは、襟がなく首元がスッキリしたデザインで、ストールやマフラーと合わせやすいコートです。

レディーススーツでは避けたいコートの種類

以下のコートはカジュアルが強すぎてスーツには合わせにくいので避けましょう。 【レディーススーツには避けたいコート】

・ダウンコート

・ダッフルコート

・Pコート

レディーススーツ に合うコートの特徴

続いて、レディーススーツに合うコートの特徴ですが、以下の4つのポイントをチェックしましょう。

・丈感

・素材感

・色感

・サイズ感

では、順に解説していきます。

丈感

コートの丈は短すぎても、長すぎてもカジュアルに見えてしまいます。スーツに合わせるならヒップを覆うくらいの長さが無難でしょう。ただ、身長が150cm前後の女性はショート丈もおすすめです。

素材感

表面にツヤハリがあるコットン素材や毛羽立ちが起こりにくいウール素材がおすすめです。ウール素材の方が防寒に優れているので、しっかり防寒したい人にはウール素材を選ぶといいでしょう。ただ、ファー付きのコートやボア素材はビジネスシーンでNGです。

色感

レディーススーツに合わせるコートの色は、黒・ネイビー・ベージュのベーシックカラーがおすすめです。派手なカラーは着用できるシーンが限定されるので避けましょう。

サイズ感

スーツジャケットの上から羽織るので、肩まわりと腕まわりが窮屈にならないようゆとりがあるサイズのコートを選びましょう。不安な場合はスーツジャケットの上からコートを試着すると間違いがないです。

コートと合わせたレディーススーツの着こなし術

次に、レディーススーツに合わせやすいコートの着こなし術を紹介します。 もしビジネスシーンに合わせるコートが不安という人は、モノトーンカラーのチェスターコートが間違いないでしょう。

チェスターコート

チェスターコートは、襟元がジャケットのデザインと同じなので羽織るだけでハンサムな印象を与えられます。ビジネスシーンでも使いやすいシンプルなコートなので、多少明るい色味でも問題ないでしょう。 他の種類のコートは、モノトーン系の色味じゃないとビジネスシーンで着用しにくいかもしれません。ネイビーのスーツに明るいブルー系のチェスターコートを合わせると、スーツ姿が一気に華やかになります。

スタンドカラーコート

立ち襟のグレーのスタンドカラーコートは暗くなりすぎず、スーツがほとんど見えないので、どのスーツの上からも着こなせます。 フロントを閉じる時に腰ベルトの結び方を工夫すれば、こなれ感も出せたり、クールに見せられたりできるのでひとつの着こなしポイント。

トレンチコート

ネイビーやベージュはどのスーツとも相性抜群。フロントを閉じてシルエットをくっきりさせてシャープに見せたり、羽織るだけでも大人な女性の雰囲気が出せたりします。 トレンチコートの腰ベルト付きのコートが豊富なので、結び方をいろいろ工夫してみましょう。

ノーカラーコート

ノーカラーコートは、襟元をスッキリと見せられるので顔映えしやすいコートです。グレーのノーカラーコートは、クールでスタイリッシュな雰囲気がありつつ、ストライプなどの柄物ブラウスとも合わせやいのでカジュアル感も演出できます。

まとめ

ここまで、レディーススーツのジャケットの選び方からスーツに合うコートの着こなしまで解説してきました。 いかがでしたでしょうか。 自分のサイズに合うレディーススーツのジャケットを選んで、ビジネスシーンではクールに、セレモニーのシーンでは華やかに着こなしましょう。 また、肌寒い季節はレディーススーツにコートを合わせて、見た目も防寒もバッチリのコーディネートで決めてください。 ただ、レディーススーツはバストとウエストの差やボディラインの出方の見極めがむずかしいと思います。 「バストが大きいのでいつも自分に合うジャケットが見つからない…」 「肩幅があるので既製品のジャケットではどうしてもバランスが合わない…」 という悩みがある方もいるかもしれません。 そんな時は、オーダースーツがおすすめです。 レディーススーツのジャケットは人によって大きなサイズ差が出ますが、あなたの体型に合わせてスーツを仕立てるオーダースーツなら、その悩みを解決できます。 オーダースーツのことなら、オーダースーツSADAにお任せください。

オーダースーツ専門店「オーダースーツSADA」とは？

「オーダースーツSADA」とは、オーダースーツチェーン店舗数日本一のオーダースーツ専門店です。 お近くのオーダースーツSADAの店舗へお越しいただければ、スーツのプロが全身20ヶ所以上を入念に採寸して、あなたの体型に合わせたスーツを仕立てられます。 特に、女性はバストのサイズも合わせなければならないので、既製品のジャケットでは希望のものが見つかりにくいです。 しかし、オーダースーツなら、ジャケットの素材やデザインも思いのまま。 ジャケットを仕立てる際にスーツに合うコートも提案できますので、サイズが合うジャケットがないとお悩みの方は、ぜひお近くのSADAまでお越しください。