夏のレディースビジネスコーデはブラウスがポイントのアイキャッチ画像
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夏のレディースビジネスコーデはブラウスがポイント

夏のビジネスシーンに女性らしさと爽やかさを演出できるインナーとして「ブラウス」が挙げられます。以前はビジネスシーンの夏服と言えば、シャツ生地で襟のあるブラウスが主流でした。しかし、現在はビジネスシーンの着こなしが年々カジュアルに変わっており、ソフトブラウスやカットソーなどもコーディネートされています。以前は避けられていた、ダークカラーのブラウスも着用が可能なケースが増え、女性の夏の着こなしは以前よりもバリエーションが豊富になっています。企業によっては、社内の着こなしにオフィスカジュアルが採用されており、ノージャケットも許容され、シンプルなブラウスとボトムという軽装も可能です。そのためオンオフの着こなしの違いがあまりなく、どちらにも着回しができるブラウスが人気となっています。業種によっては、襟付きのブラウスに限定される場合もありますが、襟付きブラウスも、メンテナンスが容易な生地やオーダーブラウスなどが人気となっています。以前よりもブラウスが便利でおしゃれになっていることも近年の特徴です。ブラウスは素材感やデザインが違うとフェミニンにもエレガントにも仕上げる事ができます。そこで今回は、普段使いもお仕事コーデにも使えるブラウスをピックアップしてご紹介します。

ブラウスの素材

ブラウスには、メンズのワイシャツのようなシャツ生地で作られているものと、やわらかくとろみ感のある生地で作られたソフトブラウスがあります。

シャツ生地ブラウスの素材

シャツ生地の素材には、コットンやポリエステルが使用されています。吸湿性に優れたコットンと、シワになりにくいポリエステルを混紡した生地が人気です。

肌触りに特化したものでは、超長綿と呼ばれるコットンの高級素材があります。滑らかで光沢がある生地です。ポリエステル繊維も、近年は機能性が向上しています。ブラウスでは、吸湿速乾機能を備えた生地が人気です。

ソフトブラウスの素材

ソフトブラウスに使用される素材は、シャツ生地同様にコットンやポリエステルが主流です。生地は、とろみ感のある織物生地や伸縮性のあるニット生地などが多く、動きやすいことが特徴です。シャツ生地ブラウスよりも、デザインや色が豊富です。

ブラウスの袖の長さ

ブラウスの袖の長さは、6種類あります。

1.長袖

ブラウスの袖が、手首が隠れる長さまであるものが長袖です。ビジネスシーンでは、取引先を訪問する場合に長袖ブラウスとジャケットを着用することがマナーとなっています。

近年は、業種や社風によって、夏のクールビズ期間中は、ノージャケットや半袖が許容されるケースもあります。しかし、初めて訪問する際などは長袖にジャケットの着用が安心です。

また、オフィスカジュアルを中心に、半袖のインナーにジャケットを羽織るスタイルも一般的になってきました。以前は、半袖のインナーでジャケットを着用した場合、ジャケットの首回りや袖口が皮脂や汗で汚れてしまい、着用できなくなる可能性がありました。しかし、近年は洗えるジャケットが増え、手軽にメンテナンスが可能になったこともあり、半袖にジャケットを着るスタイルが増えています。

2.九分袖

手首よりも少し短い9分袖は、春や初夏に人気です。女性はジャケットの袖口からブラウスを出さずに着用するため、袖が出にくい九分袖は、年間を通して使いやすい袖丈です。

3.七分袖

腕を下げると、袖の長さが肘と手首の中間程度になる袖丈です。初夏から夏にかけての着用がおすすめです。

4.五分袖

袖丈が肘の長さになるブラウスです。カジュアルなフレア袖のブラウスなどに見られる袖丈です。シャツ生地ブラウスの場合は、落ち着いた印象になります。

5.半袖

二の腕が半分程度隠れ、肘が出る長さが半袖です。一般的なクールビズでは、半袖ブラウスが主流です。

6.フレンチスリーブ

半袖よりも袖が短い物をフレンチスリーブと呼びます。厳密には袖部分のパーツがなく、身頃の肩部分の生地が延長されて袖のようになっています。ノースリーブよりも肌の露出は抑えられますが、横から脇などの素肌が見えやすく、ビジネスシーンではカーディガンを羽織るなどの着こなしが適しています。

シャツ生地ブラウスの種類

夏のビジネスにおすすめのシャツ生地ブラウスをご紹介します。

堅めな着こなしの企業では、白からパステルカラーでシンプルなデザインがおすすめです。生地は無地や織柄が基本となります。カジュアルな着こなしが可能な企業であれば、ネイビーやブラックなどのダークカラーやクレリックシャツ、バンドカラーシャツなども着用されます。

1.クレリックブラウス

クレリックカラーのブラウスは、襟が白く、身頃の生地に色柄が使用されている、おしゃれなブラウスです。クレリックカラーは、一番上のボタンを留めるレギュラーカラーが基本となるため、上品な着こなしになります。

2.スタンドカラーブラウス

襟の折り返し部分がない、スタンドカラーブラウスは、知的な雰囲気になります。似たデザインで、襟が低いタイプのバンドカラーブラウスは、ややカジュアルな印象になります。

3.ギャザーブラウス

胸回りにギャザーを入れたブラウスです。シンプルなアクセントのためビジネスでは使いやすいデザインです。

4.ピンタックブラウス

ブラウスの前合わせの両側に、幅5mm程度のピンタックを入れたブラウスです。ビジネスで使いやすい清楚なデザインです。

ソフトブラウスの種類

現在着用できる場面が多くなったソフトブラウスは、種類が豊富です。着こなしが堅めの企業では、白からパステルカラーの無地で、シンプルなデザインのブラウスがおすすめです。カジュアルな着こなしが可能な企業であれば、色は、白からダークカラーまで着用が可能ですが、柄は無地が基本となります。

1.クルーネックソフトブラウス

ビジネスシーンでは、シンプルで露出の少ないクルーネックのソフトブラウスが人気です。フリルや大き目のタック、ピンタックなどのデザインがあります。

2.スタンドカラーブラウス

ソフトブラウスのスタンドカラーは、受付業務やお辞儀などでも胸元が見えにくいためおすすめです。スタンドカラーブラウスは、ギャザーやタック、ボウタイ付き、フリル付きなどのデザインがあります。

3.ペプラムデザインブラウス

ペプラムデザインは、近年トレンドのパンツスタイルにもおすすめです。ウエスト付近に切り替えがあり、裾に向かってやや広がるデザインです。

4.ティアードブラウス

レースやシフォン生地などを重ねたブラウスです。ブラウスの裾や袖に長さの異なる生地を重ねたもので、シンプルなものは、ビジネスにもコーディネートしやすいデザインです。

5.サテンブラウス

光沢感のあるサテン生地のブラウスです。ティアードブラウスのように、部分的にサテンを使用したものや、ダークカラーなどもあります。光沢が着こなしにアクセントを加えます。

カジュアルなブラウス

オフィスカジュアルなどで着用できるカジュアルなブラウスをご紹介します。堅めなビジネスシーンでは避けるデザインとなるため注意しましょう。

1.ボリューム袖ブラウス

ジャケットが着用できないようなボリュームのある袖のブラウスは、カジュアルスタイル向きのブラウスです。ジャケットを羽織らないオフィスカジュアルであれば着用が可能ですが、社内ルールでカジュアルなアイテムの着用が認められていない場合は避けましょう。

2.オーバーサイズブラウス

羽織るような着こなしをするオーバーサイズのブラウスです。

デザインや素材を問わず、オーバーサイズのデザインはカジュアルな着こなしになるため、ビジネスシーンでは避ける傾向があります。社内ルールで許容されている場合には、着用が可能です。

3.シアー素材ブラウス

近年人気の透け感が特徴のシアー素材は、重ね着を前提とする場合は着用が可能です。しかし、素材自体がカジュアルなため、堅めのビジネスシーンでは避けましょう。

ティアードなど、袖や裾に部分的に使用されている場合は、通常のソフトブラウスのように着用できます。

オーダースーツSADA

オーダースーツSADAは、フルオーダースーツの専門店です。

採寸データをもとにオリジナル型紙を作成し、スーツやブラウスを仕立てます。フルオーダーは、曲線の多い女性のスタイルにも無理なくフィットする、美しいシルエットが特徴です。

一度採寸し、オリジナルの型紙データを作成した後は、いつでも簡単にネットでオーダーが可能になります。

お好みの生地、ボタン、デザインを選択できるため、イメージ通りの色柄でスーツやブラウスをカスタマイズできます。

ぜひ、お気軽にご予約ください。

ご予約はこちらから

今回は普段使いもお仕事コーデにも使えるブラウスをピックアップしてご紹介しました。着こなしが年々カジュアルに変化しているビジネスシーンですが、基本となるルールを知っておしゃれを楽しむと、きちんと感のあるコーディネートを選択できます。大切な場面では、白か白に近い色で無地の生地を選択します。デザインはシンプルなものがおすすめです。日常業務や、社内がオフィスカジュアルの場合は、ネイビーやブラックなど、ダークカラーも着用が可能です。リラックス感のある着こなしが許容される企業であれば、単品でもおしゃれに着こなせるペプラムデザインのブラウスや、ボリューム袖のブラウスもおすすめです。レースやシフォン、シアー素材など透け感のある素材は、堅めのビジネスシーンでは避けましょう。透け感のある生地を着用する場合は、透けないように裏打ち加工されているレースやシフォン、透けても問題ない袖や裾に使用されているタイプを選択します。透け感のある素材は、清涼感のあるコーディネートになるため、社内業務など着用可能な場面では活用しましょう。初めての取引先への訪問では、夏でも長袖が必要になります。用途に合わせて、必要なブラウスを用意しておくことが大切です。素材感が変わると雰囲気も変わって同じスカートに合わせても新鮮なコーデを楽しめます。是非参考にしてみてください。

三好星良