春一番対策にはスプリングコート（春コート）がおすすめ！コート選びのコツやコーディネート例も紹介

強風の「春一番」が吹く春は、暖かくなったり寒くなったりと気候・気温の変動が激しい季節です。急な雨や風にも注意したいこの時期には、スプリングコートの着用をおすすめします。明るく軽やかな春らしい人気のカラーや、仕事向きのすっきりとしたデザインのものだけでなく、休日向きのカジュアルアウターの機能性も紹介します。各コートに適したコーディネートも紹介するので参考にしてみてください。

「春一番」って何？

春一番は、冬から春へ季節が変わる時に初めて吹く、暖かくて強い南風のことです。気象庁が公表している春一番の定義は、「立春（4/2頃）から春分（3/21頃）までの間に吹く強風」となっています。日本海で発達した低気圧により、広い範囲で毎秒8m以上の南よりの風が吹き、気温が上がる現象です。低気圧が発達しながら日本海を北上すると、南から暖かな風が低気圧に向かって強く吹き込みます。この現象が春一番です。春一番によって暖かな陽気がもたらされます。

春一番の特徴を紹介

春一番が吹くと前日より気温が高くなり、季節外れの暖かな陽気に感じるのが特徴です。南よりの心地良い暖かな風が吹くため、いよいよ春が来ると感じる方も多いでしょう。しかし、春一番が吹いたからといってすぐに春が到来するわけではありません。冬物の服を早々に片づけてしまうと、気温の変化に戸惑うこともあるでしょう。

日々の寒暖差も大きくなりやすい

春一番が吹いた後は、3日間ほど冷え込みが続き、その後は暖かい日が4日ほど続く「三寒四温」が到来します。春一番が吹いた当日は気温が上がり暖かくなりますが、翌日には冬型の気圧配置に戻るため寒くなりやすい傾向です。この現象を「寒の戻り」と呼びます。

竜巻や突風を引き起こすこともある

春一番は、文字の雰囲気からして春の到来を告げる優しい風のように感じますが、海上では大シケとなり海難事故のリスクが高まるため、警戒を要する風なのです。また、春一番が吹くと積乱雲が発達し、時には竜巻やダウンバーストなどの突風をも引き起こします。春一番が吹いたら、大きな災害が起きる危険性があると考え備えておくと良いでしょう。

春一番にはスプリングコートで対策！

気候が不安定な季節である春は、ちょっとした外出中に急激な寒暖差、突然の強風、雨など天候に惑わされるケースが多々あります。天候や気候の変化に対応するために、機能性を重視したスプリングコートを選びましょう。温度調節、防風性、撥水性といったスプリングコートの機能は、春一番が吹く時期に役立ちます。

スプリングコートって何？

スプリングコートとは、春に着用するコート全般を指します。着用する時期は2月下旬〜5月までが一般的です。スプリングコートは、薄手の綿やポリエステルで作られていることが多く、着心地が良いのはもちろん、持ち歩きに便利な軽いものが多い傾向です。また、スプリングコートは秋から冬にかけての着用も可能で、肌寒い時期の羽織り物として、1着は持っておきたいアイテムといえます。

特徴①温度調節機能

春は、朝から夜にかけて1日の寒暖差が激しい季節です。そのため、着脱による温度調節ができるタイプのコートが適しているでしょう。コート自体に温度コントロール機能が付いているとより良いでしょう。ライナーの着脱で温度調節できるタイプもあります。スプリングコートは、機能として水速乾性と通気性に優れているタイプが多い傾向です。中には、撥水加工を施したストレッチ性の高い生地を使っており、軽量でストレスフリーな着用感を楽しめるものもあります。

特徴②防風性も高い

春は風の影響を受けやすい季節であるため、防風性のあるコートがおすすめで、しっかりと織り込まれた生地が適しています。織り目が細かい生地は風を通しにくく、直接体に風が当たらないため体感温度を維持できるのが特徴です。花粉や砂埃から服を守る効果も得られます。

特徴③撥水性に優れ雨も安心

突然の雨に見舞われやすい春は、撥水性を持ち合わせているコートを着用すると良いでしょう。レインコートとしても使え、毎日着用しても汚れが付きにくく落ちやすいという特徴があります。汎用性が高いため、1着持っておくと便利です。

春一番も対策もばっちり！スプリングコートを選ぶコツ

スプリングコートはデザインに定義がなく、春・秋に適している薄手のコート全般を指します。トレンチコートやステンカラーコートが主なスタイルで、コートの中に着ている服や色によっては秋も充分着こなせるアイテムです。ここからはコートの素材や色、デザインの選び方を紹介します。

素材選び

冬コートはずっしり分厚いウールやダウンが主流ですが、春コートは軽くて薄い生地のものが理想的です。春コートを選ぶ時は、サラサラした質感のコットンやリネン、ツルツルした質感のポリエステルやナイロンを選ぶと春らしい軽やかな印象を演出できます。

色選び

スプリングコートは、春の暖かさを感じられるような明るい色を選ぶと良いでしょう。「ベージュ」「カーキ」「ライトグレー」「ブルー」などをおすすめします。以下は、それぞれのカラーの特徴です。

・ベージュ…上品なカラーとして人気が高く、どんな服にも合わせやすい万能色です。特にきれいめコーデに合わせやすいでしょう。

・カーキ…他の人と差をつけたい方におすすめなのがカーキです。春らしいパステルカラーと相性がとても良いカラーで幅広いカジュアルコーデに合わせやすく、アクティブにもナチュラルにも着こなせます。

・ライトグレー …カジュアルからきれいめまで万能に着まわせられる色がライトグレーです。シックな雰囲気を演出でき、上品で爽やかな印象も与えます。　

・ブルー…知的でノーブルな印象が強い色がブルーやネイビーです。大人っぽく落ち着いたカラーで、薄手のニットやバスクシャツなどとの相性が良いでしょう。

デザイン選び

素材感、機能性をチェックしたら、次は好みのデザインを選んでみましょう。通勤着なら「トレンチコート」「ステンカラーコート」が定番です。カジュアルに着こなしたい場合は「ミリタリー系アウター」「Ｇジャン」「ブルゾン」などが適しています。コートの着丈は長いほどドレッシーになり、着丈が短いとカジュアルな雰囲気を演出できます。春らしい軽快さを楽しみたいのなら、冬コートより短めの丈を選ぶと良いでしょう。

【シーン別】おすすめのスプリングコート

主なスプリングコートはトレンチコートやステンカラーコートですが、ラフなシーンで活躍するカジュアルなミリタリー系アウターやGジャン、ブルゾン系の春アウターにも注目しましょう。ここでは、シーン別のおすすめのスプリングアウターを紹介します。

仕事向きやキレイめのコート選びなら

通勤着やきれいめスタイルなら、トレンチコートとステンカラーコートがおすすめです。春バージョンのトレンチコートは、定番のネイビーがビジネス用として適してるカラーで、1着は用意しておきたい色といえます。一方、ステンカラーコートはビジネス向けコートの定番です。シンプルなデザインのため、そのまま休日にも着回しがきくでしょう。

（トレンチコート・ステンカラーコートの手入れ）

・トレンチコート　

手で押し洗いした後、泡が出なくなった時点で洗濯ネットに入れ、洗濯機で30秒～1分ほど脱水します。脱水後、コートをハンガーにかけて自然乾燥させます。襟や袖に汚れがついている時は、おしゃれ着用の洗剤をつけたナイロンブラシで軽く叩き、その上で押し洗いをすると汚れが取れやすいでしょう。

・ステンカラーコート

汚れがひどい部分には、おしゃれ着用中性洗剤の原液を指でつけてなじませておき、汚れた部分が外側になるように畳んでから洗濯ネットに入れます。おしゃれ着用の中性洗剤を洗濯機に入れ、洗濯機の投入口に柔軟剤をセットしてください。コースは手洗いコースかドライコースにしましょう。脱水後はすぐに取り出し、しわを伸ばし形を整えてから陰干しします。

休日やカジュアルなコート選びなら

ミリタリージャケットとは「軍隊の」を意味する「ミリタリー（Military）」が由来のアウターで、カジュアル＆ワイルドなコーディネートができます。Gジャンはデニム素材ならではのタフさと味わい深さが魅力です。ブルゾンは機能性よりもデザイン性に富んでいるため、タウンユースのコーディネートに適しています。

（ミリタリー系アウター、Gジャン、ブルゾンの手入れ）

洗面器などに、表示に沿って適温の水に規定の量の洗剤を混ぜて洗浄液を作ったあと、畳んだ状態で洗浄液につけて優しくもみ洗いをします。泡が出なくなるまで水を入れ替えすすぎます。ブルゾンを畳んで洗濯ネットに入れ洗濯機で脱水またはタオルで水分をふき取り干します。

スプリングコートのコーディネート例をご紹介

軽く羽織るだけで春らしい装いになるスプリングコートですが、着こなすのが難しいと思っている方も少なくないのではないでしょうか。ここからは、各春アウターのコーディネート例を紹介していきます。

コーディネート例　トレンチコート編

1.ライトアウターをインナー使いにすると、防寒しつつ今っぽさを演出できます。トレンチコートを寒い冬に着こなす際に薄手のアウターをインナーとして使うという、最近人気のスタイリング術です。薄手のダウンカーディガンやキルティングブルゾンなどが保温性を高めるのに最適でしょう。

2.スウェットパーカーで春らしい軽快感やスポーツテイストをプラスしましょう。上品なアウターをカジュアルダウンするのにスウェットパーカーを活用するのがおすすめです。人気のスポーツMIXな雰囲気を演出できます。

コーディネート例　ステンカラーコート編

1.スタンドフォールカラーの首元をエレガントに演出できる、タートルネックニットのインナー使いが品良くまとまります。フロントボタンをきっちり留めてもラフにパッと羽織っても、きれいめな印象は保たれ、ジャケットやスーツを着ていなくても上品に着こなせるでしょう。

2.こなれ感のあるミックススタイルにするには、スウェットパーカー（フーディー）と相性が抜群です。オーバーサイズアウターなどに近い雰囲気で着こなせ、襟の高さを気にせずフードを乗せればチェスターコートとの差別化も図れます。

コーディネート例　ミリタリー系アウター編

1.ミリタリー系アウターにも、注目されているスポーツミックスのスタイルを取り入れることが可能です。アクティブさをプラスし、肩肘張らないリラックス感は気軽に取り入れられます。ミリタリージャケットにスウェット、スニーカーを合わせると無骨なスポーティースタイルの完成です。

2.ミリタリージャケットにタイトフィットなジーンズを合わせると、スマートなシルエットを演出できます。タイトフィットなジーンズを合わせてストンと落ちたシルエットに仕上げると、クリーンな大人コーデが完成します。

コーディネート例　Ｇジャン編

1.インナーのシャツやスニーカーで春色アイテムを取り入れると、軽やかなデニムジャケットコーデを華やかに演出できます。

2.90年代のムードを彷彿とさせるケミカルウオッシュのデニムジャケットは、旬なメンズ春コーデです。立体編みのニットやカンゴールハットなどのアイテムをチョイスして統一感を出しましょう。

コーディネート例　ブルゾン編

1.シンプルなブルゾンは、気張らないコーデにまとめられます。シンプルなブルゾンのデザインを活かしたいなら、ベーシックに全体をまとめましょう。ボトムスはジーンズ、スニーカーをセットしブルゾンのスポーティーさと共鳴させます。

2.白Tシャツのさりげないチラ見せが決まるのは、着丈の短いブルゾンです。ベーシックな丈感の白シャツをブルゾンのインナー使いするだけでこなれ感を演出できます。

オーダースーツ専門店「オーダースーツSADA」とは？

手頃な価格でオーダースーツを仕立てられる老舗のオーダースーツ専門店「オーダースーツSADA」は、メンズ・レディースともに、オーダースーツの着心地の良さと作る楽しさを一人でも多くの方に伝えるべく、工場直販・特別価格で極上のスーツを提案しています。スポーツ界では、プロ野球・Jリーグをはじめ、全17チームへ公式スーツを提供している実績もあるくらいです。

スーツ以外にも、肌寒い時に1枚あると便利なスプリングコート、オフの日に適したカジュアルなジャケットなども豊富に取り揃えています。コートを新調する際にオーダースーツSADAをご利用いただき、おしゃれの幅を広げてみましょう。