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一般人も政治家のパーティに参加する時代。パーティや冠婚葬祭に求められる服装のマナーを解説

最近では、一般人の有権者でも政治家や政党が開催するパーティ(懇親会)に参加する方が増えてきました。有権者として懇親会に参加する場合は、パーティや冠婚葬祭の場にふさわしいドレスコードを知った上で、正しい服装で臨みましょう。パーティーや冠婚葬祭に参加する時の服装は礼服(フォーマルウェア)で、ある程度決められた伝統的なドレスコードが存在しています。礼服とビジネスシーンで着用するスーツは全く別なものとなるため、別に用意する必要があるでしょう。女性のフォーマルウェアはパーティシーン向けの「カラーフォーマル」と、葬儀から入学式などの慶事でも着られる「ブラックフォーマル」に分かれています。ドレスコードにも種類があり、「フォーマル(正礼装・正装)」「セミフォーマル(準礼装)」「インフォーマル(略礼装)」「スマートエレガンス」「カジュアルエレガンス」「ビジネスアタイア」「スマートカジュアル」のように分かれているため、前提の知識として把握しておいてください。ドレスコードごとに着用すべき服や小物のマナーなどは異なるため、注意が必要です。また、特に女性は年齢によって似合う服装の雰囲気が変化するという点も理解しておきましょう。

最近では、一般人の有権者も政治家や政党が開催するパーティ(懇親会)に参加する方も増えてきました。パーティや冠婚葬祭などのフォーマルシーンには、ドレスコードに沿った服装(礼服)を着用するのが基本です。この記事では、礼服の種類と着用シーンを整理するとともに、服装の具体例や靴やアクセサリーなどの小物のマナーも解説します。パーティにふさわしいコーディネートを考える際の参考にしてください。

【パーティ・冠婚葬祭】参加時に求められる服装とは?

パーティーや冠婚葬祭に参加する時の服装は礼服(フォーマルウェア)で、決められたドレスコードに従って敬意を表する意味合いがあります。なお「フォーマル」は、公式や社交の場における人間関係を円滑にする礼儀作法です。

礼服は普段のビジネスシーンでは使わないため、普段使いのスーツとは別に用意しておく必要があります。女性のフォーマルウェアは着用シーンによって「カラーフォーマル」と「ブラックフォーマル」に分かれており、パーティや結婚式向きで華やかなのが「カラーフォーマル」、葬儀を中心に入学式などの慶事にも着られるのが「ブラックフォーマル」です。

【パーティ・冠婚葬祭】ドレスコードは全部で7種類

ドレスコードは「服装規定」という意味で、場の雰囲気を統一させる目的でTPO(時間帯、場所、場面)にふさわしい服装を求めるものです。ドレスコードにも種類があり、種類と主な着用シーンは以下のようにまとめられます。

ドレスコードの種類着用シーン
フォーマル(正礼装・正装)・結婚式(新郎新婦や親、媒酌人)・皇室に関係した行事や国家式典・葬儀、告別式、一周忌 (喪主や近親者)
セミフォーマル(準礼装)・結婚式・披露宴(ゲスト)※昼と夜で着用する服装が異なります。・葬儀、お通夜、法要など
インフォーマル(略礼装)※「平服」が該当・形式にこだわらない披露宴や結婚式・カジュアルなパーティー・通夜、お別れ会、法要など
スマートエレガンス・結婚式の二次会、お披露目パーティなどのゲスト※インフォーマルより多少華やかでドレッシーなもの
カジュアルエレガンス・結婚式の二次会、お披露目パーティなどのゲスト・お見合いや会食などかしこまった場※スマートエレガンスよりやや緩い服装
ビジネスアタイア・ビジネス色の強いレセプション、株主総会など
スマートカジュアル・予約制レストラン、学校行事、ブライダルフェアなど

※具体的な服装例は後述

【男性編】パーティ・冠婚葬祭における服装マナー

ドレスコードに従った服装を着用する場合、会における自分の立場や時間帯にも配慮する必要があります。ここでは、具体的な服装例をドレスコードの種類ごとに紹介するのに加えて、着こなしのポイントやネクタイや小物などの選び方も解説するので確認しておきましょう。

【男性編】ドレスコードの種類ごとの服装例

男性の場合、ドレスコードの種類ごとの服装例は以下の通りです。結婚式の場合、参加する立場で服装が異なります。新郎や新郎新婦の父は正礼装、親族や主賓はモーニングコートやタキシード・ブラックスーツ、一般ゲストの同僚や友人はブラックスーツやダークスーツが一般的です。

ドレスコードの種類服装例
フォーマル(正礼装・正装)・慶事(昼)モーニングコート(夜)燕尾服やテールコート・弔事 和装またはモーニングコート
セミフォーマル(準礼装)・慶事(昼)ディレクターズスーツ※ブラックスーツのジャケットにモーニングコートのスラックスを合わせることで代用可能。(夜)タキシード※元々は夜の準礼装だが、現在は昼間着用されることもある。
・弔事 ブラックスーツ(ブラックフォーマルスーツ)※冠婚葬祭用に仕立てられたスーツとなり、ビジネスシーンでは着用しない。ダークスーツよりも濃い黒(漆黒や墨黒)に染められている。
インフォーマル(略礼装)・慶事 ブラックスーツ、ダークスーツ※ダークスーツは黒、濃紺、チャコールグレーなど色の濃いスーツを指す。無地を基本とし、シャドーストライプと呼ばれる薄い織柄のデザインのものもある。
・弔事 ダークスーツ
スマートエレガンスブラック・グレー・ネイビーなどのダークスーツ※パーティならば光沢のある素材も良い
カジュアルエレガンスダークスーツを基本にスマートエレガンスを意識※蝶ネクタイも良い、華やかさを意識
ビジネスアタイア上下揃ったビジネススーツに華やかな小物
スマートカジュアル堅苦しすぎないジャケットとパンツ

【男性編】小物のマナー

礼服の場合、スーツに合わせるシャツやネクタイなどの小物にも配慮が必要です。覚えておきたい主なマナーは以下の通りです。

・シャツは白の無地、襟はウィングカラーかレギュラーカラー

・半袖シャツ、くるぶし丈や黒以外の靴下はNG

・ネクタイは派手すぎる柄を避け、シルバーグレーや淡色が無難

・靴は黒で表革、ストレートチップ(内羽式)のものが良い

・「ブラックタイ」という指示の場合は、タキシードを着用する

【男性・喪服編】服装のマナー

礼服の一つである喪服には種類があり、立場やシーンに合った服装が求められます。弔事におけるふさわしい服装は以下の通りです。なお、お通夜はビジネス用のスーツで出席して構いませんが、葬儀や告別式に黒のビジネススーツで参加するのはマナー違反であるため注意しましょう。ブラックスーツは通夜、葬儀、告別式のいずれでも着用できます。

喪服の格式
正喪服・慶事同様、正喪服であるモーニングコートは喪主のみが着用する。ベルトは使用せず、サスペンダーを使用するのが基本。・墨黒のジャケット(ピークドラペルの1つボタン)とベスト(ジャケットと共地で襟付きの黒)、コール縞入りのパンツ、白無地のシャツ(シングルカフスでプリーツの無いもの)、黒無地のネクタイ
※ジャケットのフロントボタンの合わせに関して慶事では「拝み合わせ」、弔事では通常の合わせとなる。
準喪服・弔事で最も一般的、弔事用として販売されるブラックスーツが該当※ビジネス用のブラックスーツとは異なるので注意
略喪服・喪主から「平服」を指定された場合に着用・黒やダークネイビー、などのダークスーツ

【女性編】パーティ・冠婚葬祭における服装マナー

続いては、女性の具体的な服装例をドレスコードの種類ごとに紹介します。女性の場合、男性よりもアクセサリーやバッグなどの小物にも注意が必要です。併せて、着こなしのポイントやアクセサリーやバッグなど小物の選び方もチェックしておいてください。

【女性編】ドレスコードの種類ごとの服装例

女性の場合、ドレスコードの種類ごとの服装例は以下の通りです。

ドレスコードの種類服装例
フォーマル(正礼装・正装)・慶事(昼)アフタヌーンドレス(夜)イブニングドレス・弔事(和装)黒留袖、振袖(洋装)ブラックフォーマル
セミフォーマル(準礼装)・慶事(昼)セミアフタヌーンドレス(夜)セミイブニングドレス、カクテルドレス・弔事(和装)一つ紋(三つ紋)で黒などダークカラーの着物(洋装)ブラックフォーマル
インフォーマル(略礼装)・慶事ドレッシーなワンピース、スーツ、セットアップ・弔事黒や紺などダークカラーのワンピースやスーツ
スマートエレガンス華やかなワンピース、上品なスーツなど※露出の多い服装は避ける。
カジュアルエレガンス華やかなワンピース、上品なブラウスとスカートなど※カジュアルでありながらエレガントさも意識。
ビジネスアタイアドレッシーで華やかな雰囲気のスーツ※カジュアルすぎたり露出が多いものは避ける。
スマートカジュアルワンピースなど※カジュアルな素材や露出が多いものは避ける。

【女性編】小物のマナー

男性同様、女性もアクセサリーや靴などの小物にも配慮が必要です。覚えておきたい主なマナーは以下の通りです。

・季節を問わず、ベージュのストッキングを着用

・ヒールが3cm程度のパンプスが基本のスタイルであり、ミュールやブーツはNG

・結婚式の場合毛皮や革製品を使ったアクセサリーはNG

・アクセサリーはパールが無難だが、ブラックパールは避ける

・ヘアスタイルもダウンスタイルは避け、ハーフアップかオールアップにする

※ミディアムやショートの場合はブローの上、華やかなヘアアクセサリーを添える

【女性・喪服編】服装のマナー

女性が着用する喪服は3種類あり、立場に合わせた服を着用する必要があります。

喪服の格式
正喪服・葬儀や告別式で喪主と三親等以内の親族が着用するのが基本。・洋装喪服の場合、光沢のない無地のブラックフォーマル(ワンピースとボレロ、アンサンブル、スーツなど)
準喪服・弔事で最も一般的、弔事用として販売されるブラックフォーマルが該当。喪主と三親等以内の親族が着用することもある。
略喪服・喪主から「平服」を指定された場合に着用。

【女性・喪服編】小物のマナー

喪服以外にも、弔事には注意したいマナーがあります。アクセサリーや靴、バッグなどの主なマナーは以下の通りです。

・結婚指輪以外のアクセサリー類は全て外す

・靴は黒でピンヒールや華美なデザイン、革製品を避ける

・ショルダータイプのバッグは避け、光沢のない目立たない黒のハンドバッグが理想

・アクセサリーは、白か黒の真珠(パール)の一連ネックレスが無難

【パーティ・冠婚葬祭】年齢によって似合う服装は変化する

基本となるドレスコードはありますが、女性は特に年齢によって人の雰囲気や似合う服装も変化するものです。各年代別の服装選びのポイントと、違いが生まれやすい洋装喪服を着用する時の服装例は以下のようにまとめられます。

年代服装選びのポイント
20代似合う色の幅が多い年代。大人っぽくまとめるなら落ち着いた色、若々しさを意識するなら明るめの色を選ぶと良い。
・洋装喪服の場合着脱式のリボン付きのデザイン、ボレロタイプのジャケット皴になりにくいフレアタイプのスカートなど。
30代年代に合った装いが求められるようになるのが特徴。同じシルエットでも長めの丈にしたり、ストレートラインの形を選ぶと良い。
・洋装喪服の場合落ち着いた雰囲気のワンピースタイプなど。サイズにゆとりのある物は世代が上がってからも着られて便利。
40代年齢に見合った大人の雰囲気を意識しつつ、実年齢より上に見られるのは避けたいところ。袖付きやビジューがあしらわれたもの、繊細なレースのドレスを選ぶと良い。
・洋装喪服の場合喪服の着用機会も増えやすいため、ブラックフォーマルを1着購入しておくと良い。アンサンブルタイプは上着を変えれば季節を問わず着まわせて便利。
50代~体型をカバーしつつ、上質な生地ですっきりとしたシルエットが良い。膝下より長い丈はエレガントさも演出できる。フォーマルジャケットにロングスカートなどもおすすめ。
・洋装喪服の場合安っぽい喪服は避け、品格のある落ち着いたデザインを選ぶことが大切。濃い黒で長めの丈のスカートが良い。

スーツSADAならパーティ向けのフォーマルウェアも充実!

パーティをはじめとしたドレスコードが指定されている場には、礼節を重んじた服装が欠かせません。オーダースーツSADAなら、男女ともフルオーダーでご自身の体型にピッタリのフォーマルウェアをオーダーできます。幅広いフォーマルシーンで活躍する略礼装(ブラックスーツ)から格式の高い準礼装(モーニングコート)、略礼装(タキシード)まで、ボタンやステッチなど豊富なオプションを取り入れたカスタマイズも可能です。

水や汚れに強い撥水加工や静電気加工などの機能性がついた素材も取り扱うため、いざという時の備えとして、長い期間愛用できる1着を仕立てられます。

オーダースーツ専門店「オーダースーツSADA」とは?

今回はパーティや冠婚葬祭などのフォーマルシーンの服装に注目し、ドレスコードの種類や適切な着用シーン、服装選びのポイントを中心に解説してきました。冠婚葬祭はどのようなタイミングで訪れるか分からないため、思い立ったタイミングで用意しておくといざという時に困らずに済みます。

数あるオーダースーツ専門店の中でも、オーダースーツSADAは老舗として著名人をはじめ多くの方々に選ばれてきた実績があります。高品質かつリーズナブルな価格を両立させているだけでなく、幅広い要望に応えられるよう生地のバリエーションやオプションも豊富に取り揃えている点が強みです。お得なキャンペーンも随時行われているため、公式サイトやインスタグラムもぜひチェックしてください。

ドレスコードとは「服装規定」という意味です。ドレスコードは場の雰囲気を統一させる目的があり、その場に合った正しい装いで参加してはじめて、相手に敬意を表せます。女性のフォーマルウェアは、着用シーンによって「カラーフォーマル」と「ブラックフォーマル」に分けることが可能です。パーティや結婚式などの華やかな場に向いているのが「カラーフォーマル」、葬儀を中心とした弔事の他、入学式などの慶事にも着られるのが「ブラックフォーマル」とされています。女性は年齢によって推奨される装いが変わるため、現在の自分がどのようなものを選ぶべきなのかチェックしておきましょう。男性は、礼服を1着仕立てておくと弔事・慶事どちらにも対応できるためおすすめです。なお、自身の立場によっては服装が変わる上に、弔事と慶事でも着るべき服が変わるため知識を備えておいて損はありません。着用する服はもちろんのこと、小物にもマナーがあるため注意が必要です。「オーダースーツSADA」では、男女問わずフルオーダーで自身の体型にぴったり合ったフォーマルウェアを仕立てられます。パーティをはじめとする華やかなハレの日には、相応しい装いで出席しましょう。フォーマルスーツのコーディネートに不安がある方は、ぜひ一度「オーダースーツSADA」の店舗を訪れてみてください。

小笠原 蓮奈(おがさわら れんな)