成人式に服装のマナーはある?メンズからレディースまで、おすすめの服装を徹底紹介!
「成人式にどんな服装をしていけばいいか分からない・・・」
「普段着ているスーツで成人式に行っても大丈夫かな?」
「一生に一度の成人式はおしゃれな服装にしたい!」
成人式の服装にどのようなマナーがあるのか、成人式を迎えた方は気になるのではないでしょうか?
「成人式は振袖やスーツを着ていくものだ」という認識はあるものの、具体的なマナーまでは把握していない方がほとんどだと思います。
そこで本記事では、成人式の服装のマナーやメンズ、レディースでどのような服装が適しているのか、説明します。
一生に一度の成人式でおしゃれな服装で最高の思い出を作りたい方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
成人式に服装のマナーはあるのか?
成人式の服装マナーとしては、厳密なルールはなく、基本的に服装は自由であることが多いようです。振袖やスーツ、羽織袴を着用する人が多い印象ですが、それ以外の服装でも問題はありません。
元々成人式は、奈良時代以降の12~16歳が行った「元服」と、12~16歳女子が行った「裳着」という儀式が由来とされています。
伝統ある式典で成人として初の公式の場である以上、フォーマルな服装をチョイスするようにしましょう。
【メンズ向け】成人式におすすめの服装
服装マナーとして厳密なルールはないとはいえ、実際の服は何を着ればいいのか迷ってしまいますよね。これから成人式を迎える男性の服装は、スーツスタイルか袴スタイルがおすすめです。
成人式のおすすめ『スーツスタイル』
男性の最も一般的なスタイルがスーツです。
スーツスタイルの場合は、色はネイビーか黒、グレーがおすすめです。
ダーク系のカラーは社会人になっても着用できるので、新しく購入してみるのもいいかもしれません。
「新しく買うまでもないな」という方は、大学の入学時に誂えたスーツを着用しても問題ありません。
成人式のおすすめ『袴スタイル』
「なかなか着物を着る機会がないから特別感があって良い」などの理由から、袴スタイルを選ぶ人も増えてきています。
袴スタイルを選ぶときは、紋付袴を選ぶようにしましょう。
紋とは家紋のことで、レンタルする場合は気に入ったデザインの紋を選びましょう。
格式としては左前、右前、背中、左袖後ろ、右袖後ろに紋が入った「五つ紋」が最上級の着物とされています。
【レディース向け】成人式におすすめの服装
「成人式に服装のマナーはあるのか?」でもお伝えしたように、成人式の服装に厳格なマナーはありません。
しかし、それではどんな服装がいいのか迷ってしまうと思うので、女性におすすめの服装を紹介します。
女性へのおすすめは『振袖』
女性におすすめなのは、やはり振袖です。
ただし、振袖を着たいと思っている方に、ひとつ注意しなければいけないことがあります。
それは、振袖のレンタルする場合、人気の振袖は早い者勝ちになります。具体的な時期としては、成人式の1年前の1月~3月が振袖予約のピークです。
どうしても着たい振袖がある場合は、直前の予約ではレンタルができない場合もあるので早めに予約するようにしましょう。
振袖以外の服装は?
人気なのはやはり華やかで女性らしいイメージの振袖ですが、必ずしも振袖を着用する必要はありません。
「着付けが面倒くさい」「着物の窮屈な着心地が苦手」などの理由から、振袖以外の服装を選ぶ人も増えています。
振袖以外の具体的な服装例としては、スーツ、ドレス、袴が一般的です。
近年では多様性を重んじることも大切になってきており、服装の選択肢も増えつつあります。自分らしさを大切にした服装で成人式に臨むのもいいかもしれません。
タキシードや燕尾服は成人式だとNG?
男性の正装のひとつであるタキシードや燕尾服ですが、成人式で着用するのはNGなのでしょうか。
結論としては、タキシードや燕尾服も着用して問題ありません。
ただし、多数派はスーツや袴なので、タキシードや燕尾服は少数派といえます。中には「スーツを着る人が多い中で個性を出したい」といった考え方から、タキシードや燕尾服を選択する人もいるようです。
他の人と違った雰囲気を出すためにタキシードや燕尾服に興味がある人は、それぞれの特徴をしっかり把握したうえで決めるようにしてみてください。
タキシードとは?
タキシードは男性が夜間に着る礼服のことを指します。
燕尾服に準じる略式礼服として扱われており、切れ目のない襟、ボウタイと呼ばれる蝶ネクタイ、ひだ付きのシャツ、カマーバンドというベストが簡略化されたものを着用します。
カマーバンド着用時にジャケットは脱がないのがルールです。生地も光沢があるものを使用するので、華やかな夜会風の雰囲気になります。
燕尾服とは?
燕尾服は男性の正式礼装となっており、文字通り燕の尾のように、ジャケットの後ろが長くなっており、裾が2つに分かれているのが特徴です。
燕尾服は夜間の正礼装なので、タキシードより格が高い服装といえます。燕尾服とよく似たものにモーニングがありますが、モーニングは朝から日中に着用する正礼装という点が違いです。
ほかにも燕尾服とモーニングは、前裾のカットと着用するネクタイにも差があります。
タキシード、燕尾服、モーニングともに普段使いできるものではないため、レンタルして着用する人が多いようです。
「成人式の式典や二次会で着る勇気はないけど、せっかくの機会だから着てみたい」と思う方は前撮りや後撮りで着るということもできます。
成人式の二次会に出る時の服装は何がいい?
成人式の式典が終わったあとは、二次会に出席する方もいるのではないでしょうか。
厳粛な雰囲気の式典とは異なり、二次会は久しぶりに再会した友人とおしゃべりを楽しめるアットホームな会です。そこで気になるのが、二次会の服装ですよね。
振袖やスーツのままで出席したほうがいいのか、着替えたほうがいいのかどちらでしょうか。
結論からいうと、近年では着替えてから二次会に向かうのが一般的となっています。
ただし、成人式の二次会では会場によってはドレスコードが必要な場合もあります。ホテルやレストランで開催するのであれば、フォーマルな服装が望ましいといえます。
男性が二次会に参加する場合
男性であれば、スーツを着ている人が多いのでそのままの服装で二次会へ向かってもいいでしょう。
袴で参加した人も、動きづらさや汚れてしまうことを考えてスーツに着替えて参加する人が大半です。
女性が二次会に参加する場合
女性の場合も袴を着用する男性と同じように、動きづらさや汚れ、着崩れの心配もあり、ほとんどの人は着替えて参加します。
女性の服装は、パーティードレスや大人っぽいワンピース、パンツスタイルのセットアップがおすすめです。
ホテルやレストランでは少し格式ある服装が合いますが、居酒屋であればカジュアルな服装で、賑やかな雰囲気に合う服装をチョイスしましょう。
もうひとつ注意することがあります。それは、髪型です。
多くの場合、成人式の式典用の髪型のままで服装だけ着替えて二次会に参加することになると思います。そのため、成人式では洋装にも和装にも合う髪型にしておくと安心です。
成人式にカジュアルな私服で出るのはありか?
これまで、「成人式の服装に厳格なマナーはない」とお伝えしてきました。
フォーマルな服装で出席することをおすすめしてきましたが、実際にカジュアルな私服で出席するのはありなのでしょうか。
基本的には成人式の服装に明確なルールはないものの、あまりに成人式の場にそぐわない服装の場合は、自治体によっては会場に入れてもらえないケースがあるようです。
また、適当な服装で成人式に出席する人は「常識のない人」というレッテルを貼られてしまいます。久しぶりに再会した同級生に、白い目で見られたくはありませんよね。
可能な限り、フォーマルな服装を着ていくのがベストといえます。
【メンズ向け】成人式の服装コーデ例
成人式に出席する際に、具体的なコーディネートはどうすればいいのでしょうか。
「どんな色を選べばいいのかわからない」「かっこよく着こなすためのポイントは?」など、成人式で着る副は普段から着慣れている服ではないので、様々な疑問があると思います。
かっこよくスマートに着こなすために、様々なコーディネートの例をご紹介します。スーツ編と袴編にわけて解説していきます。
【スーツ編】
スーツを着こなすためには3つのポイントがあります。
統一感を出す
まずは、ベルトと靴の色を合わせて統一感を出すことです。「どれを選べばいいかわからない」という方は黒を選びましょう。どんなスーツにも合わせられるので、1足持っておくと便利に使えます。
靴下の色はスーツの色か靴に合わせます。迷ったら黒を選びましょう。靴下の丈は、ロングホーズという種類のひざ下までの長さのある靴下を選びようにしてください。
「どんな場面でも使える万能なスーツを選びたい」という方は、ブラック、ネイビー、グレーなど落ち着いた色のスーツを選びましょう。
スーツの色、柄で個性を演出
成人式でブラックスーツを着る場合は、色や柄の入ったシャツ・ネクタイがおすすめです。
色の濃淡で雰囲気が変わるため、上品さを出したい方は光沢感のあるものを選びましょう。
知的な印象のあるグレースーツは、ツヤ感の強い物を選ぶとフォーマルな印象が強くなります。
普段使いするならツヤ感を抑えた暗めの色の物を選びましょう。シャツは白シャツにし、ネクタイの色や柄で個性を出すのがおすすめです。
チェック柄はひと味違った個性を出したい方におすすめですが、カジュアルな印象があるため、シャツやネクタイは無地にしてコーディネートにメリハリをつけましょう。
スーツの種類によっても雰囲気は変わる
また、スーツといえば、ジャケットとパンツを同じ生地で合わせたツーピーススーツが一般的ですが、「ひと味違ったスーツスタイルで差をつけたい」と考えている方は、ジャケットとパンツにベストを合わせたスリーピーススーツもおすすめです。
スリーピーススーツは結婚式やパーティーなどにもおすすめのフォーマルな装いで、ベストが加わることで華やかさが演出できます。
ジャケットを脱いでもベストがあるため、おしゃれな雰囲気があります。
スリーピーススーツはクラシックで華やかな装いとなるので、就活の場や新入社員として使いこなすのは難しいスーツですが、他の人とはひと味違った着こなしが演出できるはずです。
【袴編】
成人式における男性の服装として定番の袴ですが、普段から着慣れているという人は少ないと思います。そこで、どんな袴が選べばよいのか、ポイントを解説します。
王道で男らしさを出そう!
袴の王道としては、紋は五つ紋で、黒の長着に羽織、縞模様の袴を合わせたものになります。
男らしい硬派な雰囲気を出せます。第一礼装として最も格式高い服装となるので、「せっかくの式典だからきちんとしたものを着たい」という方にもぴったりです。
クリーンな印象がある白の長着と羽織を合わせたスタイルも人気があります。
白の長着と羽織なら、袴はどんな色でも合うのでおすすめです。羽織の刺繍と袴の色を合わせるのもおしゃれに見えますよ。
黒やグレーのワントーンもおすすめです。ワントーンの場合は、着物や羽織を柄付きの物にするとさりげないアクセントになります。
ナチュラルな袴スタイル
ナチュラルな雰囲気がお好みの方はブラウン系の袴スタイルはいかがでしょうか。
長着・羽織・袴でそれぞれ濃淡を変えれば優しげな雰囲気が出せるので、「男らしい硬派な雰囲気が苦手だな」と感じる方やあまり人と被りたくないという方にもおすすめです。
ゴールドや赤、シルバーの着物は少し派手ですが、長着と袴を黒か白で統一すれば悪目立ちしません。
ハットやスカーフ、シャツなど洋装の小物とミックスするスタイルもおしゃれにこだわる方には人気です。
全体を無地で統一することで洋装の小物が活きるスタイルです。袴の模様の種類は縞模様や龍などデザイン入りの物などいろいろなものがありますが、最もベーシックなのは縞模様です。
縞模様も、黒と金、黒と白、黒と銀など色味の組み合わせもたくさんあるので、着物や自分の雰囲気に合ったものを選びましょう。
【レディース向け】成人式の服装コーデ例
レディースの成人式の服装は振袖やスーツなど様々な選択肢があります。なかでも振袖はたくさんの色や柄があるので、どんなものを選んだらいいか分からなくなってしまいますよね。
そこで、振袖の選び方やコーディネートのコツをお伝えしますので、ぜひ振袖選びの参考にしてみてください。
体型から選ぶ
まずは体型から選ぶコーディネートです。
体型に合った色や柄を選ぶことで、自分の魅力をより引き立てることができます。体型が小さめな人に似合うのは、小さな柄の振袖です。
大きい柄の振袖が着たいときは、柄と柄に余白があるデザインのものを選べばすっきりとした印象を演出できます。縦や斜めのラインを強調したデザインもおすすめです。
色から選ぶ
色で選ぶ方法もおすすめです。
明るい色の着物を選ぶことで、可愛らしさや華やかさを演出できます。
帯や重ね衿、帯揚げや帯締めなどの小物は濃い色を選ぶことで、子どもっぽくなり過ぎないコーデになります。
もし濃い目の着物を選びたい方は、小物も濃い色にすると重くなりすぎるので、明るい色味の物を選びしましょう。
身長から選ぶ
身長が高い人は全体に柄が入った総柄や、大きめの柄が入ったものが似合います。大きい柄でも重く奇抜な印象にならないので、華やかで豪華な印象を残せるでしょう。
高身長の人におすすめの色は、赤や黒などのはっきりとした色や、多色使いの振袖も似合います。
ただし、高身長の人が着られるトールサイズは数が限られているため、早めに振袖選びをスタートさせるようにしましょう。
オーダースーツ専門店「オーダースーツSADA」とは?
成人式のスーツを選ぶとき、大切なポイントのひとつはサイズ感です。どんなにかっこいいスーツでも、自分のサイズに合ってなければ野暮ったく見えていまいます。
せっかくの成人式は、ビシッと決まったスーツを着こなしたいですよね。
「オーダースーツSADA」では、オーダースーツのプロが採寸し、あなたにぴったりのスーツを作ることができます。
もちろんスーツやネクタイ、シャツなどのコーディネートに迷う方も「オーダースーツSADA」にぜひご相談ください。
「オーダースーツSADA」はアフターサービスが充実しているので、初めてのオーダースーツも安心して作ることができますよ。
もちろん、「ビジネススーツは持っているけど、成人式用のスーツを新しく作りたい」という方も大歓迎です。あなただけの1着をぜひ「オーダースーツSADA」で作ってみませんか?