オーダースーツは採寸が重要!測る箇所や方法は?知っておきたいポイントまで詳しく解説
オーダースーツは、自分の体形や好みに合わせて一着ずつ仕立てられる点が魅力です。生地やデザインへのこだわりも重要ですが、ジャストフィットのスーツを仕立ててこそ、極上の着心地と見栄えの良さを実現できます。
そこで重要になるのが採寸です。採寸の知識があれば、実店舗でオーダースーツを注文する際や、自分で採寸する際に役立ちます。
本記事ではオーダースーツの採寸方法や採寸箇所、精度を高めるコツや、ヌード寸法と出来上がり寸法の違い、フィッティングの工程などを解説します。
オーダースーツは採寸が重要な理由
自分に合ったサイズ感のスーツをつくるためには、正確な採寸が欠かせません。サイズ感がぴったり合ったスーツは、着心地が快適で見た目が良く、着る人の良さを引き立ててくれます。
反対に、サイズ感が合わないスーツは着心地が損なわれ、見栄えも悪くなってしまうでしょう。大きすぎるスーツでは、シワができやすく、だらしない印象を与えてしまいます。小さすぎるスーツは窮屈で、肩幅が合わずに生地がつり、動きにくくなってしまいます。
スーツの魅力を引き出すには、高級な生地やブランドにこだわるだけではなく、自分に合ったサイズ感で仕立てることが重要です。特にオーダースーツ店では専門のフィッターが採寸を行うため、自分にぴったりのスーツを作れます。既製品で得られない理想のサイズ感を追求できる点は、オーダースーツならではの魅力です。
オーダースーツの採寸方法
オーダースーツをつくる際に重要なステップの一つが採寸です。オーダースーツの採寸は実店舗でする方法がベストですが、自分で採寸する方法や、既製品のサイズを参考に選ぶ方法もあります。これら3つの方法の手順やメリット・デメリットについて解説します。
1.自分で測る
オーダースーツの採寸方法の一つに、自分で測る方法があります。オーダースーツでは専門のフィッターによる採寸が主流ですが、近年は自己採寸の結果をオンラインで送信して、オーダースーツを注文できる店舗も増えてきました。
自分で測る方法は、体のサイズを直接測る「ヌード寸法」と、所有しているスーツを測る「出来上がり寸法」の2種類があります。
ヌード寸法は柔らかいメジャーを使って体の各部分を直接測る方法です。最も精度が高い採寸方法で、スーツをゼロからつくる際に適しています。
出来上がり寸法は既に持っているスーツを元にサイズを測る方法です。袖丈やパンツ丈など、スーツの完成形の寸法を計測します。
自分で採寸する方法は、店舗に行く時間が取れない方や、リラックスした環境で採寸したい方に向く方法です。ただし、初めての採寸や複雑な調整が必要な場合は、実店舗の専門家のアドバイスを受けることをおすすめします。
2.既製品のサイズから選ぶ
オーダースーツのサイトで提供されているサイズ一覧表を確認し、自分の体形に合ったサイズを選ぶ方法もあります。最も簡単な方法は、普段着ている既製品スーツのタグと同じサイズを購入する方法です。
日本で販売されている既製品の多くは、「JIS規格」(日本産業規格)のタグが付いています。JIS規格のタグは身長やバスト(胸囲)、ウエスト(胴囲)の数値を基準に分類されています。
例えば、「A4」は身長160~165cm、胸囲84~88cm、胴囲72~76cmに該当します。これらの数値を参考に、オーダースーツのサイトから注文を出せます。ただし、袖丈や着丈などは記載されていないため、これらの寸法が必要な場合は、別途採寸が必要です。
この方法であれば、店舗に行く時間がない方も簡単にスーツを作れます。しかし、JIS規格のサイズで選ぶ方法は、標準的な体形の方のみにおすすめです。体形に特徴がある方(肩幅が広い、ウエストが細いなど)は、既製サイズでは完全にフィットしない場合があるため、実店舗での採寸をおすすめします。
3.実店舗で採寸してもらう
実店舗での採寸は、採寸のプロであるフィッターまたはテーラーが担当します。全ての体形に対応可能で、正確な採寸が期待できます。さらに、好みのサイズ感や、ゆとりの持たせ方などについて、プロのアドバイスをもらえることも大きなメリットです。
採寸時間は通常30分程度ですが、生地選びやデザイン決めを含めると、トータルで2時間程度を見ておくと安心です。来店予約をしておくと待ち時間がなく、スムーズに進められるでしょう。
実店舗での採寸は来店の手間がかかりますが、理想のスーツを確実に仕立てたい方に最適です。生地の伸縮性やデザイン、シルエットによって理想のサイズが変わる場合もあるため、プロの採寸に任せた方が安心です。特に体形に特徴がある方や、自分の採寸に不安がある方は実店舗での採寸をおすすめします。
ヌード採寸と出来上がり寸法の違い
採寸方法は、体そのものを測る「ヌード寸法」と、既存のスーツの寸法を測る「出来上がり寸法」に分かれます。実店舗での採寸は基本的にヌード寸法ですが、自分で採寸する際は、どちらかの方法を選ぶことが必要です。各方法の特徴やメリット・デメリットを紹介します。
ヌード寸法
ヌード寸法とは、自分の体そのものを測る採寸方法です。衣類をつくる際の基準寸法として、スーツ業界だけでなく、ファッション業界全般で広く使用されています。
採寸時は、まっすぐ立って姿勢を整えた状態で測る必要があります。これにより、体の正確なサイズを採寸でき、スーツのデザインやシルエットに合わせて細かい調整も可能です。また、標準的なサイズでは合わない体形の方でも、理想的なフィット感を追求できます。
ただし、自分で採寸するのは難しく、第三者の協力が必要です。また、一般の方が行うと、測定時の姿勢や道具の使い方により誤差が生じる可能性も高くなります。
出来上がり寸法
出来上がり寸法とは、衣類を採寸する方法を指します。「仕上がり寸法」「製品寸法」「実寸」とも呼ばれることがあります。出来上がり寸法は、ヌード寸法にゆとり分(ゆるみ分)を加えた数値になるのが特徴です。
出来上がり寸法は、自分に合ったスーツを持っている方に適しています。理想的な寸法を基に新しいスーツを作れます。自分で採寸する際もヌード寸法より簡単で、測定誤差ができくい点もメリットです。
ただし、持っているスーツのシワやたるみ、保管状態などにより、誤差が生じる可能性もあります。また、所有しているスーツに不満がある場合、出来上がり寸法から微調整するのは、プロでなければ難しいといえるでしょう。
オーダースーツの採寸箇所と測り方
ここからは、首周り、肩幅、裄丈(ゆきたけ)、アームホール、バスト、ウエスト、ヒップ、着丈、カフス周りの測り方を、具体的な方法と注意点を交えて解説します。オーダースーツ店で採寸してもらう場合も、採寸箇所と意味を知っておくと、自分好みのスーツを仕立てやすくなるでしょう。
1.首周りを測る
首周りは、喉仏の少し下の部分を目安に、首を一周するように測ります。普段シャツの襟が当たる部分を基準にすると分かりやすいでしょう。
首周りを測る際は、柔らかいメジャーを使い、喉仏の下を水平に一周させて測ります。この際、メジャーが首にぴったりと密着するようにし、ゆがみやたるみがないよう注意してください。測る際は立った姿勢で、肩の力を抜いてリラックスした状態で行うと、より正確なサイズが測れます。
首回りに軽く指が2本入る程度のゆとりを持たせると、快適な仕上がりサイズになります。ゆったりめがお好みの場合は、指3本分を目安に余裕を持たせるとよいでしょう。
2.肩幅を測る
肩幅は、左右の肩先の端から端までの長さです。肩幅は、肩回りの動きが快適なスーツをつくるために重要な採寸箇所です。
肩幅を測る際は、肩の丸みがある部分の骨(肩峰)を基準に、片方の肩先から反対側の肩先までをまっすぐに測ります。メジャーが斜めにならないよう、水平に引き伸ばして測りましょう。
肩幅は自分で測ると誤差が出やすいため、第三者に協力して採寸する方法がおすすめです。ジャストサイズのシャツを着用し、シャツの肩縫い目に沿って測ると、採寸に慣れていない方でも正確に測りやすくなります。
3.裄丈を測る
裄丈(ゆきたけ)とは、シャツやジャケットの背中側の襟付け根から、肩先を通り、袖口までの長さを指します。左右で長さが異なる場合があるため、それぞれの採寸が必要です。
ジャストサイズのシャツやジャケットを着用している場合は、背中側の襟付け根(肩幅の半分の位置)から肩先を通り、袖口の中心までを測ります。測定する際にはリラックスした姿勢で腕を自然に下ろしましょう。肩をすくめたり、力を入れると正確な数値が得られません。
シャツ・ジャケットを着用していない場合は、首の付け根(第七頸椎の位置)から肩先を通り、手首の骨が出ている部分まで測りましょう。手首の骨の出っ張り部分から1.5cm~2cm長めに測ると、自然で動きやすい袖丈に仕上げられます。
4.アームホールを測る
アームホールは、脇の下から肩先を通って一周する袖周り部分です。肩の骨の出っ張り部分(肩先)と脇の下を基準に測定します。利き腕による微妙な差が生じることがあるため、左右両方を測るとよいでしょう。
採寸の際は、腕を自然に下ろした状態で、肩の出っ張り部分(肩先)を通り、脇の下を回して一周測ります。測定時にメジャーをきつく引っ張りすぎたり、逆にゆるめすぎたりしないように注意してください。
アームホールは腕の動きやすさに大きく影響する重要な箇所です。また、胸囲や肩幅など他の部位の採寸とのバランスを考慮すべき箇所でもあります。採寸が不安な場合や精密なフィット感を求める場合は、フィッターやテーラーに依頼することをおすすめします。
5.バストを測る
バスト(胸囲)とは、乳首のラインを目安として、胸の周りを水平に一周した長さです。メジャーを乳首のラインにあて、脇の下を通して背中に回して採寸するのが一般的な方法です。
しかし、自分で採寸する場合は、脇の下を通して背中側を回し、胸の前でメジャーの端を合わせて、数値を確認します。背中側のメジャーがゆるんだり、斜めになったりしないように、鏡を使って確認しましょう。
採寸時は厚手の衣服を避け、薄手のシャツやタンクトップを着用すると正確な数値を出せます。
6.ウエストを測る
ウエストはおなかの最も出ている部分、もしくはへその位置を目安にした腰まわりのサイズです。メジャーを体に密着させつつ、きつすぎず、ゆるみすぎないよう調整しながらメジャーの端をおなかの前で重ねて数値を確認しましょう。
この際、おなかを引っ込めたりふくらませたりせず、自然な状態で測ることが重要です。実際に仕立てる際は数センチ大きめにするのが一般的で、後から調整できるように作られます。そのため、過度にゆるめに、またはきつめに測ったりすることなく、ウエストを正確に測ってください。
ウエストを測定するタイミングは、基本的に空腹時です。満腹時は一時的におなかがふくらむため、正確な測定ができません。
7.ヒップを測る
ヒップを測る箇所は、お尻の最も大きな部分です。具体的には、腰骨の出っ張りの少し下からお尻のふくらみを含めて一周した長さになります。
ヒップを測る箇所は、メジャーをお尻の最も出ている位置に水平にあてることが必要です。斜めに測ってしまうと、実際より長くなってしまいます。
一人で採寸する際は、鏡を使い、横方向から水平になっているか確認するとよいでしょう。お尻側の見えない部分でメジャーがたるんでいないかも、鏡でチェックしてください。
ヒップは着心地と動きやすさを大きく左右する採寸箇所です。仕事上、動きが多い方は、測定値に少し余裕を持たせるとよいでしょう。
8.着丈を測る
着丈を測る箇所は、首の付け根(襟の下の部分)からお尻の下端までの長さです。一般的には背骨に沿って直線的に測定します。しかし、より正確に測定するために、体のくびれやお尻のカーブを考慮することもあります。これにより、体のラインによりフィットしたスーツをつくることが可能です。
着丈を測る際は、正しい姿勢を取ることが重要です。背中を反らせたり、曲げたりしないように注意しましょう。また、一人で背骨に沿ってまっすぐメジャーをあてることが難しいため、第三者に協力してもらうことをおすすめします。
着丈はスーツのデザインやスタイルによって調整される採寸箇所でもあります。ドレープ感のある長めのジャケットは長めに、カジュアル用のスーツや短丈のデザインでは短めに、といったように完成イメージを持ちながら採寸することが重要です。
9.カフス周りを測る
カフス周りは、手首の一番太い部分、つまり手首の骨の出っ張ったところを目安に測ります。手首にメジャーを水平に巻きつけ、浮いたりたるんだりしないように肌に軽く触れる程度に締めて測りましょう。
カフス周りを測定する際は、手首を曲げたり緊張させたりせず、自然な状態で測定します。カフス周りの採寸が正確でないと、着用時に袖口がきつく感じたり、逆にゆるすぎて見た目が悪くなったりします。
カフスの仕上がりサイズは、一般的に、カフス周りの実寸値に約7センチのゆとりを加えた値です。左手に時計をする場合は、時計の厚みを考慮し、左手側のカフスを少し大きめにします。
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オーダースーツの採寸で重要なフィッティングとは?
フィッティングとは、スーツを体にぴったり合うように調整する作業全般を指します。体形や姿勢に合わせて細かく調整することで、着心地や見た目の美しさが大きく変わります。
ただし、オーダーの種類によってフィッティングの内容が違う点に注意が必要です。そこでフルオーダーのフィッティングと、フルオーダー以外のフィッティングの意味と工程について解説します。
フルオーダーのフィッティング
フルオーダーのフィッティングとは、仮縫いを通じて体に合ったスーツを仕上げる工程です。まず、フィッターやテーラーが顧客の体を細部まで採寸し、個別の型紙(パターン)を作成します。この型紙は、スーツの設計図のようなものです。
続いて、型紙を基にスーツを仮縫いします。仮縫いは、スーツの生地を一時的に留めた状態で仕上げる工程です。仮縫いの状態で実際にスーツを着用し、体のサイズや体形に合わせて調整を行います。
この調整において、体の動きや姿勢によるシワの有無や、スーツがどの程度体にフィットしているかを細かく点検します。これにより、仕上がりがより体に合ったものになります。そのため、フルオーダーではフィッティング(仮縫い)は非常に重要な工程とされているのです。
フルオーダー以外のフィッティング
フルオーダー以外のオーダーには、パターンオーダーとイージーオーダーがあります。これらの方法におけるフィッティングとは、あらかじめ用意された型紙やゲージ服(サンプルの服)を基に、顧客の体形や好みに合わせてサイズを調整する作業です。
パターンオーダーやイージーオーダーには仮縫いがありません。代わりに、ゲージ服を着用して、サイズを確認しながら調整を進めます。この過程で、肩幅や袖丈、ウエストのフィット感など、細かい部分を修正可能です。
ただし、パターンオーダーは肩幅、袖丈、着丈など、基本的な部分のサイズの調整に限られるため、体形に特徴があり、大きな修正が伴う場合には対応しきれません。イージーオーダーは細かな補正や特殊なデザインの要望にも対応できますが、フルオーダーと比べると自由度は限られます。
しかし、仮縫いの工程がない分、仕上がりまでの時間が短縮される点がメリットです。
オーダースーツの採寸やフィッティングに関するポイント
オーダースーツの採寸やフィッティングの精度を高めるために、自分でできることもあります。ここでは、実店舗での採寸を想定し、自分の好みを把握する重要性、採寸時の姿勢、シャツや靴を持参する効果について解説します。
自分の好みを確認する
スーツをオーダーする際は、サイズ感やシルエット、全体的な雰囲気など、自分の好みをあらかじめ把握しておくことが大切です。これにより、仕上がりのイメージが具体的になり、満足のいくスーツ作りができます。逆に、好みが明確でないと、いくら優秀なフィッターやテーラーが付いたとしても、質問に的確に答えられず、期待通りの仕上がりにならない場合があるでしょう。
自分の好みを言葉で伝えづらいと感じる方は、普段着用しているお気に入りのスーツを持参するのが確実です。そのスーツを基準に改良点を話し合えます。
理想的なスーツが手元にない場合は、メディアで見つけた写真やカタログを参考資料として持参するとよいでしょう。経験豊富なフィッターやテーラーなら、顧客の要望をくみ取ったうえでオーダースーツを仕立ててくれます。
自然な立ち姿で採寸してもらう
スーツをオーダーする際は、自然な立ち姿で採寸してもらうことが大切です。これにより、普段通りの姿勢において、最も美しいシルエットになります。
採寸時は気が張って、無意識に背筋を伸ばしたり胸を張ったりして、普段と違う姿勢を取ってしまいがちです。しかし、不自然な姿勢で採寸すると、採寸時の姿勢と実際に着用した際の姿勢が違うため、着心地の悪さや余計なシワなどにつながってしまいかねません。
もちろん、実店舗で採寸する場合には、フィッターやテーラーが適時サポートしますので、過度な心配は無用です。採寸中に楽な気持ちで自然体を心がけるだけでよく、特別な準備は必要ありません。
スーツに合わせたいシャツや靴を用意しておく
スーツをオーダーする際は、合わせたいシャツや靴を持参することをおすすめします。シャツのゆとりやサイズ感、靴のかかとの高さやボリュームによって、スーツの仕上がり寸法が微妙に変わることがあるからです。
採寸段階で、シャツや靴を着用すれば、仕上がり後に全体のコーディネートも含めた採寸と調整ができます。完成後の見た目や着心地に一層満足できるようになるでしょう。シャツや靴は一般的に店舗で貸してもらえますが、実物を持ち込んだ方がより確実ですし、自分の好みやイメージを店舗スタッフと共有できる効果もあります。
また、シャツのオーダーが可能な店舗であれば、スーツと一緒にシャツを注文するのも良い方法です。トータルコーディネートがしやすくなり、全体の装いが洗練されます。
スーツってどう作るの?スーツの作り方やオーダーメイドと既製品の違いについてご紹介
この記事では、スーツがどのように作られるのかをご紹介し、オーダースーツと既製品スーツの違いについても解説します。
オーダースーツは採寸が重要!実店舗で測ってもらおう
オーダースーツを仕立てる際は、正確な採寸が大切です。せっかくオーダースーツをつくるのであれば、できればプロに採寸してもらい、理想的な着心地と見栄えの良さを追求することをおすすめします。
特にフルオーダースーツでは、個々の体形に合わせた正確な採寸と調整が可能です。近年は職人技術のマシーン化が進んでおり、リーズナブルな価格でフルオーダースーツを作れるようになりました。ぜひ、実店舗でフルオーダースーツを仕立ててみてはいかがでしょうか。
オーダースーツを作る上で、採寸は最も重要な工程です。正確に採寸することで、自分の体に完璧にフィットするオーダースーツが仕上がります。
採寸方法には、自分で測る、既存製品のサイズから選ぶ、実店舗でプロに採寸してもらう、といった3つの方法があります。その中でも、店舗で採寸してもらうと正確で安心です。
また、採寸には「ヌード寸法」と「出来上がり寸法」の2種類があります。実店舗での採寸方法は基本的にヌード寸法ですが、自分で採寸する場合はいずれかの方法を選んでください。
測る箇所は、首や肩周り、袖丈、アームホール、バスト、ウエスト、ヒップ、着丈、カフス周りなど多岐にわたります。それぞれの箇所を正しい採寸方法で計測しなければなりません。
また、採寸の際は自然な立ち姿を心がけ、スーツに合わせるシャツや靴も用意しておきましょう。オーダースーツ店のスタッフに自分の好みや要望を伝えることも大切です。正確な採寸は、実店舗でプロにお任せすると安心です。