大学の入学式にふさわしい男性のスーツスタイルとは。コーディネートのコツと選び方
ご入学おめでとうございます!春から大学生や専門学校生になる皆さんにとって、最初のイベントとなる入学式は、人生の節目のひとつともいえる大事な式典です。式典にふさわしいメンズスーツの着こなしやルールを、この機会に身につけておきませんか?大学の入学式は、男性と女性どちらもスーツでの出席が一般的です。入学式は服装を指定されることが少なく、表向きは「服装自由」という扱いになっています。しかし、入学式はあくまで「正式な式典」です。いわゆる「TPO」を考えた、きちんとした服装が求められます。また、最初の学内行事である入学式には、多くの学生が式典向きの服装を選択しています。おしゃれをするのは入学式の後の通学からなど、イベントや状況に合わせて着こなしを楽しんでいます。また、入学式で購入したスーツは、学会での発表や成人式、就職活動、卒業式でも着用が可能です。このタイミングで汎用性の高いスーツを揃えてしまえば、その後の着用で迷うことがなく安心です。
そこで今回は、スーツマナーのプロ「オーダースーツSADA」の現役スタッフが、入学式のスーツの選び方や他のアイテムの合わせ方、選び方について解説します。ぜひ、参考にしてみてくださいね。
大学の入学式にふさわしいスーツとは
大学の入学式、希望で胸が踊りますね。
そんな大事な式典にふさわしい服装とは、ずばりスーツです。
服装は自由と定めている場合や、大学、学部によって特色があるパターンも見受けられますが、基本はスーツを選択しましょう。
周りの学生もスーツを着用している方が大多数かと思われます。
TPOに合わせた、その場の雰囲気にふさわしい服装をすることが好ましいといえるでしょう。
目立つコーディネートに興味がある方は、スーツのネクタイやチーフで遊び心を加えることで自分を表現してみてはいかがでしょうか。
スーツは着こなしで全く見え方が変わります。
なぜ入学式はスーツなの?
入学式にスーツを着用したほうが良い理由はいくつかあります。
まず挙げられるのは、いくら服装が自由だといっても入学式は正式な式典だということです。
式典では集まる人が服装の格式を揃えることが一般的です。
分かりやすい例である結婚式では、具体的なドレスコードが示されますが、入学式や卒業式では、お祝いの式典でもあるため厳しいルールは特に定められていません。
場面にふさわしい服装を選択することは、学生を信頼して任せていると考えても良いでしょう。
格式高い男子のスーツスタイルとは
格式高めの男子の入学式スタイルは色柄がポイントです。
格式高い色柄のスーツを選ぶ
スーツは黒に近いダークカラーが格式高く、ミディアムカラーやライトカラーなどの明るい色はカジュアルになります。
そのため入学式のおすすめカラーは、黒、紺、ダークグレーです。
柄は、無地がもっとも正式な印象になります。
入学式では無地に限らず、織柄も着用されます。
織柄は、生地を織る際に糸の光沢を利用して模様を表現したものです。
落ち着いた印象の柄であるため、シャドーストライプと呼ばれる織柄は、無地の次に格式高い柄として式典で着用されます。
格式が高めであることから、着用シーンが幅広く、コーディネート次第で華やかにもなるため、人気があります。
入学後の着用シーンで考える場合は、就活にも対応できる黒無地や紺無地から選ぶ方法と、成人式、卒業式、入社式での着用を目安に織柄を選ぶケースに分かれます。
スーツのスタイルは?
スーツデザインは、前ボタンが2つのシングルスーツやベストがあるスリーピーススーツが一般的です。
ダブルのスーツは個性的な印象になるため避けた方が無難です。
入学式では、オーバーサイズや体のラインに密着するようなタイトな細身スーツを避けます。
格式高い場面では、標準的なサイズ感が正式です。
スーツは着用ルールに合った袖丈や裾丈、着丈に調整することがポイントです。
入学式の裾の仕上げは、正式なシングル仕上げを選択します。
ダブルはカジュアルな仕上げのためビジネスでは一般的ですが、入学式のような式典では避けます。
スーツのサイズ感は重要なポイントが数多く存在し、自分ではチェックしきれない細かな決まりごとがあります。
そのため身長や腕の長さの問題で既製品ではサイズが合わない方も意外と多くいらっしゃいます。
既製品で合うものがなければお金をかけてお直しをするよりも、思い切ってオーダーメイドでスーツを購入することもおすすめします。
最近ではしっかりとした採寸で生地の種類も豊富なのにも関わらず、お手頃価格のブランドも増えています。
入学式のおすすめスーツとは?
入学式におすすめのスーツは着用予定によって変わります。
入学式後の着用予定が就活
入学式後に就活やインターンシップでも着用したい場合は、黒無地がおすすめです。
現在就活では、業種を問わず着用できる黒無地が一般的です。
インターンシップでビジネスカジュアルやオフィスカジュアルの指定があったとしても、黒無地の場合、パンツだけ単品で使う事も可能なため、着回し力も高いことが特徴です。
医療系を目指している場合は、紺無地もおすすめです。
医療系の実務では喪服をイメージさせる黒無地を避ける傾向があるため、入社後の研修でも使いたい場合は紺無地を用意しておくと安心です。
外資系を目指している場合も紺無地がおすすめです。
日本では一般的な黒無地スーツも、海外の方には特殊なスーツに見えます。
海外ではネイビー系、グレー系のスーツがビジネスの定番です。
入学後の着用予定が成人式や卒業式
入学後の着用予定が成人式や卒業式、入社式などの場合は、おしゃれにアレンジできる織柄のスーツやスリーピーススーツがおすすめです。
黒、紺、グレーなどのダークカラーであれば入社式まで着用が可能です。
ミディアムカラーの場合は、やや華やかさのあるコーディネートが可能な入学式や成人式、友人の結婚式などが着用の目安です。
スーツスタイルのサイズ感
スーツを選ぶ際に気をつけるべきポイントは、身体にフィットしたものを選ぶということです。
スーツは、大きすぎるとだらしなく見えてしまうので、ぴったりのサイズを選ぶようにしましょう。
自分の身体によりフィットしたスーツを購入するには、採寸が重要になります。
スーツが身体にフィットしているかどうかを見極めるポイントは、ジャケットの肩の部分です。
もしも肩の部分が少し大きいと感じたり、逆に窮屈だと感じたりする場合にはサイズを変更しましょう。購入する際には必ず試着をし、試着室の鏡で着用した姿をしっかりチェックすることが大切です。
チェックする場所としては、首の後ろから背中にかけてシワができていないかどうか、袖丈、着丈、胸まわりの余裕が挙げられます。スーツの袖丈は腕を下した時にシャツの袖が、1cmから1.5cmほど見える長さがちょうど良い長さです。着丈はヒップが隠れる長さが正しいスーツの長さです。カジュアルな着こなしでは、やや短めに着用します。
- 肩幅(肩の端を2㎝ほどつまめるのが最適サイズ)
- 袖丈(シャツの袖がジャケットの袖から1~1.5㎝出る長さ)
- ウエスト(握りこぶし一つ分入る余裕)
- 着丈(ヒップがギリギリ隠れる長さ)
- 裾丈(パンツの裾が靴に少しかかる長さ)
スーツ購入の際は、上記の5カ所のポイントをしっかりと意識しましょう。
初めてスーツを着る大学の入学式!どうやってスーツを選べばいい?オシャレに決めるポイントは?
今回は、大学の入学式で着るスーツの基本の選び方や、購入のタイミング、男女別のスーツの着こなしチェックポイントについて解説しています。
入学式の着用したいスーツをイメージしよう
大学の入学式は人生の転機にもあたる大事なイベントのひとつです。
そんなイベントを成功させる要因のひとつとして身だしなみがありますね。
まずは自分がどんな雰囲気のスーツを着たいのか考えてみましょう。
入学式だけではなく成人式や転職活動など今後も着まわすこともできる「定番のスーツの着こなし」をしたいのか。
着回しは追及せずに、「個性的なスーツの着こなし」をしたいのか。
せっかくの式典なのでこだわって考えてみてはいかがでしょうか。
スーツの色柄を決める
では、まずはスーツの色柄から決めていきましょう。
タイプ別にご紹介していきます。
【色】
- 黒
黒はもっとも強い色です。
ネクタイも濃色のハッキリとした色が合います。
白のワイシャツを合わせるため、メリハリのあるコーディネートがお好みの場合におすすめです。黒には細身に見せる効果もあります。
- 紺(ネイビー系)
紺は、白いワイシャツと合わせることで、誠実で爽やかな印象になります。
スーツの基本色である紺は、着用シーンが幅広くコーディネートもしやすいため、一着はもっておきたいスーツです。
- チャコールグレー(黒に近い灰色)
黒に近いグレーをチャコールグレーと呼びます。
落ち着きのある色合いで、白のワイシャツと合わせると穏やかで知的な印象になります。
エンジ系のネクタイと相性が良いことも特徴です。
ダークカラーでも、ブラウンはカジュアルな印象になるため式典では避けましょう。
国立はダークカラーメイン、私立、美容系専門学校などは少し明るめなど、色も校風で若干の差があります。
入学式を公式配信している学校もあるので、心配な場合は事前に動画配信サイトや学校のホームページで前年の様子を調べてみましょう。
また、黒無地のスーツは、結婚式や就職活動などに着まわすことが可能ですが、葬儀では着用を避けます。
成人式のスーツとしても着用する予定のある方は、少し明るめのネイビーやミディアムグレーに挑戦してみてもいいでしょう。
ライトグレーはカジュアルな印象になるだけでなく、ダークカラーが多い入学式では浮いてしまう可能性もあるため避ける方が多いです。
【柄】
柄は無地か、遠目に無地に見える柄が定番です。
- 無地
無地は格式が高く、洗練されたおしゃれに向いています。
初心者でもコーディネートしやすいため、やや派手なネクタイでおしゃれをしたい場合にもおすすめです。
- シャドーストライプ(織柄)
スーツの縦長なシルエットが織柄のストライプで強調されるため、背が高く見えます。
シャープな印象になるため、スタイルアップ効果を活用したい場合におすすめです。
- ピンストライプ(細いストライプ)
薄いストライプも盾を強調する効果を期待できます。
ネイビー系は黒よりも引き締め効果が弱まるため、ピンストライプの効果を使うことも選択肢です。ペンシルストライプやチョークストライプ、チェックなどは主張が強く、おしゃれではありますが、格式は少しカジュアル寄りです。
グレンチェックやマイクロチェックなどは、柄に使用されている色がダークカラーのものであれば、遠目に無地に見えるため着用されます。
さりげないおしゃれをしたい方におすすめです。
入学式の人気のスーツベスト3
入学式で人気の色柄の組み合わせは、以下の3種類です。
- ネイビーシャドーストライプ
光の反射で浮き上がる生地の織柄がお洒落なシャドーストライプは、春先の入学式にも合う爽やかなネイビーが人気です。
シャドーストライプは場面を選ばないためビジネスでも基本の柄として着用されています。 - 黒無地
就職活動対応タイプの黒無地スーツは、現在も不動の人気です。
黒は無彩色であるため、コーディネート次第で雰囲気も変わります。
グレーのオッドベスト(単品販売されているベスト)を合わせれば、華やかな成人式スタイルにも変えられます。 - 黒のシャドーストライプ
毅然とした印象の黒のシャドーストライプスーツも人気です。
日本のビジネスシーンで使用される黒のスーツは、大半がシャドーストライプかピンストライプです。着回し力抜群で、成人式や結婚式にも人気です。
個性的なスーツの着こなしは?
入学式はお祝いの式典です。
大学や専門学校側は、スーツの着こなしを学生の自主性にゆだねている場合が多く、入学式に、「この色は絶対ダメ」などの指定はあまりありません。
ただ、専門学校の場合は大学よりも就職活動を開始するタイミングが早いため、就活用スーツが指定されているケースもあります。
入学式に関する通知には目を通しておきましょう。
ここからは、学校の指定がなく、定番とは違う個性的なスーツの着こなしがしたい方におすすめの色柄を紹介します。
既に定番のスーツをお持ちの方や普段からスーツを着慣れている方、今後もカジュアルシーンなどでもスーツの着用予定がある方におすすめします。
【色】
色味はやや明るいネイビーやミディアムグレーなどに挑戦してみてはいかがでしょうか。季節が春ということもあり軽やかな印象になります。
【柄】
伝統的なグレンチェックもダークカラーであれば、派手にならず入学式にクラシカルな雰囲気を楽しめます。
織柄はシャドーストライプだけではなくシャドーチェックや変わった模様の組織柄もあるので、実際にお店で生地を見てみてくださいね。
海外ブランドの生地は非常に存在感があり、派手な柄も上品に見える一流のセンスが魅力です。
スーツに柄が入っている場合は、シャツやネクタイは無地のものを選ぶか同じ大きさの柄物を選ぶことでまとまりやすくなります。
黒無地のスーツは喪服として使えるの?
非常にお問合せの多い質問の1つですが、入学式に購入した黒無地のスーツは喪服として使う事を避けた方が無難です。
どちらも黒無地ですが、葬儀で着用する喪服と黒無地のスーツは種類の異なる生地が使用されているためです。
喪服の黒は「漆黒」と呼ばれ、スーツよりも深みのある黒で、朱子織で織られています。
喪服と通常のスーツを並べると、色や生地の織り目で違いがすぐに分かります。
スーツは喪服より格式が1つ低くなるため、スーツを葬儀で着用することは極力避けましょう。
体重の増減が多い方は着用予定がポイントに
体重が変わりやすい方は、スーツのサイズが変わる可能性があるため、着回しには注意が必要です。
就活の時にはサイズが変わってしまい着られなくなってしまうケースもよく見られます。
体重が変わりやすい方は、就活には就活時のサイズでスーツを作ると割り切って、入学式や成人式用におしゃれなスーツを作るという選択もあります。
ネクタイの結び方
ネクタイには複数の結び方があるのをご存じでしょうか?
今回は最もポピュラーな結び方である「プレーンノット」についてご紹介していきます。
プレーンノットは多くのビジネスマンが使用している結び方です。
また、トレンドのタイトな胸元を演出できる結び方でもあります。
- ネクタイの太いほうを左に、細いほうを右にしてシャツの襟の中にかけます。
- 太いほうを細いほうのうえで交差させます。
- 太いほうを、細いほうの下側に通して左身側に持ってきます。
- 太いほうをもう一度反対側に交差させます。
- 太いほうを首周りのループにしたから通します。
- 手前のループに太いほうを通し、下に引っ張ります。
- 結び目を締めて、形を整えます。
ネクタイの結び方にはいくつかのコツがあります。
まず一つ目が、「ディンプルを作る」ということです。ディンプルとは、結び目の下のくぼみのことであり、これがあることで立体感を出すことができます。
二つ目に、「ネクタイの長さに注意する」ということです。ネクタイの長さは、ベルトにかかるくらいがちょうど良いとされています。
長すぎると、ジャケットからはみ出してしまいますし、短すぎると、ジャケットを脱いだ時に全体のバランスが悪くどちらにしても格好悪い印象になってしまいます。
何度か結ぶ練習をすれば、長さを合わせるコツもつかめてくるので、挑戦してみましょう。
三つ目に、「シャツの襟部分にも注意する」ということです。ネクタイがしっかりとシャツの襟下に収まらずに、はみ出ているとだらしない印象になってしまいます。
襟を立ててネクタイを結び、結んだ後に襟を折る際に、はみ出ていないかチェックしましょう。シャツの第一ボタンとネクタイの結び目の間に隙間ができないようにすることも大切です。
動画で見るネクタイの結び方はこちら
https://youtu.be/97CVN3DeHbY?si=JKrrPkV-iDzi5t6q
ディンプルの作り方はこちら
https://youtube.com/shorts/V_22IRw_ScE?si=wqF23FVTWZIdiW5B
入学式スーツのコーディネート例
ブラックスーツ
ブラックスーツの場合、真面目な印象を与えることができるのであまり色を多く使わずにシンプルに着こなすのがポイントです。モノトーンで合わせると大人な印象を表現できます。
【白いワイシャツ × ブルー系のネクタイ】
白いワイシャツ×ブルー系のネクタイの合わせが映えます。
ブラックスーツは白いワイシャツがシャープな印象になります。
ネクタイはスタイリッシュな印象を与えてくれるブルー系がおすすめです。
光沢感のあるものを選ぶことで軽やかな雰囲気を演出できます。
ただ、強い光沢のあるネクタイはパーティー用のため避けましょう。
【白いワイシャツ×ボルドー系ネクタイ】
こちらはボルドーのネクタイをしっかりと際立たせるためのコーディネートといえます。シンプルな黒のスーツにボルドーを合わせることでしっかりと引き立ち、白のワイシャツで、よりネクタイのインパクトが強くなります。
原色に近い赤いネクタイをスーツスタイルに合わせることは少なく、赤系の色ではボルドー(赤紫)、エンジ(黒っぽい赤)など暗めの色が定番です。
グレースーツ
グレースーツは、落ち着いた大人な印象を与えることができます。入学式で着る方はそこまで多くはありませんが、大人な印象を表現したい方にはおすすめのスーツです。
【白いワイシャツ × ブルー系のネクタイ】
白いワイシャツにブルー系のネクタイがグレースーツの定番のスタイルといえます。
ワイシャツは淡いブルーなども知的な印象になりますが、白に近い薄い色がおすすめです。
ネクタイの柄はドットを選んでも上品なコーディネートになります。
【大人の品格】グレースーツに合わせたおしゃれなネクタイ選び&コーディネート例を紹介します!
シックな灰色で仕立てたグレースーツは、大人の品格漂う魅力が特徴です。ビジネスシーンにも良く選ばれますが、合わせるネクタイを迷う方もいるでしょう。今回はグレースーツの魅力を引き立てるネクタイを中心にご紹介します。
ネイビースーツ
ネイビースーツは、誠実さや爽やかな印象を与えることができるので、華やかに見せたい方にぴったりです。どんなシャツやネクタイにも合わせやすいので、人気のカラーとなっています。
【白いワイシャツ × ブルー系のネクタイ】
白いワイシャツ×ブルー系のネクタイがおすすめです。
フレッシュさを全面に出したコーディネートです。
清潔感があり、万人に受ける王道のコーディネートといえます。ネイビーの無地のスーツを着用する場合は、ラインのピッチが広いレジメンタルストライプやドット柄を選択します。
少し先の話になりますが、就活の際にも使用できる組み合わせのためおすすめです。
【ラベンダーシャツ×ネイビーネクタイ】
上品で明るい印象になる、淡いラベンダーカラーのシャツに、爽やかな白いストライプの入ったネイビーネクタイを合わせます。
ラベンダーは白に近い薄い色を合わせることがポイントです。
ラベンダーとネイビーは上品な色合わせのため、少し雰囲気を変えたい方におすすめです。
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入学式のスーツはいつまでに用意する?
スーツの購入は入学式直前で間に合う?
スーツの用意は早めがおすすめです。
基本的にはスーツの春夏の新作は、スーツの需要が高まる1月末〜2月にかけて販売されるのが一般的です。新作のスーツをチェックしたい場合はその時期に足を運んでみるのがいいでしょう。
一般的に入学式のスーツを用意する時期は、既製服の場合進学先が決定してから購入する方が多いため、2月上旬から3月中旬頃が目安です。
オーダースーツは入学式のスーツをいつまでに注文する?
オーダースーツを注文する場合は、完成したスーツが手元に届くまで一ヶ月前後かかることが一般的です。注文が集中し混雑する2月、3月は、1ヵ月半など納期が長くなるケースもあります。
そのためオーダーで入学式のスーツを用意する場合は2月中旬までが目安です。
入学式のコーディネートアイテム
靴
入学式などの式典で使う靴は、黒を選択しましょう。
スーツスタイルでは、黒い紐靴が正式です。
ブラウンを選ぶ場合は、黒っぽく見えるダークブラウンが無難です。
靴はデザインで格式が変わります。
つま先に何も飾りが無いプレーントゥか、横に線が入っているストレートチップを選びましょう。
この2つは同格で、就活にも使えます。
使用しなくても経年劣化する合成皮革は避け、本革を用意すれば2年後の就活も安心です。
ローファーなどのスリッポンタイプはカジュアルな印象になるためスーツスタイルでは避けます。
内羽根式(紐を通す部分が靴本体に密着しているタイプ)の紐靴は、もっとも格式が高いデザインです。
ベルト
黒のピンバックル(ピンをベルトの穴に通して固定するタイプ)が正式です。
また、靴とベルトは同じ色で揃えることが鉄則です。
ダークブラウンの靴であれば、ダークブラウンの色が似ているベルトを合わせます。
見落としがちな靴やベルトですが、スーツスタイルを格上げする大事なアイテムのひとつです。
ポケットチーフ
スーツの胸元を華やかにする方法として人気なのが、ポケットチーフです。
ポケットチーフとはジャケットの胸ポケットに挿す、装飾用の四角い布のことです。
汗や手を拭くことを目的とする、一般的にハンカチ(ハンカチーフ)として販売されている物とは別物です。
素材は、ポケットチーフ(チーフ)は薄く柔らかなシルクやリネン(麻)、ハンカチは厚みのあるコットンのため、ハンカチをポケットチーフとして式典に使用することは避けます。
入学式にポケットチーフは必要なのか気になる方も多いのではないでしょうか?
胸ポケットはポケットチーフを入れるためのポケットのため、本来はポケットチーフを入れることが正式です。
しかし、日本ではそれほどポケットチーフが浸透していないため、入れなければならないという風潮はありません。ポケットチーフを入れる、入れないは自由です。
ポケットチーフを入れる場合、式典では白を選びます。
折り方は、TVフォールドがおすすめです。
ポケットの幅に合わせて四角くたたみ、1㎝程度ポケットから出します。
靴下
入学式の靴下の色は、スーツか靴の色に合わせます。
白い靴下や明るい色は避け、黒やネイビーを選びましょう。
スーツスタイルでは肌を見せないようにする決まりもあるため、椅子に座ったときに肌が見えない長さが必要です。スニーカー用の短い靴下は避けましょう。
ふくらはぎまであるスーツ用のロングホーズの靴下を選びます。
講堂での入学式は靴ですが、会場によってはスリッパになる機会もあるかもしれません。
上履き持参の指定などがないかもチェックしておきましょう。
鞄
就職活動の際にも使用する場合は、A4サイズの書類が入る自立型のビジネスバッグ(ブリーフケース)が無難です。
最近はビジネスマンもリュックを持っている人を見かけることが増えていることから革製のビジネス向けのリュックでも大丈夫です。
ビジネスリュックでスーツスタイルに合うシンプルデザインは、通学でも使えます。
カジュアルすぎるスポーティなリュックやトートバッグは、スーツスタイルと合わせるとアンバランスな印象になるため避けましょう。
スプリングコート
東京よりも北の地域での入学式は、まだ寒い場合もあります。
天候や平均気温を考慮して、コートを用意しておくと安心です。
通学でも使いやすいステンカラーやチェスターコートなどがおすすめです。
就活まで着用する予定がある場合は、黒のステンカラーなどを購入しておきましょう。
大学入学式のスーツはどこで買う?
スーツを購入する際には、量販店で既製品を購入するという方法と、オーダースーツ専門店で自分に合ったものを仕立てるという方法があります。
既製品の場合には、金額を抑えてある程度決まったパターンの中から選択できるため、スーツ初心者の方やあまり細かいこだわり等がないという方には使い勝手がよいと言えるでしょう。
また、裾上げだけの場合は、時間がかからず、すぐに受け取れる点もメリットです。
一方、オーダースーツの場合には、自分の好みに合ったデザインや生地、ボタンなどを選択し仕立て上げるという楽しさがあります。時間はかかりますが、自分だけの理想のデザインで作ることができるため、スーツの満足度も上がります。
また、オーダースーツの最も大きなメリットは、体型に合ったサイズ感でスーツが作れることです。
英国の仕立て服として誕生したスーツには、正式な着こなしをするためのサイズ感の決まりがあります。
袖丈、着丈、パンツの裾丈は、伝統的な長さからトレンドの長さまで複数のパターンがあります。
このような決まりをクリアするために個人の体型に合わせて仕立てる必要があり、既製服の店舗でも、裾だけは仕上げずに販売されているのです。
流行のスーツであっても、裾丈がクラシックな長さになっていると、見た目がおしゃれに見えなくなってしまう点がスーツのフィッティングの難しさです。
スーツを正式に着こなしたい、トレンドのサイズ感で着こなしたいという要望がある場合は、スタッフに伝えましょう。
スーツは要望によって、適正なサイズ感やスタッフの提案内容が変わります。
さらに、スーツの流行は襟の幅やウエストの絞り、合わせるネクタイの幅や柄、シャツの襟型、色や生地の質感などが総合的に変化します。スーツは、全体の統一感を重視するファッションです。
オーダースーツは時間がかかりますが、トレンドや要望を反映した価値あるスーツが出来上がります。また、自分の好みと体型に合ったオーダースーツは長く着続けられるというメリットもあります。
興味を持った方は是非、オーダースーツを仕立てることも検討してみてください。
スポーツマン体型の方はオーダーがおすすめ
スポーツ経験者やふくよかな方は、スーツの量販店ではサイズ合わせが難しいことがあります。スポーツ経験者は、上半身もしくは下半身が発達しているためジャケットとパンツのサイズが違うことが良くあります。
既製服では上下セット販売になるのでサイズの合わないスーツを、大幅に修正して購入しなければなりません。しかし、オーダースーツなら細かく採寸を行いオリジナルのスーツを仕立てられるので、修正代金が不要でフィット感のあるスーツが仕上がります。
オーダースーツをネット注文
初めてスーツを作る際は、一度来店して採寸が必要ですが、2回目以降はネットで注文が完結できます。
スマートフォンやタブレット、パソコンから購入できるため、忙しい場合にも安心です。
入学後に、急遽インターンシップや就活でスーツが必要になった場合も、店舗へ行く時間が不要になります。
ちょっとした隙間時間で生地を選んだり、ボタンや裏地を選び、前回と同様のサイズで注文が可能なため、非常に便利です。
オーダースーツSADAでネット注文する方法は?
オーダースーツSADAの公式ページを開いて下にスクロールしていくと「商品一覧へ」という項目が出てくるのでタップします。
まず生地ブランドを選びます。
生地のブランドが価格順に表示されているので購入する生地名「注文する」をタップして確定します。
次に生地選択画面が表示されるため、生地の柄を選択します。
柄を選んだらフロント釦を押します。
フロント釦の選択画面が表示されるので、お好みのフロント釦を選択します。
襟の型、腰ポケット、ベントと続きます。
ベントとは、ジャケットの後ろ身頃後身ごろの裾に入ったスリットのことです。
スリットの位置によりセンターベントとサイドベンツに分かれます。センターベンツよりサイドベンツの方が動きやすいデザインになっています。ヒップ周りの大きい方はサイドベンツが向いています。
ベントが決まったらフロントカットを選択します。
フロントカットとはジャケットの前裾部分のことです。
前から見たときフロントカットの空きが広いとスタイリッシュに見えます。
フロントカットの次は袖釦、裏仕様、タックと続きます。
裏仕様は秋冬用なら総裏、春夏用なら背抜きを選択するなど用途によって使い分けましょう。
続いてパンツの形に移り、タックの種類を選びます。
タックとはパンツの前身の生地を折り込み、ウエスト部分から下に向けて入れたひだのことになります。
タックの次は脇ポケット、裾口、ヒップポケットまで選びます。
釦の種類と裏地を選びます。釦種類はレギュラー釦のほか有料のものがあります。
裏地まで選んだらオプション選択をタップしてオプション一覧を開きます。
スペアパンツやステッチ、ボタンホール色糸なども有料オプションも追加で選択ができます。パンツオプションの「PP加工」と「股ずれ防止シック」は、追加しておくとパンツの痛みが軽減され長持ちします。
すべて選択し終わったら採寸方法を4つの中から選択します。
- 店舗で採寸→ネット注文後に指定の店舗で採寸する
- 前回のサイズをもとに作る→店舗で採寸したサイズで作る
- 自分で寸法を指定する→自分で採寸してサイズを入力する(自己採寸によるサイズ違いの返品、返金はいかなる場合でも受け付けていない)
- サンプルスーツを送る→手持ちのスーツを輸送して採寸してもらう(採寸終わり次第、速やかに返却します。)
選択した生地とオプションに誤りがなければ「購入手続きへ」をタップして購入手続きに移ります。
購入手続きが完了したらお客様情報を入力して完了です。
時間を気にせずゆっくり選べるので時間のない方でも利用できて便利です。
スーツを楽しもう
スーツの決まりやおすすめの柄など細かなことをお話しましたが、スーツは基本を抑えてしまえばどんどん選ぶことや着ることが楽しくなります。
まだスーツを着用する回数が少ない方も、今後どんどん着用する回数が増えてくると思います。
せっかくの入学式なのだからおしゃれを楽しみたいという人も多いでしょうが、実際には多くの新入生が入学式にふさわしい格式高めのコーディネートを選んでいます。
多くの大学では、ホームページなどで入学式の様子や写真を掲載しているため、実際の入学式の様子や雰囲気がどんなものなのかを調べておくと安心です。入学式は新しく始まる大学生活の第一歩です。その門出がより良いものとなるよう、スーツ選びに気を配りましょう。
覚えておきたいスーツのマナー【メンズ】
スーツを着用する際に気を付けなければならないマナーが存在し、そのマナーを知らないと相手を不快にさせてしまうことも考えられます。しっかりとマナーを理解して、スーツを着こなすスタイルを身に付けましょう。
メンズスーツ着用の際の代表的なマナーを3つ紹介します。
ジャケットの一番下のボタンは閉めない
ジャケットの一番下のボタンは基本的に留めません。
このマナーは「アンボタンマナー」と呼ばれているもので、スーツの基本的な着こなしのポイントとなります。
ジャケットによっては、2つボタンのタイプや3つボタンのタイプが存在します。ボタンの数が違っても、常に一番下のボタンは開けて着用します。
マナーというよりは、スーツスタイルを綺麗に見せるためといった意味合いが強いルールです。
ベストを着用する場合は、ベストも一番下のボタンを外しましょう。
ベストを着用している時は、ジャケットの前ボタンを全て開けます。
座るときはジャケットのボタンを外す
よくテレビなどで、ジャケットのボタンを外して座っている方を見かけることも多いのではないでしょうか。
ボタンを外すといった行為はマナー違反だと感じる方も多いと思いますが、スーツで座る際にボタンを外すことはマナー違反にはなりません。
ジャケットは立った状態の姿勢を基準にして作られています。そのため、ボタンを留めたまま座ってしまうと余計なシワが入ってしまい、見た目が良くありません。
シワが入ったジャケットは相手に対してだらしない印象を与えてしまうので、シワを防ぐためにボタンを外します。ビジネスシーンで良く見られる着こなしです。
ただ、どちらかというとシワ防止を目的とした慣例のため、学生の入学式や就活の面接などでは留めたまま着席したほうが無難です。
ポケットにものを入れすぎない
スーツにはポケットが付いていますが、これらは今までの長い歴史のなかで様々な変化を遂げて、今のような状態になりました。
基本はポケットをひとつの機能と考えるよりも、デザインとして考えるようにしましょう。そのため、ポケットにはなるべく物を入れないようにすることが大切です。ポケットが膨らみすぎていると、スタイルのバランスが崩れてしまいます。
特にパンツのヒップポケットにお財布を入れると、椅子に座った時にパンツが破れることがあるため注意しましょう。
上質なスーツを作るための豆知識
Superとは
Superとはウール繊維の細さを表しています。80から250の18段階で分けられ、数字が大きければ細くなります。スーツの生地にはSuper110’sのように表記されます。細ければ滑らかでしなやかな生地になりますが強度は落ちます。100から140がビジネスシーンや一般用途向けの生地で、150以上の生地はパーティーシーン向けになります。
番手
繊維に撚りをかけたものが糸になりますが、この糸の太さを表す単位が番手です。重さ1kgの糸が何メートルになるのかを示しています。例えば1kgの糸が50メートルになれば50番手です。つまり数字が上がれば糸が細いということになります。Superは糸の原料の繊維、番手は糸に対して使います。
梳毛と紡毛
梳毛(そもう)はくしけずったウール(毛)のことを言います。髪の毛で例えると、クシでとかすことで余計な埃や塵が取り除かれ、毛並みも揃い、指通りが滑らかになる状態です。一方紡毛はこの工程がないため、起毛感があります。基本は梳毛のほうがフォーマルさが上のため、まずは梳毛で検討しておいたほうが良いでしょう。
単糸と双糸
原料となる繊維を引き伸ばしながら撚りをかけて一本の長い糸にすることを紡績といい、出来上がった糸は単糸と呼びます。一方、単糸を2本撚り合わせたものを双糸と呼びます。細い単糸も双糸にすることで強度が増します。例えばSuperの滑らかさを活かしつつ耐久性を上げた生地を作ることが可能です。
目付
150cm×1mあたりの生地の重さを表し、数値が大きければ厚みのある生地になります。ウールの春夏用は240g前後が目安と言われています。もちろん素材が変われば目安も変わります。
ミルとマーチャント
オーダーメイドでは生地のブランドも選ぶことができます。生地のブランドには2種類あることをご存知ですか?「ミル」と「マーチャント」です。
ミルは独自の生地を開発し、一貫生産の織物工場を持つ自社ブランドのことです。
一方、マーチャントは素材を仕入れてミルに持ち込んで生産してもらう卸商社ブランドです。でき上がった生地を各アパレルブランドやテーラーに販売します。
ミル
一貫生産のためコストを抑えられるのはミルです。原毛を調達するところから完成まですべて自社で行います。定番柄や色のバリエーションが豊かであり品質も保たれていることから、コストパフォーマンスを重視するならミルのブランドを選んでみてください。
マーチャント
ミルと異なり中間マージンが載るため、ミルと比べると価格が高めの設定です。しかしながらトレンドをいち早く取り入れるネットワークに強みがあること、あるいはトレンドをつくり出すこともあるため、オシャレを追求するならマーチャントのブランドを選んでみてください。
おすすめのミルのブランド
ゼニア
世界最高峰とも呼ばれているイタリア・ミラノのブランドです。各国から厳選した上質なもののみを使用することで、なめらかさ、ハリ、色艶が高級感の溢れる一品に仕上がります。
100年近くロングヒットを続けているエレクタは特にしなやかで着用者の動きに合わせフィットしやすく、メンテが比較的楽なことから初心者におすすめできる汎用性の高い生地です。
カノニコ
イタリア・ビエラのブランドです。年間800万mの服地を生産する創業1663年の最も歴史の長い老舗ブランドのひとつです。イタリアらしい軽さと滑らかさに優れており、高級ウール生地の中では比較的安価です。
実用性が高く人気な生地はペレニアルです。
圧倒的なシワ回復力が人気です。
ロロ・ピアーナ
1936年創業のイタリアのブランドです。最先端技術を駆使したことで、特殊獣毛生地が得意になり、ペルー政府のお墨付きでビキューナの取り扱いを認められています。
オールシーズン用の生地としてフォーシーズンズがあります。ニュージーランド産のメリノウールSuper130’sを使用した滑らかな肌触りと高いストレッチ性が特徴です。ただし、日本では多湿な夏場を除き、春秋冬のスリーシーズン用としています。
タスマニアンはSuper150’sの高級感、吸湿性と耐久性に優れた人気の生地です。
レダ
生産工程の自動化、環境への取り組みなどにいち早く対応しており、コスパの良さやレダの最先端技術には目を見張るものがあります。またトレンドを掴むことが得意なため、おしゃれに着こなしたい方におすすめのブランドです。
ジョンフォスター
イタリア生地ほど柔らかくなく、イギリス生地ほど硬くない絶妙な肌触りのよい生地に仕上げています。技術的にこのバランスをとることが難しい割に高いコストパフォーマンスを実現しています。そしてブリティッシュスタイルの特徴でもある「耐久性の高さ」「クラッシック感」「真面目さ」を残しつつ現代にマッチしたものとして日々進化をとげています。
チェルッティ1881
イタリア生地の高級感あふれる美しさと光沢が魅力のオリジナリティに富んだラインナップが揃っています。
ウィンテリッシモはSuper110’sの繊維を使用し、シワになりにくくビジネスシーンでは定番で扱いやすい生地になっています。またアイ・トラベルもビジネスシーンに活躍できるタフな生地です。こちらは強撚糸を使用しているためハリとコシのある仕上がりになっています。
テイラー&ロッヂ
1883年イギリスのハダースフィールドで創業しました。生産効率を上げるために高速織機がこぞって使われている中、あえて低速織機を使い、丁寧に高品質な生地をつくっています。ブリティッシュスタイルの特徴であるハリ・コシ・弾力性は世界中のアパレルブランドから需要があります。
ラムズゴールデンベールはメリノ羊の特別な極細のウール繊維を使用した生地で、肌触りはまるでカシミヤです。ストレッチ性と美しい光沢が一層ワンランク上へいざないます。
おすすめのマーチャントのブランド
ドーメル
ジュールズ・ドーメル氏によって1842年に設立されました。イギリスの生地をフランスへ輸入するビジネスだったものが、今では世界中に供給できるほどの販路を拡大した老舗マーチャントブランドです。
売れ筋のアマデウスは華やかなイギリス生地で、経糸と緯糸に双系を使用することでハリの強さを発揮しています。シルクなど他の繊維を混紡し、四季に対応できるよう柔軟な展開をしている汎用性の高い生地です。
ミスティックは日本の高温多湿な気候に対応できる春夏向けの生地です。光沢とシワ回復力に秀でており、モヘアのサラッとした着用感がおすすめできるポイントです。
スキャバル
ベルギーで設立された世界で販売数トップクラスのマーチャントです。とくに最先端トレンドに敏感です。コストよりも品質重視です。
ザ・ロイヤルはその名のとおり、王室をイメージする光沢感が売りです。しかし派手さはなく落ち着いた雰囲気をまとうことができるのでコーディネートがしやすい生地となっています。
ドラッパーズ
イタリア・ボローニャのカラフルな色柄を得意としています。
ドラッパーズを代表する生地のアライバルはSuper110’sの繊維を使用したオールシーズン生地です。色柄も豊富でビジネスシーンだけでなくパーティーシーンにも対応可能です。
ブラゾン150’sは名前に入っているとおりSuper150’sの繊維を使用し、その原料は高品質なタスマニアンウールです。創業当時からあったこの生地は今ではハイグレードな生地としてラインナップされています。
ホーランド&シェリー
ロンドンのマーチャントで、色柄を毎年3,000パターンも用意しており、特殊獣毛のビキューナやカシミヤを取り扱っています。
ターゲットは定番生地のひとつで、ビジネスシーンに活躍できると人気な理由は高い防シワ性と高耐久性にあります。無地も選択できるのでコーディネートしやすい点も評価されています。
ゴーストウィックはシドニー北西の地域で飼育される羊から全体の10%という希少性の高いSuper170’sを使った生地です。ウルトラファインに分類され、その肌触りはカシミヤ級です。オールシーズンに対応しています。
ハリソンズ・オブ・エジンバラ
1863年創業、イギリスらしさを全面に出したしっかりした生地を扱っています。しっかりした分、テーラーにとっては仕立てのしやすい生地として好評です。
リーエージェンシーとフロンティアはスリーシーズン対応の生地です。フロンティアのほうが厚みとハリがあり、シワ回復性が高くビジネス向けです。
プルミエクリュはSuper100’sを使ったイタリア生地の柔らかさを取り入れたバランスの取れた生地です。またこれをグレードアップさせたものがクリュクラッセです。こちらはSuper120’sを使用し吸湿性とストレッチ性が向上しています。
ウール&ポリエステルの選択もあり
スーツで重要な「光沢」「ハリ」「しなやかさ」を網羅できるのがウール素材です。ところがウールは、羊毛で高級な分、お手入れに気を配る必要があります。現代では化学素材の進歩によりポリエステルなどで代用していることが多いですが、ポリエステルではどうしてもウールの完全再現は難しくなります。そこで、考案されたのが、ウールとポリエステルの混合素材です。ポリエステルの通気性・耐久性の良さとウールの光沢感・なめらかさを活かせるいいとこどりの生地も実現しており、コスパが良いとこちらも人気になっています。
オーダースーツ専門店「オーダースーツSADA」とは?
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入学式に着て行くスーツカラーは「黒」「ネイビー」「チャコールグレー」のダークカラー3色が一般的です。校風によっても差が出るので、入学する学校の入学式の動画を探してみることがおすすめです。柄は「無地」「シャドーストライプ」「ピンストライプ」から選択することが無難です。入学式のスーツは就活を想定して黒無地を購入する方が多いことが特徴です。ただし、在学中に体型が変わって着られなくなるケースも多く、体型が変わりやすい方は入学式としてスーツを用意するのがおすすめ。ちなみに、黒無地は喪服としては一般的に使えないので注意しましょう。昨今の入学式で1番人気のスーツの色柄は「ネイビーシャドーストライプ」です。迷ったらこちらを選択しましょう。その他のアイテムは「白のレギュラーカラーorワイドカラーシャツ」「ネイビーorボルドーのストライプネクタイ」「黒のストレートチップ」「黒のピンバックル」「黒いビジネスバッグ」が基本のスタイル。揃えておけば、数年後の就活にも使えます。寒い地域では、このタイミングでコートも揃えておくと安心です。当日の靴下は黒無地で、白かベージュのインナーも忘れずに着用してお出かけください。