スーツ生地はどこを見て選べばよい?おすすめのスーツ生地ブランドもご紹介します!?のアイキャッチ画像
スーツ生地はどこを見て選べばよい?おすすめのスーツ生地ブランドもご紹介します!?のアイキャッチ画像

スーツ生地はどこを見て選べばよい?おすすめのスーツ生地ブランドもご紹介します!?

スーツを選ぶとき、みなさんはどんな点に着目して選んでいますか?見た目?サイズ?どちらも重要ですが、ぜひ「生地」に関してもこだわってみてください。スーツの生地は、スーツの光沢などの質感や、身体にフィットする着心地、シワのつきやすさ・戻りやすさなどの機能性を変化させる非常に重要なポイントです。生地に使われる素材は大きく分けて、動物素材の「天然繊維」と、石油などを科学的に加工して作った「化学繊維」の2つに分けられます。もっともポピュラーな天然繊維「ウール」や、リーズナブルながらも耐久性と耐シワ性が高い化学繊維ポリエステルなど、今回ご紹介する物だけでも7種類あるのです。もちろんそれ以外にも非常に多くの種類がありますよ。いわゆる「高級生地」とされる生地ブランドも複数あり、それぞれ原産国の特色を活かした高品質な生地を複数リリースしています。特にも「オーダースーツ」で1からスーツを作る場合には、それぞれの生地ごとの違いはしっかり押さえておくべきでしょう。そこで今回は、実際にスーツを仕立てている「オーダースーツSADA」のスタッフが、国産・海外のおすすめ生地ブランドや、オーダースーツを作る際の生地の選び方を解説します。

スーツを選ぶとき、デザインやサイズ感はしっかりと見て選ぶ方も多いかと思いますが、生地に関してはどうでしょうか?生地にもさまざまな種類や特徴があり、選ぶものによってスーツ全体の印象も変わってきます。今回は、スーツ生地の選び方やおすすめブランドについて解説していきます。ぜひスーツ選びの参考にしてみてください。

スーツの生地はどのように選ぶべき?

皆さんはスーツの生地を選ぶときに、どの様な点に注目していますか?ここでは選ぶにあたって注目しておきたいポイントをご紹介します。

1,光沢

光沢の違いを比較する場合には、同じ色合いのもの同士を並べてみるとわかりやすいです。光沢のあるスーツは生地にシルクが織り込まれてあり、高級感が醸し出されます。

2,柔らかさ

柔らかい生地は、体にフィットしまた着心地も良いものです。スーツの袖部分をつまんでみることで、柔らかさを見分けることができます。

3,シワ

スーツの裾をつまんで離したときに、シワがすぐ戻るかどうかを確認します。良い記事であれば、直ぐにしわが戻るのが特徴です。

素材別のスーツの生地の特徴

続いて、素材別に生地の特徴を見ていきましょう。

1,ウール

冬は暖かく、夏は涼しく着られることから、年中快適な着心地を実感できます。

2,ポリエステル

価格がリーズナブルでありながら、しわになりづらく、生地がしっかりしています。

3,シルク

光沢感があり、華やかな印象を与えてくれます。実際に値段も高くなりますが、肌触りがよく、 着心地も抜群です。

4,コットン

カジュアルで若々しい印象です。着る場所をしっかりと選びましょう。

5,モヘア

軽い着心地で通気性がよいため、春や夏にピッタリの素材です。

6,リネン

吸湿・吸水性に優れ、乾きやすいので、夏でも快適に着られます。

7,カシミヤ

保温性に優れているので、寒い冬でも暖かです。高級素材として有名です。 生地にはそれぞれの強みがありますが、その特徴を生かした混紡生地は、それぞれの良さを生かして作られています。 見栄えだけでなく、着心地の良さや価格設定などを考慮しながら、より良い商品が作られています。

国産のスーツのおすすめ生地ブランドランキング

1,葛利毛織工業

糸の素材や細さ、糸密度まで計算して丁寧に作りこまれた生地は、ウールでありながらシワのできない生地に仕上がります。着心地と扱いやすさを両立した生地です。

2,御幸毛織

糸の品質によって織機の種類を変えるこだわりを持ち、独自の風合い・ぬめりを生地に出すために、特別な工程を組み、工夫を重ねています。職人の技が光る生地です。

海外のおすすめの生地ブランドランキング

イタリア製

1,エルメネジルド・ゼニア

エルメスやアルマーニといったハイブランドが生地を利用している、まさに最高級の生地ブランドです。 世界各国の著名人たちが顧客として名を連ねている、世界的にも評価の高いブランドです。 業界で初めて服地の耳にブランドネームを織り込んで品質を保障したのがゼニアです。

2,カノニコ

糸の紡績から生地までを一貫して生産していることにより、高品質でありながらコストパフォーマンスにも優れたブランドです。軽くて柔らかいので、着心地もよく、発色の良さが特徴です。

3,レダ

原毛の調達から生地の完成までのすべての工程を自社で直接管理することにより、品質の信頼性が高いブランドとして知られています。最先端の技術力により、より高品質な生地を生み出し続けています。

イギリス製

1,テイラー&ロッジ

品質保持のために、伝統工法による少量生産にこだわり続けている、伝統と品質のブランドです。シンプルな無地のベーシックデザインを得意としています。

2,バウワーローバック

最上級のカシミヤや混紡生地を得意とするブランドです。デザイン力にも富んでおり、より洗練されたスタイリッシュなものを生み出しています。

3,フォックス・ブラザーズ

太く短い紡毛糸を使った柔らかい毛織物であるフランネルの元祖であり、100年前から変わらぬ生産工程を守り続けている老舗ブランドです。

おすすめの生地ハイブランドランキング

1,ロロ・ピアーナ

イタリア発祥の高級カシミヤと高級ウールのトップメーカーです。タスマニアンやザ・ウエーブといった世界的に名高い生地を生産しています。滑らかな肌触りが特徴で、一度着たらその着心地のとりこになります。

2,エルメネジルド・ゼニア

北イタリア発祥のブランドであり、名だたる高級ブランドにも生地を配給しています。高級紳士服に使用される生地の約3割をエルメネジルド・ゼニアが占めるており、信頼と品質のブランドといえます。柔らかく型崩れしないのが特徴です。

3,スキャバル

世界最大の生地生産量を誇り、全世界に生地を提供する最大手のメーカーです。 アメリカ大統領や世界のVIPから愛用されるブランドであり、ハリウッド映画などでも衣装協力する人気ぶりです。

4,ハリソンズ オブ エンジバラ

古くから欧州の貴族やVIPに愛用されていたハリソンズ オブ エンジバラは、長い歴史と確かなクオリティが魅力です。着やすさにもこだわっており、極上の着心地を実感することができます。

5,ホーランド&シェリー

1836年にロンドンで設立されたこちらの会社の生地は、ヨーロッパ各国の高級メーカーなどに幅広く供給されています。生地のコレクション数がとにかく豊富で、他のブランドと比較しても群を抜いており、選ぶ楽しさがあります。

生地ブランドとスーツブランドの違いとは?

生地ブランド

ファッションやアパレル商品に使われる織物やニットなどの生地の企画や生産をおこなっています。 ファッション・アパレル企業・ブランドの発注を受けて生地を製造しています。

スーツブランド

スーツブランドは、生地ブランドが製造した生地を使って店オリジナルのスーツを仕立て販売しています。既製品のほか、セミオーダーやフルオーダーなど、店によって取り扱う製品の種類はさまざまです。

生地から選ぶオーダースーツの魅力

オーダースーツの種類

オーダースーツには大きく分けて2つの種類があります。 一つ目が、一人一人の採寸に合わせ1から作り上げていくフルオーダーです。 こちらは、完成までに1か月~2か月くらいの期間が必要となり、価格は既製品等に比べて高くなりますが、その分自分にピッタリのサイズで抜群の着心地が得られます。また、デザインやオプションなどに関しても自分好みにカスタマイズできるので、満足感の高い1着が完成すること間違いなしです。 二つ目が、ベースとなるスーツをもとにしてサイズを微調整して仕上げるセミオーダーです。ベースとなる型があるため、仕立てまでの期間はフルオーダーに比べて短く済みます。価格に関しても、フルオーダーよりも抑えられます。自分にあったスーツが欲しいけれど、できるだけコストを抑えて仕立てたいという方におすすめです。

生地の産地

スーツの生地には大きく分けて、3つの種類があります。

イタリア製

柔らかくてソフトな仕上がりが特徴です。また、色や柄のバリエーションが豊富なので、オーダースーツ上級者やおしゃれなスーツを仕立てたいとお考えの方にぜひおすすめです。弱点としては、他の生地と比較すると強度がやや劣るところです。

イギリス製

イギリス製はイタリア製と比較して、太い糸を使用するため強度と耐久性が特徴です。また、しっかりとしたハリやコシが魅力といえます。定番の色や柄が多い生地となっています。

日本製

日本製のものは、機能性重視で丈夫で長持ちするという特徴があります。イギリス製、イタリア製と比較すると価格も安いので初めてオーダースーツを仕立てるという人も安心して選ぶことができます。

生地の織り方

続いてオーダースーツの織り方についてご説明していきます。

平織

縦糸と横糸が1回ずつ浮き沈みする織り方です。重なった間に生まれる隙間により、通気性がよくなるため、夏用スーツとして活用されることが多くなっています。デメリットとしては、耐久性が低いということと、ツヤ感が少ないという点です。

綾織

縦糸と横糸を2~3本交差させ斜めに折り目を見せる織り方です。耐久性や保温性に優れていることから、秋冬用のスーツに使用されることが多いです。平織に比べて、ツヤ感がでるので高級感も増します。

朱子織

縦糸または横糸が4本飛んで下に潜り交差する織り方です。糸の交差する点が上下左右で隣り合わないように折られているため、滑らかで滑りがよいのが特徴です。光沢感により、華やかで高級感が醸し出されます。

生地の色

生地の色選ぶ際に注しておきたいポイントについていくつかご紹介していきます。

生地見本だけで選ばない

色の見え方は面積の大小によって変わってきます。これを色の面積効果と呼びます。明るい色は小さな面積より大きな面積のほうがより明るく感じられるもので、逆に暗い色は小さな面セクよりも大きな面積のほうがより暗く感じられます。 好みの色合いのものを生地見本で選んだら、大きな生地で改めて見ておきましょう。案外想像していた色味と異なっていたということもあり得ますので、候補をいくつか挙げて比較してみると良いでしょう。

光が当たったときの見え方を確認

特にツヤ感の強い生地であれば、光の当たり方によりかなり印象が変わってきます。こちらに関しても、生地見本の小さいサイズではなく大きい生地を実際に手に取って光の当たり具合を確認することで具体的なイメージを膨らませることができます。

実際に肌にあててみる

生地の色単品で見るのではなく、自分の肌色と合わせた時にどのように見えるのかというのも重要なポイントです。着用時に顔色が悪く映らないか、もっと明るい色のほうが綺麗にまとまるのではないか?など、全体のバランスを考慮したうえで選ぶようにしましょう。

生地の柄

続いては柄の種類についてご説明していきます。

1,無地

最もオーソドックスであり、世代や体形を選ばずに誰でも着こなすことができる生地です。無地は、その生地が持つ質感や色合いを最大限に生かしてくれるデザインです。さまざまなシーンで着用することができるので、まずは初めの1着として仕立てるのにもおすすめです。

2,ストライプ柄

ストライプは程よいおしゃれ感を演出しながらも、ビジネスシーンでも悪目立ちすることのない使い勝手の良い優秀な柄といえます。ストライプの太さや幅によって大きく印象が異なります。生地見本のイメージと実際にスーツとして着用するイメージとは柄の印象も大きく異なる場合があるため、必ず大きな生地で柄を確認してから選ぶことをおすすめします。

3,チェック柄

若々しく、カジュアルな雰囲気を演出してくれるチェック柄は、オフィスカジュアルやパーティーシーンなどにおすすめです。大きめのチェックは、カジュアル感が強いためビジネスシーンにはあまり適しませんが、千鳥格子のような細かいチェック柄であれば、オフィスでも着用でき、上品な印象を与えてくれます。

オーダースーツ専門店「オーダースーツSADA」とは?

これまでお伝えしてきたとおり、スーツ生地にはさまざまな種類や特徴があり、選ぶ生地によって着心地や印象も変わってきます。既製品では種類や選択肢が限られてしまいますが、フルオーダースーツであれば、1から自分好みにカスタマイズすることが可能です。 オーダースーツSADAでは、リーズナブルな価格で良質なフルオーダースーツを仕立てることができます。 初回お試し価格は驚きの19,800円(税込21,780円)~であり、フルオーダー=高いというイメージを覆し、良心的な価格設定での提供となっています。 フルオーダーであるため、どんな体型にもジャストフィットするオーダースーツは、長く大切に使い続けることができます。 オーダースーツの醍醐味は自分好みのカスタマイズです。今回お伝えしてきた生地素材に関しても、色、柄、風合い、手触り、機能、ブランド等々なんと100種類以上の生地素材の中化から選ぶことができます。その他、衿の形、ポケットの使用、裏地の色柄、ボタンの種類などについても、多くのデザインを標準サービスとして追加料金なしで選択できるので、選ぶ楽しさを実感できるでしょう。有料オプションで更なるグレードアップも可能です。 ぜひ少しでもフルオーダースーツに興味を持ったら、オーダースーツSADAのホームページより最寄りの店舗を検索のうえ、来店予約してみてください。 仕立てるかどうか迷っている段階であっても、採寸や生地を見るだけでも気軽に来店できます。きっと自分好みの1着に出会えるはずです。

スーツの生地による主な違いは、「光沢」「柔らかさ」「シワのつきやすさ」の3つです。生地は定番のウールや光沢感が強いシルク、春夏にピッタリな高級素材モヘアなど、使われている素材によって大きく変化します。季節に応じて使い分けるのがおすすめです。また、それぞれを紡ぎ合わせた混紡生地もあるので、そちらを選んでみるのも良いでしょう。国内ブランド生地は、ウールながら耐シワ性が非常に高い「葛利毛織工業」や、独特な風合いが特徴の「御幸毛織」がメジャーです。海外ブランドは主にイタリアとイギリスの2か国からリリースされています。イタリア生地は多数有名メーカーでも生地が使用されている最高級の「エルメネジルド・ゼニア」や、紡績から生産までを内製化し高品質・高コスパな「カノニコ」、原毛調達から全てを自社で完結させ、最高レベルの信頼性を博した「レダ」が有名。イギリス生地はは伝統工法にこだわる「テイラー&ロッジ」最上級カシミヤをメインにリリースする「バウワーローバック」、元祖フランネルのリリース元「フォックス・ブラザーズ」が主です。オーダースーツを作る際には、見本だけで選ばず実際に触ってみましょう。また光が当たった時の見え方も考慮して選ぶと良いですね。ぜひ生地にこだわったスーツを作ってみましょう。