スーツの悩みは何?それ、自分の体に合ったオーダースーツで解決できるかも!
新社会人になってスーツを着るようになると、就職活動でリクルートスーツを着ていたときには気にならなかった細かな着こなしが気になるかもしれません。たとえば、就職活動では基本的に既製品のリクルートスーツを買ったと思います。そのときは、スーツが体に合っているかどうか?などあまり気にしなかったでしょう。しかし、社会人になると、周囲の先輩や上司がカッコよくスーツを着こなしているのを見て「自分も同じようにカッコよく着たい」と思うかもしれません。ほかにもスーツのシルエットがキレイに出せているかとか、日々着用しているとどうしてもできてしまうシワについても気になるでしょう。また、ネクタイの選び方や全体的な色柄のコーディネート、自宅でのお手入れの頻度やクリーニングに出す頻度など、新社会人の内はわからないことだらけです。しかし、こういったことを細かく教えてくれる人はいません。自分で調べる、あるいは自分でスーツ店に足を運んで店員に聞くしかありません。この記事は、そのように自ら必要なことを調べる新社会人を応援しています。この記事を参考に、スーツのことを勉強して、どのようなスーツなら自分に似合うのか、似合う(気に入った)スーツを長く着るにはどのようにすればよいのか覚えてください。
春は新社会人の季節です。就職活動で着ていたものとは別のスーツに腕を通し、新たに巣立っていく人が多くいるでしょう。そのようなときに困るのがスーツの着こなしです。
就職活動のときは「なんとなく」リクルートスーツを着ていたかもしれませんが、新社会人ともなるとスーツの細かい着こなしが気になるでしょう。そこで、この記事ではスーツに関する悩みを列挙して解説します。スーツの着こなしについて気になる新社会人の方や、社会人になって数年経ってもスーツの着こなしがよくわからない方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
スーツのお悩み①サイズ感や着こなしに関して
スーツはビジネス上の相手から信頼を得るために着るものです。そのため、まずはサイズ感や着こなしなど見た目にこだわりましょう。ここでは、見た目に関する問題を列挙します。
既製品のスーツが体に合わない
既製品のスーツは身長とウエストをもとにサイズ分けされて作られています。あらゆる年代のあらゆる体型をカバーするため、サイズとサイズの間はどうしても一定程度「開き」があります。そのため、あるサイズを選ぶと自分の体に対して小さく、一つ上のサイズにすると反対に大きいという問題が発生するのです。
人間の体は身長とウエストで分類できるほど、単純にできていません。そのため、胴の長さと腕の長さのバランスが人によって異なったり、胴の長さと胴の周長のバランス(体型)が人によって異なったりします。これらの話はスラックスにも言えることです。股の深さと脚の長さのバランスが異なったり、脚の長さと胴の周長のバランス(体型)が人によって異なったりします。
上半身と下半身のバランスも人によって異なります。たとえば、水泳のように上半身をよく使うスポーツをしていた人は、上半身の筋肉が比較的発達しています。反対に、サッカーのように下半身をよく使うスポーツをしていた人は、下半身の筋肉が比較的発達しているのです。
また、脚も腕もそうですが、同じ人でも左右で長さが違う場合もあります。このように、体の長さや周長のバランスが人によって、あるいは体の部位によって異なるため、既製品のスーツが体に合わないのは、ある意味当然のことなのです。
シルエットやラインをキレイに出せているか
「スーツはサイズ感がいのち」といわれています。つまり、大きすぎるスーツだと野暮ったく見え、小さすぎるスーツだと余計なシワができて窮屈に見えるのです。また、日本のバブル経済のころは、ダボッとした大きめのスーツが流行っていました。そのため、大きすぎるスーツを着ると「古くさい」という印象を持たれることもあるでしょう。
しかし、既製品のスーツに体のサイズがぴったり合う人は、前述の通りなかなかいません。そのため、「スーツのシルエットやラインをキレイに出せているかわからない」という悩みに直面するのです。
また、スーツに限らず「正解」を知らないと、その答えを導き出す方法がわかりません。既製品のスーツを着て鏡の前に立ってみましょう。仮にあなたが、あまりスーツのことを知らない新社会人だったとすると、そもそも「スーツのキレイなシルエット」とはどのようなものか、わからないでしょう。それがわからない状態でシルエットやラインのことを悩んでも仕方ありません。
着用しているとできるシワ
制服や作業服を着る一部の職種を除いて、社会人になると基本的にスーツを着ます。仕事中はもちろんのこと、通勤や食事中(休憩中)、そして退勤後の飲み会などでもスーツを着たまま過ごすでしょう。すると、どうしてもスーツにシワができやすくなります。
たとえば、営業職など歩くことが多い職種なら、太もも周りや膝周りにシワができやすくなるでしょう。一方、事務職など机に座って作業する仕事なら肘周りや背中周りにシワができやすくなります。
社会人になって忙しくなると、体型のコントロールが難しくなります。外食や飲み会が増える一方で運動時間を確保できず、基本的には太る人が多いでしょう。そうなると、ジャケットの前身頃のボタン周りにシワができることが多くなります。
このようにスーツを着ていると、シワができてしまいます。このシワをなくすためにはどのようにすればよいのでしょうか?
スーツのお悩み②色柄の組み合わせに関して
新社会人になって少し時間が経つと、スーツファッションを楽しみたくなるでしょう。しかし、スーツはあくまでもビジネスの現場で着る服装。TPOに合わせた大人の対応が必要になります。とはいえ、その範囲の中でオシャレを楽しみたいもの。色柄をどのように組み合わせればよいのでしょうか?
清潔感ときちんと感の表現
スーツはビジネスの相手からの信頼を得るために着るもの。そのとき、必要になるのが清潔感ときちんと感です。まずは清潔感を出せているか悩むでしょう。スーツについたチリやホコリが気になるのはもちろんのこと、フケが出やすい方は肩周りの汚れにも注意が必要です。食べ物などの汚れがついていないのはもちろんのこと、シャツの襟周りの汚れ(汗じみなど)にも気をつける必要があります。
清潔感より難しいのがきちんと感。ネクタイが曲がっている、シャツの襟がスーツの襟の中に入ってしまっているなど、少しのことで「きちんとスーツを着ている感じ」が薄れる場合があります。しかも、こういったことの中には、鏡を見ないとわからないこともあるのです。また、朝スーツを着たときはバッチリでも、仕事中に乱れてくることもあります。
また、シルエットの部分で触れたのと同様に「正解」がわかっていないと、「どのような状態ならきちんと感を表現できているのか」わからないでしょう。
無難なネクタイの合わせ方がわからない
清潔感やきちんと感が表現できるようになると、スーツファッションを楽しみたくなるでしょう。手軽にスーツファッションを楽しむアイテムの一つがネクタイです。ネクタイにはさまざまな色や柄があります。たとえば、ネイビーやブルーなら真面目さや誠実さが感じられ、赤やボルドーなら情熱が感じられるでしょう。柄もレジメンタルやドットなどさまざまなものがあります。
ネクタイでオシャレを楽しみたいとはいえ、はじめは周囲を気にして無難なものを選びたくなるでしょう。しかし、色や柄が多すぎて、どれが無難なネクタイなのかわからないかもしれません。
色や柄をいくつまで組み合わせてよいかわからない
無難なネクタイを選べるようになると、次はスーツの色柄やシャツの色柄を変えてみたくなるかもしれません。しかし、就職活動時にブラックスーツ✕ホワイトシャツという組み合わせしか着てこなかったため、どのような色を組み合わせてよいかわからないでしょう。
色や柄は組み合わせる数が多くなるほど、全体的な主張が強くなります。色や柄同士の組み合わせによっては主張が喧嘩してしまうこともあるでしょう。また、組み合わせそのものもそうですが、いくつまで色柄を組み合わせてよいのかもわからないでしょう。
組み合わせの数が少ないとあまりオシャレを楽しめませんが、多すぎるとビジネスの現場で着る服装というイメージから大きく外れてしまう可能性があります。
オーダースーツの納期については「VARIABLE CAREER」のこちらの記事もご参考ください。
スーツのお悩み③フォーマルや冠婚葬祭について
スーツを着るのはビジネスの現場だけではありません。結婚式や葬儀など冠婚葬祭でもスーツを着る機会があります。また、そのような場で着るスーツはビジネススーツとは異なります。いろいろなスーツがあって混乱すると思いますが、それらを着こなすのは社会人としては常識と考えられていますので、今のうちに覚えるほうがよいでしょう。
ブラックスーツと喪服の違いがわからない
就職活動では横並びにブラックスーツを着る学生が多くいます。社会人でもブラックスーツを着る方がいますので、ブラックスーツに馴染みのある方は多いでしょう。
一方、葬儀や法事のときには喪服を着ます。喪服を着ることそのものは知っていても「ブラックスーツと喪服の違いがわからない」という方や、「喪服を別に買うのが面倒だから、ブラックスーツで葬儀や法事に出席してもよいのでは?」と思う方もいるかもしれません。
たしかに一見どちらも黒いスーツです。形に大きな違いはなく、身に付けるアイテムも同じです(喪服ではネクタイの色は黒一択ですが)。そのため、両者を並べて見比べないと違いがわからないという方もいるのではないでしょうか。
結婚式にビジネススーツで行ってよいのかわからない
葬儀や法事と同様に、結婚式もそれほど頻繁に出席するものではありません。年代や交友関係の広さによっては、葬儀や法事より結婚式に参加する機会が多い方もいると思いますが、それでもさすがにビジネススーツを着る機会よりは少ないでしょう。
そのため、結婚式に参列するときに、「会社に着ていくスーツを着ていってもいいのでは?」と思うかもしれません。実際、結婚式に参列するときの服装としてブラックスーツがあります。つまり、「同じブラックならビジネススーツをそのまま着ていける」という考え方です。
これも喪服とビジネススーツを比べたように、結婚式で着るブラックスーツとビジネススーツ(ブラックスーツ)を比べると分かるかもしれません。
スリーピーススーツを冠婚葬祭に着ていってよいのかわからない
社会人になり一定程度経験を積むと、スリーピーススーツ(ジャケット+ベスト+スラックス)をビジネスの現場で着る方もいるでしょう。その方の立場や実力、周囲の方との関係から判断して問題ないなら、スリーピーススーツを着ても問題ありません。
しかし、結婚式や葬儀の場で同じようにスリーピーススーツを着ていいものか迷うかもしれません。スーツの世界はマナーの世界です。マナーは理屈で考えるものでなく、決まっているものを守るものです。たとえば、いくら「◯◯場でスリーピーススーツを着るのは■■の理由により問題ないと考えられる」と言っても、マナーから外れていれば意味がありません。
ビジネスの現場と結婚式や葬儀の場ではマナーが異なる場合があります。自分勝手に理屈で考えず、まずはマナーを学びましょう。
スーツのお悩み④お手入れや寿命に関して
社会人人生は非常に長いものです。もちろん、その中で寿命により何着もスーツを買い替えることになると思いますが、できるなら一着のスーツをできるだけ長く着たいもの。そのためには、どのようにメンテナンスすればよいのでしょうか?
スーツの適切な着用頻度が分からない
プライベートで着る服で、(たとえば長期休暇中であっても)毎日着る服はないでしょう。それと同じように考えるとスーツも毎日着るものではないかもしれません。しかし、会社からは「スーツで会社に来るように」と言われ、手元にあるスーツは一着だけ。もう一着欲しいと思っても、まだ給料が安いためなかなか買えないかもしれません。
仮にもう一着スーツを買ったところで、2日に1回の頻度でスーツを着ることになります。果たしてこの頻度は、スーツの寿命を考えたときに適切な頻度なのでしょうか?
クリーニングに出す頻度
ウォッシャブルスーツを除いて、基本的に自宅でスーツの洗濯はできません。そのため、自ずとスーツをクリーニングに出すことになります。しかし、クリーニングに出しすぎると生地が傷むような気がしますよね?
一方で、特に夏場は汗をかきやすくスーツが汚れやすい時期。頻繁にクリーニングに出したいものの、前述の生地の傷みやクリーニング代が気になって、それほど頻繁には出せないかもしれません。
両者のバランスを考えたとき、最適なクリーニングの頻度はどれくらいなのでしょうか?
スラックスだけが先にダメになる
スーツを着たとき、上半身に比べて下半身の方が動きが激しいものです。動かしている時間そのものは上半身の方が長いかもしれませんが(特に事務職など)、動きが大きいのは下半身です。そのため、基本的にはジャケットに比べてスラックスの方が早くダメになります。ダメになるというのは、生地が擦れて薄くなったり、最悪の場合、生地に穴が空いてしまったりすることをいいます。ジャケットとスラックスの寿命を調整して、同じように傷みが進むようにはできないのでしょうか?
スーツの色でお悩みの方は「Style search」のこちらの記事もご参考ください。
スーツに関するお悩みは「オーダースーツSADA」にお任せ!
この記事ではスーツのお悩みを数多く取り上げました。しかし、その答えについては一切言及していません。その答えを知るには「オーダースーツSADA」の店舗に行くとよいでしょう。オーダースーツSADAは全国に46店舗(2024年3月現在)あるため、あなたの住む街やその近くにも店舗があるかもしれません。
オーダースーツSADAではスーツの相談にお答えできます。ぜひ気軽にご来店ください。そして、この記事で取り上げたお悩みの中にはオーダースーツを選ぶことで解決するものもあります。それについても、店舗のスタッフに聞いてみてください。丁寧に教えてくれます。
この記事ではスーツに関するお悩みをまとめました。サイズ感や着こなしの章では、既製品のスーツが体に合わないこと、シルエットやラインをキレイに出せているかわからないこと、そして着用しているとできるシワについて列挙しました。色柄の組み合わせに関しては、色側を考える前に注意すべき生活感ときちんと感のこと、無難なネクタイの選び方、そして色柄の組み合わせの数について列挙しました。フォーマルや冠婚葬祭に関しては、ブラックスーツ(ビジネエススーツ)と喪服の違い、結婚式に参列するときのスーツ、そしてスリーピーススーツを着てもよいシーンについて列挙しました。お手入れや寿命に関しては、適切な着用頻度、クリーニングに出す頻度、そしてスラックスが先に寿命を迎えることを列挙しました。いずれも、スーツを着ていれば必ず発生する悩みです。これらを解決するには、自分で調べたり、足を使って情報を得たりする必要があります。実際にスーツ店に行き、店員に質問すれば教えてくれます。また、次回スーツを新調するときにオーダースーツを選ぶことで解決する問題もあります。既製品のスーツもよいかもしれませんが、オーダースーツでしか得られない感動もあるのです。