久々にスーツを着用したら太ももがきつい!という場合の対処法を解説します
「久々にスーツを着たらきつくて入らない!」「スーツの太ももがきつくて裂けてしまいそう…」とお悩みでしょうか?普段あまりスーツを着ないみなさんが、久々のスーツの着用で陥りがちなのが「体型の変化に対応できない」こと。スーツのサイズはある程度ピッタリに合わせるので、少し太ってしまったり筋肉が増えたりしてしまうと、たちまち着られなくなってしまいます。一番多いのが、太もものサイズが合わなくなってしまうケース。最近のスーツには「アジャスター」をつけることが多いので、ウエスト周りは多少太くなっても問題ありません。袖丈や裾丈も、簡単なお直しで対処できる場合がほとんどです。「じゃあ、太もものサイズが合わないのは買い替えるしかないの?」と考えてしまうでしょう。スーツはある程度金額のするものですから、できることなら新しいスーツは買わずに対処したいですよね。頻繁に着ない場合はなおさら、スーツにお金を掛けたくないことでしょう。そこで今回は、実際にスーツのお仕立てやお直しを行っている「オーダースーツSADA」のスタッフが、スーツの太ももがきつい場合の対処法や、スーツの太ももの修繕の料金、納期、注意点などを解説します。
「久々にスーツを着用したらパンツに太ももが入らない…」
「なんとか履けたけど座ると太ももまわりがきつい…」
という方のための記事です。
久々にスーツを着用すると、体型の変化で太ももまわりやヒップがきつくなっていることはよくあることです。
しかし、「スーツを着る機会も少ないし、新しいスーツを購入するのもためらってしまう。今度スーツを着用するまでに修理など、なんとか対処できないか…」
というのが正直なところではないでしょうか。
この記事ではスーツの太ももまわりがきつい時の対処法を解説します。
スーツの太ももまわりがきつくなってしまった時には、ぜひ参考にしてください。
スーツの太ももの適正サイズ
まずは、太ももまわりの適正サイズをおさらいしておきましょう。
太ももまわりは「ワタリ」と呼ばれています。
ワタリはパンツのポケット下から3cmほど下の太ももまわりのサイズです。
ワタリの適正サイズを見極めるには、ワタリに人差し指と親指で1cmほどつまめる余裕があるか確認してください。
ちょうどひとつまみできるくらいが適正サイズで、それ以外だとサイズがきつかったり大きすぎたりします。
また、メジャーでワタリの適正サイズを計る方法もあります。
【ワタリをメジャーで計る方法】
1.ワタリをメジャーで測る
2.結果のサイズ÷2をする
3.そのサイズに+3.5cmする
例えば、ワタリが54cmの人の場合は、
54÷2=27cm
27cm+3.5cm=30.5cmが適正サイズです。
パンツを細めに履きたい、または太めに履きたいという人は、適正サイズから0.5cmほど調整しましょう。
・細め:-0.5cm
・標準:0cm
・太め:+0.5cm
この0.5cmという数字ですが、ワタリが約1cm変わるとワンサイズ変わるくらいの感覚です。
スーツのパンツを修理に出す時「1cm大きくする」と言うことは「ワンサイズ大きくする」という認識でいいと思います。
では次に、スーツの太ももがきつい場合の対処法を紹介します。
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スーツの太ももがきつい場合の対処法
スーツの太ももがきつい場合、パンツに足が通らないパターンと、履けたもののきついというパターンの2パターンあります。
どちらのパターンも太もものサイズが大きな原因ですが、太ももが太くなったということはヒップやウエストも関係してきますので、これらも含めて対処しましょう。
メンズスーツとレディーススーツでそれぞれ対処法があるので分けて解説します。
メンズスーツ
まずはメンズスーツの太ももがきつい時の対処法を紹介します。
パンツを修理・お直しする
パンツを修理・お直しを自分でやると言うのはほぼ不可能なので、スーツを購入したお店や洋服のリフォームをしているお店に出すのがひとつの手です。
ただ、修理に出してから受け取れるまでに、早くても通常は1週間?10日くらいかかります。
スーツを使う前日に太ももまわりがきついことに気付いてしまった場合には間に合いません。
スーツを着用する機会があれば、できるだけ早めに着用できるか確認してください。
スーツをレンタルする
急にスーツが必要になった場合はレンタルスーツも検討しましょう。
お店へ取りに行けば最短で即日、郵送でも最短で翌日に到着するサービスもあります。
また、体型が同じくらいの知り合いにスーツをレンタルするのもひとつの手段です。
新しいスーツを購入する
新しいスーツを購入しておくのも対処法のひとつです。
パンツを修理に出してもカバーできないサイズの場合や、近いうちに数回スーツを着用する機会がある場合は、新しいスーツを購入したほうが良いでしょう。
ダイエットする
スーツを着用するまでに時間がないと厳しいですが、ランニングや縄跳びなどの有酸素運動などで太ももまわりの脂肪を燃焼して、体型の変化を戻すというのもひとつの方法です。
レディーススーツ
続いて、レディーススーツの太ももまわりがきつい時の対処法を紹介します。
補正下着やガードルを着用する
補正下着やガードルを履けば太ももまわりを引き締められるので、パンツがきつい時に即効性があるアイテムです。
さらに、太ももまわりだけでなくウエストやヒップも引き締められるので、体のラインがきれいに見せられます。
補正下着を履くだけでもパンツが履けることもあるので、ぜひ試してみてください。
ウエストの位置を少し上にする
パンツが履けない時は、なんとか履けるようにお腹にくぼみに合わせて、パンツのホックを留める位置を普段より高めにするのもひとつの方法です。
ただ、履けたとしても太ももまわりはきついままなので、ホックの破損や生地が裂ける可能性があります。
スカートにする
レディースのパンツスーツの太ももまわりがきつい場合は、上着と同色のスカートにするのもひとつの手段です。
黒のスーツであれば、セットアップのスカートでなくても色の違いをごまかしやすいと思います。
スーツを修理・お直しする
スーツを修理に出す対処法もあります。
ただ、スーツを修理に出してから受け取るまでに通常1週間~10日ほどかかるので、急を要する場合には向いていません。
また、10キロ以上太ったなど体型が変わりすぎていると修理しても対処できないこともあります。
スーツをレンタルする
急にスーツが必要になった場合はレンタルスーツも検討しましょう。
お店へスーツを受け取りに行ければ最短で当日、郵送でも最短で翌日に届くサービスもあります。
また、同じくらいの体型の知り合いにスーツを借りるのもひとつの手段です。
新しいスーツを購入する
補正下着や修理でも対処できない場合や1年に数回スーツを着用する機会があるなら、新しくスーツを購入するのもアリです。
スーツを購入する時は、太ももがきつくないサイズ選びをしましょう。
ダイエットやリンパマッサージ、骨盤の歪みをなくす
スーツ着用までに時間があれば、ダイエットやリンパマッサージで太ももを引き締めるのもひとつの対処法です。
リンパマッサージは、全身の余分な水分や老廃物などの排泄を促すことで、むくみの解消やダイエット効果が期待できます。
また、骨盤の歪みは下半身が太りやすくなってしまうので、ストレッチや余裕があれば整骨院で整えてもらうとよりダイエットの効果が上がるでしょう。
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スーツの太ももサイズは大きくできる?
さて、もしスーツを修理に出すとして太もものサイズは大きくできるのでしょうか。
スーツによって大きくできるものとできないものがありますので、以下のポイントを確認してください。
太もものサイズを大きくできるかチェック
スーツのパンツを裏返して、両足の側面の縫い目に縫い代があるか確認してください。
縫い代が余っていれば修理できますが、もしなければ修理できません。
また、購入した時に太ももまわりのサイズを大きくしていると修理できない場合があります。
ヒップのサイズを大きくできるかチェック
パンツの裏側の中心にある縫い目を確認してください。
縫い代が余っていれば修理できますが、なければ修理できません。
また、購入した時にヒップのサイズを大きくしていると修理できない場合があります。
スーツの太もものサイズはどこまで大きくできるの?
スーツに縫い代が余っていることを確認できたら、修理でどこまで大きくできるか知っておきましょう。
これから紹介する修理後のサイズ以上は大きくできないので、修理しても太ももまわりがきつそうであればスーツの買い替えを検討してください。
また、太ももまわりがきつくなっている場合は、ヒップやウエストもきついパターンがほとんどなので、それらも含めて修理できるサイズを紹介します。
太ももまわり
太ももまわりのシルエットが崩れない修理サイズは「1?1.5cm」までです。
これ以上サイズを大きくしてしまうとスーツ本来のシルエットが崩れて、ダボッとしたパンツになってしまいます。
ヒップ
ヒップのシルエットが崩れない修理サイズは「1?2cm」までです。
これ以上サイズを大きくしてしまうと、お尻が広がってだらしないシルエットになってしまいます。
ちなみに、ヒップはポケットあたりの縫い目の両端を両手の人差し指と親指でつまめるくらいの余裕があるのが適正サイズです。
ウエスト
ウエストのシルエットが崩れない修理サイズは「3~4cm」までです。
ウエストは、ウエストとパンツの間に片方の手のひらが入るくらいの余裕が適正サイズです。
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スーツの修理か買い替えかどちらの方がいい?
スーツを修理するか新しく買い替えるか判断するには以下の2つがポイントです。
・修理可能なサイズかどうか
・スーツの値段
まず、スーツの修理サイズを見て、修理しても太ももまわりがきつそうであれば買い替えを検討しましょう。
せっかくスーツを修理してもきついままなら、修理が無駄になってしまいます。
次にスーツの値段についてですが、安物のスーツであれば修理にかかる費用次第で買い替えてしまったほうがいいかもしれません。
それに、ちゃんと自分のサイズにあったスーツを購入するほうが安心です。
ただ、値段が高いスーツやお気に入りのスーツなど、修理に出したほうがいいケースもあります。
以上の2つのポイントを検討してスーツを修理に出すか購入するか決めましょう。
スーツの太ももの修繕の料金はいくら?
スーツの太ももまわりの修繕費用は店舗や大きくするサイズによって異なります。
太ももがきつくなってしまった時は、ヒップやウエストのサイズ感も確認して調整したほうがいいかもしれません。
スーツの太ももまわり、ウエスト、ヒップの修繕料金を見てみましょう。
以下の修繕料金は比較的安い料金の目安です。
・太ももまわり:約1,500円以上
・ウエスト:約1,000円以上
・ウエストとヒップ:約1,500円以上
あくまで目安の料金なので、どの修理も3,000円以上かかる場合があります。
修理の幅が大きいほど料金が上がる傾向もありますので、スーツを修理するお店に相談しながら修理に出すか決めましょう。
スーツの太ももの修繕の納期と注意点
ここからはスーツの太ももまわりを修理に出した時の納期と注意点を解説します。
まず、スーツを修理に出す先は以下の2通りです。
・購入したお店で修理をお願いする
・購入したお店に行けない場合は近くの洋服リフォームのお店に持っていく
スーツを修理に出してから受け取れるまでの期間は約1週間?10日で、お店が忙しい時期は2週間以上かかる可能性もあります。
続いて、スーツを修理に出す時の注意点です。
【修理に出す時の注意点】
・クリーニングなどでシワをとってから修理に出す
・修理するアイテムだけ持っていく
シワシワの状態のスーツを修理に出すと、シワのせいで正しく寸法できない可能性があります。
汚れなどの衛生面も考えて、スーツをクリーニングに出してから修理に出すようにしましょう。
また、パンツだけ修理に出す場合はジャケットと一緒に出さないようにしたほうが、渡し忘れなどもなく安心です。
ちなみにですが、店員さんが実際に修理するパンツを見ないと修理できるか判断できない場合があるので、店頭で修理のことを聞く時は必ずパンツを持って行くようにしましょう。
まとめ
ここまでスーツのパンツがきつい時の対処法を解説してきました。
いかがでしたしょうか。
久々にスーツを着用すると、体型の変化で太ももまわりがきついことはよくあります。
急にスーツを着る機会が来た時にパンツが履けないのは焦りますよね。
この記事で紹介した対処法を実践してもらえれば、太ももまわりがきついパンツをなんとか履けるかもしれません。
また、スーツ着用までに時間がない時は、レンタルスーツや補正下着など即効性がある方法で対処できるか試してみましょう。
もしスーツを修理に出す時は、太ももまわりを大きくできるサイズや受け取れるまでの期間に注意してくださいね。
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この記事は、スーツの襟からパンツまで後ろ姿をかっこよく見せるための着こなしを解説します
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スーツの太ももがきついときの対処法は4つ。1つ目は「修理・お直しする」方法です。この方法は1週間~10日ほどの時間がかかります。2つ目は「スーツをレンタルする」方法。店頭なら最短即日、郵送でも翌日に届きます。たまにしか着ないなら、いっそレンタルで毎回済ませるのもアリです。3つ目は「新しいスーツを購入する」方法。ただしこれはもちろん費用がかかりますね。4つ目は「ダイエットする」方法。脂肪が原因なら、時間がかかりますがベストな方法です。ただし時間がかかるうえ、やり方を間違えると筋肉がつきすぎて結局スーツが着られなくなります。女性の場合は、補正下着やガードルで引き締め効果を狙うのも良いでしょう。太もものお直しも、縫い代が残っていないと行えない場合があります。長めに残っていても、1~1.5㎝以上のお直しはあまりおすすめしません。スーツのシルエットが崩れてしまいますよ。修理しても太もも回りがきついなら、やはり買い替えを検討した方が良いでしょう。太もも周りの修繕料金は1,500円以上が相場のため、余計なコストを掛けないためにはじめから買い替えを選択するのも意外とありです。コストや納期と相談して、適切な方法で対処しましょう。