スーツ 素材】超カンタン生地選び!スーツ生地をシーズン別で素材解説
スーツの生地や素材について意識したことはありますか?スーツの素材には、実はたくさんの種類があります。よく既製品のスーツに使われているのは、スーツの定番「ウール」やリーズナブルで頑丈な「ポリエステル」です。既製のスーツしか着たことがないという方は、おそらくどちらかを着ているのではないでしょうか。もちろんウールは吸湿性や保湿性に優れた素材で、定番化しているのにはそれなりの理由があります。ポリエステルも非常にリーズナブルな点が人気で、特に若い人に好まれています。スーツの素材は、今回紹介するだけでも11種類もあります。例えばサラっとした光沢のある高級スーツの定番「モヘア」や、ツヤツヤしたパーティーシーンにおすすめの「シルク」など、素材によって大きな違いがあります。実は季節によっても使い分けると、快適にシーズンを乗り越えられる機能性もそれぞれ備えています。スーツの機能性を左右するのは、やはりこれらの「生地・素材」の部分。今まで意識していなかったという方は、ぜひ生地素材に着目してスーツを選んでみませんか?今回はスーツの専門家「オーダースーツSADA」のスタッフが、シーズン別のスーツ生地について解説します。
フォーマルスーツとは
細かな専門知識は不要!オーダーでよく聞く言葉を簡単に解説します。
これだけ知っていれば、シーズン別でスーツにふさわしい生地選びができますよ。
スーツ 素材】超カンタン生地選び!スーツ生地をシーズン別で素材解説
スーツを作りたいと考えているのであれば、生地や素材にこだわってみましょう。選ぶ生地によって、季節に適しているモノや、より着心地良く着こなすことが可能になります。スーツスタイルをより楽しむために、ポイントを紹介します。
スーツの素材は?糸と織り方
スーツの素材は、糸と生地の織り方で種類が分かれます。
シーズン別で全4種類を把握していれば十分です。
スーツに使われる糸の種類
梳毛糸(そもうし)・・・短毛を取り除き、長毛を整えて撚った糸。滑らかで均一な春夏の糸です。
紡毛糸(ぼうもうし)・・・短毛を含め繊維を揃えずに撚った糸。毛羽のあるウールらしい表面感がある秋冬の糸。
スーツに使われる織り方の種類
平織(ひらおり)・・・厚みが出ますが、通気性が良く、主に夏用の生地です。
綾織(あやおり)・・・別名ツイル。斜めの畝が出る織り方で艶があり、主に冬用です。
スーツの素材のポイント
春夏スーツを作るのであれば、梳毛の平織。
秋冬スーツを作るなら、紡毛の綾織が目安となります。
続いて、肌触りや着心地に影響する糸の原料を見てみましょう。
スーツの生地の原料とは?
スーツの生地の原料によって、特性が大きく変わります。
スーツの生地の原料の種類は11種類
スーツの生地の原料は大きく分けると以下の11種類です。
・ウール
・モヘア
・カシミア
・キャメル
・シルク
・コットン
・バンブー
・リネン
・レーヨン
・ナイロン
・ポリエステル
それぞれの原料の特徴について解説していきます。
ウール:夏冬通して快適に
ウールはスーツ生地の代表格で、羊の毛のことです。 様々な化学繊維が開発された今も、ウールに変わる素材はありません。 吸湿性、放湿性で衣服内は常に快適に保たれ、夏は涼しく、冬は暖かく過ごせます。 そのため、ウールは年間を通してスーツの素材として使用されます。 高級感あふれる風合い、ウール自体が持つ適度なストレッチ性も人気の理由。 また、スーツを仕立てる際、生地の特質を発揮するのがウールです。 平面の布を縫製で曲線にするためには、ウールの熱と蒸気で形状を維持する性質が欠かせません。 着用時の重厚さを備えたシルエットを作るためには、どうしても上質なウールが必要です。 「スーツと言えばウール」が定番となる理由は、この独特な性質によるところが大きいです。
モヘア:サラッとした夏向け素材
モヘアはアンゴラヤギの毛のことです。 モヘアは品質が高く、価格も高い高級ブランドスーツにも利用されています。 光沢があり一般的にはウールと混紡することで、華やかさと品質の高さを両立させているのです。 また、モヘアには放湿性と放熱性があり、サラッとした着心地が夏向けの素材としても好まれています。
カシミア:高級感のある肌触り
カシミアはカシミアヤギの毛のことです。 軽さ、柔らかさが特徴の生地です。その高級感ある肌触りは、ウールに数パーセント混紡されているだけでも違いが分かるほどです。非常に繊細な素材であるため、使用機会が多いスーツであれば、ウールをメインとしたカシミア混紡がオススメです。
キャメル:保温性に優れスーツよりコートに利用
キャメルとはラクダの毛のことです。 羊よりも過酷な環境で生きるラクダの毛は、ウールよりも吸湿性や保温性に優れています。キャメルは主にコートに利用され、最近のスーツではウールに色合いだけを取り入れたキャメルカラーが人気です。
シルク:艶のある夏向け素材
シルクとは蚕の繭から取った動物性繊維のことです。 艶のある素材で、こちらもウールに混紡することで、風合いに変化をつけます。 ウールシルクは、さらっとした夏用の生地ですが、雨に弱いため梅雨時の使用はおすすめできません。 柔らかな光沢を帯びた生地はパーティーシーンなどにオススメ。 ビジネスであれば、数パーセントの混紡が好印象です。
コットン:カジュアル感の強い素材
コットンとは綿のことです。 コットンを用いるとカジュアル感が出ます。素材的には春夏の印象が強く、色合いも明るめがメイン。しかし、最近はビジネスカジュアルとしての着用シーンも増えたため、ダークカラーも出回るようになりました。
バンブー:滑らかで光沢のある春用素材
バンブーとは竹のことです。 竹の繊維から作られた生地は、光沢があり、綿同様の吸湿性を持ち滑らかです。 主に春物の生地として使用されます。
リネン:滑らかな春夏用生地
リネンとは麻のことです。 アイルランド産の非常に細い繊維を用いた滑らかな生地は、アイリッシュリネンと呼ばれ、主に春夏生地としてスーツに使用されます。一般的に知られている麻とは種類が異なり、風合いもずっと滑らかです。
レーヨン:滑らかで機能性が高く裏地によく利用
レーヨンは植物の繊維が原料です。 パルプ(樹木)やコットンリンター(綿花)などのセルロースを溶かして糸にする「再生繊維」です。 シルクのような滑らかな肌触りで、吸湿、放湿性があります。 主に袖通りを良くするためにスーツの裏地に使用されます。 生地自体に滑らかさを出すためにウールに混紡されることも。
ナイロン:強度がありウールと混紡される
ナイロンは石油が原料の素材です。 伸縮性、速乾性、強度がある繊維です。 しかし、吸湿性があまりなく、単独での生地は快適さに欠けます。 特質を生かしてウールに少量混紡されることがあります。
ポリエステル:ウールと混紡され年中使われる
ポリエステルは石油が原料の素材です。 ウールに混紡されることが最も多い素材です。年間を通して使用されます。 市場に出回っているものは、大半がウールとポリエステルの混紡生地です。
ポリエステルとウールが混紡される理由
速乾性、軽量、強度、シワになりにくいなどのメリットがことごとくウールの欠点を補うため、その扱いやすさからビジネススーツの生地として定番となっています。 ウールとポリエステルの混紡は50:50がどちらの特性も得られますが、実際は少しウールの割合が多めの60:40くらいが高級感も出てオススメです。 割合の目安としては、ウールの混紡率が上がるほど上質感がでますが、逆にポリエステルが60%を超えると安っぽく見えてしまうので、着用シーンに注意が必要です。
現代ではポリエステル・ウールは混紡されないことも
ビジネスウェアのカジュアル化や、実用的な快適さを求める声も多くなり、ポリエステル100%のスーツも用途によっては人気が出てきています。 虫食いになりにくい点や、洗える事、ほぼシワが気にならないなど、実用性重視のビジネスシーンにはかなり便利です。 着心地や高級感を重視するなら、ウール100%一択です。 動きやすさ、強度、メンテナンス効率など実用性を重視するならポリエステル混紡がオススメとなります。 スーツの素材を場面によって使い分けるのも、現代らしいスーツの着こなしとなってきました。
シーズン別で見る素材の違いとは?
ここからは、ご紹介した原料から作られる生地を、シーズンで分けてご紹介します。
春
バンブー・・・すべすべとした肌触りと光沢、サラッとした着心地。
ツイル・・・まだ肌寒い春先には、程よい厚さのツイルも人気です。
トロピカル・・・春夏の定番。軽く、通気性の良い平織の生地です。
アイリッシュリネン・・・爽やかな春から初夏のイメージ。通気性が良く、カジュアル寄りで雰囲気のあるシワが特徴。
夏
ウールモヘア・・・サマーウールとモヘアの混紡。触れた瞬間の冷感と吸湿、放湿性で快適に。
ウールシルク・・・サマーウールとシルクの混紡素材。シルクの高級感ある光沢が華やかさを添えます。
コードレーン・・・平織ですが、縦方向の畝があることで、肌に密着しません。夏場のベタつきを防ぐ効果も。カジュアル寄りです。
シアサッカー・・・サラサラとした表面に凹凸があり、ベタつきのないサラッとした生地です。カジュアルジャケットなどにオススメ。
秋
キャバリーツイル・・・綾織(ツイル)の斜めの畝がはっきり見える生地で、耐久性とハリがあります。
コットンツイル・・・ウールではなく、コットン(綿)の綾織(ツイル)です。織りの効果で柔らかくしなやかになります。コットンの温かみのある生地は秋の雰囲気にピッタリです。
冬
カシミア・・・様々な素材の中でも、特に上品な風合いと、軽さ、滑らか、保温性を持つカシミア。取り扱いには気を使いますが、その高級感と着用感は格別です。
ヴィキューナ・・・実はカシミアを超えると言われる貴重な生地がヴィキューナ。絶滅の危機に瀕しているラクダ科のヴィキューナは、あまりにも貴重になってしまったため、現在はごく僅かしか流通していません。
コーデュロイ・・・厚みのある生地にはっきりとした縦の畝が特徴のコーデュロイ。保温性が高く暖かで、カジュアルな雰囲気です。ビジネスカジュアルな装いであれば、畝が細めのもので合わせるとバランスが取れます。
フランネル・・・「フラノ」または「ネル」とも呼ばれる生地です。表面に柔らかな毛羽があり、暖かく優しい肌触りです。見た目の毛羽の印象から真冬のスーツのイメージが強いです。気温にもよりますが、春先3月ごろには少し違和感を感じます。
ツイード・・・イギリス、ツイード河周辺で作られたことからツイードの名がつきました。
厚みのある生地で保温性が高くハリのある生地です。 フランネルのように起毛していないため、柄がはっきりと美しく見えます。 イメージはやはり、真冬がメインです。
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スーツの生地の柄とは?
スーツの生地の柄は大きく分けると以下の3種類です。
・ストライプ柄
・チェック柄
・その他の柄
それぞれの柄によって見た目が大きく変わり、与える印象もガラっと違うものになります。 色柄や着用シーンに合わせて選ぶ参考にしてくださいね。
ストライプ柄:線が入ったデザイン
ストライプ柄はスーツ全体に線が入ったデザインです。 スーツに使われるストライプ柄は、さらに以下の6種類に分割されます。
・シャドーストライプ
・ピンストライプ
・チョークストライプ
・ペンシルストライプ
・オルタネートストライプ
・バンカーズストライプ
それぞれの特徴について解説していきます。
シャドーストライプ
シャドーストライプは、光の当たる角度によって縞模様に見える柄です。 無地では地味すぎるけど、ストライプにすると派手すぎるスーツカラーによく利用されます。 例として、ブラックスーツの多くはシャドーストライプが取り入れられていますよ。
ピンストライプ
ピンストライプは、細い点線が入った縞模様の柄です。 点線がピンで打ったように見えることから、「ピンストライプ」と呼ばれています。 ピンストライプのスーツは、生地のもつ光沢・ツヤ感を潰さずに、派手すぎないデザインを完成させられるのが特徴です。
チョークストライプ
チョークストライプは、黒板にチョークで書いた時の少しかすれたような線が特徴の縞模様です。 ラインが太めでカジュアルに見えることから、フォーマルなビジネススーツには向かない柄になります。 「オフィスカジュアル」などで着るスーツにはおすすめです。
ペンシルストライプ
ペンシルストライプは、鉛筆やボールペンで書いたような非常に細い線が特徴の縞模様です。 線の間隔も狭くされていることが多く、体形を細く見せる効果が期待できます。 また、あえて線の間隔を大きくすると華やかに見えるので、そうしたデザインのペンシルストライプスーツの多くはパーティーなどで着用できるでしょう。
オルタネートストライプ
オルタネートストライプは、色が2色・もしくは若干柄の違う線が混合した縞模様です。 オルタネートストライプの多くは色は極端に違うものは選ばず、ある程度同系色でまとめられています。 とはいえ、あえて外した色を取り入れた個性的なデザインもおすすめです。 個性的な色合いにする際には、スーツ屋さんの意見も聞いてみましょう。
バンカーズストライプ
バンカーズストライプは、ネイビー系のスーツにハッキリした白い線を入れた縞模様です。 かつてイギリスの銀行マン(=バンカー)が好んで着ていたことから、この呼び方をされています。 当時からの誠実な印象を引き継ぎ、現代でもビジネスシーンで「真面目で、仕事ができそうなビジネスマン」の雰囲気を感じさせる柄です。 営業マンなどは1着、バンカーズストライプのスーツを持っておきたいですね。
チェック柄:格子のようなデザイン
チェック柄は、点や線の組み合わせでスーツ全体に「格子」があるように見えるデザインです。 スーツに使われるチェック柄も、細かく分けると以下の4種類があります。
・シャドーチェック
・ウィンドウペンチェック
・グレンチェック
・タータンチェック
それぞれの特徴について解説していきます。
シャドーチェック
シャドーチェックは、光の当たり具合により格子状に見える柄です。 考え方は「シャドーストライプ」と同じですね。 チェックの中でも落ち着いた印象の柄で、ビジネス用のスーツにも良く取り入れられています。
ウィンドウペンチェック
ウィンドウペンチェックは単色の線の組み合わせで、正方形または長方形の格子を作る柄です。 チェック柄の中では比較的すっきり見えるため、カジュアル感は出しながらもビジネスシーンで着用されます。 とはいえ、ある程度派手に消えることは間違いないので、ウィンドウペンチェック柄のスーツには無地のネクタイやシャツを合わせた方がいいですね。
グレンチェック
グレンチェックは、四角形の輪郭を崩した「千鳥格子」と細い線で作られた格子を組み合わせた柄です。 イギリスでは伝統的な柄の一つで、知的な男性はよくこのグレンチェックのスーツを着ています。 大人の知性や上品さをアピールしたい場合には、グレンチェックを取り入れると良いですね。
タータンチェック
タータンチェックとは、よくマフラーなどにも用いられる比較的派手で華やかな格子の柄です。 見た目のインパクトは強いため、ビジネスシーンよりはカジュアルなシーンでの着用が基本。 パーティーや結婚式の2次会などのタータンチェックはアリですね。
その他の柄:基本から外れたデザイン
その他にも、基本のストライプ・チェックからはちょっと外れた以下のような柄のデザインがあります。
・バーズアイ:鳥の目のような細かい点の柄。クラシカルな雰囲気
・ハウンドトゥース:犬歯のような尖った点の柄。英国紳士が好む雰囲気
・シャークスキン:鮫肌のようなデザインの柄。シャープでトラッドな雰囲気
これらの柄は少々個性的ですので、ビジネスでの着用よりかはカジュアルなシーンでの着用がメインでしょう。 スーツへのこだわりの強い方は、これらの柄を取り入れたコーデにもぜひ挑戦してみてくださいね。
スーツ生地は生産国によっても違う
スーツの生地は、主に「イギリス」「イタリア」の2か国で生産されています。 生産国の環境・風土によって、生地の特徴が全く異なるのです。 それぞれのスーツの生地の特徴も参考に選ぶとよいでしょう。
イギリスのスーツ生地は耐久性重視
イギリスのスーツ生地は耐久性を重視して作られます。 これは、イギリスの気候が比較的湿潤であることに起因しているのです。 イギリスは年中通して曇りの日が多く、雨もよく降り常に湿度が高い環境にあります。 すなわち、湿度によってスーツが劣化しやすいということ。 そのため、イギリスでは比較的硬めで耐久性の高い生地を主に生産しています。 硬めなので慣れないうちは着心地が少し悪いと感じることもありますが、慣れてくればしっかり身体にフィットしますよ。
イタリアの生地は見た目と機能性重視
イタリアのスーツ生地は見た目と耐久性を重視して作られます。 イタリアの気候は年中晴天・乾燥傾向であり、スーツにとっては劣化しにくい環境です。 そのため見た目の艶感や、ストレッチ性などを優先しています。 比較的よく動く職種の方は、イタリア生地を選んだ方が得策かもしれませんね。
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オーダースーツ生地の選び方
オーダースーツの醍醐味は、やはり生地選びです。
どの季節にどのような場面で着用するのか、イメージを膨らませながら、是非生地に触れてみてください。
まず、季節と用途で生地を選び、次にスーツのシルエットで絞ります。
ブリティッシュスーツのストイックで硬派な、かっちりとしたシルエットがお好みですか?
イタリアスーツの、自由奔放でしなやかさと力強さを感じるシルエットがよろしいですか?
例えば、生地をフランネルで選ぶなら、ブリティッシュスーツにはイギリス平織の厚みのあるフランネルを、イタリアスーツを作るなら、柔らかく薄いイタリアフランネルを選ぶと、シルエットが美しく仕上がります。
ポリエステルの混紡率に悩むなら、ウール100%との違いを把握してから選ぶと、納得できる割合を決めやすくなります。
ポリエステル混紡率が高めの織柄生地と、ウール高級生地でSuper130’s以上の織柄が持つ光沢の違いを見比べて下さい。
ポリエステルの光沢は、合成繊維であるため多少角度を変えても均一に光を反射します。
これに対して、ウールの高級生地は光の反射角度が狭く、少し角度を変えただけで変化する、非常に高級感漂う優雅な光沢になります。
見比べることで、自分自身の中で基準を持てるようになり、その後の生地選びがスムーズになります。
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オーダースーツを作成する際に悩んでしまうものが生地選びではないでしょうか。選べる生地の中には高級ブランド生地もあるため、何を選んだらいいのか迷ってしまう方も非常に多いです。そのような方のために、この記事では生地選びのポイントを紹介します。
まとめ:スーツの生地には無限の選択肢がある
生地選びの基本となる素材の種類を、簡単にご紹介いたしました。
詳しく知ろうとすれば、どんどん奥深くなるスーツ生地の世界。
オーダースーツをお考えであれば、一度是非店舗にお越しください。
実際に様々な生地に触れて頂く事で、言葉にできない部分をお伝えできます。
オーダースーツSADAでは、お客様との会話を通して、理想の生地をご案内させていただきます。
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