グレーコートを活かしたおすすめのメンズコーデとは?オンオフ問わずに活躍するグレーコートの魅力に迫ります
グレーコートは、オンオフ問わずに使えて、コーディネートがしやすいということもあり人気のあるアイテムです。また、老若男女問わず着こなすことができるので、1着あれば長く着られるというところも魅力だと言えるでしょう。
とはいえ、グレーコートは組み合わせによっては地味になってしまったりメリハリがないコーディネートとなってしまう可能性もあります。
今回は、おすすめのグレーコートを取り入れたコーディネートや、グレーコートの種類、相性の良い色合いなどについてご紹介していきます。
上手にグレーコートの良さを生かすコーディネートにはいくつかのポイントがありますので、ぜひ押さえていきましょう。
既にグレーコートを持っている方はコーディネートの仕方の参考に、これからグレーコートを購入したいと考えている方はデザインの選び方や着こなしのポイントをぜひ参考にして見てください。
コートの種類とおすすめ着用シーン
まずはじめに、コートの種類についてそれぞれの特徴も合わせてご紹介していきましょう。
1,チェスターコート
テーラードジャケットのように襟が特徴的であるチェスターコートは、シンプルでありながらキチンとしたシルエットが魅力のコートです。
ビジネスシーンでの定番コートですが、カジュアルシーンでも違和感なく着こなすことができ、オンオフ問わずに着用できるので、着まわしやすく1着あると便利なアイテムとなっています。
デザインがフォーマル寄りであり、グレーとの相性も抜群です。
チェスターコートを羽織れば、それだけで格好良く決まります。
2,ステンカラーコート
こちらも、チェスターコート同様にビジネスシーンで定番のデザインとなっています。
後ろ襟が高くなっているのが特徴であり、男女問わず人気のデザインです。
着心地がさらっとしているため、ビジネススーツや厚手のセーターなどの上に羽織ってもごわつくことなく、見た目にもスマートに見えます。
ビジネスシーンのほか、カジュアルシーンにおいて綺麗目な装いをしたいというときにおすすめのデザインだといえます。
3,ダッフルコート
フード付きでカジュアル感のあるダッフルコートは、老若男女問わず幅広く人気のデザインです。最大の特徴は、一般的な丸くて薄いボタンではなく、トグルと呼ばれる角の形をしたボタンを輪っかに引っ掛けて前身を留めるということです。
デザイン性が高いため、シンプルな服装に合わせるとコートの魅力が引き立ちます。
丈の長さが短いとよりカジュアルな印象になります。
4,トレンチコート
ボタンが左右に並んだダブルで、肩にはエポーレットと呼ばれる布が施されており、腰および袖にはベルトがついた特徴的なデザインがトレンチコートの魅力です。
装飾が多めではありますが、統一感のある落ち着いたデザインであることから、カジュアルシーンのほかビジネスシーンでも人気となっています。
ライナーが取り外しできるものも多く、春先や秋から冬まで長い期間にかけて着られるのもトレンチコートならではの魅力となっています。
5,Pコート
ボタンが左右に並ぶダブルのデザインで、厚手の生地で寒い冬に活躍するPコートは、元々軍用のアウターであったことから機能的な作りが魅力です。
具体的には使い勝手の良いポケットや高い防寒性などが挙げられます。
生地が厚手のため、あまり丈が長いと合わせるボトムスが限られてしまうのが難点ですPコートは基本的にはカジュアルなスタイルに合わせることが多くなっています。
6,ダウンコート
水鳥の羽毛を私用した防寒用のアウターで、特に真冬の時期に活躍する温かさ抜群のコートです。着丈が短いものはパンツともスカートとも相性が良く、主にカジュアルシーンで着まわしやすいアイテムです。ロング丈はより暖かく、スーツスタイルの場合もバランスよく着こなすことができます。
グレーコートの魅力
続いては、グレーコートにはどのような魅力があるのかについて迫ってみましょう。
1,コーディネートしやすい
落ち着いたどの色味とも相性の良いグレーは、同じくモノトーンのカラーと合わせれば大人っぽくシックなコーディネートにすることができます。一方、赤やイエローなど明るくはっきりとしたカラーと合わせれば、引き立て役となり派手色を強調してくれます。
自分がどのようなイメージでコーディネートをしたいかによって使い分けできるのがグレーコートの魅力の一つだといえます。
2,性別や世代を問わない
グレーコートは男女問わずどの世代でも着こなすことのできる万能カラーです。そのため、1着持っていれば長く使い続けることができるというのも魅力です。
3,小物でおしゃれを楽しめる
シンプルだからこそ、マフラーや帽子、手袋やバッグなど合わせる防寒アイテムや小物を自由に選ぶことができる楽しさがあります。
柄物やブランド物を選んだり、差し色を加えたりと小物の合わせ方で幅広いコーディネートを楽しむことができます。
4,柄物も取り入れやすい
色合いが落ち着いているグレーコートは、チェックやストライプなどの柄物を選んでも派手になりすぎないというのも魅力だと言えるでしょう。
色物コート×柄となるとコートのインパクトが強くなってしまい、コーディネートを考えるのが難しかったり、見た目がワンパターンになってしまいがちです。そういった心配がなく柄を取り入れられるのがグレーコートの良さです。
ダサくならない!グレーコートを着こなすポイント
続いては、グレーコートをおしゃれに格好良く着こなすためのポイントをシーン別にご紹介していきましょう。
1,ビジネスシーン
①サイズ感
ビジネスシーンにおいては、ビジネススーツ同様にコートもジャストサイズを選びましょう。だぼっとしたものはシルエットが崩れて見えてしまいます。とはいえ、スーツに合わせて着用することから、私服に合わせる場合と比較すると、やや大きめサイズがジャストサイズとなります。
スーツに合わせるコート選びの際には、必ずスーツを着用したうえで試着することをおすすめします。着心地やフィット感を実際に確かめたうえで選ぶようにしましょう。
②着丈
ビジネスコートの着丈は、ジャケットよりも長いことが鉄則です。コートからジャケットがはみ出ていると、見栄えが悪くなってしまいます。おすすめの着丈の目安は、膝上くらいです。それよりも長いと、全体的に重い印象となってしまいます。
③色の濃淡
グレーは色の濃淡によって印象が変わるカラーです。明るいライトグレーはカジュアルな印象が強くなり、若々しさが特徴です。落ち着いたチャコールグレーは、大人っぽく洗練された雰囲気に着こなすことができます。どのようなイメージで着用したいかに合わせてお気に入りの色合いを探してみましょう。
2,カジュアルシーン
①差し色
カジュアルシーンでグレーコートを活かすには、どこかに差し色を入れるのがおすすめです。全て落ち着いた色でのコーディネートでは、やや物足りなさを感じてしまうかもしれません。
トップスやボトムスに取り入れるのに抵抗がある場合には、マフラーやバッグなどの小物に取り入れてみると良いでしょう。手軽で抵抗感なく挑戦しやすいのでおすすめです。
②ロング丈、オーバーサイズ
トレンドを取り入れた着こなしがしたいという方におすすめなのがロング丈のグレーコートです。また、オーバーサイズでだぼっと着こなすのが今どきの着こなしです。
コートのシルエットが大きいことから、スキニーなど細身のシルエットのアイテムと合わせることでメリハリのあるコーディネートが完成します。
③コーディネートに合わせたデザインのものを選ぶ
前段でご紹介したように、コートにはさまざまな種類がありそれぞれに見た目や機能に特徴があります。ビジネスシーンでは、ステンカラーコートやチェスターコートのようにシンプルなデザインのものを1着ないし数着用意しておけば十分ですが、カジュアルシーンであれば、コーディネートに合わせてコートを選ぶのがおすすめです。
カジュアルかつおしゃれに着こなしたいのであれば、グレーのダッフルコート、しっかりと防寒対策をしたいのであればグレーのダウンコートのように、状況やファッションに合わせてコートを選ぶことができるとコーディネートの幅がぐっと広がります。
グレーのコートには何色のアイテムを合わせる?
続いては、グレーコートと相性の良い色合いについてご紹介していきましょう。
1,グレー
ビジネスシーンなどシンプルな着こなしが求められる場面では、同じくグレーを合わせて色の濃淡でメリハリを付けるというコーディネートがおすすめです。コートの色味を濃いチャコールグレーにするのであれば、スーツをライトグレーにする、もちろん逆のコーデもありです。
色の濃淡のあるコーディネートは、着こなしに立体感を出すことができます。
2,ボルドー
差し色としておすすめしたいのが、ボルドーです。寒い時期にピッタリの色味であり、またグレーに合わせると非常に映えます。赤が強すぎると、そのアイテムだけ浮いてしまう場合があるため、ボルドーのような落ち着いた色味の赤が組み合わせにはピッタリです。
3,黒
大人っぽくクールに着こなしたいという場合には、黒がおすすめです。グレー×グレーのコーディネートよりもスタイリッシュな着こなしとなります。
チェスターコートやステンカラーコートに黒のハイネックニットなどを合わせるコーディネートがおすすめです。
4,ピンク
グレーとピンクは非常に相性が良く、柔らかくかわいらしい雰囲気が印象的になります。レディースコーデの場合は、トップスやマフラーといったアイテムにピンクを取り入れるほか、メンズコーデ場合にはワイシャツやネクタイにピンクを取り入れるコーディネートがおすすめです。
ピンクと言うと女性のイメージをお持ちの方も多いかもしれませんが、ビジネスシーンではワイシャツやネクタイに男性が取り入れるのも人気となっています。
この冬着用したいおすすめグレーコートコーデ4選
最後に、グレーコートを使ったおすすめコーディネートをいくつかご紹介していきましょう。
1,チャコールグレーステンカラーコート×ライトグレースーツ×白シャツ×ボルドーストライプネクタイ
ビジネスシーンでグレーコートを着用する場合のおすすめコーデです。色の濃淡を取り入れたコートとスーツの組み合わせに、ボルドーのネクタイで差し色を加えています。
大人っぽく落ち着いた雰囲気がビジネスシーンにピッタリです。
2,ライトグレーステンカラーコート×黒ハイネックニット×デニムパンツ
私服でグレーステンカラーコートを取り入れる場合には、メリハリを意識したコーディネートを意識しましょう。
トップスに綺麗目の黒のハイネックニットを合わせ、ボトムスをカジュアルにデニムにすることで堅苦しくなりすぎないコーディネートとなります。
3,グレーダッフルコート×白セーター×ブラウンチェックパンツ
ダッフルコートはカジュアルでお洒落に、またかわいらしく着こなすことができるアイテムであるため、トップスとボトムスもそれに合わせて選んだコーデです。チェックパンツはアンクル丈のものを選ぶと、よりおしゃれ感が増します。
4,グレートレンチコート×オレンジニット×黒パンツ
トレンチコートをカジュアルシーンで使う場合には、トップスに差し色を取り入れてみましょう。今回ご紹介したオレンジのほか、グリーンや青などもおすすめです。
差し色は複数取り入れるとまとまりがないコーディネートとなってしまうため、ボトムスには黒を合わせます。
グレーコートはビジネスシーンにもカジュアルシーンにも活躍する、コーディネートの幅を広げてくれる使い勝手の良いアイテムです。
性別や世代を問わずに着ることができる万能アイテムだとも言えるでしょう。
色の濃淡やデザインによって大きく印象が変わるため、シーンやコーディネートに合わせて選ぶ楽しさがあります。
はじめてグレーコートに挑戦するという方であれば、オンオフ問わずに使えるステンカラーコートやチェスターコートがおすすめです。
どんな服装にも合わせやすく、コートを羽織ることで、きちんとした着こなしにまとめてくれます。
また、落ち着いた印象のグレーコートは、差し色を加えることで引き立て役にもなってくれます。特に、差し色を取り入れやすいカジュアルシーンでは積極的に色物を合わせてお洒落に着こなしてみましょう。
今回お伝えしたことが、グレーコートを用いたコーディネートを考える際の参考になれば幸いです。