夏のジャケパンスタイルを涼しくスタイリッシュに！着こなし方やアイテム選びのポイントを解説

ジャケパンってどんなスタイル？

「ジャケパン」とは、ジャケットとパンツを組み合わせたスタイルのことです。
ジャケットはスーツの上着と同じように、胸ポケットやフラップポケット、袖口ボタンなどが付いたものを着用します。見た目は似ていますが、ビジネススーツのジャケットを単品で使う事は避けます。ジャケットは、ジャケットとして販売されている既製服や、ジャケット用生地を選択してオーダーしたオーダージャケットを着用します。
素材はウールが一般的です。ウールのジャケットは、ビジネスシーンに適した高級感があるため人気です。夏場には麻やコットン素材もありますが、シワになりやすくややカジュアルな印象になります。
色はビジネスシーンの定番である紺、グレーなどの落ち着いた色が多く選ばれますが、カジュアルな着こなしが許容される場合は、明るめの色や柄物のタイプも着用されます。シーンや季節に応じて選びましょう。

ジャケパンスタイルが与える印象

ジャケパンスタイルは、知的で落ち着きのある印象を与えます。
またスーツよりも軽やかで柔らかな印象を与えるため、堅苦しくなりすぎず適度なきちんと感のある着こなしです。

ジャケパンスタイルはそのバリエーションの豊富さから、様々なシーンに合わせてアレンジすることができます。

夏のジャケパンは素材が大切

夏にジャケパンを着る場合は、素材選びが非常に重要です。
夏は、ジャケットやパンツの素材は通気性がよく、軽いものが適しています。
代表的な素材としては、サマーウール、リネン（麻）やコットンなどがありますが、これらの素材は通気性が良く吸湿性にも優れているため、汗をかいても快適に過ごせます。

サマーウールの特徴

サマーウールはビジネスシーンのジャケットの定番素材です。ウールは吸放湿性に優れ、着用時の衣服内の湿気を吸い取って、空気中に放出するため、快適な着用感が特徴です。生地は化学繊維に比べ高級感があり、取引先に失礼のない質感といえます。

サマーウールはメンテナンスも容易です。ウール繊維には天然の撥水性があり、汚れにくいため通常は帰宅後のブラッシングで着用が可能です。スーツ用のハンガーに掛けて着用時の汗を抜いた後、シワが気になる部分にはシワ取りスプレーで湿気を与えると、ウールの回復力でシワが伸びるためアイロンが不要です。

リネンの特徴

夏の定番生地であるリネンは、生地のハリとシャリ感が特徴です。肌に触れたときに冷たさを感じることも人気の理由です。リネンは、ストレッチ性がなくシワになりやすいというデメリットもありますが、夏のジャケパンスタイルでは、程よいシワ感が自然なカジュアルさを演出してくれる一面もあります。シワになりやすいデメリットをウールのシワ回復力が補うため、ウールとリネンの混紡生地は扱いやすくおすすめです。

コットンの特徴

カジュアルジャケットの代表的な素材がコットンです。リネン同様シワになりやすい素材ですが、肌触りが良く夏に適した生地です。もっともカジュアルな素材になるため、着用場面はオフィスカジュアルなどに限られます。

コーディネートアイテムの素材

ジャケパンのスタイリングは小物選びも重要なポイントです。
ネクタイやポケットチーフ、靴など夏らしい素材やカラーを選んでコーディネートにアクセントをつけることができます。

ネクタイ

ネクタイは光沢感のあるシルク素材の通常ネクタイ、シルク素材のニットタイ、透け感のあるフレスコタイなどがコーディネート可能です。

ポケットチーフ

ポケットチーフは白い麻のタイプを選ぶと夏らしさがプラスされます。シンプルなTVフォールドがビジネスシーンにおすすめです。

ワイシャツ

夏のジャケパンスタイルでは、ワイシャツやTシャツのインナー選びもポイントです。ワイシャツは吸湿性に優れたコットン100%の生地や、速乾性にすぐれたポリエステル生地、吸湿性と速乾性のバランスが良いコットンとポリエステルの混紡生地などがあります。風合いや機能で好みに合った生地を選ぶのがおすすめです。

ビジネスポロシャツ（ビズポロ）

クールビズスタイルで人気のビズポロは、ニット生地のため、動作が快適なストレッチ性が特徴です。主に、コットンやポリエステルなどが使用されます。

Tシャツ

オフィスカジュアルスタイルで着用されることが増えたTシャツは、コットン素材が人気です。ストレッチ性を重視する場合は、伸縮性に富むポリウレタンを含む生地がおすすめです。

インナー

夏の汗ジミ対策には、吸水速乾の機能性の高い生地を使用しているインナーを選択しましょう。夏は暑いため汗を多くかきますが、通気性の高い素材を選ぶことでベタつきを抑え、快適に過ごすことができます。

劣化したベルトは買い替える

ジャケットを脱いだ時の印象も考慮する必要があります。
ジャケパンスタイルでは、ジャケットを脱いだときにベルトの劣化が目立つため、ベルトの状態を確認し、劣化していたら買い替えましょう。

ジャケパンの色や柄で夏らしさを演出

夏らしい色は？

ビジネスシーンでも季節感は大事にしたいポイントです。夏らしいジャケパンの色は、明るめの色や淡い色がおすすめです。代表的な色としてはベージュ、ライトグレー、ライトブルー、などが挙げられます。これらの色は夏の陽射しに映える色合いであり、爽やかさや清涼感を演出できます。

夏らしい柄は？

また、夏らしい柄としては、ストライプやチェック柄が挙げられます。特に淡い色合いで縞やチェックが入ったものは爽やかな印象を与えるため、夏にはぴったりです。
ただし色や柄を選ぶ際には、場面や着用者の雰囲気に合わせることも大切です。

マナーで色柄を選ぶ場合

カジュアルな場面ではビビッドカラーのジャケットや花柄のシャツなども楽しめますが、ビジネスシーンでは適度に落ち着いた色合いのジャケットや柄を選ぶことが大切です。

マナーが重視される場面の色柄

重要な会議や取引先への訪問など、マナーが重視される場面のジャケットは、ダークネイビーやダークグレーなどのダークカラーの無地が基本となります。

一般的なビジネスシーンの色柄

一般的なビジネスシーンで着用するジャケットの色柄は、ダークカラーからミディアムグレーなどのミディアムカラーまでが目安です。柄は無地や薄い柄、マイクロチェックや千鳥格子（ハウンドトゥース）などの、遠目に無地に見える柄が無難です。

オフィスカジュアルでの色柄

オフィスカジュアルなどのカジュアルな着こなしが許容される場面では、ライトグレーやベージュ、ブルーなどの明るい色も着用できます。強めのストライプが爽やかなシアサッカーのジャケットや、強めの格子柄が目立つウインドーペンなどもおしゃれです。

明るい色や強めの柄はカジュアルな印象が強くなるため、取引先への訪問などでは避ける傾向があります。

夏のジャケパンに合わせるアイテム

ジャケット

主役のジャケットは夏らしさを感じられる素材や柄を選びましょう。場面に合わせた色柄がおすすめです。また、オフィスカジュアルでは、通常のジャケットだけではなくメタルボタンが使用されたブレザーもジャケパンスタイルの定番です。近年流行中の鮮やかなブロックストライプのネクタイなど、アメトラ要素を取り入れることで新鮮な着こなしを楽しめます。

パンツ

パンツはスラックスやチノパンがおすすめです。
スラックスを合わせるジャケパンスタイルはビジネス感が強く、チノパン合わせのジャケパンスタイルはカジュアル寄りな着こなしになります。シーンに合わせて使い分けることで、夏のジャケパンスタイルをアレンジできます。

インナー

ジャケットのインナーには、ワイシャツやポロシャツ、Tシャツなどがおすすめです。
カジュアルな場合はTシャツやポロシャツ、フォーマルな場合はドレスシャツが適しています。素材は薄手で通気性の良いものを選ぶようにしましょう。吸水速乾のタイプや抗菌加工がされているインナーも多くあります。暑い夏はジャケットを脱ぐ機会が多いことを考慮して、サイズがきちんとあったインナー選びをしましょう。

靴

夏のジャケパンスタイルに合わせる靴としては、ローファー、ドライビングシューズ、スリッポンなどがおすすめです。軽やかな足元は軽快な印象を与えてくれるでしょう。カジュアルな場合はスニーカーも合わせることができます。フォーマルさが重視される場合は、革の紐靴を合わせましょう。もちろんジャケパンスタイルとの相性はバッチリです。

ジャケパンスタイルで気を付けたいポイント

ジャケパンスタイルを着こなす上で気を付けたいポイントを紹介します。

サイズ

スーツと同じくジャケパンスタイルでも、適正なサイズのものを選ぶことが重要です。

ジャケットは肩のラインが合いウエストが拳ひとつ分のゆとりがあるもの、パンツは適度なフィット感で裾丈が適切なものを選びましょう。くるぶしがすべて見える短い丈や、裾が靴に当たってシワが複数できる長い裾丈は、どちらもビジネスシーンでは避けます。裾は、靴の甲に触れるか触れない程度が近年の主流です。オフィスカジュアルではやや短めです。ジャケットパンツスタイルのやや堅めな着こなしの場合は、靴の甲に触れてややたわむ裾丈が目安になります。
サイズは着こなしの中でも一番重要な要素です。
既製品でサイズが合わないと悩みがある方はオーダーメイドでスーツを制作することをおすすめします。

色柄の組み合わせ

ジャケットとパンツの色の組み合わせには注意が必要です。
柄同士を合わせるコーディネートは難易度が高く、ごちゃごちゃした印象を与えてしまいかねません。同系色でまとめたり、柄のアイテムはひとつに絞るなど、統一感のあるコーディネートを意識しましょう。

【シーン別】おすすめコーデ

堅めのジャケパンコーデ

マナーが気になる場面では、スーツに近い格式高めなコーディネートがおすすめです。

・ダークネイビーの無地のジャケット

・白のボタンダウンの長袖ワイシャツ

・ネイビー系ストライプタイ

・ミディアムカラーの無地のスラックス

・黒の紐靴とベルト

一般的なジャケパンコーデ

モノトーンコーディネートが流行しているため、一般的な着こなしではグレージャケットも候補になります。

・ミディアムグレーの無地のジャケット

・サックスブルーのボタンダウンのビズポロ

・ノーネクタイ

・ネイビー無地のスラックス

・黒のローファー

オフィスカジュアルのジャケパンコーデ

オフィスカジュアルでは、半袖のインナーにジャケットを羽織るケースも増えてきました。また、一般的なビジネスシーンでは避ける黒無地も、オフィスカジュアルでは定番アイテムで使用されます。

・ライトグレーのジャケット

・黒のクルーネックTシャツ

・黒無地のチノパン

・白いレザースニーカー

オーダースーツ専門店オーダースーツSADAとは

オーダースーツSADAは、フルオーダースーツの専門店です。フルオーダーとは、スーツやジャケットを体型に合わせた型紙を作成して仕立てる、本格的なオーダー方法を指します。通常フルオーダーは職人がすべて手作業でスーツを作成するため、2ヵ月ほどの納期と、20万円程度の費用がかかります。

オーダースーツSADAでは、独自の自動設計システム（CAD）で型紙を作成し、自動裁断機（CAM）で1着に必要なパーツをすべて裁断します。そのため大幅なコストダウンを可能にしました。

オーダースーツSADAのおすすめポイント

・本格フルオーダーのスーツを圧倒的な低価格で提供
・初回お試し価格で（税込）21,780円～
※2024年3月22日時点の価格です。価格は変更になることがあります。
・全身20箇所以上の丁寧なサイズ採寸
・専門スタッフがトレンドからスーツマナーまでご案内
・色・柄・ブランド、100種類以上の選べる豊富な生地素材

丁寧なサイズ採寸で一人一人に合わせた型紙パターンを作成し、最先端のマシーンメイドで本格フルオーダーを実現しています。
オーダーならではの動きやすさ、シルエットの美しさを実感していただけるのはオーダースーツSADAの魅力です。

「ジャケパンスタイルをどう着こなして良いかわからない」という方にも専門スタッフが丁寧にコーディネートさせて頂きます。

ぜひ、お気軽にご相談ください。

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