ピンストライプスーツの印象は?種類が豊富なストライプスーツについて特徴や着こなし方を解説!
ビジネスマンに必須であるスーツには、無地の他にさまざまな柄のスーツがあります。柄物のスーツの中で、ビジネスシーンでも着用しやすいものは「ストライプスーツ」が人気です。ストライプスーツは、色やラインの太さ・幅によって印象がガラッと変わります。シャツやネクタイをうまくコーディネートすることで、ストライプ柄のイメージをより印象付けることができ、おしゃれとしても楽しめるでしょう。
ストライプスーツには無地や他の柄とは異なる魅力があり、ピンストライプなど種類も豊富です。この記事ではストライプスーツの種類や着こなし方を含め、着用シーンやマナーについてもご紹介します。ストライプスーツを着てみたいと考えている方は参考になるでしょう。
ストライプスーツの魅力
単色もしくは2色以上の縦線・横線・斜め線が入った柄がストライプです。ストライプスーツのライン幅はさまざまで、色やデザインによって全体の雰囲気が変わってきます。ラインの幅が狭いとスマートな印象を与えられ、反対にライン幅が広いと個性的なイメージに見えるでしょう。ストライプスーツはどの柄も知的なイメージを得ることができ、さわやかさと上品さを併せ持っているのが特徴です。
ストライプスーツは汎用性があって着回しもしやすく、ビジネスシーンで着るスーツの中では王道といえるでしょう。ただし、結婚式や面接など着用にふさわしくない場面もあるため、シーンには注意する必要があります。
ストライプスーツの種類と特徴
チェック柄と同様にストライプ柄にもたくさんの種類があり、色だけでなくラインの太さや並べ方によって印象が変わります。そのため、ストライプスーツは場面や雰囲気に合わせて使い分けるようにしましょう。ここでは9つのストライプ柄について整理し、ご紹介しますので、自分のイメージに合うものを見つけてみてください。
ピンストライプ
ピンストライプは、細かいドットが点のようにつながりラインになっているデザインです。ストライプ柄の中でも控えめなデザインで、スーツに合わせるアイテムを選びません。スマートな印象があり、ビジネスシーンではよく好まれる柄です。
主張が控えめなピンストライプですが、ラインの幅が広いタイプと狭いタイプのものがあります。ライン幅が狭いと改まった感じがありますが、幅が広くなるとカジュアル感が強いイメージです。イギリスでは、濃紺のピンストライプスーツがビジネスの場面でよく着用されます。日本の場合、ピンストライプスーツは普段のビジネスシーン以外に、転職時の面接などに着ても良いでしょう。
シャドーストライプ
シャドーストライプにはしっかりとラインが入っているわけではなく、光の当たり方でストライプの模様が出るデザインとなっています。遠目からだと無地に見えるため、全体の印象は控えめです。そのため、ビジネスシーンでストライプのスーツを着てみたいと考えている方や、ピンストライプより控えめな柄を着用したい方に向いています。
ビジネスシーンにも適したシャドーストライプですが、落ち着いたデザインながら光沢感もあるため、パーティーや結婚式に出席する際にもおすすめです。かっちりしすぎないシャドーストライプの柄は、さりげないおしゃれを楽しめるでしょう。
ペンシルストライプ
ペンシルストライプは名前の通り、鉛筆でラインを引いたような線が特徴の柄です。ラインはピンストライプよりも太いため、主張が若干強く出ます。しかし、ピンストライプやシャドーストライプと同様に、取り入れやすいデザインです。ペンシルストライプのスーツを着ることで、知的な印象を相手に与えられます。
ペンシルストライプを着る際は、スーツとストライプの色味に差が生まれないようにすると、より主張を抑えられるでしょう。
チョークストライプ
ラインをチョークで引いたようなデザインがチョークストライプです。ラインは太めですが、線の輪郭は少しぼんやりとしています。チョークストライプは他のストライプ柄と比べて主張が強く、力強さと貫禄もある点が特徴です。起毛生地との相性が良いため、秋用・冬用スーツの柄に取り入れられることが多くあります。
オルタネートストライプ
2つの異なる色や縞が交互に配置されている柄がオルタネートストライプです。「オルタネート」は「交互に」という意味で、ラインの太さや色で印象が大きく変わります。オルタネートストライプはファッション性が高く、上級者向けの柄です。上品で華やかなイメージがあるため、カジュアルな場面やパーティーでも活躍できるでしょう。
ブレザーストライプ
ブレザーストライプはライン幅が太めのストライプ柄で、イギリス風の印象を与えます。主張はかなり前面に出ますがコーディネートの幅が広く、おしゃれで個性的なストライプ模様です。
ブロックストライプ
ブロックストライプは、ラインの幅が等間隔かつ太めです。日本では「ロンドンストライプ」という名前で呼ばれることも多くあります。ブロックストライプはスーツの生地だけでなく、シャツの生地としても使われることがある柄です。
ヘリンボーンストライプ
ヘリンボーンとは、魚の骨に似たデザインのストライプです。ヘリンボーンストライプは明るい色になると無地に見えるため、シャドーストライプに分類されることもあります。高級感ある落ち着いた雰囲気のヘリンボーンストライプは、ビジネススーツとしても人気です。日本では「杉綾」と呼ばれることもあります。
ボールドストライプ
人目を引く大胆なストライプ模様がボールドストライプです。力強い印象で主張がかなり強めのストライプですので、プライベート用で着用するのが望ましいでしょう。
ストライプスーツは他者にどんな印象を与えるか?
ストライプスーツはラインの太さ、幅、そして色によって印象が変わるデザインです。ラインが太く間隔も広いほど力強く、細く狭いほど繊細なイメージとなります。また、生地の色味が薄いと軽やかな雰囲気になり、色味が濃いものはシックな印象を与えるでしょう。
ストライプ柄はラインや色に関係なく、上品で華やかなイメージがあり、ビジネスの場面で着こなしやすいスーツとなっています。
ストライプスーツが似合う世代や体型とは?
ストライプスーツは着回しがしやすく、さまざまなシーンに対応できます。そのため、幅広い年代のビジネスマンが着用するスーツです。また、ストライプ柄は体型が引き締まったように見せてくれる効果もあります。
10代〜20代
10代〜20代の方には、以下のストライプ柄がおすすめです。
・シャドーストライプ
・ペンシルストライプ
・チョークストライプ
・ブロックストライプ
・ボールドストライプ
10代〜20代の方は、多少主張が強く出る柄が良いでしょう。シャドーストライプは控えめで落ち着いた印象があるため、幅広い年代の方に向いています。普段のビジネスシーンではペンシルやチョークなどでも問題ありませんが、面接などに備えて無地なども持っておきましょう。
30代〜40代
30代〜40代の方には、以下のストライプ柄がおすすめです。
・シャドーストライプ
・チョークストライプ
・オルタネートストライプ
・ヘリンボーンストライプ
30代〜40代の方は、シャドーストライプなどの落ち着いた柄が良いでしょう。チョークストライプは主張が出て貫禄があります。オルタネートやヘリンボーンも高級感があり、上品なイメージです。
ストライプスーツによる体型カバーの効果
ストライプ柄には、以下のような体型をカバーしてくれる効果があります。
・ストライプ模様は身に付けると縦長に見える効果があり、体型が細目に見える
・濃い色の無地、シャドーストライプなど控えめなストライプはシルエットを引き締める
上記の特徴から、ストライプは体型ががっちりしている・横幅が広め・身長が低めの方に向いている柄といえます。
ストライプスーツをおしゃれに着こなすポイント
ストライプスーツは、控えめな模様から主張の強い模様までさまざまです。スタイル全体の見栄えは良くなりますが、コーディネートが難しいと感じる方もいるでしょう。Vゾーンの基本的なルールを押さえれば、ストライプスーツのコーディネートは難しくありません。
ストライプで着こなしやすい柄は、シャドーストライプやピンストライプといったラインの幅が狭いタイプとなります。
基本はVゾーンを意識する
Vゾーンとは、「スーツ・シャツ・ネクタイ」の組み合わせを指します。ストライプスーツをおしゃれに着こなすためには、このVゾーンを意識することが大切です。Vゾーンの基本的なポイントは3つで、まず全体の色は3色以内にまとめましょう。色同士がちぐはぐにならないように、ネクタイはスーツやシャツと同系色にします。ストライプ柄を含め、柄物は2つまでにしましょう。ストライプスーツに慣れていない方は、Vゾーンを意識してみるとコーディネートがやりやすくなります。
Vゾーンを意識したコーディネートには、3種類の着こなし方があります。
・「一無地二柄」 Vゾーンのうち1つを無地にして他2つを柄物にする
・「二無地一柄」 Vゾーンのうち1つを柄物にして他2つを無地にする
・「柄オン柄」 柄と柄を重ねる、上級者向けのコーディネート
ストライプ柄を取り入れるならネイビー・グレーが定番
ストライプスーツを着用する際、スーツの色はネイビーやグレーといった定番色と合わせると良いでしょう。ネイビーやグレーはストライプとの相性が良く、悪目立ちしません。着用するシーンをできるだけ限定しないようにするには、ベーシックな色味のスーツを数着持っていると安心です。ネイビーやグレーのスーツにシャドーストライプの柄を取り入れることで、控えめな印象を与えられます。
シャツは無地の白かライトブルー
ストライプ柄のスーツを着る場合、シャツは無地の白かライトブルーを合わせましょう。白やライトブルーのシャツは清潔感があり、さわやかに見えます。どんなスーツでも合わせやすいため、ビジネスシーン以外にも利用しやすい色です。
無地のシャツではなく柄物を選ぶケースもありますが、柄同士がうるさくなってしまう恐れもあり、場面によっては派手すぎる印象を与えてしまうこともあるでしょう。ストライプスーツのコーディネートに不慣れな場合は、無地の白かライトブルーのシャツを選べば安心です。
ネクタイは柄物でも合わせやすい
無地のネクタイを合わせてもおしゃれですが、ネクタイは見える面積が狭いため、アクセントとして柄物を取り入れるのもおすすめです。ストライプスーツに柄物のネクタイを合わせることで、よりおしゃれに見えるでしょう。
ストライプスーツに合うネクタイの柄はさまざまですが、特にドット柄は相性が良いアイテムです。ドットサイズが小さいデザインのネクタイであれば、ビジネスシーンにもマッチするでしょう。小紋柄のネクタイもビジネスシーンに最適です。他に、斜めにストライプが入ったレジメンタルタイもおすすめですが、スーツのストライプとは幅が異なるデザインを選ぶようにします。
ストライプスーツを着用する時の注意点やマナー
ビジネスシーンでは着る機会も多いストライプのスーツですが、場面に合わせて着用することが求められます。着用に問題ないシーンもありますが、中には非常識と認識されてしまう場面もあるため注意しましょう。ここでは、ストライプスーツを着る際の注意点やマナーについて解説します。
結婚式に着ていくのはOK
結婚式で着用するスーツは基本的に略礼服です。しかし、結婚式の場所や雰囲気、自身の立場によってはストライプスーツの着用は問題ありません。結婚式が教会や神社などで執り行われる場合、ストライプスーツではなく略礼服を着ます。カジュアルな場所での式や二次会であれば、ストライプスーツを着ても良いでしょう。
結婚式での服装は主役より目立ってはいけません。派手な柄や主張が激しいデザインはマナー違反です。ストライプ柄を身に付ける際は、控えめなシャドーストライプかピンストライプを選びましょう。
職場で着る際は雰囲気を合わせる
ビジネスシーンでの着用には、職場の雰囲気に合わせることが大切です。厳格な職場であれば、控えめで落ち着いた柄のシャドーストライプが良いでしょう。オフィスカジュアルな職場の場合は、ペンシルストライプやオルタネートストライプなどもおすすめです。控えめなストライプ柄は遠目では目立ちませんが、無地のデザインよりもおしゃれに着こなせます。
就活や転職での面接には向いていない
一般的に、就職活動や転職時の面接で着用するスーツは無地です。そのため、ストライプスーツはできれば控えましょう。もしストライプスーツを着る場合は、控えめなデザインのピンストライプかシャドーストライプを選ぶことをおすすめします。
葬儀では黒無地の喪服が基本
葬儀でストライプスーツを着用するのはマナー違反です。葬儀に参列する際は、黒無地の喪服を着用します。しかし、場合によっては突然お通夜の予定が入ってしまうこともあるでしょう。その際、着ているストライプスーツがシャドーストライプやピンストライプであれば問題ありません。
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