最近話題のストレッチスーツとは?見た目と機能性を持ったストレッチスーツの特徴と魅力を解説!?のアイキャッチ画像
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最近話題のストレッチスーツとは?見た目と機能性を持ったストレッチスーツの特徴と魅力を解説!?

この記事ではストレッチ素材のスーツの特徴を解説しています。スーツはサイズ感がいのちといわれています。そのため、シルエットの美しさだけを考えるなら、体にぴったりフィットしたスーツがよいのです。しかし、通勤や営業の外回りなどスーツを着て動くことは意外に多いもの。ましてや警察官ならスーツのまま犯人と格闘することもあるでしょう。そこでおすすめなのがストレッチ素材のスーツです。しかし、通常スーツといえばウールが一般的。ウールのような天然素材は化学繊維に比べて伸縮性が乏しいという特徴があります。どのようにして、生地に伸縮性を持たせているのでしょうか?また、ストレッチ素材のスーツには伸縮性の高さ意外にもメリットがあるのです。それは何なのでしょうか?このようにストレッチ素材のスーツは、一般的なスーツにはないような性能を持ち合わせているのです。また、ストレッチ素材のスーツを特におすすめしたい人もいます。あなたもこの記事を読んで、ぜひストレッチ素材のスーツの魅力に気付きませんか?テーマはシルエットの美しさと柔軟な伸縮性能です。この2つを両立するスーツが、あなたの会社員人生を豊かなものにしてくれるでしょう。

コロナ禍の影響を受けてリモートワークが増えたことから、見た目だけでなく日常的な動きやすさや快適さを追求したスーツの需要が高まってきました。ストレッチスーツはそうしたニーズを満たしており、スーツメーカー各社も高級スーツからリーズナブルなものまで、需要を満たすべくラインナップに力を入れています。

この記事では、初めてストレッチスーツを購入される方でも分かりやすいように、ストレッチスーツの魅力とメリット、そしてどのようなポイントを押さえれば自分にあったスーツが仕立てられるかを解説しています。


ストレッチスーツの特徴を十分に理解し、おしゃれで快適なビジネスライフを手に入れましょう。

働くビジネスマンの味方「ストレッチスーツ」とは

ストレッチスーツとは、生地の伸縮性に着目し、ジャケットやスラックス(パンツ)の動きやすさを追求したスーツ(商品)のことです。

一般的なスーツの素材はつやや高級感がアピールできる天然繊維のウールが主流ですが、このようなスーツでは伸縮性に欠け、着ていて窮屈さや息苦しさを感じる方が多いかもしれません。

一方、動きやすさと伸縮性を重視したストレッチスーツの生地には、伸縮性の高いポリエステルやポリウレタンなどの化学繊維が多く選ばれる傾向にあるようです。

また、高級なストレッチ生地ではウールなどの天然素材100%にもかかわらず、ストレッチ性のある生地を実現している場合もあります。これは、原毛を糸にするときによじれを多く作るなどの工夫によって可能とされており、このような素材はナチュラルストレッチと呼ばれることが一般的です。天然素材とはいえ化学繊維に負けないストレッチ性をもつ生地もあり、イタリアのREDA(レダ)社やCANONICO(カノニコ)社の生地は高級ブランドスーツでも使われています。

リモートワークで動きやすさや快適さを重視する方はもちろん、活動的に仕事をする方や、カジュアルにセットアップなどを着こなしたい方にもおすすめのスーツです。

ストレッチスーツの魅力

最大の魅力は何といっても、着心地の良さと動きやすさです。スタイリッシュに着こなせて快適な着心地を手に入れられる上に、伸び伸びと仕事ができることはパフォーマンスを発揮するのに一役買うことでしょう。

さらに、細身のスーツに仕立てても快適に過ごせるため、おしゃれ感を出しつつ機能面でも劣らないなど、多くのメリットがあるのです。

ここでは、こうしたストレッチスーツの魅力とメリットについて紹介します。

動きやすさ

ストレッチスーツにおける最大のメリットといっても過言ではありません。「2WAY」と呼ばれる縦にも横にも伸びる素材を選ぶことでより動きやすくなります。さらなる動きやすさを実現したい場合は、裏地のないもの、もしくは裏地もストレッチ素材のものを選ぶと良いでしょう。

ストレッチ生地のメリットを十二分に生かしたいのであれば、裏地にもこだわってみてください。快適に着こなせて動きやすいストレッチスーツの魅力を存分に味わえます。

パフォーマンス向上

動きやすくなると気分も上がり、気持ち良く仕事ができるようになるでしょう。

一般的なスーツでは窮屈さから疲れを感じやすいかもしれませんが、ストレッチスーツを着用することでリモートワーク中でも会社の中でも快適な着心地を実現でき、仕事のパフォーマンス向上につながります。

しわになりにくい

ストレッチ生地には「キックバック性(弾性回復性)」が備わっています。キックバック性とは、伸ばされた生地が元に戻ろうとする力のことです。

生地が自身の力で元に戻るため、しわになりにくいというメリットがあります。動いて生地がよれてしまったり座ってしわがついたりしても、このキックバック性のおかげですっきりとした印象を長時間維持できるのです。

そもそもシワの原因は生地に外力がかかったときに、糸の位置が移動して元に戻らないこと。上記のような弾力性があればシワになりにくいのは当然のことなのです。

湿気や水分に強い

スーツのストレッチ素材に使われるポリエステルやポリウレタンなどの化学繊維は、そもそも水に強く速乾性があります。そのため、天然繊維のように水に濡れたまま放置しても繊維が縮むということがあまりないのです。

スリムなサイズでも快適

伸縮性が高いストレッチスーツは、細身のシルエットでも快適に着用できます。スリムなストレッチスーツを着れば、相手に知的でスマートな印象を与えられるでしょう。見た目の印象が良いだけではなく、動きやすく快適な着心地を実現できる点も他のスーツにはないストレッチスーツの特長の一つです。

スーツはサイズ感がいのちといわれています。大きすぎると野暮ったく見えて、スーツに人間が着られているような見た目になってしまいます。そのため、シルエットとしては体にピッタリとフィットするスーツが美しいのですが、その度合が強いと今度は手足を動かしづらくなってしまうのです。しかし、ストレッチ性がある生地なら綺麗なシルエットと運動性能という2つ相反する機能を両立できます。

ただし、小さすぎると不格好になったり、耐久性が減ったりすることがあるので注意しておきましょう。このデメリットについて、詳細は後述します。

他の生地のスーツに比べてストレッチスーツは寿命が短い?

ポリウレタンをはじめとする化繊繊維は、ウールなどの天然繊維に比べると寿命が短いといわれています。紫外線や湿気などによって経年劣化しやすい特徴があるためです。

また、クリーニングに頻繁に出すとキックバック性・ストレッチ性が失われてしまうので注意してください。クリーニングは避けて、ブラッシングや水洗いで代用すると良いでしょう。

さらに、一般的なスーツに比べると、ストレッチ生地の種類が少ないため色や柄の選択肢が狭い傾向にあります。通常のスーツでは選べるであろう色やデザイン、サイズがない場合もあるので、スーツでおしゃれを楽しみたい方のニーズは満たせないかもしれません。特にリーズナブルな既製品の場合、少ないパターンからしか選べないことも珍しくはないでしょう。

ストレッチスーツにデザイン性やおしゃれを求める方は、好みの色柄の生地が選べ、ボタンや襟の仕立てなど細かな指定ができるフルオーダーのスーツがおすすめです。

ストレッチスーツにはどんな生地があるのか

主なストレッチスーツの生地は、大きく「ポリエステル系」と「ポリウレタン系」という2種類の化学繊維に分けられます。

T400やソロテックスをはじめとするポリエステル系は、ポリウレタン系よりも耐久性に優れ劣化しにくい点が特長です。

一方、ポリウレタン系は、ポリエステル系と比較して伸縮性が高いといわれています。呼び方としてはポリウレタンのほか、「スパンデックス」「ライクラ」などの名称で呼ばれることもあるようです。

使われている素材ごとにスーツの特性も変わってくるため、丁寧に試着して着心地を確かめたり、お店の方に質問したりするなどしてニーズにあった素材を見極めると良いでしょう。

ストレッチスーツはどんな人にオススメ?

さまざまな特徴があるストレッチスーツですが、どのような方に適しているのでしょうか。

例えば、スーツでも快適に過ごしたい方をはじめとし、大柄な体格の方、腰やお尻回りのラインが気になる女性の方、セットアップなどでカジュアルに着こなしたい方などが挙げられるでしょう。それぞれの理由について紹介していきます。

テレワークで快適に過ごしたい方

スーツとしてのきちんとした印象を保ちつつも、快適に過ごせるのがストレッチスーツのメリットです。重くて動きにくいスーツでは快適に過ごすことは難しくなってしまいます。

ストレッチスーツは低コストで快適に着用できるので、普段から外回りなどで活動量の多い方はもちろん、コロナ禍で増えたリモートワークで仕事をする方にもおすすめです。

スポーツマン、筋肉質体系の方

スポーツマン体型の方や筋肉質な方の場合、既製品では筋肉がついている部分のシルエットが不格好になりがちかもしれません。筋肉のつき具合によっては胸板や肩、腕まわり、太ももの大きさや太さとスーツサイズが合わない恐れがあります。

ストレッチスーツでは生地の特性上シワが出にくいだけでなく、きれいなシルエットになるのでスポーツマン体型・筋肉質な体型でもスマートに着こなせるでしょう。

メーカーによっては、オーダータイプで体の各部位ごとに細かく調整して仕立ててくれることもあるので、自分に合った1着を作りたい方におすすめです。

スポーツをしていた方は、経験のあるスポーツごとに使っていた体の一部分の筋肉のみが発達しています。たとえば、サッカーをやっていた方であれば太ももの筋肉が発達し、水泳をやっていた方であれば肩や胸の筋肉が発達しているでしょう。また、柔道や相撲であれば全身の筋肉が発達しています。このような方は既製品のスーツが合わなくて困っているのではないでしょうか?ウエストで合わせると太ももがパツパツになり、身長で合わせると肩幅が足りないといった具合になります。

このような方は、体の部分ごとに細かくサイズを決められるオーダースーツがよいでしょう。そして、生地に伸縮性のあるストレッチ素材なら、より快適にスーツを着られると思います。

ボディラインを隠したい方

一般的なレディーススーツでは、ウエスト回りやお尻のラインなどがタイトに作られているものがあります。生地が硬めだったり、体にフィットし過ぎていたりすると動きにくいだけでなく、インナーラインが見えてしまうことも少なくありません。

ストレッチスーツの場合、動きやすく快適な着心地を保ちつつ、体のラインが見えにくい特徴も併せ持っています。グレーやネイビーなどスッとした色なら、なおさら効果が期待できるかもしれません。

スーツを着てよく動く方

自宅から最寄り駅まで歩く、あるいは自転車に乗る。営業の仕事で歩くことが多い、あるいは警察官のようにスーツを着て体を動かすことが多いという方もいるでしょう。そのような方にはストレッチ素材のスーツがおすすめです。ストレッチ素材のスーツなら、シルエットの美しさはそのままに伸縮性のある素材があなたの体の動きに追従します。汚れに強いタイプもあるため、スーツを着て体を動かす機会が多い方は、ぜひ一度ストレッチ素材のスーツを検討していみてください。

ストレッチスーツを着こなすにはサイズ感が大切

ストレッチ生地とはいえ、サイズ感を重視しないとシルエットが崩れてしまい、見た目が悪くなるだけではなく耐久性にも影響するため注意しましょう。

大き過ぎても不格好になりますし、小さ過ぎるサイズを選んでしまうとちょっとした動作で縫い目や生地に負荷がかかり、生地が弱りやすくなってしまうのです。ストレッチ生地でも負荷が強すぎると破れる恐れがあるため、十分に注意する必要があります。

できる限り、体の各部分でひとつまみできる程度のゆとりを持たせると良いでしょう。

ストレッチ素材で仕立てるときでもしっかりサイズは測って仕立てる

どんなスーツでも、自分の体型に合わないサイズを着ていると不格好になります。これはストレッチ素材のスーツでも同じです。先述したように、大き過ぎず小さ過ぎないベストなサイズのものを選びましょう。

伸縮性の高い生地で仕立てる場合であっても、正確に採寸することが重要になります。オーダーメードのお店であれば体の各部位ごとに細かく調整して仕立ててくれるので、自分に合った1着を作りたい方におすすめです。

通常、オーダースーツの採寸では測った数字をそのまま使って設計することはありません。太もも周りはタイトに、肩周りは余裕を持ってなど購入者のリクエストを聞いてくれます。そのため大きいサイズでも問題ありません。分からないことはお店のスタッフの方にどんどん質問して、納得のいくオーダースーツを作りましょう。

生地の素材によって仕立てるスーツの特性が変わるため、ご自身の動き方・働き方も考えながら素材を見極めると良いでしょう。お店の方と生地の特性などを相談しながらじっくり選んでみてください。

ベストなサイズのスーツを着ることで見た目が美しくなりますし、ストレッチ生地の最大のメリットである動きやすさが十分に発揮されます。

機能性だけでなくデザイン性やおしゃれも求める方は、好みの色や柄の生地など、細かく指定ができるオーダースーツで仕立てる方法がおすすめです。

オーダースーツ専門店「オーダースーツSADA」とは?

オーダースーツSADAは1923年創業のオーダースーツ専門店です。メンズもレディースもフルオーダーで仕立てられますし、リクルートスーツや冠婚葬祭のフォーマルスーツまで、幅広く受注しています。2024年1月現在、店舗数は全国に47店舗を展開しており、オーダースーツの専門店としては日本最多級の店舗数です。

生地の仕入れ・縫製・販売を一貫して自社で行っているため、リーズナブルにフルオーダーのスーツを提供しています。リーズナブルでありながらも、高い品質を確保できているのには理由があります。スーツのサイズを決める採寸は専門的な訓練を受けたスタッフが丁寧に行います。しかし、その後の図面化や生地の裁断はCADやCAMといったシステムを使って自動で行うのです。仕入から販売まで一貫して行うだけでなく、縫製についても可能な工程は自動化して極力省力化しています。そのため、リーズナブルな価格でありながら、あなたの体にピッタリフィットする高品質なスーツを作れるのです。

そういった点も多くのユーザーから支持を受けており、仕立てたオーダースーツは累計500万着以上です。プロアスリートや政治家など、多種多様な業種のお客様に合ったスーツを仕立てているため、どんな方でもぴったりのオーダースーツを手に入れられます。

「オーダースーツSADA」では、伸縮性の高いウールのナチュラルストレッチ生地でオーダーメイドスーツを仕立てます。ストレッチやナチュラルストレッチ生地のスーツとはいえしっかりサイズを測って仕立てることで、見た目の良さや耐久性、動きやすさも格段に向上したスーツを提供することが可能です。工場直販ならではの品質を誇るオーダースーツをリーズナブルな価格で提供しているオーダースーツSADAまで、来店予約の上ぜひご来店ください。

オーダースーツSADAで取扱いのあるストレッチ素材

ここでは、オーダースーツSADAで取扱いのあるストレッチ素材を紹介します。撥水や防しわの機能を強化したタイプもあるため、ぜひチェックしてみてください。

ナチュラルストレッチ素材

ナチュラルストレッチ素材はウールが本来持つ天然の回復力(弾力性)を利用したストレッチ素材です(ウール100%)。ウールならではの美しい質感や光沢はそのままに、伸縮性という新たな機能を手に入れたパフォーマンスの高い素材なのです。この生地で作られたスーツは、体の動きにピッタリフィットしながらも着心地がよく、決して体の動きを邪魔しないため細身のスーツスタイルを好む方にも向いています。

価格は(税込)49,280円。なお、初回お試し価格(税込)5,500円OFFの対象生地となっています。

撥水ナチュラルストレッチ素材

ウール100%でありながら、ストレッチ性能と撥水性能を持ち合わせた驚異の素材が撥水ナチュラルストレッチ素材です。もちろんウールならでは質感はそのままに撥水加工を施しているため、自然な着心地は健在。体にフィットするだけでなく汚れにも強いため、細身のスーツスタイルを好み、かつ活動量の多い方におすすめです。

価格は(税込)49,280円。なお、初回お試し価格(税込)5,500円OFFの対象生地となっています。

防しわナチュラルストレッチ素材

防しわ性に重きを置いたナチュラルストレッチ素材で、原料はウール100%となっています。天然素材でありながら自然な伸縮性を持ち合わせており、歩いたり自転車に乗る機会が多いものの、できるだけしわを作りたくない、というニーズに答えてくれるでしょう。風合いが落ち着いた厚手の生地となっています。

価格は(税込)54,780円。なお、初回お試し価格(税込)5,500円OFFの対象生地となっています。

生地の価格は2024年1月現在のものになります。

この記事ではストレッチ素材のスーツの特徴を解説しました。ストレッチ素材のスーツとは生地に伸縮性を持たせて、人間の体の動きに追従しやすくしたスーツのことをいいます。一般的に天然素材は化学繊維に比べて伸縮性がないといわれています。そのため、ストレッチ素材のスーツの中には単純に化学繊維を使用したものもあります。しかし化学繊維には、天然素材に比べて経年劣化しやすいというデメリットがあるのです。このように天然素材と化学繊維にはそれぞれメリットとデメリットがありますが、そのメリットだけを追求したのがウールを使用したストレッチ素材「ナチュラルストレッチ素材」です。これは世界的な生地メーカーのラインナップに含まれており、もちろんオーダースーツSADAでも扱っています。ストレッチ素材のスーツはただ体をよく動かす方だけでなく、スポーツマン体型の方や体のラインをぼかしたい方にも向いています。また、撥水性能や防しわ性能を高めた生地もあるのです。シルエットの美しさと柔軟な伸縮性。この両方を手に入れたあなたは、一般的な生地では満足できなくなっているかもしれません。ぜひ一度、オーダースーツSADAのナチュラルストレッチ素材を試してみてください。

大久保一雄