高級スーツが選ばれる理由とは?メリット、デメリットを解説して魅力に迫ります!!
高級スーツが高い理由
高級スーツとは、明確な定義はありませんが、主に高級ブランドから販売されているスーツ、もしくは高級ブランドのオーダースーツのことを示します。高級スーツは、高いものだと30万円以上もする高額なものもあり、既製品のスーツとは大きく金額も異なります。
高級スーツはなぜここまで高いのでしょうか?
それにはいくつかの理由があります。一つずつ見ていきましょう。
1,生地
スーツの良さを決める上で最も重要といっても過言ではないのが生地です。
高級スーツで使用される生地は、光沢感があり、着心地が柔らかで、しわになってもすぐ戻るのが特徴です。
良い生地を選ぶ基準の1つがスーツの生地の品質、繊維の太さを表す数字である「Super’s」です。
表示されている数字が高ければ高いほど、高価な生地を示します。
日常使いのスーツであればSuper100’sが一般的であり、Super130’s以上になると、エレガントでドレッシーな雰囲気が醸し出されます。
2,フィット感
高級スーツの場合、ほとんどがフルオーダーであるため、既製品とは違ってしっかりと体型にフィットします。体に合ったスーツは、見栄えもよく、それだけで格好がよく見えるものです。また、体型に合っていることで、動きやすく長く着ていても疲れにくいので、とても快適に着続けることができます。
3,縫製
縫製にはミシンを使ったマシンメイドと職人の手縫いの2つがあります。既製品の多くはマシンメイドが主流となっていますが、高級スーツの場合は本縫い以外のほとんどを、職人の手縫いでおこなうため、手間と時間をかけ丁寧に仕上げていきます。
4,立体感
オーダーメイドの高級スーツの場合は、個々人の体型に合わせて仕立てるため、仕上がりの全体が立体的に完成します。一方で、既製品の場合は、多くの人の体型をカバーできるように、あえて立体感を出さずに平面的に作られることが多くなっています。この立体感は、スーツスタイルを決める上で非常に重要であり、見栄えがガラッと変わってきます。
5,耐久性
高級スーツの場合は、高価な生地と丁寧な縫製で作り上げられていくため、丈夫で長持ちするというのも特徴です。また、体型にフィットしていることから、生地が引っ張られたり、しわになったりすることも少なく、着崩れることが少なくなるため、生地ダメージも最小限に抑えられているのです。
高級スーツと既製品スーツの大きな違いとは?
前段でも少しお伝えしてきましたが、高級スーツと規制スーツの違いを改めてまとめてみましょう。
1,価格
高級スーツだと最低でも5万円以上、フルオーダーで仕立てる場合には、30万円を超えるなんてものも珍しくありません。
一方既製品の場合には、価格重視のものであれば1万円前後から購入することが可能です。
同じスーツといっても、全く価格帯が変わってきます。
2,生地
高級スーツの場合には、ウール100%のスーツが多いですが、既製品の場合には、中国産のポリエステルが使用されることが多いです。着心地だけでなく、見た目からもその違いは感じることができます。
3,耐久性
高級スーツの場合には、縫製が丁寧であり、サイズがしっかりとフィットしていることから、既製品と比べて長く着続けることができます。サイズのフィット感により、生地の伸びやしわを防ぎ、生地ダメージを少なくすることができるようになります。
4,装飾
既製品の場合には、袖ボタンやジャケットのポケットなどの装飾に関しては、最小限の個数であるものが多いですが、高級スーツの場合には、飾りボタンやポケットの数が多かったり、使われるボタンや糸などもこだわりのものを使用することが多いです。
5,デザイン
既製品の場合は、最新のトレンドなどを積極的に取り入れたデザインで販売することが多く、それゆえに数年すると流行遅れに見えてしまう場合もあり得ます。一方で高級スーツの場合には、トレンドに左右されないデザインのものが多いために、長期間着続けられるのも魅力です。
高級スーツを着るメリット
続いては、高級スーツを着るメリットをご紹介していきます。
1,長く着続けられる
高級スーツは質の高い生地や素材を使用しており、また職人による手作業での丁寧な縫製により、長持ちするというメリットがあります。
よりきれいな状態で長持ちさせるために、普段から手入れしておくとより良いでしょう。
日々の手入れのポイント
- 着用後は、ポケットから物をすべて出した状態でハンガーにかけて1日以上休ませます。すぐにクローゼットにはしまわずに、部屋で陰干しすることで臭いやカビなどを防ぐことができます。
- ブラシを使ってほこりや汚れをしっかり落とします。目には見えなくても、案外汚れは付着しているものです。また、ブラッシングにより生地が整い毛玉が付きにくくなります。
- シワができてしまった場合は、霧吹きで湿気を与えて一日自然乾燥させましょう。そうすることで、自然にシワが元に戻ります。
どれも手軽におこなうことのできるお手入れなので、これまであまり手入れをしてこなかったという方もぜひ実践してみてください。
2,シルエットが綺麗
上質な生地を使うことで、着用した際のシルエットが綺麗に見える効果があります。また、オーダーメイドであれば、より体型に合ったサイズで仕立てることができるので、より美しく着こなすことができます。
3,上品な雰囲気が醸し出される
高級スーツを着用していると、スーツからあふれる気品や重厚感により、人としても上品な雰囲気が醸し出されるようになります。ビジネスにおいては「できる人間」という印象を与えることができるでしょう。
4、自分好みのデザインが実現できる
高級スーツの場合は、スーツの生地からデザイン、またボタンや糸など細部にわたって自分の好みやこだわりを取り入れることが可能です。豊富な種類から選ぶことができるので、きっと自分が好きな形で仕立て上げることができるでしょう。
高級スーツを着るデメリット
1,高い
高級スーツと呼ばれているだけあって、価格は高くなりがちです。
選ぶ生地や細部へのこだわり次第で、値段も大きく変わってくるので、あらかじめ予算を決めたうえで検討すると良いでしょう。
2,仕立てに時間がかかる
オーダーメイドの高級スーツは、仕立てるのにおおよそ1か月の時間がかかります。すぐに着たいと思っても、着られるものではありませんので、あらかじめ余裕をもって仕立てていく必要があります。店頭に並んでいるものを選んで、即日持って帰れる既製品と比べると、その点はデメリットだといえます。
自分に似合う高級スーツを選ぶコツ
1,予算を決める
前項でもお伝えしたとおり、高級スーツの価格帯はかなり幅広いものであるため、あらかじめ予算を決めたうえで検討を進めないと、大きく予算を外れて結局購入を断念したということにもなりかねません。事前にお店の人にも予算を伝えることで、よりスムーズに選ぶことができるようになります。
2,生地を選ぶ
高級スーツの雰囲気を決める上で最も重要な生地選びは特にこだわりたいポイントです。
実際に自分に合わせてみて質感や色味を見定めてみてください。生地の色味だけを見るのと、実際に自分の肌と合わせてみるのではまた雰囲気が変わって見えます。
3,デザインを決める
使い勝手を重視してツーピースにするか、また幅広いシチュエーションで使用することを想定してスリーピースにするか。年齢を重ねてきたので、ダブルのスーツに挑戦してみようかなど、デザインをどのようなものにするかも選ぶうえでは重要なポイントとなります。
4,細部をどこまでこだわるか
裏地やボタンの色数、糸の色や襟の形…こだわり始めればきりがないくらい、スーツはカスタマイズが可能です。
どの辺までこだわるかもある程度決めておかないと、大きく予算オーバーしてしまうことになってしまいます。
市販の高級スーツが合わない場合はオーダーメイドがおすすめ!
お伝えしてきたように、高級スーツには既製品のものとオーダーメイドのものがあります。
たとえ高級スーツであって、どんなに良い生地やデザインであっても、自分好みでなければそれにはあまり価値はありません。また、既製品の場合には、ぴったりと自分の体型に合うものを見つけることは難しく、ある程度妥協しなくてはいけない点も出てくるものです。
せっかく高級スーツを仕立てるのであれば、出来る限り妥協することなく、最大限に自分の納得のいくものを作りたいという方にはオーダーメイドの高級スーツがおすすめです。
オーダーメイドであれば、一人一人採寸の上、1から作り上げていくので、確実に自分の体型に合った形で仕立てることができます。人によって、例えば左右の腕の長さが違っていたり、猫背であったりという体の特徴があります。そういった特徴もしっかりとカバーしてくれるのがオーダーメイドならではの魅力です。
また、既製品だとデザインは好みだけれど、生地の質感が別のものがよいなど部分的に妥協しなくてはならない点も出てくることが多いですが、そういったことがないのもオーダーメイドのメリットです。
高いお金を出すのだから、自分のお気に入りのものを出来るだけ長く大事に着続けたいという方はぜひオーダーメイドをおすすめします。
オーダースーツ専門店「オーダースーツSADA」とは?
オーダースーツは手間と時間をかけて仕立てるためにどうしても高い値段となってしまうというお話をしてきましたが、その概念を覆して良質な商品をお手頃価格で提供してくれるのが、オーダースーツSADAです。オーダースーツ専門店でありながら、お手頃価格を実現することができているのには、いくつかの理由があります。
一つ目に、工場直販ということです。
生地の仕入れから縫製、小売りまでのすべての工程を自社で取り行うことで、中間コストをかけずに商品をお届けすることが可能となっています。二つ目に、スケールメリットです。オーダースーツSADAでは、1日に500着、年間12万着のオーダースーツを製造しています。仕入れコストや物流費をスケールメリットを生かして極小化することで、販売価格に反映させているのです。
三つ目に、機械化・自動化による大量生産です。通常であれば職人がおこなう工程を機械化・自動化することでほとんど職人がかかわることなくオーダースーツを製造することができているのです。
オーダースーツSADAのハイグレード仕立て
オーダースーツSADAには、7つの特別仕様を盛り込んだハイグレード仕立てがあります。
1,本バス芯
胸周りの立体感を美しく保ち、高級ブランドにふさわしいシルエットを作り上げます。
2,本台場
高級仕立ての代名詞ともいわれる本台場は、装飾的な要素だけではなく、芯地のずれや型崩れを防ぎ、耐久性を高めてくれます。
3,ピンポイントステッチ
裏地と生地の境目にアクセントとしてステッチを施します。おしゃれ感だけでなく、強度を高めるという機能性もあります。
4,松葉閂名刺ポケット
ポケットの両端が松葉のような形で縫われます。高級スーツならではのディテールです。
5,雲フタ内ポケット
両胸の内側にあるポケットを大きな雲形のものに変更します。高級感が溢れる仕様となります。
6,AMFステッチ
ミシンステッチに比べて縫いの感覚が開いた「魅せる縫い目」と呼ばれています。
7,HG専用スレーキ(パンツ)
パンツの裏の素材を綿100%の素材にすることで、滑らかで肌触りがよく、履き心地がとても良くなります。
これら7つのオプション全て込みで11,000円の追加料金でプラスすることができます。今回の高級スーツの話を聞いて興味を持った方は、ぜひこちらのオプション追加もご検討ください。(2022年10月時点での価格です。価格は予告なく変更になる場合があります。)
オーダースーツSADAで仕立てる場合には、まず公式ホームページより最寄り店舗を検索のうえ、来店予約してください。まだ、仕立てるかどうか迷っている段階であっても、採寸のみや実際に生地を見てみたり、当ててみるというだけでも気軽に来店できます。実際に、裏地やボタン、デザインなどオーダーメイドならではのさまざまな仕様を目にすることで、きっとその魅力を体感することができるはずです。
オーダースーツSADAでぜひ自分だけの特別な1着を手に入れてください。
仕立てには1か月程度の時間がかかるため、欲しいと思ったときが動き出すタイミングとなります。ぜひ、お早めにご来店ください。