リモート解除で久々のスーツはどのようなものが良い?おすすめスーツをご紹介
新型コロナウイルスの影響により、ほぼリモートワークでスーツを着なくなったという方も多いのではないでしょうか。
しかし押印や会議の為に月に数回は出社するという方や、完全にリモートワークが無くなり毎日出社することになったという方にはスーツが必要かと思います。
リモート解除できっと役に立つスーツの保管方法から洗い方、おすすめのスーツまで紹介していきますね。
スーツは特別な日に着るものという印象に変わった?
緊急事態宣言やまん延防止等重点措置が発令される中でもリモートワークは全くなかったという方には実感がわかない話かとは思いますが、ビジネスウェアに対する考え方が近年変化してきているようです。
以前はとにかく安くて丈夫なものを二着から三着まとめ買いをするという方法が好まれていたようですが、最近では質の良いこだわりの一着を購入する方法が好まれているようですよ。
スーツを毎日着用する必要がなく月に一回・二回だけ着る、特別な服という印象に変わり、一着しか購入しないのならばオーダーメイドで作成し生地やデザインにこだわり、自分の体形にもぴったりなものを着用したいと考える人が増えているのですね。
オーダーメイドスーツにはどんな種類があるのか、またどんなものが質のいいスーツといえるのか、次の項目で詳しく解説していきます。
オーダーメイドスーツの種類
オーダーメイドスーツには三種類、フルオーダー・イージーオーダー・パターンオーダーがあります。
フルオーダー
オーダーメイドスーツを作る方法として一番広く知られている方法で、三種類の中で最も値段が高く、一般的には約20万円から100万円ほどかかります。
その分手間をかけており、中でもスーツを仕上げる丸縫いが最も手間と値段のかかる方法です。
流れとしては、デザイン選び→生地選び→採寸→型紙製作→生地の裁断→仮縫い→本縫い→受け取りというものになります。
仮縫いの後、微調整の為に来店し出来上がって受け取る為にまた来店と、最低でも二回来店する必要がありますよ。納期は一カ月半程度はみておいた方が良いですね。
既製品では一番最初に着用する時が最高の状態ですが、フルオーダーでは最初の着用よりも着用回数を重ねた方が生地が体になじみ最高の状態に仕上がっていきます。
体型の変化にも柔軟に対応でき、5cmほどなら後から増やしたり減らしたり前後出来ることも多いですよ。
フルオーダーメイドにはさらに二種類、マシンメイドとハンドメイドというものがあります。
ハンドメイド
ハンドメイドは人の手により平面でなく曲線で縫うことが出来、体に対して生地の動き方を変えて一人ひとりの体にピッタリに沿うように仕上げる事が出来る縫い方です。
ちなみに直線部分ではミシンを使うこともあるようですよ。
特殊な体型の方や一生もののスーツを仕立てたい方におすすめです。
ミシンで縫うと上糸と下糸の二本を使い縫い合わせていきますが、手縫いでは一本の糸により縫っていくので糸の長さが長く、より柔らかい仕上がりになります。
マシンメイド
マシンメイドは部分ごとに専門の職人が機械を使い、大勢で一つのスーツを仕上げる分業制により作られます。
袖や襟など、それぞれのパーツだけを縫うプロフェッショナルたちによって仕上げられるので品質は良いことが多いそうですが、平面で仕上げるのでハンドメイドの丸縫いに比べるとフィット感が少しだけ劣るように感じることもあるそうです。
その分、ハンドメイドよりは安価にフルオーダーメイドのスーツを作成できます。
イージーオーダー
一般的に約5万円から10万円くらいの費用がかかり、パターンオーダーよりは融通が利く方法です。
あらかじめ部分ごとに型紙が決まっており、その型紙を微調整して自分に合う形を探し工場にて分業制で製作されます。
流れはデザイン選び→生地選び→採寸→工場で縫製→受け取りとなり、店舗によっては仮縫いをはさむ所もありますよ。
フルオーダーメイドのマシンメイドでは型紙を最初から手書きで作るので、フルオーダーよりもイージーオーダーの方が自由度が下がります。
また工場によって品質が異なり、型紙の微調整もどこまでできるのかお店や工場によって違うので注意しましょう。
フルオーダーよりも出来上がりを想像しやすく、パターンオーダーよりもフルオーダーのように自由度が高い、初心者向けのフルオーダーのような印象の方法となります。
ただお店によりほぼパターンオーダーと同じような所や、フルオーダーとほぼ同じような所など、値段により品質が大きく変わることもあるので注意しましょう。
パターンオーダー
既製品のスーツに最も近い方法で、一般的に約2万円から5万円くらいの安価で作成できるオーダーメイドです。
流れはゲージ服の中から選定→採寸→工場で縫製→受け取りとなります。
すでに出来上がっているスーツを着用し、そこからサイズを調節していく方法なのでいかり肩・なで肩・猫背・反り腰など、体型についての詳しい補正のしにくさはありますね。
自由度が低い分、採寸者の技量クオリティーに差が少なくチェーン店が導入しやすい方法ともいえます。
フルオーダーやイージーオーダーの、採寸者・工場・店舗により品質が違うというリスクを減らしたい人や、料金を抑えてオーダーメイドスーツを作りたい人におすすめの方法です。
質の良いスーツとは?
一般的にスーツ生地といえば羊毛100%であることが多く、安価なスーツになるほどポリエステルが多く使用されていることが多いです。
かといって羊毛は耐久性にはそこまで優れておらず、ウォッシャブルスーツや速乾・しわになりにくいスーツとされているものはポリエステルと羊毛の混紡素材であることが多いです。
毎日スーツを着用する予定のある方は、羊毛と化学繊維の混紡素材で丈夫なスーツを選択することがおすすめです。
羊毛生地の中で品質を見分けるための手段として、原毛の細さについて国際羊毛機構(IWTO)が定めたスーパー表記というものがあります。
SUPER120’sといった形で表され、数字が大きいほど細く値段も高い繊維で、小さいほど太くなります。
SUPER120’sというのは1gの原毛から120mの繊維を作ることが出来るという意味です。
細い繊維のものはそれだけ耐久性が弱くなってしまうので、普段使い用のスーツならばSUPER100’sくらいがおすすめですよ。
他に番手という、1kgあたり何mの糸なのかを表すものがあり、スーパー表記と違い繊維を加工し糸になった状態の太さを表すものです。
スーパー表記と番手の両方を見てスーツを選んでみるのもいいのではないでしょうか。
スーツがカビていた時の対処法
クローゼットにずっとしまっていたらいつの間にかカビが大量発生していたなんてことはありませんか?
高温多湿の場所にカビははえやすく、服を隙間なく詰めている・クリーニング後のビニールの袋を付けたままにしている・汗や汚れが付いたままクローゼットにしまって放置しているなどが原因でカビが生えてしまいます。
更にカビが繁殖しやすい環境として温度が上げられます。
人も快適に過ごせる25℃から28℃で、湿度は60%以上の環境だと活発に繁殖してしまいますよ。カビは40℃以上では死滅し0℃以下では成長が止まります。
また、羊毛・絹・綿など天然繊維のスーツの場合は繊維が栄養源になってしまう為、化学繊維のスーツよりもカビが生えやすくなってしまう特徴があるといわれているのです。
カビは主に二種類、白色と黒色のものがあり、白色の綿毛のようなカビは飛散しやすく簡単に落とせて、黒色のカビは根がしっかりと張ってしまうため中々落ちません。
クリーニング店に出すのが無難ですが、黒カビの場合は菌が死滅しても色が残ってしまうため染み抜きをする必要があり、お店によっては断られてしまうこともあります。
カビ取り専門のクリーニング店というのもある為、どうしても自分や近所のクリーニング店では難しいという場合はそういった専門店に頼る事もおすすめです。
白カビの場合
白カビは簡単に落とせる反面舞って広がりやすい為、ビニール袋などに入れてそっと運ばないと部屋中にカビが広がってしまい大惨事になりかねません。
また、白カビが生えたまま放置していると他の服にも移って増えてしまうので注意して取り扱いましょう。
白カビを自宅で落とす場合は慎重に外に運んだ後、ティッシュやタオルで払い落とし、40℃のぬるま湯に直接浸し、カビを落としたら風通しの良い所で陰干しし乾燥させて、あて布をしながらアイロンをかけて見えない菌を死滅させます。
ただし直接水につけるとスーツが傷みやすいので、ぬるま湯に浸す時間はなるべく短時間で済ませましょう。
なるべく生地へのダメージを少なくしたいときには外ではたき落とした後、60℃のお湯に浸して固く絞ったタオルを使い、擦らずに叩くようにしてカビを落としあて布をしてアイロンがけをするという方法もあります。
また、白カビはアルコールでも落とせるので歯ブラシにアルコールを吹きかけブラッシングして落とした後、ドライヤーを使って乾かす方法も有効です。
黒カビの場合
黒カビの場合は簡単に落とせず、漂白剤を使わないとなかなか対処ができません。
スーツの生地が漂白剤を使っても大丈夫かどうかは洗濯表示のタグの三角形を見ると分かります。
使用不可の場合は三角形にバツ印、酸素系漂白剤は使用可能だけれど塩素系漂白剤は不可なのが三角形に斜め二重線、酸素系塩素系どちらも使えるのが何もない三角形のマークです。
漂白剤が使えそうになく、黒カビが生えている場合にはクリーニングに出した方が良いでしょう。
漂白剤が使える場合には酸素系漂白剤を使いましょう。特に動物性繊維の場合は弱アルカリ性でも生地を傷める為塩素系漂白剤は使用できません。
酸素系漂白剤の粉末タイプも液体タイプも一度ぬるま湯に溶かし、タオルにつけた後良く絞り、擦らずに叩くようにしてカビを落としていき、新しいタオルを水につけて叩くようにして漂白剤を落としていきます。
特に、漂白剤を水で落とすときには入念に何度も行い、スーツに漂白剤が残らないように気を付けましょう。最後にスーツを陰干しして乾燥させます。
黒カビはプロでもなかなか落とせない難しいカビなので、こちらの方法で落ちなかった場合はクリーニング店に相談した方が無難です。
スーツの保管方法や洗い方
カビ対策の時と同じように、高温多湿を避け着用後直ぐにクローゼットにしまわないようにしましょう。
また、スーツを吊るすハンガーはスーツ専用のものを使った方が型崩れを防げておすすめです。
木製で肩幅に厚みのあるジャケット用ハンガーと、ズボン用のクリップのついたハンガーを別で用意し、ズボンは逆さまにしてウエスト側を下にして吊るします。
ズボン自体の重さで自然にしわが伸ばされますよ。
毎日のお手入れとして、着用後は天然毛のブラシで上から下にかけてブラッシングし、ほこりやフケを落としていきましょう。
ブラッシングによって毛玉やしわを予防することが出来、ほこりなどに寄ってくる虫を予防することが出来ます。
自宅で洗濯をする場合は洗濯表示タグを良く見て、水の入った容器にバツ印が書いてある場合は洗濯不可の表示なので、その場合はクリーニングに出すことが推奨されています。
もしも自宅で洗う際は、はじめに目立たない所で色落ちチェックを行います。
洗剤を原液で付けた後に5分ほど放置し、ティッシュでふき取った時にスーツの色が移ってしまっていたら洗濯はせずに、チェックをした部分には水をつけたティッシュなどで叩いて洗剤を落とし、クリーニングに出すようにしましょう。
チェックがOKの場合は手洗いで押し洗いをするか、ボタンやファスナーを閉じた状態で二つ折りにして、洗濯ネットに入れ洗濯機で洗います。
また、洗濯時には必ず上下セットで洗い、お湯を使わず水で洗うようにしましょう。
洗い終わったら直ぐにスーツ用のハンガーにかけて、しわを伸ばすように軽く引っ張り、陰干しをします。
半乾きくらいになったらあて布をしながらアイロンをかけ完成です。完全に乾いている場合はスチーム機能を使いながらあて布をしてアイロンがけしてください。
オーダースーツ専門店「オーダースーツSADA」とは?
オーダースーツSADAのおすすめポイント
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丁寧なサイズ採寸で一人一人に合わせたパターンを作成し、最先端のマシーンメイドで本格オーダーを実現しています。
オーダーならではの動きやすさ、シルエットの美しさを実感していただけるのはオーダースーツSADAの魅力。
リモート解除でスーツを探している方は、これを機会にぜひオーダースーツに挑戦してみてはいかがでしょうか。
ぜひ、お気軽にご相談、ご来店ご予約をお待ちしております。
リモート解除で久しぶりの出勤、当日に慌てないようにあらかじめ準備をしておきましょう。
リモート中に体型の変化がある場合はスーツに一度袖を通して確認しておくことがおすすめです。