ストライプの3ピースを勝負スーツに!
ストライプスーツといえば、ビジネスファッションの定番です。営業や会議、打ち合わせなどあらゆるシーンに対応できる、便利なアイテムですよね。ただ、重役や上役を交えた重要なプレゼンや自分自身がトップとして臨む会議のときには、いつもの2ピースではやや心許ないかもしれません。
大切なのは、信頼できる人物に見えるかどうか。
こう考えれば、選択すべきなのは英国のクラシカルスタイルしかありません。ストライプの3ピーススーツは、誰もが勝負スーツにできるアイテム。威厳と貫禄を印象づけるための着こなしを、ぜひマスターしてください。
ストライプスーツが与える印象
ストライプスーツの持ち味は、「知的さ」を演出できることにあります。これは、営業や会議、プレゼンのときだけでなく、講演やセミナーの講師として登壇するとき、取材を受けたときなどにも有効です。その種類は主に5つあります。
「ピンストライプ」は、ピンのように細いドットを縦に並べてストライプ。ネイビーのピンストライプはビジネスに最適な服装だとされています。
「ペンシルストライプ」は、鉛筆で引いたようなはっきりとしたストライプ。間隔が狭めなのが特徴で、シャープな印象になります。
「チョークストライプ」は、チョークで引いたような太いラインが特徴的。おしゃれ感と信頼感のどちらも演出できます。
「オルタネートストライプ」は、2種類のストライプが交互に使われています。華やかな印象を出したいときに有効です。
「シャドーストライプ」は、光沢と艶消しを組み合わせたストライプ。遠くから見ると無地のように見えるのが特徴で、ダークスーツに品格を与えます。
一口にストライプといってもさまざまですが、共通しているのはビジネスシーンにふさわしい柄であること。特にネイビー×ストライプは金融マンの定番として広く着用されています。
ベストを着ることのメリットは?
2ピースでもビジネスに充分通用するストライプ。では、なぜ重要なイベントのときに3ピーススーツを選ぶ必要があるのでしょうか。
3ピーススーツにあって2ピーススーツにないもの、それはベストです。ベストには、体を立体的に見せる力があります。シャツとジャケットのあいだにたった1枚挟むだけで、がらりと印象が変わるのですね。
つまり、ストライプの3ピーススーツは、ストライプが持つ「知的さを印象づける効果」とベストが持つ「体を立体的に見せる効果」を組み合わせることで、信頼できる人間に必要な威厳や貫禄を演出することができるのです。
ベストは「シングルブレスト」と「ダブルブレスト」の2種類
3ピーススーツのベストには、主に2つのタイプがあります。 「シングルブレスト」は、ボタンが1列に並んでいるタイプ。シンプルなためスタイリッシュで活動的な面をアピールすることができます。「ダブルブレスト」は、よりクラシカルな印象を強調します。 どちらを選んでも重要イベントにふさわしいスタイルになるはずです。
ストライプの3ピーススーツを着るときのVゾーンは?
ストライプの3ピースはスーツ自体にインパクトがあります。ネクタイやシャツはシンプルな無地を選ぶのがスマートです。どうしても柄を入れたいときは、ストライプとバッティングしないものを選ぶといいでしょう。
勝負スーツにおすすめの組み合わせ
ストライプの3ピースをビジネスシーンの武器にするための、具体的な組み合わせを紹介します。
チャコールグレー(ダークグレー)×シャドーストライプ
落ち着きを演出するチェコ―ルグレーと品格を生み出すシャドーストライプは、威厳や貫禄を演出するのに最適な組み合わせ。ブラウンなど落ち着いた暖色系のネクタイを合わせると、さらに効果が高まります。
チャコールグレー(ダークグレー)×チョークストライプ
チャコールグレーとチョークストライプは、大人らしい落ち着きや信頼感を演出するのに最適な組み合わせ。貫禄が出すぎてしまう場合は、クレックシャツを活用するなどして少しだけカジュアルな雰囲気を出してみてもいいでしょう。
ネイビー×ペンシルストライプ
威厳と貫禄のなかにフレッシュ感を残したい場合は、シャープなペンシルストライプがおすすめです。ホワイトのシャツを合わせると、清潔感とともに活動的な雰囲気をプラスすることができます。
ネイビー×チョークストライプ
ネイビーとストライプの組み合わせは、もっともオーソドックスな着こなし。スーツ発祥の地である英国では、現在も好んで着られています。そのなかでもチョークストライプを選べば、力強い雰囲気を出すことができます。
知的さやスタイリッシュさを印象づけるストライプに、威厳や貫禄をプラスする3ピーススーツ。決して失敗できない特別なシーンにこそ着用して、信頼できる自分を演出してください。