スーツにタートルネックはマナー違反?フォーマルなシーンでのおすすめ着こなしや注意点を解説!
この記事ではタートルネックを着てもよいシーンについて解説しています。ビジネスシーンではインナー(ワイシャツやブラウス)のうえにジャケットを羽織るのが一般的です。しかし、秋冬には肌寒い日もあり、保温性のあるインナーを着るだけでは寒さを我慢できないこともあるでしょう。そのようなときに役立つのがタートルネックです。タートルネックと一口にいっても種類はいろいろあり、ハイネックやタートルネック、ボトルネック、そしてモックネックなどがあります。また、カジュアル色の強いオフタートルネックもあります。これらすべてがビジネスシーンで着用できるわけではありません。ビジネスシーンで防寒対策する場合は、TPOに応じて適切な服装を選ぶようにしましょう。また、タートルネックはビジネスシーン以外でも着用できることがあります。結婚式の二次会、オシャレなディナー、カジュアルなパーティー、アウトドアアクティビティ、屋外イベント、そしてゴルフ。この中でタートルネックを着ていってもよいのは、どれでしょうか?反対に着ていってはいけないのはどれでしょうか?気になる方や即答できない方は、ぜひ最後まで記事を読んでみてください。記事の中に答えがあります。
寒くなってくると大活躍するアイテムがニットのタートルネックですが、タートルネックもスーツとの組み合わせ次第ではお洒落にコーディネートできることをご存じでしょうか?
「スーツにタートルネックって失礼じゃない?」
「寒い時期におすすめのスーツコーディネートを知りたい」
「シャツではなくて、他の人とは違うコーディネートをしたい」
など、考えている方のためにこの記事では、スーツ着用の際におすすめのタートルネックの着こなしや注意点などを紹介していきます。
「タートルネック」とは
タートルネックという言葉は多くの方が耳にしたことがある言葉だと思います。
タートルネックはアメリカ英語で、首の周りに密着する丸く高い襟のことを指します。亀が首を伸ばした時の様子に似ていることが、名前の由来と言われています。
イギリス英語では、馬に乗って行う団体競技のポロ競技のユニフォームに似ていることから「ポロネック」と呼ばれ、フランス語では煙突の襟という意味として「コル・シュミネ」、日本ではその形状から「トックリ(徳利)」とも呼ばます。
襟は、首の長さよりも余裕があるため、2つに折り返した状態で着用する方法が一般的です。着回しもしやすく、どんなスタイルにも合うため、男性、女性ともに人気の高いアイテムです。
スーツにタートルネックは失礼?
スーツ×タートルネックという組み合わせは海外では一般的なコーディネートとして多くの方が取り入れています。日本でも徐々に広まりつつありますが、そこまで多くの世代に広まっているわけではありません。
日本のビジネスシーンで「スーツ×タートルネック」のコーディネートをする場合、相手に対して失礼に当たらないのでしょうか?
結論からいうと、「スーツにタートルネックを合わせることは失礼ではない。しかし、TPOをわきまえることが大切」です。
最近では、ウォームビズなどにより、オフィス内のスタイルがカジュアル化されてきました。カジュアル化の影響により、スーツにタートルネックを合わせるようなコーディネートが認められるようになっています。
タートルネックを合わせる際には、会社の社風、どのような場所に行くのかなどしっかりと理解したうえで、タートルネックを取り入れるようにしましょう。
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タートルネックを着るメリット
キレイめな清潔感のある印象を与える
タートルネックは清潔感のあるキレイめな印象を与えることができます。その理由はタートルネックの襟が長く、首元まで隠すことが可能で肌の露出度を減らせるからです。男性の場合、肌の露出度は少ないほどフォーマルな印象となります。
フォーマルなシーンなど、スーツを着用するシーンでは肌の露出は極力減らすことが昔からの認識としてありました。そのため肌の露出を極力控えるようなコーディネートがキレイめな印象を与えることにも繋がったとされています。
暖かい
タートルネックは首全体が隠れることもあって、とても暖かいというメリットがあります。常にマフラーをしているのと同じと考えると、分かりやすいのではないでしょうか。タートルネックは、ビジネススーツとも相性が良いため、寒い冬におすすめです。
小顔効果がある
顔周りのアイテムである帽子、フード、マフラー、ストールなどは小顔効果が期待できるアイテムとして有名です。
タートルネックも同じような小顔効果があります。スーツ着用の際にはスタイルの見栄えを意識する方もいるでしょう。そのような方には、小顔効果のあるタートルネックはメリットといえるでしょう。
タートルネックが準フォーマルスタイルに取り入れられるように
タートルネックは元々、スポーツ選手や船乗りなどのアウトドアで活躍する人の体を冷やさないようにと作られた衣類でした。
現在では、準フォーマルウェアとしての地位が確立されてきており、オフスタイルにはもちろんのこと、ビジネススタイルに取り入れることも可能となってきました。
タートルネックにジャケットを合わせるスタイルは、ドレスコードがあるレストランで、良く見られる定番スタイルです。
また、デニムやダウンなどを合わせれば、冬のカジュアルスタイルが暖かくスタイリッシュな仕上がりになります。カジュアル、フォーマル問わずあらゆるシーンで活躍するタートルネックはオールマイティーなコーディネートアイテムといえるでしょう。
フォーマルさとカジュアルさの両面を持つ海外での定番ファッション
いざタートルネックをビジネスシーンに取り入れようとすると、少し抵抗を感じる人も多いのではないでしょうか。
一昔前までは、スーツの下にはワイシャツが定番でした。しかし、近年、多くの企業でオフィスカジュアルが進み、一年中ノーネクタイで良い企業も増えてきています。
ただし、ワイシャツにノーネクタイのスタイルは、ジャケットを着用しない夏であれば問題ないものの、秋冬の時期では、だらしなく見えてしまう可能性もあります。
そこで、最近トレンドになりつつあるスタイルが、ワイシャツの代わりに、タートルネックを活用する方法です。カジュアルさの中に、フォーマルさを保つこともできるこのスタイルは、スーツの本場イタリアなど、海外では定番の人気ファッションですが、日本でも着用する人が増えてきました。
タートルネックの選び方
ジャケットに合わせるタートルネックはどのようなものがあるのでしょうか。タートルネックを含めて5種類のニットがあるため、それぞれの違いを説明します。自分に合うベストなニットを探しましょう。
ハイネック
首に沿って高く立ち上がった襟のことを指します。「高い襟」という分類のなかで最も一般的なものが、このハイネックです。
一般的な丸形の襟をクルーネックと呼びますが、そのクルーネックよりも襟が長く、高いのでハイネックと呼ばれており、襟を折り返さずにそのまま着ることができます。襟が丸く伸びていて、襟専用の布がついていることがハイネックの特徴といえるでしょう。
タートルネック
亀の首のように長いことからタートルネックと呼ばれています。ハイネックよりも襟が長く、折り返して着用する点がハイネックとは違う点です。また、襟を折り返して着用するため、空気が入りづらくハイネックより暖かいコーディネートが可能となります。
ボトルネック
ボトルネックは瓶やボトルのような口の形状と似ていることからボトルネックという名前がつきました。ボトルネックの特徴はニットの本体から襟まで1枚の布でできており、首に切り替えが無いことが挙げられます。
ハイネックと比べて、違う点は首元の幅が広い点が挙げられます。首の始まりが実際の位置より下に見えるため、首が長く見えるようになり、スタイリッシュな印象を与えることが可能です。
モックネック
モックネックは別名、モックタートルともいわれています。
モックネックのモックは「見せかけ」や「偽の」といった意味があり、最初は「タートルネック風」といったような意味合いで呼ばれていました。タートルネックのように折り返さず、低めのハイネックのことを指した呼び方です。現在では、短めのハイネックといった意味合いで使われています。
ハイネックとタートルネックの中間の位置として認識されていましたが、今ではハイネックとモックネックの明確な違いはなくなっています。
オフタートルネック
オフタートルネックは、首周りがゆるいニットです。
かなりカジュアル感が強いデザインです。
襟が首周りに密着せず、手前に落とすような着こなしをするため、ルーズな雰囲気があります。
ジャケットを羽織る時に気を付けること
タートルネックを着ることのメリットを見てきましたが、スーツに合わせてみようと考えた方も多いのではないでしょうか。
ここでは、タートルネックの上からジャケットを羽織る際に気を付けることを3つ紹介します。
着ぶくれしないようにする
ジャケットを着る際のインナーとして、タートルネックを着用する場合は着ぶくれしないように意識する必要があります。タートルネックは薄手のものから厚手のものまで種類が豊富なため、ジャケットのサイズを考慮しながらタートルネックを選びましょう。
タイトめなジャケットに合わせる場合は、薄手のニットが適しているのでジャストサイズのハイゲージニットなどが向いているでしょう。反対に、ゆとりのあるジャケットにタートルネックを合わせる場合は、ある程度厚みがあるローゲージからミドルゲージぐらいのものを合わせるとバランスよく着ることができます。
ジャケットとの色味を考える
ジャケットとタートルネックを合わせる場合、単品で考えるのではなく、セットとして考えて色味のバランスを意識することが大切です。
例を挙げると、ライトベージュのジャケットに、色が濃い目のダークブラウンのニットを合わせた場合です。この場合、Vゾーンが強調されて色味に強弱が出てくるので、ビシッと引き締まった印象を与えることができます。また、靴も濃いめのカラーを合わせると、よりニットを引き立たせることが可能です。
反対に、ネイビーのジャケットにネイビーのニットという同系色で合わせた場合、Vゾーンが目立たず、メリハリがなくなりますが、堅実な固いイメージを与えることができます。
このようにジャケットとニットの組み合わせは、相手にどのような印象を与えたいか、どのようなスタイルをしたいかを意識してカラーコーディネートすることが大切です。
首元リブの有無を意識する
タートルネックなどの首のリブ部分が長いニットは、ジャケットに合わせた時に1番目立つ部分はボディー部分ではなく、首元のリブ部分になります。
リブ部分があるようなタートルネックニットは、ジャケットと合わせるとカジュアルな雰囲気を演出することが可能です。反対に、リブ無しのタートルネックの場合は、ドレッシーでスマートな印象を与えることができます。
リブがあるか無いかで大きく印象も変わってくるので、どのようなスタイルにしていくかで変えていきましょう。
オフィスカジュアルでもOKか確認
ビジネスの現場でタートルネックのニットを着用する場合には、オフィスカジュアルが認められているかの確認は必ず行うようにしましょう。
例えば、業務内容が内勤などのデスクワークのみの場合は、自社で顧客との商談などが無ければ、男女問わずタートルネックにジャケットを合わせたジャケパンスタイルでも問題ありません。
しかし、顧客先に出向いたり、取引先との商談がある場合にはタートルネックが失礼に当たってしまう場合も考えられます。取引先との関係や相手方の業種などを考慮してスタイルを決めるようにしましょう。
また、タートルネックは手入れがされていないとシワになりやすいものでもあります。シワシワの状態で着用してしまうと、相手にだらしないという印象を与えかねないので、着用する際には手入れを欠かさないように気を付けましょう。いくらオフィスカジュアルが認められている環境であっても、清潔感のない服装は相手への印象も悪くなるので清潔感を意識したコーディネートが必要です。
意外に見落としてしまいがちなポイントがニットの質感です。編み目の大きいざっくりしたニットはカジュアル感が強く出すぎてしまいます。編み目の大きさなども意識して
選んでみてください。
ビジネスシーン以外の着用シーン
ここではビジネスシーン以外でタートルネックを着られるシーンを紹介しています。お気に入りのタートルネックがある方や、いつもと違うタートルネックを取り入れたコーデに調整したい方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
結婚式の二次会
一口に結婚式の二次会と言っても、挙式会場で行うフォーマルなものから、レストランなどで行うカジュアルなものまであります。タートルネックを着ていっても良いかは二次会の雰囲気によるでしょう。
一般的に挙式会場でそのまま二次会を行う場合は、フォーマルな雰囲気が高い傾向になります。新郎はほぼ挙式の服装で、新婦はお色直しをするもののドレスで参加します。他の出席者も挙式に参列した方はそのままの姿で出席します。このような場ではタートルネックを着ない方がよいでしょう。
反対に会場を変えてカジュアルに行われる二次会や、親しい友人のために挙式とは日時も場所も変えて行う二次会もあるでしょう。このような会ではタートルネックを着ても問題ありません。ただし、きちんとジャケットを羽織ったり、スラックスやチノパンを履くなど小綺麗な服装で参加するようにしましょう。
タートルネックの色もジャケットやスラックスに合わせて、シンプルな色にしましょう。黄色やピンクなど派手な色はあまり似合わないでしょう。これは女性の方も同様です。同じ様に出席する他の女性の服装を参考にしましょう。
おしゃれなディナー
ホテルやおしゃれなレストランのディナーに行くときは、おしゃれな格好をしていきたいですよね。タートルネックだと小綺麗な印象になるため、ディナーにピッタリだと思う方もいるでしょう。ただし、高級なホテルやレストランはドレスコードが指定されている場合があります。個々のお店の判断によるため、最終的には予約したお店に確認するのが最良の判断となるでしょう。
ドレスコードと一口に言っても、どれほど厳格なものかはお店によります。単純に「ジーンズやTシャツお断り」というお店もあれば、「ジャケット着用のこと、ノーネクタイお断り」というお店もあります。
前者の場合はタートルネックを着ていっても問題ないでしょう。ただし、「ジーンズお断り」とあるためボトムスはスラックスやチノパンなどややフォーマル寄りの服装にしましょう。後者の場合は、タートルネックは着用不可です。
ドレスコードというのはお店の雰囲気を統一するため、その雰囲気を気に入って来るお客さんのためにあります。つまり、ドレスコードを守るということは、他人を思いやれるかということなのです。スーツもそうですが、服は他人を思いやるために着るという側面があります。ドレスコードで厳格に服装が規定されている場合は、素直に従うようにしましょう。
カジュアルなパーティー
カジュアルなパーティーは、カジュアルな結婚式の二次会と考えればよいでしょう。タートルネックを着ていっても問題ありません。ただし、派手な色は避け、女性の場合はタートルネックでも袖がないような露出度の高い服は避けたほうがよいでしょう。
また、一口にカジュアルといっても、一定の雰囲気というものはあります。初めて参加するパーティーなら仕方ありませんが、何度か参加しているパーティーなら雰囲気が分かるでしょう。ドレスコードと同様に、どれほどカジュアルなパーティーでも相手への配慮は必要です。他の参加者が不快に思うような服装は避けましょう。
アウトドアアクティビティ
アウトドアアクティビティに参加するなら基本的に服装は自由です。著しくその場にふさわしくない服装でなく動きやすければ問題ないでしょう。もちろん、タートルネックでも問題ありません。ただ、アクティビティの種類によっては運動量が多く、汗を多くかく可能性があります。そのようなとき、タートルネックだと暑く感じることもあるでしょう。行きと帰りだけタートルネックを着て、アクティビティ中暑くなってきたら別途着る服を持っていくのも一つの方法です。
ただし、タートルネックをはじめとするニット素材は、縫い目が粗いものもあります。木の枝や突起物に糸を引っ掛けて、生地がほつれないように気をつけましょう。一度生地がほつれると、ほつれた場所の色がどんどん表に出てくることもあります。
屋外のイベント
屋外イベントはその日の天気によって環境が変わります。特に秋冬のイベントには暖かい格好をしていった方がよいでしょう。一般の方が参加できるイベントには特にドレスコードはありません。防寒のためにタートルネックを着ても何も問題ありません。
また、ホテルやレストランでは周囲の方に配慮した色を選ぶ必要がありますが、屋外イベントなどではそのような配慮もいりません。自分が好きな色を選んでも問題ありませんし、多少派手な色を選んでも問題ありません。
ただし、タートルネックなどのニット素材は洗濯機を使用して洗濯してしまうと縮むため、手洗いをしたり、ものによってはクリーニングに出したりする必要があります。食べ物をはじめとする汚れは落ちづらいこともあるので、注意しましょう。特にホワイトやベージュなど、汚れが目立ちやすい色の場合は要注意です。
ゴルフ
ゴルフは紳士のスポーツです。そのため、トップスは襟付きのシャツ、ボトムスはチノパンやキュロットスカートなど服装にもマナーを求められるもの。しかし、そんな中でもタートルネックの着用は認められているのです。秋口にゴルフを行うと、日によっては寒いこともあるでしょう。また、ゴルフはスポーツとはいえ、他のスポーツに比べるとそれほど運動量が多くありません。そのため、プレイ中に寒さを感じることも多くあるでしょう。このようなときは、遠慮せずにタートルネックを着ていって構いません。
タートルネックは比較的カジュアルな服装。それではなぜ、ゴルフ場でタートルネックの着用が認められているのでしょうか?ゴルフウェアのうち、トップスのポロシャツには基本的に襟がついています。タートルネックには襟がついているため、ゴルフウェアとして認められているという話もあります。
タートルネックをお洒落に着こなす
ビジネスシーンではジャストサイズを選択
タートルネックをおしゃれに着こなすには、サイズと色味が重要です。
オフタートルネックのような首元が詰まっていないものや、オーバーシルエットのものは、どうしてもスーツと重ねると、緩くなってしまい不格好に見えてしまいます。
また、タイトすぎるサイズの場合も、身体のラインが強調されすぎてしまうため、ビジネスシーンでは避ける方が無難です。
基本的にはモノトーンの落ち着いた色味がベター
スーツにタートルネックを合わせる場合は、カラーについても、派手な色味は避け、黒やグレー、ネイビーなどの落ち着いたアイテムを選択しましょう。
黒やネイビーであれば、ネイビーのスーツやグレーのスーツなどにも相性がよく、ビジネスシーンでも問題ありません。ビジネス現場では色の決まりなどはありませんが、タートルネックがコーディネートの中で浮きすぎないようなカラーの選定を行いましょう。
ただし、カジュアル感を強めに出したい場合は、派手目の色のタートルネックに、モノトーンのジャケットを合わせることも、選択肢の1つになり得ます。
ゲージで変わるニットの表情
ゲージの違い
ゲージとは、「ニットを編む機械に何本の針が使用されているか」を示しています。
しかし、一般的には針の本数よりも、ニットに使用されている糸の太さや編み目のサイズが大きいか小さいかを示す、ローゲージやハイゲージという言葉で表現されています。
「ローゲージ」とは、太い糸でざっくりとしたゆるい編み方をしたニットのことで、程良い抜け感が演出できる点が特徴です。
「ハイゲージ」は、糸が細く編み目が細かいニットで、薄いため身体に馴染むようなスマートな印象を与えることが可能です。
「ミドルゲージ」は、ローゲージとハイゲージの中間の糸と編み目です。
抜け感とスマートさの両面を持ち合わせており、非常に使い勝手の良い種類です。
ビジネスシーンでの扱いに注意したいローゲージ
ローゲージは編み目が大きく、カジュアル感が強く出てしまうため、扱いに注意が必要です。
また、ローゲージは編み目が粗い分、風を通すため防寒性がハイゲージより低くなります。
加えてローゲージでは、インナーが透けやすい傾向にあります。特に白色ニットの下に、濃い色のインナーを着用すると、下の色が表に出てしまうため、ベージュやライトグレーなど同系色のインナーを選ぶようにしましょう。
一方で、ローゲージは、ニット単体での存在感があるため、外出が少なく、ジャケットを羽織らないシーンが多い方や、落ち着いたシンプルなジャケットしか持ち合わせていない方には、使い方次第で有効なアイテムになります。
スーツのデザインに合わせてニットのタイプを変える
ニットといってもローゲージ、ミドルゲージ、ハイゲージなど種類はさまざまです。どれを選択するかによって与える印象も大きく変わります。一般的にスーツに合わせるニットは凹凸が少ないものや模様の少ないハイゲージが理想的です。
しかし、スーツの柄が地味めの場合には、ローゲージを採用し、コーディネートにアクセントを加えることもおすすめです。自分のスーツに合わせて、何着か持っておくことで応用が効くでしょう。
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今回は、スーツにタートルネックを合わせる際のポイントについて解説しました。タートルネックをスーツやジャケットに合わせるスタイルは、海外では一般的で上品なコーディネートとして利用されています。日本では、ビジネスシーンのカジュアル化により、ようやく一般的になってきました。スーツに合わせる場合は、堅めの席ではハイゲージのウールやカシミヤなどの素材で、ダークカラーを合わせましょう。ビジネスカジュアルやオフィスカジュアルでは、ベージュなど明るい色も選択肢になります。素材も春先はコットン、秋冬はアクリルやレーヨンなども候補になります。ただ、現在も結婚式や、卒業式、就活などでは、本来適切とされる服装よりもカジュアルになってしまうため、タートルネックを避けましょう。社風にもよりますが、転職の面接でも避けた方が無難です。ビジネスシーンでスーツ着用時、タートルネックをタックインするかしないかですが、メンズの場合はタックアウトが基本となり、レディースの場合はタックインするケースが多くなります。オフィスカジュアルスタイルで、一般的なカジュアルシーンの着こなしに近い場合は、女性もタックアウトして着用することが可能です。