【スーツ プレゼント】クリスマスギフトにおすすめ!オーダースーツの仕立券が選ばれる理由
喜んでもらえるプレゼントと言えば、何を思い浮かべますか?
お財布、ボールペン、バッグ、マフラー、ネクタイなど、プレゼントに選ばれるアイテムはさまざまです。
繰り返し着られる服や日常使いする身近なアイテムは、使うたびに大切な人を思い出せる素敵なプレゼントになります。
大切な人に、お洒落で役立つプレゼントを贈りませんか?
今回は、フルオーダースーツがプレゼントできる「仕立券」のご紹介です!
ビジネスマンに贈るクリスマスプレゼント5選
ビジネスマンが使うアイテムと言えば、スーツ、シャツ、ネクタイなどが代表的です。どのアイテムも、ビジネスの現場で第一印象を左右する大切なアイテムです。いつも同じ印象にならないことも大切なため、ビジネスアイテムはある程度の点数も必要です。プレゼントでアイテムが増えることは、仕事にも良い影響を与えるため歓迎される傾向があります。
プレゼントにおすすめのビジネスアイテム5選
1.フルオーダースーツの仕立券
フルオーダースーツの仕立券は、好みのスーツを必要な時にオーダーすることが可能なため、非常に喜ばれるプレゼントです。
スーツの役割
男性が仕事に使うアイテムは、仕事の結果に直結する効果を持つものがあります。
中でも初対面での第一印象を左右するスーツは、仕事のチャンスや実績にも影響する大切なものです。人の第一印象は、会った瞬間の5秒程度で決まると言われています。ビジネスの現場では、その5秒で信頼を勝ち取れるかどうかが重要です。第一印象が良い場合、提案や商談がスムーズに進みます。
見た目の印象が心理に影響を与えることから、海外では組織の上層部が持つべき雰囲気をエグゼクティブ・プレゼンスと呼び、地位にふさわしい印象を服装で演出することもスキルとして求められるようになっています。
フルオーダースーツは、型紙から仕立てる本格スーツです。適正なサイズで無駄のないシルエットのフルオーダースーツを着こなすことで、印象は大きく変わり、言葉よりもストレートに人物の価値を相手に伝えることが可能になります。
欲しいスーツがオーダーできる
フルオーダースーツのメリットは、受け取った側が、必要な時に必要なスーツをオーダーできる点です。多忙な場合は、無理をせずにチケットを保管しておけるため、受け取った側にとって負担が少ないプレゼントでもあります。
必要になった時には、生地の色柄、ボタン、裏地も自由に選べるため、用途に合ったスーツをオーダーできます。スーツは用途や着用場面によってふさわしい色柄が変わるため、自在にカスタムできるフルオーダースーツの仕立券は最高のプレゼントになります。
フルオーダースーツの特徴
スーツは仕立て服として誕生したため、フルオーダーで型紙から作るスーツは、シルエットと全体バランスが完璧になります。
体型は、一見標準体型に見えても個性があり、肩幅や腕の長さ、肋骨の形状、腰の位置はそれぞれに異なります。
そのような個人差のある体型に、型が決まっている既製服を合わせることは難しいと言えます。サイズが合わないため、袖を詰めたり、ウエストを出したり、お直しを加えるほど全体バランスは崩れてしまいます。
しかし、フルオーダーであれば、丁寧な採寸を型紙に落とし込むだけでスーツを仕立てられます。
バランスは型紙の時点で整えられるため、仕上がりのバランスが崩れることはありません。そのためフルオーダースーツであれば、アスリート体型であっても、ぴったりとサイズを合わせることが可能になります。
2.シャツ
フルオーダーシャツも人気のアイテムです。
スーツスタイルのシャツは、襟と袖丈がポイントです。襟の仕立ては顔周りの印象に影響します。シャツはネクタイと合わせてVゾーンを構成するため、視線を集めやすいアイテムでもあります。
ジャストサイズの見栄えと着心地
シャツの袖丈は、スーツの袖口に1cmから1.5cm出して着用することがマナーです。
この袖丈に細かな着用ルールがあるため、着こなしが上手な方はフルオーダーシャツを選んでいます。
袖口のカフスサイズの調整で、手首にフィットする快適さもフルオーダーならではと言えます。肩幅や腕の長さに合わせてオーダーするため、シャツの着心地が良く、腕を動かしたときの背中や肘の突っ張り感がないこともポイントです。
フルオーダースーツと合わせて着用したい理想のシャツです。
3.ネクタイ
流行がないと思われがちなネクタイですが、実は年々流行が変化しています。ネクタイの剣先は、太い方を大剣、細い方を小剣と呼びます。この大剣の幅は、流行に合わせて毎年少しずつ太くなったり、細くなったりを繰り返しています。流行は、今年は細め、来年は太め、というような急激な変化はしません。年々少しずつ細くなる、または、年々少しずつ太くなる変化を数年単位の周期で繰り返しています。
最近のトレンド幅は標準幅です。年々細くなっていたネクタイが転換期を迎え、標準幅がトレンドです。デザインによっては少し太めに変化しました。
ネクタイの柄は、幾何学模様やペイズリー柄、大胆な大柄などクラシック柄が人気です。カラーはブラウンの人気が伸びています。
4.ベルト
革製品であるベルトは、連続着用を避けた方が良いアイテムです。いつも同じベルトを使って、傷んだら買い替えるのではなく、何本かをローテーションするのがおすすめです。ベルトは使用されている革の質で着用感が変わるため、プレゼントには上質で柔らかな革の物がおすすめです。可能であれば、履いている靴の革に近い色合いで選んでプレゼントしましょう。コーディネートしやすくなります。ビジネスでは、ピンで留めるタイプのベルト(ピンバックル)が正式なため、服装規定が厳しい職種の場合は、ピンバックルをプレゼントするのが無難です。
5.タイピンやカフス
腕を曲げたときだけ袖口にチラリと見えるカフス、ネクタイのノットを立体的に見せるタイピンなども、クリスマスプレゼントにおすすめです。
ビジネスでは使用しない方でも、結婚式などお洒落なパーティシーンで華やかさをプラスするアイテムとして使うこともできます。ビジネスではシンプルなシルバー系が人気です。結婚式などイベント用にプレゼントする場合は、石付きなどが華やかです。
スーツをプレゼントしたい時に利用してみたい「仕立券」
素敵なフルオーダースーツをプレゼントしたいと思っても、店舗でのオーダーにはある程度の時間がかかります。プレゼントするために、送る側と送られる側がオーダーのために予定を合わせることも、多忙だと困難です。そんなときは仕立券のプレゼントがおすすめです。仕立券をプレゼントすれば、本人の都合が良いときに、いつでもオーダーできます。
・実用的で役に立つ
スーツは消耗品でもあるため、毎日着用する方であれば、2年ほどで買い替えになります。そのためスーツはプレゼントされると嬉しいアイテムです。また、スーツのトレンドは常に変化しているため、お洒落なスーツが好きな方にも仕立券は好評です。
・相手の好みが分からなくても失敗がない。
一般的に送る側の好みで選ぶプレゼントは、相手が本当に欲しいと思っているものとは違う場合がありますが、本人が選ぶ仕立券であれば安心です。
・一緒にオーダーを楽しむ
一緒にオーダーを楽しむのも素敵な時間のプレゼントです。スーツのオーダーだけでなく、スーツ生地に合わせたシャツやネクタイもコーディネートしながら一緒に選んでみませんか?ネクタイなどは着用する本人に、周囲の人から見たときにどのような印象に見えるかを伝えると選びやすくなります。
仕立券のメリット
・欲しいものをプレゼントできる
仕立券の最大のメリットは、プレゼントを受け取った本人が、欲しいスーツをオーダーできる点です。通常のプレゼントは贈る側が選ぶため、受け取る側が欲しいと思っているプレゼントを選ぶことは難しいと言えます。事前に具体的な商品名を聞いたり、好きな物の中から用意したりすることは可能ですが、購入済みだったり、欲しい物が変わってしまっていることも考えられます。
スーツの仕立券であれば、本人が好みのデザインでスーツを仕立てられます。
ビジネスマンであれば、スーツは仕事の必需品である上に、消耗品でもあるため、着数は多いほど便利になります。
普段スーツを着用しない場合も、出張や研修、社内式典、結婚式などのパーティーシーンや高級レストランでの食事など用途に合わせたスーツを仕立てられます。
・欲しい時にオーダーできる
仕立券のもう一つのメリットは、欲しいときにオーダーできる点です。
仕立券の使用期限は長めに設定されている場合が多く、一般的には6ヶ月程度あります。
この半年間に、好きなタイミングで必要なスーツを仕立てることが可能です。
秋冬を仕立てたり、春先に明るいカラーのスーツを仕立てたり、初夏に盛夏用のスーツをオーダーすることもできるため、プレゼントの選択肢が広くなります。
本人の好みに合うものを本人が必要なときに選ぶため、満足度の高いプレゼントとなり、プレゼントを送る側も安心です。
オーダースーツを作る時の流れ
1.予約
オーダースーツを作る場合は、電話予約がおすすめです。予約していない場合は、店内での待ち時間が発生する可能性があります。
特に混雑が予想されるクリスマス付近は予約が安心です。用途やスーツスタイル、生地やオプションの選択など満足度が高いスーツをオーダーするには、ある程度の時間が必要です。じっくりオーダーするためにも、当日はスケジュールに余裕をもって店舗に向かいましょう。
2.生地選び
後悔しない生地選びをするには、色柄を最後に選ぶのがおすすめです。
先に用途に合った強度や機能で生地を絞り、その中から色柄で選ぶと安心です。
生地を選ぶ前に、スタッフに用途や着用回数、着用時の作業量などを伝えると、適した生地を提案してくれます。
スーツの生地は日常ビジネス向き、出張向き、パーティー向きなど、それぞれに特徴があります。
日常ビジネス用
日常的にビジネスで着用する場合は、一般的なスーツ生地の強度や防シワ、ストレッチ性などの機能、メンテナンスの手間などが目安になります。日常ビジネスでも、頻繁にスーツでの作業がある場合などは、強度のあるポリエステル混紡の生地などがおすすめです。
出張用
シワになりにくい、シワの回復力が強いなど、扱いやすさに特化した生地であれば、出張用のスーツとして用意しつつ、日常ビジネスにも兼用できるため便利です。海外ブランドで出張におすすめの生地もあるため、高級感を失わずに実用性も欲しい場合などはスタッフに伝えてみましょう。
イベント用
パーティー用の生地は、しなやかで光沢のある高級ウールが目安になりますが、一般的にSuper表記のあるブランド生地は強度が低くなります。Super表記とは、生地に使用されるウール繊維の細さを表したもので、高級素材の証です。メンテナンスも高級素材の場合は手間がかかるため、イベント用として着用することが無難になります。
パーティー用として高級生地を仕立てる場合は、なめらかな独特の風合い、絶妙な染色、深みのある光沢など、贅沢な生地選びが可能です。
光沢が控えめなタイプであれば、重要な会議など特別な日のスーツとしてビジネスで着用できるため、強度よりも高級感を重視する場合は高級ウールがおすすめです。
3.オプション
スーツスタイル、襟型やポケットの仕立てデザイン、スーツの裏地、ボタン、ボタンホールの糸色など、好みに合わせてオプションを選択します。
スーツスタイル
スーツの代表的なスタイルは3つです。
・ブリティッシュスタイル
ブリティッシュスタイルは、ハリのあるイギリス生地で仕立てるシャープなスーツです。肩のラインは角ばっており、ボリュームのある胸回りが高めのウエストで絞られるため、男性的な逆三角形のスタイルが強調されます。生地とスタイルの相乗効果で、イギリス紳士のような毅然とした雰囲気になります。
・イタリアンスタイル
イタリアンスタイルはブリティッシュと対極にあります。柔らかく滑らかな肌触りの生地で仕立てます。シルエットは肩に丸みがあり、ウエストの絞りは若干低めです。リラックス感の中に大人の余裕を感じさせるスタイルです。
・アメリカンスタイル
実用性に特化したスタイルがアメリカンスタイルです。シルエットはボックススタイルで、あまりウエストを絞らず、全体的に動きやすい点が特徴です。ブリティッシュスタイルの影響を受けつつアメリカで発展しました。
ジャケットの仕立ての種類
シングルブレステッドスーツ
・2つボタン
前ボタンが2つの標準的なデザインのスーツで、下のボタンは外して着用するのがマナーとされています。
・3つボタン段返り
前ボタンが3つあるタイプです。襟のロールの中に隠れて1つ目のボタンがあります。この場合は2つ目のボタンだけを使用します。着用した見た目は2つボタンスーツと変わりませんが、お洒落な着こなしとして人気です。現在の3つボタンスーツは、この段返りタイプが主流です。
ダブルブレステッドスーツ
近年オフィスカジュアルなどでも人気のダブルは、4つボタンと6つボタンがあります。
・4つボタン1つ掛け
ボタンが左右2つずつ、計4つボタンがあり、ボタンホールが1つのタイプです。ボタンは留めて着用します。ダブルの中では比較的余裕があるスタイルで、Vゾーンも深くなります。
・4つボタン2つ掛け
4つボタンがあり、ボタンホールが2つあるタイプです。ボタンを2つとも留めて着用することもできますが、日本のビジネスやオフィスカジュアルでは、下のボタンを外す傾向があります。1つ掛けタイプよりもVゾーンは狭く、ウエストはタイトなシルエットになります。
・6つボタン1つ掛け
前ボタンが6つあり、一番下のボタン1つだけを留めるタイプです。お洒落着としての着こなしになるため着用場面が限られるデザインです。
・6つボタン2つ掛け
6つボタンでボタンホールが2つあるタイプです。
現在トレンドとなっている、細身で着丈の短いダブルブレステッドスーツは、4つボタン2つ掛けか、6つボタンの2つ掛けがバランス良く見えます。
ラペルデザイン
ラペル(襟)幅は広めの9㎝前後がトレンドです。
・ノッチドラペル
シングルブレステッドスーツの定番の襟型です。
・ピークドラペル
ダブルブレステッドスーツの襟型ですが、シングルブレステッドスーツにドレッシーな雰囲気を加えるために、ピークドラペルで仕立てることもあります。
腰ポケット
・フラップポケット
床と平行に付けられた、標準的な蓋つきのポケットです。
・スラントポケット
ポケット口が床に対して斜めに付けられたタイプです。腰位置を高く見せる効果のある仕立てです。
・チェンジポケット
通常の腰ポケットの上に、小さめのポケット(チェンジポケット)があるタイプです。伝統的なブリティッシュデザインで、腰位置を高く見せます。
フロントカット
スーツの前裾部分をフロントカットと呼びます。カットのデザインで、スーツの雰囲気が変わります。
・ラウンデッド
標準的なカットで、前合わせの重なる部分が多いタイプです。落ち着いた雰囲気になります。
・セミカッタウェイ
前裾の重なる部分が少なくシャープな印象になります。
・カッタウェイ
前裾が重なる部分はボタン付近のごく僅かで、軽快な印象のデザインです。
ベントデザイン
ベントとは、ジャケット背面の裾に入れられたスリットです。
・センターベント
背面の裾、中央に1本だけあるスリットをセンターベントと呼びます。活動的で若々しい印象になります。
・サイドベンツ
背面の裾、左右にあるベントをサイドベンツと呼びます。ベントが2本あるため複数形となり、呼び名がベントからベンツに変わります。クラシックな仕立てで落ち着いた印象になります。
・ノーベント
ブラックスーツ(礼服)やタキシードなど、フォーマルシーン用スーツの仕立てです。
裏地
・総裏
秋冬スーツの裏地仕様で、ジャケットの内側全体に裏地を取り付けたものです。色柄で見えないお洒落を楽しむことが可能です。結婚式など、お洒落着用スーツの場合は、差し色として鮮やかな色や高級感のあるペイズリーの織柄などもおすすめです。
・背抜き
オールシーズンスーツや春夏スーツ用の仕立てで、背面の裏地を半分省略した仕様です。
裏地の素材には、コスパの良いポリエステルや、袖通りの良い高級素材のキュプラなどがあります。
袖ボタン
袖口のアクセントになる袖ボタンの仕様です。
・キッシングボタン
ボタンの間隔を意図的に近づけ、均等に点で接するように取り付けたものです。高い技術を必要とする仕立てです。ボタンがキスするような仕立てと言う意味で、キッシングボタンと呼ばれます。イタリアの仕立て職人が考案したもので、遊び心とデザインのバランスを楽しむ仕立てです。
・重ねボタン
重ねボタンとは、ボタンの上にボタンが重なる仕様です。キッシングボタンと重ねボタンの違いは、接する面積の違いです。キッシングボタンは点で接しますが、重ねボタンはボタンの縁が重なり合います。一般的な均等な間隔で取り付けられたボタンよりも、重なるボタンが存在感を高め、遠目に見てもお洒落な雰囲気になります。
・ボタンの素材
本水牛ボタンや、ナットボタンなど、素材によって手触りや高級感も変わります。
パンツデザイン
パンツデザインのトレンドは大きく変化しています。現在はノータックのタイトなデザインから、適度な余裕のタック入りデザインに主流が変わりました。
タック
・ノータック
パンツの腰回りにタックのないもの。スッキリとしたシルエットになります。
・ワンタック(アウトタック)
パンツのプレスラインの延長線上にあるタックで、体の外側に折り目が開いているタイプです。標準的なワンタックで足長効果があります。
・ワンタック(インタック)
インタックとは、タックの折り目が内側に開いているタイプです。着用時にタックが開きにくくなります。タック入りパンツをタイトに着用したい方におすすめです。
・ツータック(アウトタック)
クラシックな雰囲気のあるツータックは、若干股上も深めにするとお洒落です。最先端のお洒落を楽しみたい方におすすめのデザインです。
・ツータック(インタック)
スポーツマン体型で、ウエストが細く太腿が太い方におすすめです。太腿周りに必要な余裕はタックが確保します。しかも着席時などにタックが広がりにくいインタックであれば、着こなしもエレガントになります。
近年流行中のタック入りパンツは、若干股上が深くクラシックな雰囲気をもちながらも、膝下は細く仕立てられています。今からタック入りパンツを仕立てる場合は、細身テーパードラインのタック入りパンツがおすすめです。
脇ポケット
・スラントポケット
パンツの脇に付けられたポケット口が斜めになっているタイプです。
・バーチカルポケット
パンツのポケット口がサイドの縫い目に沿って縦型になっているタイプです。
・L字型ポケットポケット
パンツのポケット口が、カジュアルパンツに多いL字型のタイプです。
裾仕上げ
・シングル
裾を内側に折り込み、縫い目を見せずに裾上げをしたものです。
日本ではビジネスの定番はシングル仕上げです。
・ダブル
裾上げのダブルは、一度シングルで裾上げしたものを、外側に折り返して糸やスナップボタンで固定したものです。
海外のビジネスシーンではダブルが一般的ですが、日本ではオフィスカジュアルでの着用が多い傾向です。ダブルが比較的普及した現在も、ビジネスシーンでは若干カジュアルな印象があります。
ダブル幅は、オフィスカジュアルでは4㎝から5㎝と太めです。一般ビジネスでダブルにする場合はカジュアル感を押さえて4㎝程度がおすすめです。
4.採寸
スーツの型紙を作るために採寸します。
体の各部分を細かく採寸するオーダー店が安心です。
・採寸に適した服装
採寸がスーツのシルエットを決めると言っても過言ではないため、採寸時の服装にも注意しましょう。
理想は、スーツ用シャツを着用した状態での採寸です。当日可能であれば、インナーにスーツ用シャツを着用しておきます。または、シャツを持参して着替える方法もあります。
シャツを着用した状態の肩幅、腕の付け根(アームホール)を正確に採寸できるだけでも、スーツのフィット感は大きく変わります。仕上がりの満足度を上げるためにも、シャツでの採寸がおすすめです。
また、採寸中は姿勢よく立ち、マネキンになったような気持ちで静止しましょう。体は姿勢によってサイズが変わります。採寸中に不自然に体を傾けたり、視線を動かして採寸の様子を見ようとすると、1㎝から2㎝ほど採寸結果が変わってしまいます。
袖丈や裾丈などは、1㎝や2㎝の差で見栄えが変わるため慎重に採寸しましょう。
ポイント
理想に近いシルエットのスーツを持っている場合は、見本として持参しましょう。
フルオーダーでは、採寸した数値をもとに型紙を作成します。その際に、理想のシルエットの見本があると、どこまで余裕を削るか、どのくらいの余裕を残すかの目安になります。頭の中にある理想を言葉にすることは難しいですが、理想に近いスーツを見本として、理想のウエストラインや、太腿はもう少し余裕が欲しいなどの要望は伝えやすくなります。
オーダーの満足度を上げるコツは、イメージをできるだけ具体的にスタッフに伝えることです。スーツを持参すると、イメージを言葉で説明する時間を短縮できるためおすすめです。
5.完成
約1ヶ月で完成します。採寸やオーダーに時間をかけて作ったオーダースーツを、綺麗な状態で、長く着用するコツも合わせてチェックしておきましょう。
オーダースーツの着用ポイント
・1着2休を守る
ウールは連続着用に弱いため、1日着用した場合は2日間着用を避け、スーツに染み込んだ湿気を抜きます。1着2休のルールを守るだけでも、スーツの急激な劣化を防ぐことが可能になります。
・着用時はエレガントに
ウールは素材的にシワになりやすい傾向があります。そのため車や新幹線、飛行機など長時間の着席時にはジャケットを脱ぎます。ジャケットを着用したまま着席する場合は、背もたれに身を沈める、身を沈めたまま体を動かすなど、スーツにシワを作るような動作を避けましょう。
・着用後のメンテナンス
帰宅したらスーツ用ハンガーに掛けて、ポケットの物は全て取り出しブラッシングします。クリーニングの目安はワンシーズンに1回から2回です。汚れてしまった場合は随時クリーニングに出しましょう。
仕立券をプレゼントするときにチェックするポイント
・対応店舗
念のため、利用予定の店舗が仕立券に対応しているかをチェックしましょう。
・割り増し料金
スーツのサイズが大きい場合、割り増し料金がかかるケースがあります。
身長が180㎝以上など標準体型よりも大きい場合は、割り増し料金の有無を事前に問い合わせておくと安心です。
・生地の在庫状況
特定のブランド生地を希望する場合、仕立券の購入時に在庫があっても、実際にオーダーするタイミングでは品切れになっている可能性もあります。ブランド生地は生産数も限られ希少なため、在庫数は店舗によっても違います。スーツ生地は、在庫切れだった場合を想定して、いくつか候補を選んでおきましょう。
・仕立券の価格表記
仕立券には、条件や価格が表記されているケースもあります。気になる場合は、事前に記載の有無も問い合わせてみましょう。記載がある場合は、その点を含めてプレゼントに利用するかどうかを検討しましょう。
・有効期限
仕立券には有効期限があるケースが多いため、プレゼントしてから利用するまでの期間がどのくらいあるのか把握しておくと安心です。クリスマスプレゼントの場合は、既に冬物のスーツの購入が済んでいる可能性もあるため、春夏のスーツにも使用できるような長めの期限が理想的です。基本スーツはシーズンに合わせて仕立てるため、期限は6か月程度ある仕立券が使いやすいと言えます。
プレゼントを送る相手のスケジュールによっては、多忙で期限内にオーダーできないケースも考えられます。折角のプレゼントが期限切れになってしまわないように、スケジュールの予定をさりげなく聞いたり、仕立券の期限が長い物を用意したりすることで、使えなったという事態を避けられます。
また、注文してから仕立券が手元に届くまでの時間も考慮しておきましょう。
支払方法によっては、入金確認などで仕立券の発送が遅れる場合もあります。
・スーツを使用する予定がある場合
プレゼントするスーツを着用する予定が決まっている場合は、仕上がり予定日と着用日の間に、ある程度の余裕が必要です。
クリスマス時期などは注文の殺到で、納期が遅れることも考えられるためです。
万が一にも対応できるような余裕をもってオーダーしましょう。
予定が近く不安な場合は、調整ができないかオーダーする店舗に問い合わせておく方法もあります。
プレゼントの準備からスーツの仕上がりまで、いくつかのチェックポイントをご紹介しました。
気になる点は、早めに確認しましょう。
フルオーダースーツの仕立券は準備からスーツの仕上がりまで、楽しさが継続する素敵なプレゼントです。
スーツの仕立券が高いと感じたら「シャツの仕立券」がおすすめ
スーツの仕立券は数万円が目安になるため、気軽にプレゼントするには、少し高めの価格が気になりますよね?
そんなときは、送る側も受け取る側も気軽に利用できる「シャツの仕立券」がおすすめです。
価格も1万円以内で、快適なシャツがプレゼントできます。
毎日ビジネスで使う方であれば、シャツは何枚あっても嬉しいものです。
シャツの襟型
レギュラー
襟の開きが90度前後のシンプルな襟型です。最も格式が高く、白無地はビジネスから式典、冠婚葬祭まで着用が可能です。
ボタンダウン
襟先にボタンがあるタイプです。ビジネスの定番ですが、カジュアル寄りのため式典や冠婚葬祭では着用を避けます。
ワイドカラー
襟の開きが大きく130度前後です。解放感のある印象で、襟の長さもレギュラーカラーより長めです。トレンドのワイドラペルのスーツと相性の良い襟型です。結婚式などお祝い事にもおすすめです。
セミワイドカラー
襟の開きが100度前後とレギュラーカラーよりも広く、ワイドカラーよりも狭くなるため、コーディネートしやすい襟型です。
ホリゾンタルカラー
襟の開きが水平に近いタイプです。
カッタウェイ
襟の開きが180度以上のタイプを指します。
ホリゾンタルやカッタウェイはノータイスタイルでボタンを外した際に、綺麗に胸元が開く点がポイントです。
クレリック
襟が白く、胸回りには柄物の生地やカラーの生地が使用されたものです。襟が白いため、襟以外に派手な生地が使用されていても印象が中和されます。メリハリのあるお洒落な着こなしが可能になります。
ピンホール
シャツの襟先にピンを通すホールがあります。金属製のピンは、着用時にネクタイのノット(結び目)を上向きにする効果をもちます。
タブカラー
タブカラーとは、左右の襟にタブが付けられているシャツで、そのタブをネクタイのノットの下で繋ぎます。タブでネクタイのノットが上向きになり、胸元に立体感が生まれます。襟の開きはレギュラーシャツのように狭くタイトになります。襟先はタブによって中央に引かれるため、ノットを包むように密着します。
ラウンド
襟先を丸く仕立てたシャツです。エレガントな印象で、お洒落なパーティーシーンなどに向いています。
フルオーダーシャツの魅力
フルオーダーシャツは、襟型など種類の豊富さがポイントです。
襟型はビジネスの基本となるレギュラー、ワイドカラー、ボタンダウンから、トレンドのタブカラー、ピンホールカラー、ラウンドカラーなど幅広く選択できます。
見た目の雰囲気が変わるボタンやボタンホールの色変更、着用感に影響するカフスの調節、肩や胸回りの余裕を調節する背タック、ポケットの仕様なども選択できるため、こだわり抜いたオリジナルのシャツをオーダーすることが可能です。
フルオーダーシャツのメリット
シャツはスーツ同様にピッタリと体に合うサイズ感が重要です。
しかし、既製服では首回りや袖丈の規格が決まっているため、ジャストサイズのシャツを探すことは難しいのが現状です。オーダーシャツが人気の理由は、このサイズ合わせが自由にできる点です。
その中でもオーダーシャツの大きなメリットが腕の左右差の対応です。腕は、通常利き腕が長くなる傾向があります。シャツはスーツの着こなしルールとして、スーツの袖口から1㎝から1.5㎝出す必要があります。利き腕の長さが違う場合、袖先のシャツの見え方が左右で変わるため、スーツの着こなしがアンバランスになってしまいます。
しかし、オーダーシャツであれば、そのような左右差にも対応できます。
オーダーシャツはサイズだけでなく、デザインも思いのままです。
ボタン色やボタンホールの糸色、ステッチの有無、ネームの刺繍など、組み合わせは無限大です。
シャツのトレンドは?
スーツのラペル(襟)が幅広にシフトしたため、バランスの良いワイドカラーシャツ、セミワイドカラーシャツは、現在も引き続き人気です。
注目したいトレンドは、英国クラシックの代表的なシャツであるタブカラーです。
イギリス紳士風のタイトでストイックなタブカラーシャツには、ワイドラペルのシングルブレステッドスーツや、トレンドのダブルブレステッドスーツを合わせます。
このワイドラペルにタイトなタブカラーシャツという新鮮なコーディネートは見逃せません。今からオーダーするのであれば、タブカラーシャツは、一枚は持っておきたいシャツと言えます。
タブカラーとボトルネックタイ
ダブルブレステッドのスーツには、通常大剣幅が広めのネクタイを合わせますが、その場合トレンドのタブカラーシャツを合わせると、ネクタイの結び目が大きくアンバランスになってしまいます。
そこで、再び脚光を浴びているのが、ボトルネックタイプのネクタイです。
ボトルネックネクタイは文字通り、瓶のようにネクタイの途中が急に細くなる仕立てのネクタイで、大剣は太くても、結び目は小さくできるネクタイです。
ネクタイは同時コーディネートがおすすめ
スーツのコーディネートは統一感がポイントです。
新しいスーツをオーダーするタイミングで、トレンドを取り入れたシャツとネクタイを同時購入しておくと、コーディネートがアンバランスになる事を避けられます。
毎朝、コーディネートに悩む必要もありません。
毎日スーツを着用する場合スーツは大体2年、長くて3年で買い替えになりますが、この買い替え周期は、コーディネートのトレンドの変化と、ほぼ同じになるため無駄がありません。
スーツのトレンドの変化はゆっくりと進みますが、数年前のネクタイを使い続けているとコーディネートに違和感を感じるようになります。
トレンドの変化がコーディネートの違和感として感じられるのが、大体5年です。例えば、5年前に購入したトレンドのネクタイ幅は、今のトレンド幅と比較すると細く見えます。違和感なくお洒落に合わせられる期間の目安は3年程度のため、スーツの買い足しをするときに、一緒にコーディネートも合わせると常にお洒落に着こなせます。
トレンドの動き
スーツの流行は徐々にラペル(襟)幅が広がる、またはラペル幅が狭くなるという変化を数年単位で繰り返しています。
現在は、襟幅が広がる時期になっており、それに連動してネクタイの幅も広くなっています。
ネクタイ幅はトレンドのシングルスーツの襟幅を目安にします。
現在は、ネクタイの大剣幅が8㎝から9㎝程度がトレンドです。
柄はクラシックな雰囲気のある幾何学模様、無地に大柄を配置したもの、伝統的なペイズリーなどに加え、定番のストライプや小紋、ドット、無地などから好みに合わせて用意しておくとコーディネートのローテーションがスムーズになります。
靴のトレンド
靴のトレンドはラウンドトゥです。トゥデザインは、自然なラウンドが主流になりました。つま先に捨て寸のあるロングノーズの流行は落ち着き、オフィスカジュアルでは、ナチュラルでリラックス感のあるゆったりとしたシルエットの革靴も増えてきました。
一般的なビジネスでは、標準的なラウンドトゥのストレートチップやプレーントゥがおすすめです。
鞄のトレンド
スーツスタイルではシューズやベルト、鞄などの革製品の色を合わせることで、さらに統一感がアップします。
一般的に、靴とベルトの色を合わせることは良く知られていますが、鞄もポイントになります。黒い靴には黒い鞄、茶の靴には茶の鞄を合わせることで、遠目に見た場合のバランスがスッキリとまとまります。
トレンドのスーツにトレンドのシャツやネクタイを合わせ、靴や鞄の色味で全体バランスを整えましょう。
近年ビジネスバッグも種類が増えており、機能性が高い物が人気です。
緩衝材入りのPC収納や手持ち、肩掛け、リュックでの3WAY仕様や軽量、耐摩耗性素材、防水素材など様々な機能が付加されたものが発売されています。
デザインもビジネスのカジュアル化を受けて、トートバッグタイプやビジネスリュックなども多数発売されており人気があります。
定番のブリーフケースや大容量のソフトブリーフケースなど、ビジネスの用途に応じて使いやすいサイズや機能が選べる状況となっています。
機能性に優れたバッグは便利ですが、バッグを肩掛けすることは可能な範囲で避けましょう。スーツは摩擦や肩に負担がかかると劣化してしまうためです。基本はスマートな手持ちのビジネスバッグがおすすめです。
自転車通勤などでビジネスリュックを使用する場合は、スーツ生地はウール100%よりもウールとポリエステル混紡の生地の方が若干強度がアップします。
オーダーメイドのレディーススーツに関しては「ぴたナビ」のこちらの記事も参考ください。
オーダースーツ専門店「オーダースーツSADA」とは?
オーダースーツSADAでは、フルオーダースーツのお仕立券、フルオーダーシャツのお仕立券を取り扱っています。有効期限は6ヵ月と、春夏スーツ、秋冬スーツのどちらを選ぶ場合にも十分な期間を設定しています。
フルオーダースーツの最大の魅力は、お一人おひとりの体型を採寸し、オリジナルの型紙を作成できる点です。
スーツは本来仕立て服です。そのため美しいバランスのスーツには採寸と型紙作成が欠かせません。お仕立券で、丁寧な採寸から始まるフルオーダースーツをプレゼントしませんか?
フルオーダーならではのフィット感と無駄のないシルエットのスーツは、素敵なプレゼントになります。
さらに、手軽なシャツのお仕立券も好評です。
トレンドが転換期を迎えた今は、これまでとは少し雰囲気の違うシャツやスーツを仕立てる絶好のタイミングです。
ぜひ、オーダースーツSADAのフルオーダースーツやシャツのお仕立券をご検討ください。
経験豊富なスタッフが、オーダーのご予約をお待ちしております。
今回は、オーダースーツの仕立券についてご紹介しました。
フルオーダースーツには、自分好みにカスタマイズする楽しさ、仕上がりを待つ楽しさ、無駄のないシルエットで着用する楽しさがあります。
プレゼントを受け取った日から着用中も、ずっと楽しさが持続するプレゼントです。
ぜひ、送る方も受け取る方も、仕立券で楽しい時間を共有してください。