秋冬スーツにはどんな生地がいい?寒くなる時期に最適のおすすめカラーや柄の選び方を紹介!のアイキャッチ画像
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秋冬スーツにはどんな生地がいい?寒くなる時期に最適のおすすめカラーや柄の選び方を紹介!

夏の終わりから、肌寒くなっていく秋にかけてスーツの衣替えをする方も多くなりますが、どういったスーツを選べばいいのか悩んでしまうという方も多いのではないでしょうか。

季節感を意識したスーツ選びができていないと、体調を崩してしまったり、まわりの人からの印象も悪くなってしまいます。そうならないためにも季節にマッチしたスーツを選ぶことが非常に大切です。

特に秋冬用スーツは選択肢も多く、どのように選んだらいいのかわからないという方も多いです。
「秋冬用スーツの選び方を知りたい」
「秋冬におすすめのスーツってどんなものがあるの?」
「秋冬用スーツの着こなしテクニックを知りたい」
など、秋冬用スーツの選び方について悩みを持っている方のためにこの記事では、
秋冬用スーツの特徴
秋冬用スーツでおすすめの生地や素材
着こなしテクニック
など、スーツ選びが特に難しくなる秋冬用スーツについて解説していきます。

秋冬スーツの特徴や魅力

スーツには、「春夏用」「秋冬用」「オールシーズン用」といったように季節ごとに種類がわかれています。そうなると、「オールシーズン用のスーツだけあればいいのではないか?」と思う方も多いです。しかし、春夏用と比べると生地が厚く、秋冬用に比べると生地が薄いという特徴を持っています。

肌寒くなる秋からはオールシーズン用では対応できないことも多いので、秋冬の季節には季節に合った秋冬用のスーツを選ぶようにしましょう。

ここでは、秋冬用スーツの特徴や魅力を紹介していきます。

特徴

秋冬用のスーツは基本的に、保温性が高く、生地の色合いがダークなものが多いということが特徴です。スーツに使用される生地も重く、目の細かい厚めの生地が多く使用されています。

目を細かくすることで、風を通しにくく、内側からの体温を外に逃がさないようにすることができます。

スーツファッションを楽しみたいと考えている方にとっては、ジャケットを自由に選べるシーズンでもあるため、秋冬を好む方も多く、重ね着をすることによってさまざまなコーディネートを楽しむことができるのも秋冬用スーツの特徴といえるでしょう。

魅力

秋冬用のスーツの魅力は「防寒性、保温性の高さ」「シックなデザイン」が挙げられます。

秋冬用のスーツは寒い冬でも耐えられるような防寒性、保温性が最大の魅力です。コートを持ち歩くのがめんどくさいという方にとっては、秋冬用スーツの防寒性は大きな魅力といえます。

また、秋冬用スーツは春夏用スーツ、オールシーズン用スーツと違って、シックなデザインが多いのが特徴です。そのため、シックなコーディネートにしたい場合や落ち着いた雰囲気を演出したい場合などに向いている季節といえます。

春夏のシーズンでは、爽やかな雰囲気のスーツが多いため、爽やかなコーディネートが中心になる一方で、秋冬シーズンではシックなコーディネートにも挑戦できるのでコーディネートの幅を広げられるという意味でもができるのも大きな魅力です。

秋冬スーツにぴったりな生地や素材

秋冬用のスーツを選ぶ際にどういった生地や素材が使われているスーツを選んだらいいのかわからないという方も多いです。

ここでは、秋冬用のスーツにぴったりの生地や素材を紹介していきます。

生地

秋冬用におすすめの代表的な生地を4種類紹介します。

フランネル

秋冬用スーツ生地として代表的なのが「フランネル」です。フランネルは、肌触りが柔らかく、暖かいという特徴を持っています。

平織りと綾織りの2種類に分けられ、ウール生地を縮絨(しゅくじゅう)して起毛加工しているのがフランネルの特徴です。紡毛糸(ぼうもうし)といわれる毛羽立ち感のある糸で織られており、独特の素材感を有しています。

「フラノ」とも呼ばれることがあり、スーツやパンツ、ジャケットに至るまでさまざまなところで使用される定番生地としても有名です。

一般的に秋冬用の生地といえば、ゴワゴワしてしまう印象がありますが、フランネルの場合、ライトな着心地にも関わらず、温かいということが大きな魅力といえます。保温性も高いことから、冬のおしゃれには欠かせない生地といえるでしょう。

高級なフランネルになると、コート無しでも十分に冬を過ごすことができるほど、冬に強い生地のひとつです。

ツイード

「ツイード」は、スコットランドやアイルランドで作られている伝統的な織物で、他の毛織物と比べてもハードな質感を持っており、ざらざらとした肌触りが特徴の素材です。

太い糸で織った生地が使われることが多く、カントリー調のデザインが多いため、フォーマルスーツよりもカジュアルスーツやジャケットに向いています。

ツイードは、堅めの生地となっていますが、着ていくうちに自然な質感へと変化していく特徴を持っているため、時間をかけて着用していくことがおすすめです。

サキソニー

「サキソニー」は、メリノウールを使用して薄手のツイード調に織られた毛織物を指します。元々、ドイツにあるサキソニー地方で生産されていたことからこのような名前がつけられました。

梳毛糸(そもうし)といわれるつるっとした糸を使い、うっすらと毛羽がかった素材感が特徴の生地です。生地自体は薄く、柔らかい生地感となっており、季節に合わせて調整できる万能な生地といえます。

秋冬スーツに使われることも多く、特にフォーマルスーツなどに使用されることが多い生地です。高級感を感じさせる生地感は、とても魅力的なため、多くの方から愛されている生地といえるでしょう。

ホームスパン

「ホームスパン」は、ツイード生地の一種ですが、太さの安定しない太番手の糸を使用して織ることで、ツイードよりもざっくりとした粗い生地になるのが特徴です。

主に羊などの短い毛や再生毛などで作った太い糸を使用して手織りされるため、弾力のある手触りや暖かい風合いが表現されます。

ホームスパンの特徴は、暖かい肌触りやしっかりとした生地感、手作り感のある温かみなど、他の毛織物にはない魅力が多いです。

ホームスパンで作ったスリーピーススーツなどは、おしゃれなメンズから大きな支持を得ているアイテムといえます。

素材

秋冬用スーツにおすすめの代表的な素材を2種類紹介します。

ウール

スーツに使用される素材の中で最もオーソドックスな素材が「ウール」です。

ウールは吸湿性や保湿性に優れているだけでなく、伸縮性も大きな特徴といえます。耐久性が高いにもかかわらず、快適な着心地が実現できるため、スーツを着る機会が多い方にとってはもってこいの素材です。

カシミヤ

品のある光沢や生地のきめ細かさが特徴の「カシミヤ」は、軽くて着心地が優れていることからスーツ素材としても多くの人から人気を集めています。

スーツだけでなく、マフラーや手袋など、さまざまなアイテムにも使用されており、肌触りの柔らかさが大きな魅力です。

秋冬スーツにぴったりなカラーや柄

生地や素材のおすすめはわかったけど、カラーや柄はどういったものを選べばいいのかわからないという方もいるはずです。

ここでは、秋冬スーツにおすすめのカラー、柄を紹介していきます。

カラー

秋冬スーツにおすすめの代表的なカラーを3種類を紹介します。

ネイビー

ネイビーのスーツは、どんな季節にも対応できる無難なカラーといえます。

秋冬シーズンでは、明るいネイビーは避け、ダークネイビーなどといった暗めのカラーを選ぶと、秋冬シーズンにマッチしたコーディネートができるでしょう。

暗めのネイビーを選ぶことで上品さや大人っぽさを演出することができます。季節感に合ったカラー選びとしては「暗めのネイビー」を意識して選ぶことが大切です。

ブラウン

ビジネスシーンでは、着用される機会が少ないブラウンですが、秋冬シーズンには温かみのあるカラーとしておすすめです。特に、オフィスカジュアルが多くの企業で浸透しており、カジュアルなスーツやジャケットなどでブラウンを取り入れる方が多くなりました。

ブラウンは、シャツやネクタイなどの秋色コーデとも相性が良く、スタイリングがしやすいことが大きな魅力です。秋はブラウン、冬は焦げ茶など、気温によって色を濃くするとマッチしたスタイリングにできます。

ただし、金融系などの社内規定が厳しい場合は、ブラウンがNGとなる場合も多いので注意して選ぶことが大切です。

グレー

グレースーツは、シャツやネクタイの存在感を際立たせることができるため、秋冬コーデを楽しむためにはおすすめのカラーです。

グレースーツは

  • 秋におすすめのボルドーのネクタイ
  • インパクトのあるダークグリーンのネクタイ
  • 温かみのあるブラウンのネクタイ

など、さまざまなカラーのネクタイにすっきりと合わせることができる万能カラーといえます。

ライトグレーでは誠実さ、ダークグレーでは知的さをプラスできるなど、カラーの濃さによって印象も大きく変わるので、どのような印象を与えたいのかで選ぶのもおすすめです。

秋冬スーツにおすすめの代表的な柄を3種類紹介します。

ストライプ

スーツの定番柄として有名なストライプですが、秋冬スーツではまた違った印象を演出することができます。

ストライプには「ピンストライプ」「シャドーストライプ」「チョークストライプ」など、さまざまなデザインが存在し、それぞれ与える印象が大きく異なるのが特徴です。

ストライプの間隔が狭くなればなるほど上品さを演出することができ、間隔が広ければ広いほどカジュアル感の強い印象を演出します。

また、ストライプの間隔だけでなく、ストライプ自体の太さも相手の印象を大きく変えるポイントになるので、どういった印象を与えたいのかで選択するといいでしょう。ストライプの間隔が広いものほど、柄がしっかりと表現できるので、柄を強調させたい場合は間隔の広いもの選ぶことがおすすめです。

チェック

ストライプと並んで、スーツの定番柄が「チェック」です。チェック柄には「グレンチェック」「シャドーチェック」「ウィンドウペンチェック」などさまざまな柄が存在しています。

秋冬スーツの特徴である素材感のある生地は、チェック柄とも相性が良く、季節感を表現するにはもってこいの柄です。秋冬スーツの特徴でもある温かみのある生地に、チェック柄が入ることでクラシックさがプラスされ、シーズンに合ったスタイリングに仕上げることができます。

最近、ウィンドウペンチェックが人気を集めており、クラシカルさが少ないかわりにスタイリッシュさがプラスされた柄です。合わせやすさに加えて、インパクトのある柄が強みの万能柄といえるでしょう。

ハウンドトゥース(千鳥格子柄)

日本で「千鳥格子」とも呼ばれているハウンドトゥースは、犬の牙の形に似ていることからそのような名前がつけられました。

ハウンドトゥースは、柄の大きさによって雰囲気が変わることが大きな特徴です。小さめな柄の場合は上品な印象を、大きめの柄の場合ではカジュアルな印象を演出してくれます。古典的な柄として、古くから使用されており、高級メンズブランドのスーツなどに採用されることが多いです。

品格のある雰囲気や落ち着いた雰囲気を演出できるので、大人の男性などが着用するスーツにはおすすめの柄といえるでしょう。

秋冬スーツを人一倍に着こなすテクニック

秋冬スーツを着用する際に、着用するシーンなどを意識していますか?実は着用するシーンを意識せずに同じスーツを着まわしている方も多いです。

ここでは、秋冬スーツを人よりもうまく着こなすためのテクニック「シーン別の着回し」を紹介していきます。

就職活動

就職活動中のスーツスタイルで、特に気を付けたいのが面接時の服装です。

就職活動中のスーツは、リクルートスーツが一般的です。秋冬用スーツはシックなデザインが多いので、ネイビーやブラックなどのスーツを選ぶようにしましょう。

また、秋冬用のスーツにはストライプやチェックなどといった柄が入っているデザインも多いですが、シャドウストライプ、シャドウチェックなど、無地に見えるような柄であれば問題なく着用することができます。

業界などによっては、ネクタイなどをウール素材のものを組み合わせると秋冬らしい温かみのある雰囲気を演出できるのでおすすめです。

仕事

秋冬用のスーツは生地に厚さや重さがあるため、春夏用と比べると重い印象に受け取られてしまうことが多くあります。そういった場合は、ネクタイやシャツのカラー選びで印象を軽くすることがおすすめです。秋らしいブラウンやボルドー、グリーン系のカラーを取り入れることで、全体の雰囲気を軽くすることができます。

基本的に仕事で秋冬用のスーツを着用する際は、職場のルールや周囲との状況などもあるため、これが正解!といったスタイルはありません。秋冬用のスタイルを楽しみたい場合は事前に会社や上司に確認しておくことがおすすめです。

結婚式(二次会)

結婚式で着用するスーツは、フォーマルな雰囲気が必須条件になります。選ぶ際にはブラックスーツかダークスーツを選ぶといいでしょう。

秋冬シーズンで活躍するスリーピーススーツなどを活用すると、上品かつフォーマルな装いに仕上げることができます。

二次会に参加する場合は、グレーなどの明るい色を選択すると華やかな印象を演出できるので試してみましょう。あくまで、新郎新婦が主役ということを忘れず、秋冬らしいコーディネートを心がけることが大切です。

秋冬スーツのレディースコーディネート集

秋冬スーツを着用する女性も多い中で、どのようなコーディネートにしたらいいのかわからないという方も多いはずです。

ここでは、秋冬スーツのレディースコーディネートを3選紹介します。

起毛素材のスーツにカーディガン

起毛感のある秋冬用のスーツで季節感を感じさせつつ、防寒対策もしっかりとできるコーディネートです。

少し明るめのスーツを選ぶことで、秋冬用スーツの重苦しさを感じさせずにスタイリングすることができます。また、インナーやシャツの上にダークネイビーなどのカーディガンを合わせることで、カジュアル感を出しつつ、しっかりとスーツスタイルを維持することが可能です。

スカートスタイルでもパンツスタイルでも対応できるので、好みで選ぶようにしましょう。

秋冬でも重くならないライトグレースーツ

秋冬用のスーツは、ネイビーやブラウン、ダークグレーなどといった暗めのスーツが基本です。しかし、秋冬にライトグレーを着用し、インナーに白のハイネックニットを組み合わせると秋冬らしい爽やかなコーディネートに仕上げられます。

パンツスタイルにすることで、爽やかさや女性らしさを演出できるのでおすすめです。

温かみのあるブラウンスーツにベージュのコート

秋冬には定番のブラウンスーツで季節感を出しつつ、ベージュのコートで女性らしさ、大人っぽさを表現するスタイルです。

ブラウンスーツだけだと重い印象になってしまいますが、ベージュのコートを合わせることで華やかさを表現できるためおすすめのコーディネートといえます。

秋冬スーツのメンズコーディネート集

レディース同様、秋冬スーツのメンズコーディネートを3選紹介します。

定番のダークネイビースーツ

秋冬用のコーディネートはどうしても暗くなってしまいがちです。しかし、ひと工夫加えるだけで印象が大きく変化します。

汎用性の高いダークネイビースーツに、ダブルカラーシャツとはっきりと柄の入ったネクタイを合わせることで、暗すぎないコーディネートにすることが可能です。Vゾーンに色味を加えることで立体的なスタイリングになり、おしゃれ度の高さを表現できるでしょう

起毛素材のスーツをシンプルに

秋冬スーツに定番の起毛感のあるスーツにべすとを合わせてスリーピーススーツとしてコーディネートするとまとまりのあるスタイリングに仕上げることができます。

秋らしいブラウンスーツやダークグレースーツを選ぶことで、季節感を取り入れながらシンプルに組み合わせることができるでしょう。

コーデュロイスーツにカジュアル要素をプラス

カジュアル感の強いコーデュロイ素材を使用したスーツは、特有のおしゃれ感があって、保温性などの機能性も抜群にいい秋にぴったりのスーツといえます。

そんなスーツに合わせるアイテムは、ボタンダウンシャツにカラフルなニットを合わせるのがおすすめです。カジュアル要素が強いため、着用するシーンなどを考慮してコーディネートしてみましょう。

この記事では、秋冬スーツの生地について見てきましたが、いかがでしたでしょうか。

生地やカラー、柄によってまわりに与える印象は大きく異なるものです。しかし、どのような生地を選んだらいいのか、どのようなカラーを選んだらいいのか、まだ迷っている方は「オーダースーツSADA」でフルオーダーを検討してみましょう。

オーダースーツSADAでは、経験豊富なスタッフによるアドバイスを受けながらその人に合ったフルオーダースーツの作成が可能です。

フルオーダーにも関わらず、19,800円〜(税込21,780円〜)という既製品スーツと変わらない圧倒的なコスパの良さが魅力です。生地はもちろんのこと、ポケットの位置やボタンの種類、裏地に至るまでさまざまなこだわりポイントを実現することができます。

スーツの作成にお困りの方は是非、オーダースーツを検討してみてください。

山畠 光優