黒スーツや黒ネクタイをビジネスシーンで使用するのはあり?普段使いでも上手に着こなすための方法を解説-オーダースーツSADAのアイキャッチ画像
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黒スーツや黒ネクタイをビジネスシーンで使用するのはあり?普段使いでも上手に着こなすための方法を解説-オーダースーツSADA

黒スーツや黒ネクタイはシックで知的な印象を与えられるアイテムではありますが、合わせ方次第ではお葬式を連想させてしまうため、普段使いするには選び方に注意する必要があります。そこで今回は、ビジネスシーンで黒スーツや黒ネクタイを着用する際の基本マナーやポイント、おすすめの黒ネクタイの種類について解説します。黒スーツや黒ネクタイを普段使いしようと検討している方は、ぜひ参考にしてください。

黒スーツや黒ネクタイの印象と基本的なマナー

本来黒スーツや黒ネクタイは、葬儀や通夜など、喪服として着用することの多いアイテムです。特に海外では黒スーツを普段使いすることはあまりないため、日本においても同様のイメージを持つ方は多いでしょう。

しかし、黒スーツや黒ネクタイは、選び方や合わせ方のポイントを押さえれば、普段使いしても問題のないアイテムです。そこでまずは、黒スーツ・黒ネクタイの基本的なマナーについて確認しておきましょう。

黒スーツや黒ネクタイの基本マナー

黒スーツや黒ネクタイの基本マナー

黒スーツと黒ネクタイは工夫次第で普段使いできるアイテムではありますが、セットでの着用は避けた方が無難です。

日本においては「黒ネクタイ+黒スーツ=喪服」という印象が強いため、黒いアイテムを揃えて着用すると、周囲からマナー違反と捉えられてしまいます。

ただし、一口に「黒」と言っても、スーツの黒にはさまざまな種類があります。冠婚葬祭を連想させにくい柄や生地の黒を選べば、黒スーツや黒ネクタイを普段使いしても問題ないことを覚えておきましょう。

黒ネクタイの普段使いが良くないと言われる理由

上述したように、黒スーツや黒ネクタイは弔事を連想させるアイテムであるため「普段使いは良くない」と考える人がいるのは事実です。

しかし、格式高いフォーマルシーンやビジネスシーンなどでの黒ネクタイの着用は、必ずしもNGというわけではありません。

TPOに合わせた着こなしを意識すれば、黒ネクタイを普段使いしても周囲に誤解を与えることはないでしょう。正しい知識を持つことで、黒ネクタイはスタイリッシュで厳格な雰囲気を演出できるファッションアイテムとして活用できます。

黒ネクタイは普段使いNG?よくある誤解と着こなしの工夫

黒ネクタイは普段使いNG?よくある誤解と着こなしの工夫

ここからは、黒ネクタイを普段使いするためのポイントを詳しく解説します。

シャツの色・柄・素材に工夫が必要

黒ネクタイを普段使いする際は、合わせるシャツのデザインに注意することが重要です。

冠婚葬祭の場では、黒ネクタイは白い無地のシャツと合わせるのが一般的であるため、普段使いする場合はそれ以外のシャツを選ぶようにしましょう。

具体的には、サックスブルーのシャツやストライプ柄のシャツ、柔らかい印象のリネンシャツなどを選ぶと、黒ネクタイと合わせても弔事のイメージを払拭できます。

爽やかで清涼感のあるデザインのシャツを選べば、黒ネクタイを普段使いしてもマナー違反と捉えられることはないでしょう。

黒ネクタイを普段使いでおしゃれに見せるポイント

黒ネクタイを普段使いする際は、合わせるスーツの選び方にも気を付けましょう。

弔事で着用するスーツは、マットな無地素材かつ「漆黒」と呼ばれる深い黒色の生地で仕立てられています。そのため、普段使いで黒ネクタイをおしゃれに見せたい場合は、それとは異なるデザインのスーツを選ぶことが大切です。

ツイードやコーデュロイ、ウール混などを使ったややカジュアル感のあるスーツを選べば、黒ネクタイを合わせてもかっちりし過ぎない印象に仕上がり、洗練された大人の雰囲気を演出できます。

この他、ピンストライプやシャドーストライプなどの柄物のスーツと合わせるのもおすすめです。黒ネクタイのシックな印象が際立ち、周りと差のつくスーツスタイルが完成しますよ。

ビジネスシーンで黒ネクタイを使う場合の注意点

ビジネスシーンで黒ネクタイを使う場合の注意点

上述したように、黒ネクタイはポイントさえ押さえれば普段使いできるアイテムです。そのため、ビジネスシーンで黒ネクタイを着用しても、必ずしもマナー違反に当たるわけではありません。

しかし、多くのビジネスマンがネイビーやグレーなどのネクタイを身につけていることからもわかるように、黒ネクタイは使い方によっては過度にかしこまった印象を与えてしまうため、ビジネスシーンで使うにはやや難易度の高いアイテムではあります。

ただし、扱いが難しいアイテムであるからこそ、基本的なマナーを押さえて合わせるアイテムにさえ注意すれば、黒ネクタイは自身のスーツスタイルを手軽に格上げしてくれる非常に便利なアイテムです。

安易に「黒ネクタイ=ビジネスシーンではNG」と考えるのではなく、「黒ネクタイ=きちんと選べばOK」という認識で、自分に合った黒ネクタイコーデを楽しんでみましょう。

就活で黒ネクタイはOK?

就活で黒ネクタイはOK?

就活で黒ネクタイを着用するのは、基本的には避けた方が無難です。理由はこれまで解説してきたように、黒ネクタイは弔事を連想させやすいアイテムであるためです。

特に社会人経験のない就活生が黒ネクタイを選んでしまうと、企業側から「この学生は非常識だ」と誤解されやすいため、たとえファッションに自信がある方でも、就活の場であえて黒ネクタイを選ぶのは非常にリスキーであるでしょう。

ただし、グレーに近い色合いの黒ネクタイや、ストライプ柄のカジュアルな印象の黒ネクタイであれば、マナー違反と捉えられない場合もあります。無地の黒ネクタイは避けた方が良いですが、手持ちのネクタイが黒色のものしかない場合は、リクルートスーツの色や柄にも注意してに合わせてみましょう。

季節別おすすめの黒ネクタイ

季節別おすすめの黒ネクタイ

黒ネクタイは、季節ごとにデザインや素材感を変えることで、よりおしゃれな印象が高まります。ここでは季節ごとにおすすめの黒ネクタイを詳しく紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

春の黒ネクタイ

春夏用のスーツを着用するため、比較的爽やかなイメージに合う黒ネクタイは、春らしい雰囲気を崩さない爽やかさ・軽やかさのある素材感&デザインのものを選ぶと良いでしょう。

リネンのネクタイなら透け感とさらっとした素材感で、春先にぴったりです。特にカジュアルなシーンなら、リネン特有のシワを活かしたこなれ感がおしゃれですよ。

夏の黒ネクタイ

「夏=リネン」というイメージを持つ方も多いですが、さらっとした夏コーデにあえてシルクの黒ネクタイを合わせて、高級感のある上品なスーツスタイルを楽しんでみてはどうでしょうか。

サマーニットのような素材感のネクタイを選んで、遊び心を加えるのもおすすめです夏ならではの素材のネクタイは伸縮性に優れ、使用感も抜群です。

秋の黒ネクタイ

秋は、厚みや重みのある秋冬用のスーツを着用し始めるシーズンです。秋の季節にぴったりなのは、季節感のあるスーツスタイルを上手にまとめてくれるウールのネクタイ。

全体をストイックかつシックな雰囲気に仕上げてくれるため、ワンランク上の秋のスーツスタイルが完成します。

冬の黒ネクタイ

冬のスーツには、ニットタイがおすすめです。黒でも重くなりすぎず、男性らしさやエレガントさを演出できるアイテムとして注目されています。

英国っぽいトラッドな雰囲気に仕上がるため、チェックジャケットやニットベストとも相性抜群です。

オーダースーツなら黒ネクタイも普段使いしやすくなる理由

オーダースーツなら黒ネクタイも普段使いしやすくなる理由

上述したように、黒ネクタイを普段使いするにはスーツ選びに気を付けなければなりません。

既製品のスーツだと黒ネクタイと相性が良いものを選ぶのに難航するかもしれませんが、オーダースーツであれば、黒ネクタイに合わせても違和感のない、程よくカジュアルでおしゃれな印象の一着を手軽に仕立てることができます。

「黒ネクタイが浮かない色合い」「適度に抜け感のあるジャケット」など、自身の好みや要望を反映させられるのは、オーダースーツならではの魅力です。

黒ネクタイと相性の良いネイビーやグレー系のツイードスーツなども仕立てられるため、オーダースーツを利用すれば、難易度の高い黒ネクタイを無理なくおしゃれに着こなすことができるでしょう。

黒スーツや黒ネクタイを普段使いで楽しみたい方にこそ、オーダースーツは非常におすすめの選択肢です。

まとめ|黒ネクタイは普段使いNGではない!マナーと工夫でおしゃれに使いこなそう

まとめ|黒ネクタイは普段使いNGではない!マナーと工夫でおしゃれに使いこなそう

今回ご紹介したように、黒ネクタイは「必ずしも普段使いNG」なわけではなく、着こなし次第で日常のファッションに取り入れることができるアイテムです。

基本的なマナーや選び方のポイントさえ押さえれば、黒ネクタイを活用して周りと差のつくスーツスタイルを完成させられるでしょう。

黒ネクタイと相性の良いオーダースーツを仕立てれば、自分ならではの個性が光る黒ネクタイコーデを楽しめます。気になる方は、ぜひお気軽に来店予約ください。

黒スーツに黒ネクタイは喪服の印象が強いため、普段使いは避けられがちですが、素材や合わせるアイテムを工夫すればおしゃれに着こなせます。ツイードなどカジュアル寄りのスーツやシャツと組み合わせることで印象が柔らかくなり、ビジネスカジュアルにも活用可能です。オーダースーツなら全体のバランスを整えやすく、黒ネクタイを普段使いしたい方にも最適です。

(構成/志田実恵)