【ネクタイの正しい結び方】初心者にオススメの簡単でオシャレな結び方を徹底解説!
ビジネスシーンなどでメンズスーツを着用する場合、ネクタイを締めることが常識です。いまでこそ、クールビズとしてノーネクタイが取り入れられている企業などもありますが、フォーマルなシーンではネクタイは欠かすことができないアイテムの一つといえるでしょう。そんなネクタイですが、皆さんは、正しく身に付けていられていますか?
「ネクタイの正しい結び方がわからない」
「シーンによって結ぶ方法を替えたほうがいいの?」
「ネクタイのおすすめの選び方を知りたい」
と考える方は少なくありません。ネクタイ一つで相手の印象を大きく変えてしまうことだってありえます。そこでこの記事では、ネクタイの基本的な結び方や選び方、シーン別に合う結び方を解説していきます。
ネクタイの名称を覚えよう
ネクタイはそれぞれの部位によって呼び方が存在します。詳しく知らないという方も多いので、覚えておきましょう。- ノット
- 大剣
- 小剣
- ディンプル
ネクタイの結び方、基本のスタイルを覚えよう
ネクタイの結び方には、いくつかのパターンが存在します。着用シーンやネクタイの素材などによって結び方を変えることで、相手に対してスーツスタイルをしっかりと理解している人というプラスの印象を与えることが可能です。 ここでは基本の結び方、4パターンを紹介します。プレーンノット
プレーンノットは、ビジネスシーンやフォーマルなシーン、結婚式やパーティーなどの華やかなシーンなど、多くの場面で対応できる最もポピュラーな結び方です。結び方も簡単で、誰でも取り入れることができるので、スーツを着て何十年も経つベテランの方から、スーツ初心者の新入社員の方まで多くの方に取り入れられています。 一般的なシャツから襟にボタンが付いているボタンダウンシャツまで、ほとんどのシャツと合わせやすい点がメリットとして挙げられます。 見た目の特徴としては、結び目が小さく、すっきりとした見た目になっているので、ネクタイのラインを綺麗に演出することが可能です。結び方
①ネクタイの大剣を長めに取り、小剣の上にクロスするように重ねる ②クロスさせて重ねた大剣を巻きつけるように後ろから一周まわす ③さらに後ろから前方面に半周まわし、大剣を小剣の後ろ側にもっていく ④首元にできた輪の部分に大剣を後ろから前に通してノックを作る ⑤結び目が小さくなるように、ノットを押さえながら小剣を下に引っ張って完成ウィンザーノット
ウィンザーノットは主にビジネスシーンにおすすめです。商談時や就職活動など、きちっとした印象を与えることが必要な場面に向いている結び方となっています。 ウィンザーノットは、襟の大きいシャツとの相性がいいので、ホリゾンタルカラーやワイドカラーなどがおすすめです。型崩れをさせたくない時にはぴったりの結び方となっています。 見た目の特徴は、結び目自体が大きな逆三角形になるので、上半身のバランスがうまく取れる見た目となります。結び方
①小剣を短めの長さに取り、大剣を小剣の上にクロスさせるように重ねる ②大剣を折り曲げるように後ろから持ってくる ③大剣を首元にできた輪の中に通して前に持ってくる ④通した反対から大剣を内から外に向けてまわすように持ってくる ⑤大剣を小剣の上にクロスさせ、首元にできた輪の中に大剣をまわし、上から通す ⑥小剣を引っ張りながらノットの形を整えて完成セミウィンザーノット
セミウィンザーノットは、プレーンノットとウィンザーノットの中間に位置している結び方となっており、ノットのボリュームがバランスよく作れます。結び目がウィンザーノットよりも小さくできるのでスタイリッシュな印象を与えることが可能です。 どんなシャツにも合わせやすいので、ネクタイの存在を気軽にアピールすることができます。 見た目はシンプルでありながらボリュームをしっかりと持たせることが可能です。きっちりとした印象を与えることができるので、ビジネスシーンなどの大事な商談におすすめな結び方となります。結び方
①小剣の長さを短めに取り、大剣を小剣の上にクロスさせる ②大剣を裏側に回し、前に持ってきて首元にできた輪の中に通す ③ノットを作るように大剣を一周させて内側から輪の中に通してノットにできたループの中に通す ④ノットを押さえながら小剣を引っ張って形を作り、完成ダブルノット
ダブルノットは、プレーンノットの巻き方にプラスもうひと巻きした結び方です。ネクタイの結び方の中でも、手軽にボリュームを持たせることができるので、ボリュームを持たせたいけど急いでいるといったビジネスの場面におすすめです。 どんなシーンにも対応できる結び方なので、幅広く活躍できる結び方ではないでしょうか。ダブルノットで注意したい点としては、どうしても結び目にボリュームが出るので、生地が厚いネクタイや幅の広いネクタイは避けたほうが無難です。 見た目は、結び目自体が縦に長くなる傾向にありますが、細身のネクタイを使用すると結び目が大きくなりすぎず、バランスの取れたスタイルに仕上がります。結び方
①プレーンノットと同様に、大剣を長めにとって小剣の上にクロスするように重ねる ②クロスさせた大剣を巻きつけるように後ろから二周まわす(プレーンノットでは一周のみ) ③首元にできた輪の部分に大剣を後ろから前に通してノックを作る ④結び目が小さくなるように、ノットを押さえながら小剣を下に引っ張って完成ネクタイの結び方、応用編にチャレンジ
基本のスタイルを覚えたところで、バリエーションを増やしたいと思う方もいるのではないでしょうか。そんな時に、ネクタイの結び方で応用編を覚えておくとさらにスーツスタイルの幅も広がります。 応用編を活用できれば、周りの方に差をつけることができるので余裕がある方を覚えておくことといいでしょう。ここでは応用編の3パターンを紹介します。エルドリッジノット
エルドリッジノットは、ノットが印象的で凝った形をしているのが特徴です。折り目のインパクトが強いので遊び心を持たせたい時などにおすすめとなっています。ビジネスシーンなどのきっちりした場面には向いていませんが、結婚式などの華やかな場面に適している締め方です。 ノットが特徴的なので、ネクタイは柄ものではなく、無地でシンプルなものを選ぶとノットを目立たせることができます。トリニティノット
トリニティノットは、ノットの折り目となる部分が3つに分かれている特徴的な結び方となっています。3重や3つなどを意味するトリニティをネクタイに取り入れたスタイルです。華やかな印象を与えることができるので、パーティーや結婚式などのお祝いのシーンなどに向いています。 ネクタイがストライプ柄だと、ストライプ柄と折り目の区別が付きづらくなってしまうので、無地のデザインや小さめのドット柄のデザインを選ぶのがおすすめです。クロスノット
クロスノットは、ノット部分に斜めの折り目のラインが入る遊び心溢れる結び方です。ネクタイはビシッとした印象を与えることができるアイテムですが、あえて着崩すように結ぶスタイルとなっています。 結婚式の二次会やカジュアルなパーティーなど、カジュアルなシーンなどに向いている結び方です。一般的なネクタイの結び方と違って、クロスノットの結び方は、小剣をメインに使って結ぶことになります。ノットが主役となる結び方なので、無地などのシンプルなネクタイを選ぶのがポイントです。これはNG!な結び方とは
ネクタイを結ぶ際にNGな結び方が存在するので解説していきます。 知らず知らずのうちにNG行動をしている可能性もあるので、相手への印象を悪くしないためにもNGな結び方を把握しておきましょう。シャツの第一ボタンを留めない
まず一つ目のNGとしては「第一ボタンを留めない」ということです。ネクタイをする際は、必ずシャツとセットで着用することが基本とされています。そこで、シャツの第一ボタンを留めずにネクタイを締める方が時々見受けられますが、NGです。 第一ボタンを留めずにネクタイを締めてしまうと、ノットができていたとしても留めていない第一ボタンがさりげなく見えてしまうことがあります。そうなってしまうと相手にだらしない印象を与えかねません。 しっかりと第一ボタンまで締めたうえで、ネクタイを結ぶようにしましょう。しっかりと上まで締めあげられていない
ネクタイを上まで締めあげられていなく、シャツとネクタイの間にスペースができてしまっていると、どうしてもだらしない印象になってしまいます。ネクタイを着用する際は、苦しくならない程度に結び目をしっかりと締めあげて、ビシッとした印象を作ることが基本です。 ネクタイは結び方に関わらず、ノックを押さえながら小剣を引っ張ることで上まで締めることができるので、着用の際にはしっかりと意識して締めあげるようにしましょう。ノットがきっちりと締められていない
ノットがしっかりと締められていなく、ゆるい状態になってしまうと野暮ったくなってしまい、Vゾーンの雰囲気が一気に悪くなってしまいます。せっかくネクタイを着用し、ビシッと決めるシーンだとしても、ノットが大きくなりすぎてしまってゆるい状態だと、だらしない印象を与えかねません。 相手への印象を悪くしないためにもノットをしっかりと締めることが大切です。ノット自体の大きさは大剣を引っ張ることで調整可能なので、ノットが固くなるまで大剣を引っ張って解決させましょう。ネクタイの柄や生地にも注目しよう
ネクタイは、柄や生地の組み合わせによっていくつもの組み合わせが存在します。着こなし方にも関わってくるので、季節やシーンに合ったネクタイを選ぶことが大切です。生地選び
- シルク
- ウール
- リネン(麻)
柄選び
- レジメンタル
- ドット
- 小紋柄